主に外付け機器を接続した際に表示される「場所が利用できません」は、パソコンの強制終了やWindowsUpdate失敗などシステムエラーが原因となって発生することが多いです。
これはパソコンで正しい操作を行うことで解決することもありますが、中には個人で解決することが困難な場合もあります。特に、HDDに物理的障害がある場合、操作を続けるとデータ消失のリスクが高くなります。この場合、問題は自力で修復するのは困難のため、確実にデータを取り出す場合は、専門業者に相談することをおすすめします。
本記事ではエラー時のよくある状況と適切な対処法を紹介します。ぜひ参考にしてください。
「場所が利用できません」エラーが表示される状況としては主に以下が挙げられます。
外付けHDDやUSBメモリなどの記録媒体にアクセスしようとした時
「場所が利用できません」や「アクセスできません」と表示されるエラーは、外付けHDDなどの記録媒体にアクセスしようとする際に発生することがあります。
これは、Windowsがそのドライブを認識できない「RAWファイルシステム」状態が原因の一つで、ファイルシステムが破損・消失・紛失した可能性があります。
原因としては物理的・論理的な障害が原因であることが多く、無理に操作するとデータ消失のリスクが高まるため、速やかにデータ復旧の専門業者に相談することをお勧めします。
もし重要なデータを安全に復旧したい場合
データが不要で起動を優先したい場合は、ストレージの修理や交換を検討してください。もし重要なデータを安全に復旧したい場合は、データ復旧業者に依頼することが確実です。
経験豊富な業者であれば、適切な診断ツールと豊富な経験で原因を特定し、最適なデータ復旧方法を提案できます。当社の場合、15,000種類以上のデータ障害パターンに対応した豊富な経験を基に、迅速で無料の初期診断を提供しています。
46万件以上の相談実績(算出期間:2011年1月~)を活かし、障害原因をデータベースから瞬時に特定するシステムも整備済みです。24時間365日対応のサポート体制で、いつでもご相談いただけます。データトラブルでお困りの際は、お気軽にお問い合わせください。
USBドライブを使用した時
同様に外付け機器をパソコンに接続した場合、「場所が利用できません。…パラメーターが間違っています」と表示されることがあります。
このようなエラーメッセージが表示される原因はUSBポート(USBメモリなどの接続口)に問題があったり、不適切な取り外し、ファイルシステムの破損などが発生している可能性があります。
Windowsの更新やアプリのインストール後
更新プログラムのインストール後や、アプリに互換性がなく、システムがクラッシュした場合「場所が利用できません。…利用できない場所を参照しています」のエラーメッセージが表示されることがあります。
データをコピー・移動した
データのコピーや移動中に「場所が利用できません…データエラー(巡回冗長検査(CRC)エラー)」というエラーメッセージが表示されることがあります。
ZIPファイルを解凍する時
Zipファイルの解凍時に「場所が利用できません」などのエラーが出る場合、古い解凍ソフトが原因の可能性があります。ソフトを更新するか、別のソフトを試してみましょう。
また、受信したZipファイルが壊れている場合、「ファイルまたはディレクトリが壊れています」と表示されることも。これは電源の強制終了や容量不足が原因です。ファイルを再送してもらうか、不要データを削除して容量を確保してください。
エラーが解決しない場合、データ復旧業者に相談することでデータ損失を防ぐことができます。特に、大切なデータを安全に取り出したい場合、実績と技術力のある専門業者を選ぶことが重要です。
データ復旧業者は最新ツールと技術で破損したファイルやアクセスできなくなったデータを復旧できるため、自分での操作によるデータ消失リスクを避けられます。具体的には、24時間対応の無料相談窓口がある業者を活用し、状況を説明して適切な対策を受けましょう。
「場所が利用できません」エラーの原因とは?
