交通事故の瞬間を客観的に把握できるドライブレコーダーですが、データを記録するメディアは不安定で、事故の衝撃によりデータが確認できなくなることがあります。
もしそのまま復旧できないと、事故の証拠として利用できない・今後録画をするためには新しい機器を購入する必要があるなど、様々なトラブルが発生する可能性が高いです。
この記事ではドラレコのデータが確認できなくなる原因と、適切な復元方法を解説します。
目次
ドライブレコーダーのデータが消えた・上書きされた原因

ドライブレコーダーはデータ容量の限界を迎えると、古いデータの上に新しいデータを上書します。それ以外に、ドライブレコーダーのデータが消えてしまう原因は主に次の2つです。
- SDカードの論理障害
- SDカードの物理障害
SDカードの論理障害
これは、SDカードのデータが上書きされている、または、ファイルシステム(データを管理する本棚のようなもの)が壊れている状態です。
- SDカードに関するエラーメッセージが表示される
- SDカードに保存しているデータをフォーマットした
- システムファイルが破損している
処理中に抜いたり、電源が落ちた際に発生することがあるほか、事故後もドラレコを起動していると発生します。再起動では回復しないため、無理に使用しないようにしましょう。SDカードが認識しない時は以下の記事を参考にしてください。

SDカードの物理障害

- データ保持期間の限界
- 書き込み回数の限界
- 水没
- 静電気や過電圧
- 物理的衝撃
この状態のSDカードからデータを抽出するには、非常に高度な技術と専門知識が要求されるため、個人で対応することは事実上不可能です。
そもそも、ドラレコは常時記録を行うため、通常の使用よりも劣化しやすく、非常に不安定なメディアであるということを意識しておきましょう。
当社は、46万件以上の相談実績(算出期間:2011年1月1日~)をもとに、豊富な経験と高い技術力を持つ専門アドバイザーが対応しています。この実績に裏打ちされた高いレベルのサービスを提供すると共に、手術室レベルの清潔さを保つ「クリーンルーム」や、7,000台以上のHDDドナーを活用した迅速なデータ復旧が可能です。24時間365日体制で電話受付や無料診断を行っていますので、突然のトラブルでも安心してご相談ください。
自力で出来るSDカードのデータ復元(復旧)方法
ご自身で試すことのできる復元方法をご紹介します。大切なデータが保存されている、作業に自信がないなどの場合は無理に操作をせず、データ復旧業者に相談しましょう。
規格を確認して適切なPCに挿入する
SDカードには複数の規格が存在しています。まずは再生機器のPCが、各SDカードに対応しているかを確認しましょう。
最新のSDカードと古いパソコンの組み合わせだと互換性がなく、読み込みに対応しておらず、「フォーマットしてください」と表示される可能性もあります。
なお、ドライブレコーダーで使われるSDカードには、通常のSDカードよりも一回り小さい小型の「microSDカード」も採用されており、新しいmicroSDカードだと、古いPCでは再生できないことがよくあります。
SDカード、microSDカードが使用される主なメディア例
機器の再起動を行う
使用機器側(PCなど)に問題が発生している場合、再起動を行うことで解決する場合があります。ただし、再起動を繰り返しても症状が改善しない場合は、他の障害の併発を防ぐため、再起動を控えてください。
データ復元ソフトを利用して復元する
データ修復ソフトを使うと、破損したフォルダやデータを復元できることがあります。ただし、この方法はSDカード全体に負荷をかけやすく、復元に失敗すると、データが完全に上書きされ、専門業者でも対応が困難になってしまうリスクがあります。
データを安全かつ確実に取り出すためには、データ復元ソフトの使用は避けるのが賢明といえるでしょう。困ったときは、データ復旧業者に相談することをおすすめします。
自力で対応できない場合はデータ復旧の専門業者に相談する
自力で対応できない場合や、機器が物理的に破損している場合、個人での修復は困難です。重要なデータが含まれている場合、データ復旧専門業者に依頼するのが最も安全です。
データ復旧業者では、問題の根本原因を特定し、安全にデータを回復する最善の方法を提案できます。デジタルデータリカバリーでは、相談から初期診断・お見積りまで24時間365日体制で無料でご案内しています。まずは復旧専門のアドバイザーへ相談することをおすすめします。
デジタルデータリカバリーの強み
デジタルデータリカバリーは、「データ復旧専門業者14年連続データ復旧国内売り上げNo.1」の実績を持つデータ復旧業者です。データ復旧率最高値91.5%※1の復旧技術は、
「他社で復旧できなかった機器のご相談件数7,300件超」ですので、他社で復旧してもらえなかった機器であっても、デジタルデータリカバリーでは復旧できる可能性もございます。是非ご相談ください。
初期診断・相談・見積まで無料で対応可能
初期診断とは、機器に発生した障害の原因を正確に特定し、復旧の可否や復旧方法を確認する工程です。デジタルデータリカバリーでは、経験豊富な技術者が「初期診断」を行い、内部の部品にダメージを与えることなく問題を見つけます。
データ障害のパターン15,000種類以上もありますが、「ご相談件数46万件超」(算出期間:2011年1月1日~)を持つ当社は、それぞれの障害原因をデータベースから即座に情報を引き出し、原因を正確に特定できる体制を整えています。
※1(2023年10月実績。一部復旧:完全復旧に至らなかったが、一部復旧できた場合。完全復旧:復旧希望データを100%復旧できた場合。)
よくある質問
いえ、かかりません。当社では初期診断を無料で実施しています。お客様の機器に初期診断を行って初めて正確なデータ復旧の費用がわかりますので、故障状況を確認しお見積りをご提示するまで費用は頂いておりません。
※ご郵送で機器をお預けいただいたお客様のうち、チェック後にデータ復旧を実施しない場合のみ機器の返送費用をご負担頂いておりますのでご了承ください。
機器の状態によって故障の程度が異なりますので、復旧完了までにいただくお時間はお客様の機器お状態によって変動いたします。
弊社は、復旧完了までのスピードも強みの1つで、最短即日復旧・ご依頼の約8割を48時間以内に復旧完了などの実績が多数ございます。ご要望に合わせて柔軟に対応させていただきますので、ぜひご相談ください。
営業時間は以下の通りになっております。
365日24時間、年中無休でお電話でのご相談・復旧作業・ご納品・アフターサービスを行っています。お困りの際は是非ご相談ください。
電話受付:0:00~24:00 (24時間対応)
電話番号:0800-333-6302
来社受付:9:30~21:00
復旧できる可能性がございます。
弊社では他社で復旧不可となった機器から、データ復旧に成功した実績が多数ございます。 他社大手パソコンメーカーや同業他社とのパートナー提携により、パートナー側で直せない案件を数多くご依頼いただいており、様々な症例に対する経験を積んでおりますのでまずはご相談ください。
この記事を書いた人
デジタルデータリカバリー データ復旧エンジニア
累計相談件数46万件以上のデータ復旧サービス「デジタルデータリカバリー」において20年以上データ復旧を行う専門チーム。
HDD、SSD、NAS、USBメモリ、SDカード、スマートフォンなど、あらゆる機器からデータを取り出す国内トップクラスのエンジニアが在籍。その技術力は各方面で高く評価されており、在京キー局による取材実績も多数。2021年に東京都から復旧技術に関する経営革新優秀賞を受賞。