「サーバーに接続できません」とパソコンにエラーメッセージが表示されてしまい、サーバーに接続できなくなる原因や、接続できない時の対処法、エラーメッセージが表示された時の注意点について解説します。
本記事を読んでサーバーに接続できない原因やサーバーに接続できない時の解決法を確認しましょう。
目次
サーバーに接続できない5つの原因
「サーバーにアクセスできません」と表示された時、サーバーに接続できない原因として以下の5つが原因として考えられます。
LANケーブルの問題
サーバーに接続されているLANケーブルが破損や経年劣化をおこしている場合、正常に電力の供給ができず、サーバーが正常に動作しない場合があります。
また、サーバーのケーブル接続が誤っていたり、ケーブルが抜けていた場合も「サーバーに接続できません」と表示されるので、正しくLANケーブルを差し直しましょう。
ネットワーク接続の問題
ネットワーク接続に問題がある場合も、サーバーが接続できない原因の一つです。
「システム管理者がIPアドレスを変更した」または「ルーターに故障が生じている」「サーバーが障害によってダウンしている」などの場合は、サーバーの接続に影響を及ぼすことがあります。
その他にもセキュリティの設定に誤りがあった場合や、同時接続台数を越えて接続したことで、ネットワークに過剰な負荷がかかってしまった可能性も考えられます。
セキュリティソフトの影響
セキュリティソフトもサーバーの接続に影響を及ぼすことがあります。セキュリティソフトの設定によっては、インターネットの接続に制限がかかり、「サーバーに接続できません」と表示される可能性があります。また、セキュリティソフトを重複して使用すると、サーバーの通信速度に影響が出るケースもあるため注意しましょう。
サーバーの論理障害
サーバーの論理障害とは、ソフトウェアのバグ、ファイルの誤削除や誤フォーマット、または不適切な設定などによって引き起こされる障害のことです。以下のような症状が発生する場合、論理障害が発生している可能性があります。
- ファイルやフォルダが開けない
- 保存データが認識されない
- サーバーの動作が不安定になる
直近のデータの誤削除であれば、サーバーのゴミ箱やサーバ―対応のデータ復旧ソフトなどを使用すれば、データを復元することが可能です。
しかし、データ復旧ソフトを繰り返しかける、フォーマットを繰り返し実行するなど、対処法を間違えると、データが上書きされて損失するなど、状態が悪化する可能性があります。そのため、データ復旧業者に相談して、専門的な知識と技術による復旧を行うことをおすすめします。
サーバーの物理障害
物理障害とは、サーバー本体や内蔵HDD/SSDなどストレージの物理的な故障によって生じる障害のことです。以下のような症状が発生する場合、物理障害が発生している可能性があります。
- 異音や異臭がする
- サーバーが起動しない
- データが読み書きできない
サーバーの内蔵HDD/SSDは非常に繊細で複雑な構造をもつ機器です。無理に力を加えたり不適切な操作をしたりすると、機器そのものが損傷したり保存データが消失したりする可能性があります。
故障したハードウェアを個人で復旧させるのは難しく、特にデータの救出は専門的な知識と技術がなければ不可能です。そのため、ハードウェアが故障したときは、専門業者に相談することをおすすめします。
サーバーに接続できないときの注意点
サーバーに接続できないときの注意点は以下のとおりです。
過度に接続を繰り返さない
過度に接続を繰り返すと、サーバー内のHDD/SSDなどに負荷がかかり、最悪の場合、保存データが消失する可能性があります。そのため、サーバーの接続を繰り返すのは控えましょう。
自力で対処しない
サーバーに接続できないからといって、むやみにサーバーの分解や内蔵HDD/SSDの交換を行うのは危険です。特にHDDは開封して微細なチリやホコリが付着するだけで、動作不良や性能低下を招く可能性があります。
また、サーバーの場合、HDD/SSDを取り出して不用意に順番を入れ替えてしまうと、他のドライブが正常に動作しなくなる可能性があります。特にHDD/SSDの入れ替え作業を伴うリビルド中に、別のHDD/SSDが故障してサーバーが起動できなくなることがあります。