パソコンや外付けストレージを使っていると、「場所が利用できません」というエラーメッセージが表示されることがあります。このエラーには、以下の原因が考えられます。それぞれの原因と対策を理解し、適切な対応を行うことが重要です。
ケーブルや接続部分の損傷
外付けHDDやSSDのケーブルが劣化、破損している場合や、パソコンのUSBポートに問題があると「場所が利用できません」と表示されることがあります。
また、接続が不十分な場合でもエラーメッセージが表示されることがあるため、まずはケーブルの再接続を試してみましょう。それでも改善されない場合は、ケーブルまたはUSBポートの物理的な破損が疑われるため、専門業者に相談することをおすすめします。
「ディスク構造が壊れているため読み取ることができません」エラーの対処法はこちら
ハードウェアの不適切な取り外し
外付けHDDやUSBメモリをデータアクセス中に抜く、または強制終了や停電で電源が突然遮断されると、「場所が利用できません」のエラーが発生することがあります。
これによりファイルの整合性が失われ、機器が正常に認識されなくなる場合があります。安全に取り外す手順を守りましょう。
パーティションの不具合
パーティションは、HDDやSSD内でデータの保存エリアを区切る技術です。パーティションが正常でないと、エラーが発生しデータの認識が不安定になることがあります。
特に分割操作に失敗した場合やソフトウェアの誤操作でパーティションが破損すると、「場所が利用できません」と表示され、データにアクセスできなくなります。
ファイルシステムの異常
ファイルシステムは、データをファイル形式で保存・管理するためのシステムです。このシステムが破損すると、ファイルが正しく読み込めなくなり「場所が利用できません」といったエラーが表示されます。
ファイルシステムの異常は、エラー修復ツールや互換性のあるアプリの再インストールで修復できることもありますが、深刻な破損の場合には高い専門技術が必要です。この場合、データ復旧業者に相談することでより確実な復旧が期待できます。
MFT・FATの破損
MFT(マスターファイルテーブル)やFAT(ファイルアロケーションテーブル)は、ファイルの位置や情報を管理するシステムです。
これらが破損すると、OSがファイルを認識できなくなり「場所が利用できません」というエラーが表示されることがあります。通常の修復では解決が難しいため、データ復旧の専門業者への相談をおすすめします。
復元ポイントの消失
Windowsのアップデート時に、復元ポイントが消失することがあります。復元ポイントは、システムの状態を過去に戻すためのデータです。
アップデート後に復元ポイントが消失した場合、問題が発生したらWindowsのバージョンを元に戻すことで解決できる場合もあります。
ストレージの物理障害
内蔵HDD/SSDや外付けストレージが物理的に破損すると「場所が利用できません」とエラーが表示されることがあります。この「物理障害」は以下のような症状を引き起こすことがあります:
- データが認識されない
- パソコンがフリーズしやすくなる
- 異音や異臭が発生(HDDのみ)
物理障害の原因には、落下や振動、水没、高温多湿環境での使用、経年劣化などが考えられます。思い当たることがある場合、データ復旧業者に相談するのが最も安全です。
メーカー修理ではストレージ交換によりデータが失われる可能性があるため、復旧を優先する場合はデータ復旧業者に依頼しましょう。
物理障害の個人での復旧は困難
物理障害は市販の修復ソフトで解決できず、無理な修復操作でデータが上書き消去される恐れがあります。異音やフリーズが頻発する場合は、物理障害に対応した専門のデータ復旧業者への相談をおすすめします。
当社では、経験豊富な技術者が機器を開けずに「初期診断」を行い、内部の部品にダメージを与えることなく問題を見つけます。データ障害のパターン15,000種類以上もありますが、46万件以上の相談経験(算出期間:2011年1月1日~)を持つ当社は、それぞれの障害原因をデータベースから即座に情報を引き出し、原因を正確に特定できる体制を整えています。
機器別エンジニアによる、無料の初期診断も行っていますので、お気軽にご相談ください。24時間365日体制で電話受付を行っており、今後の対応方法を無料でご案内いたします。
「場所が利用できません」と表示された時の対処法
「場所が利用できません」と表示された時の対処法は以下の通りです。
ケーブルを交換・再接続する
「場所が利用できません」とエラーが表示された場合、パソコンや外付けHDD/SSDのケーブルに破損や劣化が見られる場合は、機器に対応する新品のケーブルと交換し、再接続しましょう。
特に破損などが見られない場合も、ケーブルの差し込みが甘く、接続が不安定になっている場合があります。再接続を行いエラーメッセージが解消されるか確認しましょう。
