パソコンがつかない・立ち上がらないといった電源トラブルは、充電切れやケーブルの断線といった些細なものから、機器本体やデータを保存するストレージ(HDD/SSD)が破損する深刻なものまで様々です。
本記事ではパソコンがつかない・立ち上がらない原因と対処方法について解説します。
自力でできる対処法に加えて、パソコンの電源トラブルが深刻な場合の対処法も記載していますので、迅速に対処し、パソコンや保存データを守りましょう。
目次
パソコンがつかない・立ち上がらないときの症状
パソコンがつかない・立ち上がらないと一口に言っても、様々な症状があります。
以下は症状の一覧です。
- 画面に何も表示されない
- 電源ランプが点滅している
- 異音や異臭がする
- 電源ボタンが反応しない
パソコンから駆動音がする場合や、電源ランプすらつかない状態など様々です。無闇に強制終了したり、本体を叩いたりすると故障の原因となりますので、落ち着いて簡単な対処法から試してみましょう。
パソコンが起動しない・立ち上がらない場合の対処法についてはこちら
パソコンがつかない・立ち上がらない原因とは
パソコンの電源がつかない・立ち上がらない原因は大きく分けて3つの原因に大別されます。
筐体破損
筐体破損とはパソコン本体の破損を言います。パソコンの外装やキーボード・ディスプレイの破損などが主に該当します。
特にパソコンが起動しない場合は、電源ボタンの故障や、マザーボードと呼ばれるCPUやパソコンの周辺機器に命令を出す部品が破損し、パソコンが立ち上がらなくなることがあります。
論理障害
論理障害とは、パソコンの起動にかかわるデータやプログラムが何らかの理由によって破損した状態です。システムが破損する原因としては、突然の電源遮断や、不適切な操作によるデータ削除です。
この場合、エラーメッセージやブルースクリーンが表示されることが多くあります。たいていの場合は、「スタートアップ修復」「セーフモード起動」「初期化」で解消することも多いのですが、同時に物理障害も併発している可能性がありますので、自力で対処できない場合、正確な診断が必要となります。
物理障害
物理障害とは、HDD/SSDなど記憶装置が物理的に破損した状態です。HDDの寿命は平均3~5年と言われており、長期間使用することによりディスク部分に傷がつき、ある日突然パソコンが起動しなくなるということも珍しくありません。
物理障害では、システム破損と同様に「ロゴ画面で停止する」「ブルースクリーンが表示される」「黒い画面に白い文字でエラーメッセージが表示される」といった症状が見られるほか、HDDだと「カッツン」「カチカチ」といった異音が生じることがあります。
この場合、自力でデータを取りだそうとすると、内部の故障状況が悪化してしまう可能性が高く、非常に危険です。
物理障害のデータ復旧では、次の設備や人員を用意する必要があります。
- 手術室レベルに清浄なクリーンルーム設備
- 製造年やメーカーごとに適合するドナー部品
- 膨大な経験に裏打ちされた専門エンジニア
原則、物理障害は個人で対応できないため、「安全にデータを復旧したい」場合は、自力で対処せず、信頼できるデータ復旧サービスに相談することをおすすめします。
データ復旧業者では、物理障害の発生したHDDからの復旧にも対応しています。内部のデータを確実に取り出したい際は、自力での操作を控えて業者への相談をおすすめします。
デジタルデータリカバリーでは、365日年中無休で電話相談や初期診断を無料で行っております。
パソコンが真っ暗になった原因を自分で区別することは難しい
論理障害と物理障害では、フリーズ・フォーマット要求・ブルースクリーンなど多くの症状が共通しており、障害原因の見分けがつかないことがよくあります。
障害を特定できない状態で、修復ツールを不用意に使うのは控えましょう。安易に自力で対処すると、物理障害の悪化や、データ上書きのような論理障害を併発し、より復旧が困難になってしまいます。
特に物理障害が発生したHDDから個人でデータの取り出しを行うのは、ほぼ不可能です。HDDはナノ単位で動作する超精密機器であり、部品交換など修復作業では、専門設備(クリーンルーム)でHDDを開封し、経験を積んだエンジニアが作業する必要があります。
「故障を判別できない」「安全にデータを取り出したい」という場合は、以下の記事を参考にして下さい。