最悪の場合は、二度とデータを復旧できなくなる場合もあるため注意が必要です。したがって、サーバーが接続できなくなった場合は、速やかに専門業者に相談し適切な対応を求めることをおすすめします。
サーバーに接続できないときの対処法
サーバーのリビルドなどを行うことには、データ消失のリスクがありますが、ネットワークの問題や、サーバーの設定が誤って接続できない場合などは、自力で対処可能な場合があります。個人でできる対処法は以下のとおりです。
NAS・サーバーのデータ復旧・復元方法はこちら
サーバー保守が切れたときのリスクと対処法の詳しい解説はこちら
別の機器で接続する
別の機器を使ってサーバーに接続できるか確認しましょう。正常にサーバーと接続できれば、デバイス側に問題があるということになります。
機器を再起動する
機器を再起動することで、不具合が解消される可能性があります。ただし、何度も再起動を繰り返すのはやめましょう。再起動を繰り返すことで、機器に負担がかかり、状態がさらに悪化するリスクがあります。
エラーメッセージを確認する
エラーメッセージが表示された場合は、その意味によって対処法が異なります。例えば、エラーコード:403が表示された場合は、「アクセス禁止」を意味し、サイト側によって閲覧が禁止されているか、サイト自体がダウンしていることを表しています。
ケーブルの配線を見直す
サーバーのケーブルを挿し間違えていたり、奥まで差し込まれていなかったりする可能性があります。
ケーブルは少しの衝撃でも外れてしまうことがあり、正しく挿し込まれていないとサーバーに接続できません。そのためケーブルが正しく配線されているか見直し、誤っていたり、破損があれば差し直しや交換を行いましょう。
通信障害を確認する
急にサーバーに接続できなくなった場合は、通信障害やメンテナンスが行われている可能性があります。契約している回線や利用しているプロバイダーの障害・メンテナンス状況を確認しましょう。
機器のランプを確認する
ルーターの回線終端装置には、機器の状態を示すためのランプが設置されています。異常がないか機器のランプを確認しましょう。
通常、機器が正常に起動しているときは、ランプが緑色に点灯しますが、ランプが点滅したり緑以外の色が点灯したりする場合は、機器に何らかの問題が発生している可能性があります。
ルーターの接続設定を確認する
サーバーに接続できないルーターの設定画面から接続状況を確認してみましょう。ランプの状態でも機器の状況は分かりますが、設定画面の方がより詳しい情報を得られます。ルーターのメーカーが提供しているIPアドレスをブラウザで入力して設定画面を開くことで、接続状況を確認することができます。
もしもサーバーに接続できない場合、ルーターの接続先を変更してみましょう。通常、ルーターは2.4GHzと5GHzの2つの周波数帯をもっています。2.4GHzの周波数帯を普段使用している場合、5GHzに切り替えることでサーバーに接続できるようになる可能性があります。
セキュリティソフトを無効にする
サーバーが接続できない場合、セキュリティソフトが原因である可能性があります。セキュリティソフトにはインターネットを監視し、危険な信号を遮断して情報漏えいを防ぐ機能が組み込まれています。
この情報漏えいを防ぐ機能に問題が発生すると、ネットワークへの接続ができなくなることがあります。そのため、セキュリティソフトを一時的に無効化し、サーバーへ接続できるか確認しましょう。
ただしこの方法は一時的にサイバー攻撃のリスクが高まるため、セキュリティソフトを無効にしたくない場合は、専門家に相談してみましょう。
データが必要な場合は、データ復旧の専門業者に相談する
「自力での対応に不安がある」「最も適切な手段でデータを取り出したい」という方は、データ復旧の専門業者に相談することを強くおすすめします。
「データ復旧は一発勝負」とも言われるので、「サーバーの故障が疑われる」「最も安全にデータを復旧したい」という場合は、極力手を加えずに、実績と技術力の高いデータ復旧の専門業者に早めに相談するようにしましょう。
データ復旧業者ではエンジニアが正確な初期診断を行い、故障原因の特定が可能です。またプロが対応するため、復元ソフト・修復ツールでは対応できない物理障害や、重度の論理障害からのデータ復元・復旧が可能です。