この時にUSBポート(パソコンのUSBメモリやケーブルなどの差し込み口)にホコリやゴミが詰まっていれば、エアダスターなどを使用して掃除すると接続が安定することがあります。
パソコンを再起動する
「場所が利用できません」とエラーが表示された場合、パソコンで再起動することでエラーが解消されることがあります。再起動しても「場所が利用できません」と表示される、ブルースクリーンによってOSが起動しない場合は、データを記録する内蔵/外付けHDD/SSD、USBメモリ、SDカードなどが物理的に破損している可能性があります。
ブルースクリーンが表示される場合の対処法は、以下の記事で詳しく解説しています。
ネットワークの接続・設定を見直す
サーバーの共有フォルダを利用している時も「場所が利用できません」といったエラーが表示されることがあります。
この時共有フォルダにアクセスできなくなる場合や、データが開かないといった症状が現れます。この場合はネットワークの接続や設定を見直してみましょう。
デバイスマネージャーで状態を確認する
「場所が確認できません」とエラーが表示された時、記録媒体の内部に保存されたデータも確認できなくなることがあります。この場合はパソコンの「デバイスマネージャー」を利用しましょう。
デバイスマネージャーはWindowsパソコンの検索欄に「デバイスマネージャー」と入力すると表示されます。「場所が利用できません」と表示される機器を選択してデータの状態を確認しましょう。
チェックディスクを行う
チェックディスク(chkdsk)とはコマンドプロンプトに特定のコマンドを入力して、ディスクの状態をチェックする操作です。もしもエラーが発見されれば自動的に修復も行ってくれます。
チェックディスクの実行方法は以下の通りです。
- デスクトップ画面の検索欄に「コマンドプロンプト」と入力する
- コマンドプロンプトが表示されたら「管理者として実行」をクリックする
- 「chkdsk (任意のドライブ文字):/f/r/x」と入力してエンターキーを押す
- エラーチェックと自動修復が行われるので、しばらく待つ
- チェックディスクが完了したら「exit」と入力して画面を閉じる
以上の操作でエラーが修復された場合、エラーメッセージが解消され、内部のデータにアクセスできるようになります。
ただしチェックディスクは実行すると負荷がかかるため、異音や異臭、頻繁なフリーズが発生しているなど明らかに故障していることがわかる場合は、操作を控え、データ復旧業者まで相談してください。機器にかかる負担を最小限にして復旧作業を行います。
ウイルス対策ソフトを実行する
まれにウイルス(マルウェア)に感染して「場所が利用できません」と表示される場合があります。WindowsPCに搭載されている「WindowsDefender」や市販のウイルス対策ソフトを確認し、ウイルスに感染していた場合は対策ソフトを実行してウイルスを除去しましょう。
外付けストレージを交換・増設する
外付けストレージを新品に交換、あるいは新たに増設することで「場所が利用できません」というエラーメッセージを解消できる可能性があります。
ただし交換した外付けストレージを破棄してしまうと内部のデータを取り出すことができません。元の外付けストレージは専門家であるデータ復旧業者にデータの抽出を相談することで、破損したエラーなどは修復された状態でデータを取り出せることがあります。
フォーマットする
フォーマットとはストレージなどの記録媒体の中のデータ配列や形式を初期状態に整理することを指します。
「フォーマットしますか?」とエラーメッセージが表示されることがありますが、「はい」を選択するとデータが整理されてしまい、通常の方法でデータにアクセスすることができなくなります。
フォーマットを行うことで、システムエラーが解消されることがありますが、元データが重要な場合は行わない方が良いでしょう。
もし誤って機器をフォーマットして元のデータにアクセスできなくなってしまったら、データ復旧業者に相談することで、早く、より確実にデータを取り戻すことができます。
特に複数回フォーマットを行うと一般的なデータ復元ソフトでは復旧が難しくなりますが、数多くの復旧実績を持つデータ復旧業者に相談すれば、最短1日で復旧できる場合もあります。期日までにデータが欲しい方や、安全にデータを復旧させたい場合はぜひご相談ください。
高速スタートアップ機能を無効化する
高速スタートアップ機能とは、シャットダウンする時にメモリやCPUなどの状態を保存しておくことで、パソコンの起動を速くできる機能です。この機能が外部ストレージの起動を妨げてしまい、「場所が利用できません」のエラーメッセージが表示されることがあります。
高速スタートアップ機能を無効化する方法は以下の通りです。
- 「スタート」から電源オプションをクリックする
- 「電源の追加設定」をクリックする
- 「電源ボタンの動作を設定する」をクリックする
