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パソコン

スタートアップ修復ができない・終わらない?Windows10/11での対処法を徹底解説

【Windows10】スタートアップ修復が終わらない、失敗してしまう際の対処法

Windows 10でスタートアップ修復が終わらない場合、パソコンに深刻な問題が発生している可能性があります。このままでは起動しないこともありますが、間違った対処をするとデータの消失や機器の損傷につながるリスクも高まります。

安全に問題を解決するために、この記事で原因や注意点、適切な対処法を確認しましょう。

スタートアップ修復ができない・終わらないとは?

Windowsパソコンが起動しないときは、まず「スタートアップ修復」を試してみましょう。これは起動の問題を自動的に見つけて直すツールです。ただし、修復が終わらない場合、システムやハードウェアに問題があるかもしれません。

エラーメッセージの例として、以下のようなものがあります:

  • 0x80070002
  • 0x80070003
  • 0x80070570
  • 0x8007025D
  • 0x8007045D
  • 0x8007001F
  • 0x80004005
  • 0xC0000225
  • 0xC0000001
  • 0xC000000E など

スタートアップ修復には通常10~30分かかりますが、深刻な問題では1時間以上かかることもあります。軽度のソフトウェア障害は修復できることもありますが、修復が2時間以上続く場合、パソコンに重大な障害がある可能性があります。

こうした場合、自力での修復はリスクが高いため、データ復旧の専門業者に相談することをおすすめします。

デジタルデータリカバリーでは、破損したファイル構造を解析してバイナリデータを修復し、物理障害や重度の論理障害からデータを復元します。これにより、復元ソフトで対応できない問題も解決し、正確な初期診断で故障原因を特定できます。

データ障害のパターンは15,000以上もありますが、当社では経験豊富な技術者が41万件以上の相談経験(算出期間:2011年1月1日~)迅速に原因を特定します。無料の初期診断も提供しており、365日24時間体制でご相談を受け付けていますので、お気軽にお電話ください。


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Windowsでスタートアップ修復が終わらない原因

Windows 10には「スタートアップ修復」という機能があります。これはパソコンが起動する際に問題があるシステムファイルなどを見つけて、自動的に修正するものです。しかし、スタートアップ修復がうまくいかない場合もあります。

その原因は大きく次の通りです。

パソコンがブルースクリーン(青い画面)になる原因や対処法については、以下の記事で詳しく説明しています。

パソコンの画面がブルースクリーンになる原因と対処法
ブルースクリーン(青い画面)が表示される原因と対処法を解説ブルースクリーンが表示された時の対処法は以下です。①外付け機器を取り外す②BIOS(UEFI)設定を見直す・初期化する③BitLockerを入力する④パソコンを強制終了して再起動する。 本記事では、ブルースクリーンが表示された時の原因と対処法を解説します。...

システムファイルの破損や不足・更新プログラムの不具合

システムファイルが破損したり不足していると、スタートアップ修復が失敗する原因となります。これは、Windowsの更新プログラムのバグやソフトウェアのインストール中に問題が発生することで起こることが多いです。

システムファイルが正常に機能しないと、パソコンは起動できなくなりますが、Windowsの回復環境を使えば修復が可能です。

ただし、データが消失するリスクがあるため、データを確実に復旧したい場合は、修復を続けながらデータ復旧の専門家に相談することをおすすめします。

システムリソースの不足

スタートアップ修復には一定のシステムリソースが必要です。リソースが不足していると、修復が途中で失敗することがあります。

これは、同時に実行されている他のプログラムがリソースを消費している場合などに発生します。システムリソースの不足を解消するために、不要なプログラムを終了させてから再試行することがおすすめです。

互換性の問題

古いOSでは最新のソフトウェアが対応できないことがあり、障害の原因となることがあります。OSの更新を検討してください。

特に、最新のアプリケーションやドライバーが古いOSで動作しない場合、起動時にエラーが発生することがあります。

常駐プログラムの干渉

常駐プログラムがスタートアップ修復を妨げることがあります。特に、セーフモードで正常に起動できる場合、常駐プログラムが原因である可能性が高いです。

スタートアップ修復が失敗する場合は、セーフモードで不要なプログラムを無効にしてから再試行することがおすすめです。

ハードウェアの不具合

物理障害

ここまでの問題は比較的軽度で、スタートアップ修復で解決できる場合もあります。しかし、ハードウェア障害(物理障害)が発生した場合、修復が困難になることがあります。

物理障害が発生したHDDでは「異音・異臭」「起動時の停止」「ブルースクリーン」「エラーメッセージ」「急なシャットダウン」などの症状が起こります。特に異音がする、画面が真っ暗になる、または10年以上使用している場合はハードウェアの故障が疑われます。SSDでは物理的な症状が出にくいため、自力で原因を特定するのが難しいです。

こうした物理的な障害は自力での対応が困難であり、データ消失のリスクが高いため、データ復旧の専門業者に相談することをおすすめします。

ただし、お持ちの機器がデータ復旧できるか、料金はいくらかかるのか、すぐに復旧できるのかなどの判断はデータ復旧業者に相談しなければわかりません。データ復旧を検討しているのであれば、まずは相談してみることをおすすめします。