パソコンがつかない・立ち上がらないときにすぐに試せる対処法
パソコンがつかない・立ち上がらない場合、ごく簡単な作業だけで状態を回復できることがあります。パソコン知識が不要なものも多いので、パソコンがつかない・立ち上がらない場合にまずは試してみましょう。
電源ケーブルを差し直す
電源ケーブルが差し込まれていなかったり、差し込みが甘い、配線を間違えていた場合は、正しい向きで電源ケーブルを差し直しましょう。
充電する
パソコンの電源ランプが点灯しない場合は、充電切れの可能性があります。
付属の充電アダプタや市販のケーブルなどを使用して充電しましょう。充電中にパソコンの操作を止めると、より早く充電が完了します。
直近の充電までのタイミングが異常に早い場合は、バッテリーを確認しましょう。
バッテリーを確認する
バッテリーの減りが異常に早い場合は、パソコンのバッテリーを確認しましょう。
バッテリーを確認する方法は以下の通りです。
- パソコンの電源を切り、周辺機器を取り外す
- パソコンの説明書やメーカーのWebサイトからバッテリーの位置を確認する
- バッテリーのカバーをドライバーなどの工具を使い取り外す
- パソコンの説明書などの記載を元に、バッテリーの固定具を適切に取り外す
- バッテリーの容量、シリアル番号、製造元などバッテリーの状態を確認する
- 液漏れなどの明らかな異常がない場合は、バッテリーを再度取り付けて再起動を行う
バッテリーに異常や初期不良があった場合はメーカー・修理業者に依頼して、バッテリーを交換してもらいましょう。
熱をさます
パソコンの連続使用を行うと、パソコンの集積回路である「CPU」が非常に高温になります。パソコンの部品は熱に弱いため、一定以上の温度に達するとCPUに危険と判断され、動作を停止する仕組みになっています。
熱により動作が停止した場合は、パソコンの使用の中止、温度の低い部屋で作業する、パソコン用冷却アイテムを使用して、パソコンの熱を冷ましましょう。
放電する
パソコンが静電気などが原因で帯電状態にあると、電源がつかなくなることがあります。この場合は、放電することで元通り立ち上がることがあります。具体的な手順は次の通りです。
- パソコンから電源コードやその他のケーブルをすべて外す。
- パソコンからバッテリーを取り外す。
- バッテリーのプラスとマイナスの両方の端子に金属製のもの(ドライバーなど)を触れて、バッテリーを放電させます。
- バッテリーをコンピュータに再装着します。
- 電源コードと他のすべてのケーブルをコンピュータに再接続します。
エラー処理が完了するまで待つ
パソコンがつかなくても、駆動音やランプが光っている場合、バックグラウンドで更新やエラー処理を実行している場合があります。
エラー処理には通常30分から1時間かかりますが、業務用パソコンなど容量の大きいパソコンの場合は半日以上かかる場合もあります。
一般的なパソコンでいつまでもエラー処理が終わらない場合は、別の方法を試しましょう。
再起動を行う
パソコンがつかない・立ち上がらないときには再起動が有効な場合もあります。
しかし、パソコンに入ることができないため、電源ボタンを直接押して、再度電源ボタンをつけることになります。
一度の再起動でも起動できなかった場合は、繰り返し再起動を行うとデータが破損することがあるため、データの必要性に合わせて専門の業者に依頼しましょう。
周辺機器や内部のディスクを取り外す
USBメモリやBluetoothイヤホンなどパソコンの起動時に、周辺機器が接続していると、パソコンが立ち上がらなくなることがあります。
これは周辺機器がパソコンの起動時にシステムへの干渉が発生するためです。
パソコンを掃除する
パソコンの「ファン」は内部のの熱を逃がす役割をもっていますが、同時に空気とホコリも吸い込みます。
ホコリが溜まるとパソコン内の熱を上手く逃がすことができず、熱暴走につながる恐れがあります。
パソコンが起動しないときはファンにホコリが溜まっていないか確認しましょう。
また、掃除をする際は電源コードを抜いて作業しましょう。
メモリーを差し直す
パソコンを自分の使いやすいように改造される方は、メモリーの交換時に誤った方向に差し込んでしまったり、パソコンに対応していないメモリーを差した場合があります。
メモリーを元通り差し直すとパソコンを立ち上げられる場合があります。
メモリーを差し直す手順は以下の通りです。