- シャットダウン設定にある「高速スタートアップを有効にする」のチェックを外す
- 変更の保存をクリックした後にパソコンを再起動させる
アクセス権を変更する
サーバーの共有フォルダなどにアクセスした時に「場所が利用できません」となった場合、アクセス権がないことが原因である場合があります。
この場合、会社内であればシステム担当者などにアクセス権を変更してもらうことでアクセスできるようになります。
一方で手動でアクセス権を変更することも可能です。以下の手順で操作を行いましょう。
- アクセス権限を変更するファイルやフォルダをクリックする
- 「プロパティ」をクリックし、「セキュリティ」タブをクリックする
- アクセス権限や許可を変更するユーザー名をクリックする
- 「編集」をクリックし、「グループ名またはユーザー名欄」からアクセスを許可するアカウントを選択
- アクセスを許可したい項目にチェックを入れたらOKをクリックする
- 拒否の項目にチェックが入っていれば、チェックを外すと、アクセス権が変更される
デスクトップの復元を行う
デスクトップの復元を行うことで「場所が利用できません」と表示されるエラーを解消できることがあります。
- デスクトップを右クリックし、「個人用設定」の「テーマ」から「デスクトップアイコンの設定」を開く
- アイコンをチェックしたらOKをクリックすると設定が保存される
デスクトップのパスをコピーする
互換性のないアプリのインストールやアップデートによって「場所が利用できません。…は利用できない場所を参照しています」と表示された場合、デスクトップのパスをコピーして復元作業を行う必要があります。方法は以下の通りです。
- エラーが表示されたらユーザーフォルダ下のデスクトップを「C:Windowssystem32configsystemprofile」に移動させる
- パソコンを再起動する
パソコンを以前のバージョンに戻す
この方法はWindowsUpdate後に復元ポイントが消失し、「場所が利用できません」と表示された場合に有効です。
- 「スタート」をクリックして「設定」のアイコンをクリックする
- 「更新とセキュリティ」から「回復」をクリックする
- 「前のバージョンのWindows 10に戻す」から「開始する」をクリックする
- 「以前のバージョンに戻す理由」を入力し、「次へ」をクリックする
- 「知っておくべきこと」を読み、「ロックアウトされないようにご注意ください」でパスワードを確認して「次へ」をクリックする
- 「以前のビルドに戻す」をクリックするとシステムが以前のバージョンに戻るので、しばらく待つ
- 以前のバージョンに戻ったら、前バージョンの Windows のアカウントとパスワードでログインする
ただしこの方法はWindowsのアップデート完了後、10日以内に行う必要があります。
OSを上書きインストールする
インストールメディアを使用してOSを上書きすることで、「場所を利用できません」といったエラーメッセージを解消できることがあります。
ただしこの方法は以下のデータが削除されてしまう恐れがあります。
- デスクトップアプリ
- セキュリティソフト
- 作成したファイル
- インストールしたアプリ
- インストールしたデバイスドライバー
- ユーザーデータ
一部のデータはパソコン上に残すこともできますが、誤ってデータを削除してしまうと取り返しのつかないことになります。必要なデータかどうか見分けがつかない場合は、上書きインストールは控えてデータ復旧業者まで相談しましょう。
破損・文字化けしたデータを修復し、データを引き継ぐことが可能です。
正常起動時の構成で起動する
パソコンを再起動し、詳細ブートオプションと呼ばれるトラブルシューティング機能から起動することで「…利用できない場所を参照しています」を解消することが可能な場合があります。具体的な手順は以下の通りです。
- パソコンを再起動する
- F8を押して「詳細ブートオプション」を起動する
- 「前回正常起動時の構成(詳細)」をクリックする
- Windowsが正常に起動したらエラーメッセージが出ないか確認する
zipファイル解凍ソフトを最新版にする
zipファイルを解凍した時に「場所が利用できません」とエラーメッセージが表示される場合は、解凍ソフトが最新版がどうか確認してください。
特にLhaplus、+Lhacaなどの解凍ソフトは最新バージョンに更新しなければ、システムが対応できずエラーメッセージが表示されることがあります。使用している解凍ソフトを最新版にアップデートするか別の解凍ソフトをダウンロードして解決しましょう。
データ復旧ソフトの使用
「場所が利用できません」と表示された原因が軽度のシステムエラーであれば、フリーソフトや市販のデータ復旧ソフトで解決できることがあります。
ただし、データ復旧ソフトを使用しても目的のデータが復旧できない場合は、繰り返し復旧ソフトを使用してはいけません。データが上書きされてしまい、完全に復旧できなくなる恐れがあります。このような状況では、データ消失のリスクが高まるため、専門業者に相談することをおすすめします。