デジタルデータリカバリーでは「電話」および「メール」で、24時間365日相談を受け付けています。

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Windowsでスタートアップ修復が終わらない時の注意点

スタートアップ修復が終わらない、失敗する場合は、以下の注意点を確認してください。

修復中は途中で終了しない

スタートアップ修復には時間がかかることがあるため、プロセス中は途中で終了しないようにしましょう。

修復を何度も繰り返さない

修復を繰り返すとパソコンに負荷がかかり、状態が悪化する恐れがあります。修復に失敗したら専門業者に相談するのが良いでしょう。

個人での対応はリスクが高い

個人での修復作業にはリスクが伴い、誤った対処でデータが復旧できなくなることもあります。重要なデータがある場合は、専門業者への相談をおすすめします。

 

Windowsでスタートアップ修復が終わらないときの対処法

スタートアップ修復が終わらない・失敗してしまった際の対処法を7つご紹介します。

ただ、上述したように個人での対処にはデータ消失のリスクが伴います。上記の対処法で解決できなかった場合、重度障害が起きている可能性がありますので、ご注意ください。

パソコンのデータ復旧・復元方法についてはこちら

接続している外部デバイスを取り外す

Windowsでスタートアップ修復が終わらない場合、まず試すべき対処法として、接続している外部デバイスを取り外しましょう。USBメモリ、外付けハードディスク、プリンターなどの外部デバイスが、起動プロセスに干渉して問題を引き起こすことがあります。

特に、USBポートに接続されているデバイスが原因でシステムが正しく起動できないことが多いため、1つずつ再接続し、どのデバイスがトラブルを引き起こしているかを特定してください。

セーフモードを起動する

スタートアップ設定の選択リスト

セーフモードは、スタートアップ修復できなかった原因部分をスルーするため、必要最小限のシステム環境でパソコンを起動させる機能です。セーフモードで起動できた場合であっても、トラブルが改善されたわけでなく、一時的な対処法に過ぎないこと理解した上で作業しましょう。

セーフモードで起動させる手順は、次のとおりです。

セーフモードで起動させる手順は
  1. 「詳細オプション」を選択
  2. オプションの選択画面から「トラブルシューティング」を選択。
  3. トラブルシューティング画面の「詳細オプション」を選択。
  4. 詳細オプション画面から「スタートアップ設定」をクリック。
  5. スタートアップ設定画面の、「4) セーフモードを有効にする」 または「5)セーフモードとネットワークを有効にする」を選択。
  6. パソコンがセーフモードで起動します。

「自動修復でPCを修復できませんでした」の対処法はこちら

システム復元を行う

復元ポイントが作成されていれば、システムの復元を利用して復旧できる可能性があります。 これはパソコンのシステムを、以前保存した復元ポイントまで戻す機能です。

システム復元を行う手順は、次のとおりです。

システム復元を行う手順
  1. 「詳細オプション」を選択。
  2. オプションの選択画面から「トラブルシューティング」を選択。
  3. トラブルシューティング画面の「詳細オプション」を選択。
  4. 詳細オプション画面から「システム復元」を選択。

ただしシステム復元は、 あくまで「システム」を復旧させる機能です。「データ」の復旧を考えている場合、データ復旧の専門業者に相談するのがベストな方法と言えるでしょう。

セーフモードからシステムファイルチェッカーを使う

システムファイルが破損している場合、システムファイルチェッカーツール(SFC)で異常をスキャンし、異常なファイルを修復することが出来ます。

システムファイルチェッカーツールは以下の手順で実行できます。

システムファイルチェッカーツールの操作手順
  1. 「Windowsマーク」を右クリックします。
  2. 検索窓に「Windows PowerShell」と入力し、当該アプリを開きます。
  3. 「sfc /scannow」を入力してEnterキーを押します。

この際、問題のあるシステムファイルが見つかれば自動修復されます。「検証100%が完了しました」のメッセージが表示されたら完了です。

ただし、システムファイルチェッカーツールは、多くの破損したシステムファイルを修復することはできますが、全てを完全に修復することはできません。

自動再起動を無効にする

自動再起動の停止

Windowsが不自然に再起動を繰り返す場合、自動再起動という機能が影響している可能性があります。まずは、セーフモードで起動後、次の手順で自動再起動が有効化されていないか確認しましょう。

タイトル
  1.  セーフモードで起動したら、「Windowsキー」「Rキー」を同時に押しましょう。
  2.  ファイル名を指定して実行の画面内が表示されたら、「sysdm.cpl」を入力する。
  3.  システムのプロパティのボックスの、「詳細設定」欄をクリックする。
  4. 「起動と回復」内の設定をクリックする。
  5. 「システムエラー」内の「自動的に再起動する」項目のチェックを外す。

ブートボリュームでchkdskを実行する

チェックディスク(chkdsk)とは、ファイルシステムに破損がないかをチェックし、修復を試みる機能です。

chkdskを実行する手順は次のとおりです。

chkdskを実行する手順
  1. Win+Rキーを同時に押しファイル名を指定して実行のウィンドウを開きます。
  2. cmdと入力しコマンドプロンプトを起動します。
  3. 「chkdsk d/f(Cドライブ名)」と入力し、Enterで実行します。