ただし、サーバーの復旧には高度な技術力が要求されます。技術力が乏しい業者や、専門設備がない業者に依頼すると、不適切な作業が行われ、二度とデータが取り出せなくなる恐れがあります。業者選定は慎重に行いましょう。
デジタルデータリカバリーでは、サーバーのデータ復旧専門のエンジニアが在籍し、機器の約8割が48時間以内に復旧作業を完了させています。相談から初期診断・お見積りまで、無料でご案内していますのでまずはお気軽にご相談ください。
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はじめてのデータ復旧業者は【技術力の高さ】で選ぶ
データトラブルの際、一番頼りになるのがデータ復旧業者です。しかし、初めてデータ復旧業者に依頼するとなると、どこに依頼したらいいのか分からない方も多いのではないでしょうか。
データ復旧業者を選ぶときの最大のポイントは、【技術力の高さ】です。
データ復旧は手術と同様、何度もできるものではありません。失敗してもやり直しがきくものではなく、繰り返すたびに復旧率が下がっていくので、最初の対応が復旧率を握るカギとなります。もし絶対に取り戻したい大切なデータがあれば、確かな技術力を持つ業者に依頼すべきでしょう。
技術力が高いデータ復旧業者を選ぶ3つのポイント
全国100社以上あるといわれるデータ復旧業者の中で技術力が高く、信頼できる業者を選ぶ3つのポイントを解説します。おさえておくべきポイントはこちらです。
- POINT:1 復旧実績や復旧率が数字で明記されている
- POINT:2 他社で復旧できなかった機器からも復旧実績がある
- POINT:3 復旧ラボを公開し、自社内に復旧設備を揃えている
POINT:1 復旧実績や復旧率が数字で明記されている
復旧実績や復旧率は、多くの場合、公式Webサイトで確認できます。特に実績が誰が見ても客観的に判断できる「数字」で明記されている企業は、信頼性が高いと言えます。
データ復旧業者の中には、明確な根拠数字を記載していないケースもあります。そのような業者は技術力を有していない可能性があるため、信頼できる業者とは言い難いです。
「国内最高レベル」など、曖昧な言葉のみで具体的な復旧実績について公開していない業者もあるため、過去の実績についてしっかり確認するようにしましょう。
POINT:2 他社で復旧できなかった機器からも復旧実績がある
「メーカーや他のデータ復旧業者で復旧できなかった機器から復旧実績がある業者」は技術力が高いと言えます。官公庁、国立大学法人、上場企業の復旧件数が多い業者も、信頼がおけます。
データ復旧は、機器の種類や障害の程度によって難易度が異なります。業者によって対応できる障害レベルにも差があるため、技術力の低い業者に依頼すると、復旧に失敗するリスクがあります。
他社で復旧できなかった機器でも復旧実績のある業者は、高難度の障害に対応している、技術レベルの高い業者と言えます。
POINT:3 復旧ラボを公開し、自社内に復旧設備を揃えている
データ復旧の業者の中には、自社で復旧作業を行なわず外注したり、自社内に専用設備を持たない業者も存在します。
そのような業者に依頼してしまうと、誤った処置が行われ、大切なデータを失う可能性があります。
復旧ラボを公開し、見学を受け付けている業者であれば、自社内できちんと復旧作業を行なっていることがわかるので安心です。
国内で復旧ラボを構えている業者は限られています。Webサイトの情報だけではわからないことも多く、実態を知るには直接ラボの様子を確認するのが一番安心です。
データ復旧は「デジタルデータリカバリー」にお任せください
当社はデータ復旧専門業者 14年連続データ復旧国内売上No.1(※)として多くのお客様に選ばれ続けています。そして技術力が高く、信頼できる業者を選ぶ3つのポイントをすべて満たしており、自信を持ってデータ復旧の作業をさせていただきます。
※データ復旧専門業者とは、自社及び関連会社の製品以外の製品のみを対象に保守及び修理等サービスのうちデータ復旧サービスを専門としてサービス提供している企業のこと
※第三者機関による、データ復旧サービスでの売上の調査結果に基づく(集計期間:2007年~2020年)
- POINT:1 復旧実績や復旧率を数字で公開しています
- POINT:2 他社で復旧不可からも多数復旧に成功しています
- POINT:3 復旧ラボをすべて公開・自社内設備で復旧しています