データ復旧業者に相談する
「場所が利用できません」というエラーメッセージが表示され、どんな対処法を試してもデータにアクセスできない場合は、ストレージに物理的なトラブルが生じている可能性が高いです。
このような深刻なトラブルは、データ復旧の専門業者が頼りになります。クリーンルームや専門機器、そして熟練したエンジニアの手により、一般的な復旧ソフトやパソコン修復ツールでは解決できないデータの問題も解消できる場合があります。
特に、異音がする場合やCRCエラーが表示されている場合は、自己修復は危険です。無理に作業をするとデータが完全に失われるリスクがあります。早期対応がデータ復旧の鍵となりますので、必要なデータがある場合はすぐにご相談ください。
データが必要な場合は、データ復旧の専門業者に相談する
ハードディスク(HDD)やSSDの物理的な故障が発生した場合、パソコンはブート情報を正しく読み取ることができなくなり、結果としてOSが起動できなくなります。この問題の原因としては、以下のようなことが考えられます。
- 記憶装置内部の機械的な損傷
- 電子部品の劣化
- 電気的なショート
特に、HDDの場合は、ディスク内部のプラッタ(データが保存されている円盤)が物理的に損傷すると、ヘッドクラッシュと呼ばれる現象が発生し、データが読み取れなくなることが多いです。SSDの場合でも、内部のNANDフラッシュメモリが劣化したり、コントローラチップが故障すると、同様にデータが消失する危険があります。
ハードウェア障害が発生時、自己修復を試みるのはリスクが高い
このようなハードウェア障害が発生した場合、自己修復を試みるのは非常にリスクが高いです。なぜなら、物理的な故障に対して以下のような手段は効果がないためです。
- ソフトウェアツール
- 再起動などの一般的な修復手段
さらに、これらの操作を続けることで状況が悪化し、データが完全に失われるリスクが大きくなります。例えば、ヘッドクラッシュが発生したHDDを無理に動かそうとすると、プラッタにさらなる傷が付き、重要なデータが復旧不可能になることがあります。
こうした物理障害が疑われる場合、すぐにデータ復旧業者に相談することが重要です。データ復旧業者は、以下のような対応を行います。
- クリーンルームと呼ばれる特殊な環境での作業
- 損傷したHDDやSSDを分解し、損傷箇所を特定
- 専用の機器や高度な技術を駆使してデータを救出
クリーンルームは、ほこりや静電気を完全に排除した環境で、データ復旧を安全に行います。物理障害や重度の論理障害が疑われる場合、迅速にプロに相談することが重要です。
当社は、46万件以上の相談実績(算出期間:2011年1月1日~)を持ち、経験豊富な専門アドバイザーが対応しています。手術室レベルの清潔なクリーンルームや7,000台以上のHDDドナーを活用し、迅速かつ確実なデータ復旧を行います。
24時間365日、電話受付と無料診断を行っておりますので、いつでも安心してご相談ください。相談から初期診断・お見積りまで無料でご案内しておりますので、まずは復旧専門のアドバイザーへ相談することをおすすめします。
はじめてのデータ復旧業者は【技術力の高さ】で選ぶ
データトラブルの際、一番頼りになるのがデータ復旧業者です。しかし、初めてデータ復旧業者に依頼するとなると、どこに依頼したらいいのか分からない方も多いのではないでしょうか。
データ復旧業者を選ぶときの最大のポイントは、【技術力の高さ】です。
データ復旧は手術と同様、何度もできるものではありません。失敗してもやり直しがきくものではなく、繰り返すたびに復旧率が下がっていくので、最初の対応が復旧率を握るカギとなります。もし絶対に取り戻したい大切なデータがあれば、確かな技術力を持つ業者に依頼すべきでしょう。
技術力が高いデータ復旧業者を選ぶ3つのポイント
全国100社以上あるといわれるデータ復旧業者の中で技術力が高く、信頼できる業者を選ぶ3つのポイントを解説します。おさえておくべきポイントはこちらです。
- POINT:1 復旧実績や復旧率が数字で明記されている
- POINT:2 他社で復旧できなかった機器からも復旧実績がある
- POINT:3 復旧ラボを公開し、自社内に復旧設備を揃えている
POINT:1 復旧実績や復旧率が数字で明記されている
復旧実績や復旧率は、多くの場合、公式Webサイトで確認できます。特に実績が誰が見ても客観的に判断できる「数字」で明記されている企業は、信頼性が高いと言えます。
データ復旧業者の中には、明確な根拠数字を記載していないケースもあります。そのような業者は技術力を有していない可能性があるため、信頼できる業者とは言い難いです。
「国内最高レベル」など、曖昧な言葉のみで具体的な復旧実績について公開していない業者もあるため、過去の実績についてしっかり確認するようにしましょう。