ただし、いつまでもコマンド修復が終わらない場合、重度の障害が起きている可能性があります。この場合、個人で操作をおこなうと、状態が悪化する恐れがあります。chkdskはパソコンに負担をかけやすいツールのため、繰り返しの修復は控えましょう。

チェックディスク(chkdsk)が終わらない|原因と対処法を解説
チェックディスク(chkdsk)が終わらない原因と対処法を徹底解説【Windows 10/11対応】チェックディスク(chkdsk)が終わらないときの原因や注意点、対処法をご紹介します。Windows10ではエラー検出時、チェックディスクによる修復機能が搭載されていますが、誤操作によるデータ消失を防ぐためにも、原因や正しい対処法を確認しましょう。データ復旧.comは、.データ復旧専門業者14年連続データ復旧国内売上No.1.。365日年中無休・最短即日復旧可能。トップエンジニアによる初期診断無料!HDD(ハードディスク)、RAID、NAS、サーバーなど、幅広く対応。...

ブート構成データ(MBR)を再構築する

Windowsも起動にかかわるブート構成データ(MBR)が破損している場合、それを再構築を行うことで、スタートアップ修復エラーを解消できる可能性があります。

MBRの再構築を行う手順は以下の通りです。

MBRの再構築を行う手順
  1. セーフモードから「詳細オプション」を選択しましょう。
  2. オプションの選択画面から「トラブルシューティング」を選択しましょう。
  3. トラブルシューティング画面の「詳細オプション」を選択しましょう。
  4. 「コマンドプロンプト」をクリックしましょう。
  5. コマンドプロンプトが起動したら「bootrec /fixmbr bootrec /fixboot bootrec /scanos bootrec /rebuildbcd」コマンドを入力してEnterキーを押しましょう。
  6. BIOS設定画面から起動順序を元に戻します。
  7. PCを再起動しましょう。

パソコンを初期化する

外部デバイスを取り外してもスタートアップ修復が終わらない場合、パソコンを初期化すると解決することがあります。しかし、初期化するとすべてのデータやアプリケーションが削除されるため、重要なデータはバックアップを取るか、初期化を避けてください

もしこれらの対処法でも解決しない場合、深刻な障害が発生している可能性があります。この場合、無理に修復しようとするとデータや機器を完全に損傷させる恐れがあるため、操作を控え、専門業者に相談することをおすすめします。

スタートアップ修復トラブルの復旧方法

上記の個人で出来る方法で解決できない場合内、HDDやSSDに問題がある可能性が高いです。より安全に復旧したい場合は専門業者に相談するようにしましょう。

業者の選定は「データ」または「PCの使用」どちらを優先させるかで判断しましょう。

パソコンの起動・使用を優先する場合

データよりもPCの起動や使用を優先したい場合はメーカーや修理業者に依頼しましょう。 メーカーや修理業者は破損部品を交換、修理することでパソコンを正常に起動出来るようにします。

しかし、データの初期化やマザーボードやHDDなどの部品交換が行われるため、データは保証されない点には注意して依頼しましょう。

メーカーやショップに修理依頼を出す前に、「パソコン内に必要なデータがある」「自力でデータ復旧できない」という場合、データ復旧の専門業者まで依頼するようにしましょう。

パソコン内のデータを優先する場合

PPCの使用よりも「データ」を優先させたい場合は、データ復旧業者に相談しましょう。 データ復元業者では、まず故障原因を特定し、故障原因に即した対処を行います。

デジタルデータリカバリーは、お電話またはメールでお問合せいただくと、弊社のデータ復旧アドバイザーが簡易的な診断と今後の対応方法について無料でご案内いたします。機器別の専門のエンジニアによる無料初期診断も行っていますので、お気軽にご相談ください。

こんな方は
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自力で対応できない場合はデータ復旧の専門業者に相談する


自力で対応できない場合や、機器が物理的に破損している場合、個人での修復は困難です。重要なデータが含まれている場合、データ復旧専門業者に依頼するのが最も安全です。

データ復旧業者では、問題の根本原因を特定し、安全にデータを回復する最善の方法を提案できます。デジタルデータリカバリーでは、相談から初期診断・お見積りまで24時間365日体制で無料でご案内しています。まずは復旧専門のアドバイザーへ相談することをおすすめします。

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電話番号:0800-333-6302

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この記事を書いた人


デジタルデータリカバリー データ復旧エンジニア
累計相談件数46万件以上のデータ復旧サービス「デジタルデータリカバリー」において20年以上データ復旧を行う専門チーム。
HDD、SSD、NAS、USBメモリ、SDカード、スマートフォンなど、あらゆる機器からデータを取り出す国内トップクラスのエンジニアが在籍。その技術力は各方面で高く評価されており、在京キー局による取材実績も多数。2021年に東京都から復旧技術に関する経営革新優秀賞を受賞。

 

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