- パソコンの電源を切り、ACアダプターなどの周辺機器も取り外す
- パソコンの説明書やメーカーのWebサイトから、メモリスロットの場所とアクセス方法を確認する
- メモリの固定具を外す
- メモリを持ち上げて垂直に引き抜く
- メモリスロットに正しい向きでメモリを差し込む
- メモリの固定具がロックされたらパソコンを再起動する
F1 キーを押してBIOSを起動させる
F1キーは多くのパソコンで「BIOS設定画面」にアクセスするショートカットキーです。
BIOSはパソコンを起動させるソフトウェアです。WindowsやMacの起動にも関与しています。
F1キーでBIOS設定画面に入り、BIOS設定を変更・初期化することで正常に起動できるようになることがあります。
またF1キーを押すとエラーメッセージが表示され、原因がどこにあるか明確にすることができます。
詳細なBIOS設定の変更初期化の手順はこちらもご覧ください。
別のモニターに交換する
パソコンのモニターが破損している場合は、画面に何も映らなくなります。モニターを交換して、新しいモニターに接続し直しましょう。
ケーブルを交換・再接続する
パソコンがつかない・立ち上がらない場合に疑われるのは、電源ケーブルの劣化や断線です。 特にケーブルの根本は断線しやすいので、差し込む角度によっては電源がつくケースもあります。
しかし、断線したケーブルの使用を続けると火災の危険があるため、新しいケーブルに交換しましょう。
パソコンがつかない、立ち上がらないときはデータ復旧業者に相談する
物理的に破損したパソコンで「安全かつ最速でデータを復旧したい」場合、自力で対処せず、信頼できるデータ復旧サービスに相談することをおすすめします。
なぜなら物理的な破損があるパソコンからデータ復旧を行うには、精密機器を安全に復旧する高度な専門設備や、膨大なデータ復旧件数に裏打ちされた、高度な解析技術が必要不可欠となるからです。
とくにHDDはナノ単位で動作する精密機器で、わずかなチリが付着するだけで読み書きが不可能になるため、開封・部品交換するためのクリーンルームが必要です。
大切なデータを取り戻したい場合は、一度、無料の初期診断を受けてみることをおすすめします。デジタルデータリカバリーでは、365日年中無休・最短即日復旧可能で、電話相談およびトップエンジニアによる初期診断も無料で行っております。まずはご相談ください。
パソコンが起動しない・立ち上がらないときに自力でできる対処法
再起動やケーブルの差し直しなどを試してもパソコンが起動しない場合は、特定のキーを入力して設定を行う方法や、最低限の機能でパソコンを立ち上げ、エラー修復を行う方法があります。
難易度は高いですが、パソコンが起動しない・立ち上がらないときに自力でできる対処法は以下の8通りです。
セーフモードで起動する
セーフモードとは最低限の機能でパソコンを立ち上げる方法です。
この機能を使用することで、OSを立ち上げて操作することができるようになります。
セーフモードで起動する方法は以下の通りです。
- 正しく起動できなかった場合に表示される「詳細オプション」を選択
- 「トラブルシューティング」を選択する
- トラブルシューティング画面の「詳細オプション」を選択する
- 「スタートアップ設定」を選択する
- スタートアップ設定画面の、「4) セーフモードを有効にする」 または「5)セーフモードとネットワークを有効にする」を選択する
パソコンが正常に起動し、画面上にセーフモードと記載されていたら、立ち上げに成功しています。この後にエラーを修復する対処法を実行しましょう。
もしセーフモードで起動できない場合は、障害が深刻な可能性が高いため、データが必要な場合はデータ復旧業者に相談しましょう。
画面の明るさを設定する
単に画面が暗すぎて何も映っていないように誤解している可能性もあります。
画面が暗い状態の場合は、設定から明るさを調節しましょう。手順は以下の通りです。
- セーフモードで起動する
- デスクトップ画面やスタートメニューから「設定」を開く
- 「設定」画面から、「システム」または「ディスプレイ」をクリックする
- ディスプレイ設定画面の「明るさ」から明るさを調節するスライダーやオプションを見つける
- 明るさを調節したら設定を保存する
BIOSを初期化する