POINT:2 他社で復旧できなかった機器からも復旧実績がある
「メーカーや他のデータ復旧業者で復旧できなかった機器から復旧実績がある業者」は技術力が高いと言えます。官公庁、国立大学法人、上場企業の復旧件数が多い業者も、信頼がおけます。
データ復旧は、機器の種類や障害の程度によって難易度が異なります。業者によって対応できる障害レベルにも差があるため、技術力の低い業者に依頼すると、復旧に失敗するリスクがあります。
他社で復旧できなかった機器でも復旧実績のある業者は、高難度の障害に対応している、技術レベルの高い業者と言えます。
POINT:3 復旧ラボを公開し、自社内に復旧設備を揃えている
データ復旧の業者の中には、自社で復旧作業を行なわず外注したり、自社内に専用設備を持たない業者も存在します。
そのような業者に依頼してしまうと、誤った処置が行われ、大切なデータを失う可能性があります。
復旧ラボを公開し、見学を受け付けている業者であれば、自社内できちんと復旧作業を行なっていることがわかるので安心です。
国内で復旧ラボを構えている業者は限られています。Webサイトの情報だけではわからないことも多く、実態を知るには直接ラボの様子を確認するのが一番安心です。
データ復旧は「デジタルデータリカバリー」にお任せください
当社はデータ復旧専門業者 14年連続データ復旧国内売上No.1(※)として多くのお客様に選ばれ続けています。そして技術力が高く、信頼できる業者を選ぶ3つのポイントをすべて満たしており、自信を持ってデータ復旧の作業をさせていただきます。
※データ復旧専門業者とは、自社及び関連会社の製品以外の製品のみを対象に保守及び修理等サービスのうちデータ復旧サービスを専門としてサービス提供している企業のこと
※第三者機関による、データ復旧サービスでの売上の調査結果に基づく(集計期間:2007年~2020年)
- POINT:1 復旧実績や復旧率を数字で公開しています
- POINT:2 他社で復旧不可からも多数復旧に成功しています
- POINT:3 復旧ラボをすべて公開・自社内設備で復旧しています
POINT:1 復旧実績や復旧率を数字で公開しています
当社はデータ復旧国内トップクラスの実績を誇っており、復旧率最高値 95.2%(※1)の技術力をもって、あらゆるメディアからのデータ復旧に対応しています。また、官公庁や国立大学法人・上場企業を含めた、日本中のお客様のデータの復旧に対応しており、累計41万件以上のご相談実績(※2)があります。
しかし残念ながら、データ復旧業者の中には技術力が低いにも関わらず、「我々は高い技術力を持っています」など、明確な数字を出さずに曖昧な表現をしている復旧業者が多数あります。そのような復旧業者は、実績が少なかったり、社内に専用設備を持っていない可能性が高いため、注意しましょう。
当社では、「本当に技術力の高い会社であれば、復旧率で明確な根拠を示すべき」と考え、つちかった技術力に自信があるからこそ、復旧実績や復旧率を公開しています。
POINT:2 他社で復旧不可からも多数復旧に成功しています
当社では、同業他社では復旧不可能とされた機器のご相談も7,000件以上(※3)対応しており、重度障害からのデータ復旧に多数成功しています。
技術力の高い業者ほど、他社で復旧不可能と判断された機器の復旧実績が高くなる傾向にあります。
当社は、他社様を上回る症例数を復旧しているからこそ、同業他社で復旧不可能な障害でも、当社で復旧が可能となっています。諦める前に、まずはご相談ください。
POINT:3 復旧ラボをすべて公開・自社内設備で復旧しています
当社は復旧ラボを公開し、見学を受け付けており、直接ラボの様子を確認していただけます。クリーンルームを含め、国内最大級の自社内復旧ラボで復旧作業を行っており、エンジニアの作業風景をWebサイトやSNSで発信しています。
大切なデータを預ける上で、その業者の実態が分からないと信用できませんよね?社内風景や、実際に復旧に携わるエンジニアの顔が見えることは、非常に重要な点と言えます。
データ復旧業者の中には、復旧ラボを社内に保有していなかったり、外注や、個人でも試せる復旧ソフトを使用するだけで、作業を行わない業者も存在します。Webサイト上に掲載している社内風景と、実態が異なる怪しい業者も少なくありません。セキュリティなどを理由に、実態を明かさない復旧業者は、怪しいと判断した方が良いでしょう。
※1:2018年2月実績 復旧率=データ復旧件数/データ復旧ご依頼件数 (2017年12月~2024年6月の各月復旧率の最高値)
※2:期間:2011年1月1日~
※3:期間:2016年6月1日〜
デジタルデータリカバリーが選ばれる理由について、詳しくはこちらで紹介しています。
↓まずはお気軽にご相談ください↓
復旧~納品までの流れ
最短当日復旧!まずはご相談ください
当社では、初期診断は最短5分、ご依頼いただいた機器の約8割が48時間以内に復旧完了しています。ご相談・初期診断・お見積りまで無料でご案内しています。
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対応メーカー例
デスクトップ・ノートパソコンメーカー表
- Dell
- Lenovo
- HP
- NEC
- マウスコンピューター
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- Dynabook
- ASUS
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- VAIO
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※その他各種メーカーにも対応しております。 現状弊社で対応できないメーカーはございません。
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データ復旧の料金について
データ復旧費用は4つの要素で決まります
-
1総ディスク容量
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お電話いただければ、専門のアドバイザーがお客様の状況を伺い、概算のお見積もりと復旧期間をお電話にてお伝えいたします。その後、無料初期診断(お見積もり)のご案内を差し上げることもできますので、金額面についてもお電話にてご相談ください。
データ復旧料金の目安
500GB未満 | 5,000円〜 |
---|---|
500GB以上 | 10,000円〜 |
1TB以上 | 20,000円〜 |
2TB以上 | 30,000円〜 |
※こちらに掲載されている金額は、あくまで総ディスク容量を元にした目安の金額です。 障害内容により、金額が異なりますので、まずはお電話にてご確認ください。
当社復旧費用のおすすめポイント
復旧料金は、診断結果に基づいたプラン(成功報酬制あり)をご提示いたします
当社では、機器の障害状況を診断させていただき、プランをご提示いたします。
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※症状により、復旧の可否にかかわらず作業費を頂戴する場合がございます。作業費が発生する可能性がある障害に関しては、事前にお客様に状況をお伝えした上で、作業費を発生させて復旧作業に着手するか、そのまま復旧作業に着手せず機器をご返却するかをご判断いただきます。
弊社の独断で復旧作業を遂行し、作業費を請求する事はございませんのでご安心ください。
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お見積もり後に追加で作業料金を請求することはありません。復旧の度合いにより、お見積もりから減額される事はあっても高くなる事はございませんのでご安心ください。
※納品用メディアのご購入やその他追加サービスへのご加入については別途料金が発生いたします。
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※ 掲載の許可を得た法人様の一部を紹介させていただいております。
よくある質問
いえ、かかりません。当社では初期診断を無料で実施しています。お客様の機器に初期診断を行って初めて正確なデータ復旧の費用がわかりますので、故障状況を確認しお見積りをご提示するまで費用は頂いておりません。
※ご郵送で機器をお預けいただいたお客様のうち、チェック後にデータ復旧を実施しない場合のみ機器の返送費用をご負担頂いておりますのでご了承ください。
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土日祝日問わず、年中無休でお電話でのご相談・復旧作業・ご納品・アフターサービスを行っています。
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弊社では他社で復旧不可となった機器から、データ復旧に成功した実績が多数ございます。 他社大手パソコンメーカーや同業他社とのパートナー提携により、パートナー側で直せない案件を数多くご依頼いただいており、様々な症例に対する経験を積んでおりますのでまずはご相談ください。
この記事を書いた人
デジタルデータリカバリー データ復旧エンジニア
累計相談件数46万件以上のデータ復旧サービス「デジタルデータリカバリー」において20年以上データ復旧を行う専門チーム。
HDD、SSD、NAS、USBメモリ、SDカード、スマートフォンなど、あらゆる機器からデータを取り出す国内トップクラスのエンジニアが在籍。その技術力は各方面で高く評価されており、在京キー局による取材実績も多数。2021年に東京都から復旧技術に関する経営革新優秀賞を受賞。