BIOSとは、Basic Input Output Systemの略で、パソコン起動時のハードウェアを認識し、OSを起動させることを可能にするために必要なプログラムです。
一方、CMOSとは、マザーボード上にあるボタン電池で、パソコンの起動にかかわるBIOSへ電源供給を行っています。CMOS情報をクリアすると、BIOS設定が初期化され、各種のトラブルが解決することがあります。
BIOSに問題がある可能性があるため、CMOS電池を取り外して付け替えることで、コンピュータを元の状態に戻すことができます。
BIOSに問題がある場合は、これでコンピュータが元の状態になるはずです。
ただし、ここで紹介した対処法でも問題を解決できない場合は、これ以上の作業は中断し、データ復旧業者へ相談することをおすすめします。
CMOSのリセットと電池交換を行う
BIOSに不具合が生じている場合はCMOSクリアが有効です。
CMOSとはパソコンの基盤であるマザーボードにあり、すべてのBIOSの設定情報を記録しているチップです。
BIOSの設定情報を初期化(CMOSクリア)することで、パソコンが起動できる可能性があります。
CMOSクリアを実行する方法は以下のとおりです。
- パソコンの周辺アクセサリをすべて外しシャットダウンする
- ケースを開け電源ボタンを押しても基盤が動作しないか確認する
- 確認したら基盤の上部にあるボタン電池を抜く
- 数分~数時間待てば完了
CMOSは主電源から電力を受け取り、基板のボタン電池を補助的に使ってデータを保持しています。
そのため、ボタン電池を抜き、CMOSへの電力供給を切るだけで保持データは消え、BIOSを初期化することができます。
リカバリーを行う
パソコンのリカバリーを行うと工場出荷状態に本体を戻すことができます。
USBやDVDでリカバリーメディアを作成し、パソコンに挿入して、指示に従って操作すると初期化できます。
ただし、パソコンのリカバリーを実行すると、保存データが全て消去されてしまいます。
データが不要な方のみ実行しましょう。
復元ポイントを使う
復元ポイントとはパソコンのシステムを、以前保存したポイントまで戻す機能です。復元ポイントが作成されていれば、システムの復元を利用して復旧できる可能性があります。
システム復元を行う手順は以下の2通りです。
- 「スタート」メニューを開き、「コントロールパネル」を選択します。
- 「システムとセキュリティ」を選択します。
- 「システム」を選択します。
- 「システムの保護」を選択します。
- 「システムの復元」を選択します。
- 「次へ」をクリックします。
- 復元ポイントを選択します。
- 「次へ」をクリックします。
- 確認画面で「はい」を選択します。
- オプションの選択画面から「トラブルシューティング」を選択
- トラブルシューティング画面の「詳細オプション」を選択
- 詳細オプション画面から「システム復元」を選択
スタートアップ修復による起動復旧を行う
スタートアップ修復とは、起動トラブルを解決する機能です。
Windowsの起動に失敗した際に、自動的にスタートアップ修復を行うことができます。
ただし、スタートアップ修復は、パソコンに非常に負荷をかけてしまう機能なので、何度も繰り返すことは控えましょう。
また、スタートアップ修復でも問題が解決できない場合、より深刻な問題がパソコンに発生している恐れがあります。
正常に動作しない機器からデータを救出するには、データ復旧業者に相談して、正確な診断のもと適切な処置を受けましょう。
コマンドプロンプトによる起動復旧を行う
コマンドプロンプトとはパソコンへの命令文を書くシートです。特定の命令文をコマンドプロンプトに記入するとエラーを調査・修復してくれることがあります。
コマンドプロンプトによる起動復旧を行う方法は以下の通りです。
- 電源を入れた後に強制終了する動作を2回行う
- 「詳細オプション」をクリックする
- 「回復」表示後「詳しい詳細オプションを表示する」をクリックする
- 「オプションの選択」から「トラブルシューティング」をクリックする
- 「詳細オプション」をクリックする
- 「コマンドプロンプト」をクリックする
- 「sfc /scannow」と入力してEnterキーを押す
- スキャンが完了するとメッセージが表示されたら、「exit」と入力し、Enterキーを押す
「sfc /scannow」以外にもディスクのエラーチェックを実行する「chkdsk」などの命令文があります。
ただし、コマンドプロンプトによる起動復旧は負荷が大きく、起動トラブルの原因となった障害を更に進行させる恐れがあります。
試行は1度きりにし、失敗したら、データ復旧の専門家であるデータ復旧業者に依頼しましょう。
自力でパソコンをつけられない・立ち上げられない場合の対処法
上記の、パソコンがつかないときの対処法を試しても変化がなかったり、事態が悪化した場合は、データを諦めるか、専門業者に相談しましょう。
業者にも種類があり、機器の修理が目的の業者と、データ復旧に特化した業者がいます。
目的に応じて使い分けましょう。
新しいパソコンに買い替える
古いパソコンを使用していると、動作が重くなったり、パソコンの電源がつかなくなることもあります。
データが不要な場合は新しいパソコンに買い替え、快適な環境で操作しましょう。
メーカー・修理業者に相談する
パソコンのディスプレイ、モニターが破損している場合などは、メーカー・修理業者に依頼しましょう。メーカーに依頼した場合、保証期間内であれば、無償で修理や交換を受けることができる場合があります。
ただしメーカー・修理業者はPCを「起動させること」が目的です。
修理・交換を行うと、内部のデータは原則として失われます。あくまで修理は、機器の動作を復旧するのが目的で、データ復旧は念頭に置かれていません。
データ復旧業者に依頼する
データ復旧業者では、壊れたPCなどから「データを取り出すこと」を目的としています。
データ復旧業者では故障の原因を正確に特定し、自力では起動・修復できない機器からも、データを取り出すことが可能です。
技術力の高い業者であれば、個人ではデータ復旧が困難な、物理障害を根本的に解決することが可能です。
専門のツールと復旧経験に基づいた技術力を駆使し、破損したストレージを修復します。
データが必要な場合は、データ復旧の専門業者に相談する
パソコンの中に失いたくない大切なデータがあれば、データ復旧の専門業者に相談することを強くおすすめします。データ復旧業者では、復元ソフトでは対応できない物理障害や、重度の論理障害からのデータ復元・復旧が可能です。
これまで紹介してきた自力で可能な対処方法は、ごく「軽度の論理障害」しか対応できず、「中高度の論理障害」あるいは「経年劣化を含む物理障害」には対応できませんでした。
データ復旧業者では、PCに発生している症状を元にエンジニアによる正確な初期診断を行い、故障原因の特定が可能です。プロが対応するため、データ復旧に失敗するリスクを抑えることができます。
デジタルデータリカバリーでは、相談から初期診断・お見積りまで、無料でご案内しています。まずは復旧専門のアドバイザーへ相談することをおすすめします。
はじめてのデータ復旧業者は【技術力の高さ】で選ぶ
データトラブルの際、一番頼りになるのがデータ復旧業者です。しかし、初めてデータ復旧業者に依頼するとなると、どこに依頼したらいいのか分からない方も多いのではないでしょうか。
データ復旧業者を選ぶときの最大のポイントは、【技術力の高さ】です。
データ復旧は手術と同様、何度もできるものではありません。失敗してもやり直しがきくものではなく、繰り返すたびに復旧率が下がっていくので、最初の対応が復旧率を握るカギとなります。もし絶対に取り戻したい大切なデータがあれば、確かな技術力を持つ業者に依頼すべきでしょう。
技術力が高いデータ復旧業者を選ぶ3つのポイント
全国100社以上あるといわれるデータ復旧業者の中で技術力が高く、信頼できる業者を選ぶ3つのポイントを解説します。おさえておくべきポイントはこちらです。
- POINT:1 復旧実績や復旧率が数字で明記されている
- POINT:2 他社で復旧できなかった機器からも復旧実績がある
- POINT:3 復旧ラボを公開し、自社内に復旧設備を揃えている
POINT:1 復旧実績や復旧率が数字で明記されている
復旧実績や復旧率は、多くの場合、公式Webサイトで確認できます。特に実績が誰が見ても客観的に判断できる「数字」で明記されている企業は、信頼性が高いと言えます。
データ復旧業者の中には、明確な根拠数字を記載していないケースもあります。そのような業者は技術力を有していない可能性があるため、信頼できる業者とは言い難いです。
「国内最高レベル」など、曖昧な言葉のみで具体的な復旧実績について公開していない業者もあるため、過去の実績についてしっかり確認するようにしましょう。
POINT:2 他社で復旧できなかった機器からも復旧実績がある
「メーカーや他のデータ復旧業者で復旧できなかった機器から復旧実績がある業者」は技術力が高いと言えます。官公庁、国立大学法人、上場企業の復旧件数が多い業者も、信頼がおけます。
データ復旧は、機器の種類や障害の程度によって難易度が異なります。業者によって対応できる障害レベルにも差があるため、技術力の低い業者に依頼すると、復旧に失敗するリスクがあります。
他社で復旧できなかった機器でも復旧実績のある業者は、高難度の障害に対応している、技術レベルの高い業者と言えます。
POINT:3 復旧ラボを公開し、自社内に復旧設備を揃えている
データ復旧の業者の中には、自社で復旧作業を行なわず外注したり、自社内に専用設備を持たない業者も存在します。
そのような業者に依頼してしまうと、誤った処置が行われ、大切なデータを失う可能性があります。
復旧ラボを公開し、見学を受け付けている業者であれば、自社内できちんと復旧作業を行なっていることがわかるので安心です。
国内で復旧ラボを構えている業者は限られています。Webサイトの情報だけではわからないことも多く、実態を知るには直接ラボの様子を確認するのが一番安心です。
データ復旧は「デジタルデータリカバリー」にお任せください
当社はデータ復旧専門業者 14年連続データ復旧国内売上No.1(※)として多くのお客様に選ばれ続けています。そして技術力が高く、信頼できる業者を選ぶ3つのポイントをすべて満たしており、自信を持ってデータ復旧の作業をさせていただきます。
※データ復旧専門業者とは、自社及び関連会社の製品以外の製品のみを対象に保守及び修理等サービスのうちデータ復旧サービスを専門としてサービス提供している企業のこと
※第三者機関による、データ復旧サービスでの売上の調査結果に基づく(集計期間:2007年~2020年)
- POINT:1 復旧実績や復旧率を数字で公開しています
- POINT:2 他社で復旧不可からも多数復旧に成功しています
- POINT:3 復旧ラボをすべて公開・自社内設備で復旧しています
POINT:1 復旧実績や復旧率を数字で公開しています
当社はデータ復旧国内トップクラスの実績を誇っており、復旧率最高値 95.2%(※1)の技術力をもって、あらゆるメディアからのデータ復旧に対応しています。また、官公庁や国立大学法人・上場企業を含めた、日本中のお客様のデータの復旧に対応しており、累計41万件以上のご相談実績(※2)があります。
しかし残念ながら、データ復旧業者の中には技術力が低いにも関わらず、「我々は高い技術力を持っています」など、明確な数字を出さずに曖昧な表現をしている復旧業者が多数あります。そのような復旧業者は、実績が少なかったり、社内に専用設備を持っていない可能性が高いため、注意しましょう。
当社では、「本当に技術力の高い会社であれば、復旧率で明確な根拠を示すべき」と考え、つちかった技術力に自信があるからこそ、復旧実績や復旧率を公開しています。
POINT:2 他社で復旧不可からも多数復旧に成功しています
当社では、同業他社では復旧不可能とされた機器のご相談も7,000件以上(※3)対応しており、重度障害からのデータ復旧に多数成功しています。
技術力の高い業者ほど、他社で復旧不可能と判断された機器の復旧実績が高くなる傾向にあります。
当社は、他社様を上回る症例数を復旧しているからこそ、同業他社で復旧不可能な障害でも、当社で復旧が可能となっています。諦める前に、まずはご相談ください。
POINT:3 復旧ラボをすべて公開・自社内設備で復旧しています
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この記事を書いた人
デジタルデータリカバリー データ復旧エンジニア
累計相談件数46万件以上のデータ復旧サービス「デジタルデータリカバリー」において20年以上データ復旧を行う専門チーム。
HDD、SSD、NAS、USBメモリ、SDカード、スマートフォンなど、あらゆる機器からデータを取り出す国内トップクラスのエンジニアが在籍。その技術力は各方面で高く評価されており、在京キー局による取材実績も多数。2021年に東京都から復旧技術に関する経営革新優秀賞を受賞。