POINT:1 復旧実績や復旧率を数字で公開しています
当社はデータ復旧国内トップクラスの実績を誇っており、復旧率最高値 95.2%(※1)の技術力をもって、あらゆるメディアからのデータ復旧に対応しています。また、官公庁や国立大学法人・上場企業を含めた、日本中のお客様のデータの復旧に対応しており、累計41万件以上のご相談実績(※2)があります。
しかし残念ながら、データ復旧業者の中には技術力が低いにも関わらず、「我々は高い技術力を持っています」など、明確な数字を出さずに曖昧な表現をしている復旧業者が多数あります。そのような復旧業者は、実績が少なかったり、社内に専用設備を持っていない可能性が高いため、注意しましょう。
当社では、「本当に技術力の高い会社であれば、復旧率で明確な根拠を示すべき」と考え、つちかった技術力に自信があるからこそ、復旧実績や復旧率を公開しています。
POINT:2 他社で復旧不可からも多数復旧に成功しています
当社では、同業他社では復旧不可能とされた機器のご相談も7,000件以上(※3)対応しており、重度障害からのデータ復旧に多数成功しています。
技術力の高い業者ほど、他社で復旧不可能と判断された機器の復旧実績が高くなる傾向にあります。
当社は、他社様を上回る症例数を復旧しているからこそ、同業他社で復旧不可能な障害でも、当社で復旧が可能となっています。諦める前に、まずはご相談ください。
POINT:3 復旧ラボをすべて公開・自社内設備で復旧しています
当社は復旧ラボを公開し、見学を受け付けており、直接ラボの様子を確認していただけます。クリーンルームを含め、国内最大級の自社内復旧ラボで復旧作業を行っており、エンジニアの作業風景をWebサイトやSNSで発信しています。
大切なデータを預ける上で、その業者の実態が分からないと信用できませんよね?社内風景や、実際に復旧に携わるエンジニアの顔が見えることは、非常に重要な点と言えます。
データ復旧業者の中には、復旧ラボを社内に保有していなかったり、外注や、個人でも試せる復旧ソフトを使用するだけで、作業を行わない業者も存在します。Webサイト上に掲載している社内風景と、実態が異なる怪しい業者も少なくありません。セキュリティなどを理由に、実態を明かさない復旧業者は、怪しいと判断した方が良いでしょう。
※1:2018年2月実績 復旧率=データ復旧件数/データ復旧ご依頼件数 (2017年12月~2024年6月の各月復旧率の最高値)
※2:期間:2011年1月1日~
※3:期間:2016年6月1日〜
デジタルデータリカバリーが選ばれる理由について、詳しくはこちらで紹介しています。
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復旧~納品までの流れ
最短当日復旧!まずはご相談ください
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対応メーカー例
NAS/サーバー 復元対応メーカー表
- Buffalo
- I-O Data
- DELL
- hp
- IBM
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- FUJITSU
- Logitec
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- CineRAID (シネレイド)
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※その他各種メーカーにも対応しております。現状弊社で対応できないメーカーはございません。お気軽にお問い合わせください。
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データ復旧の料金について
データ復旧費用は4つの要素で決まります
-
1総ディスク容量
どれくらいの大きさか?
-
2故障箇所
どこが壊れているか?
-
3難易度
どれくらい壊れている?
-
4工程数
復旧にかかる期間は?
-
1総ディスク容量
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復旧にかかる期間は?
お電話いただければ、専門のアドバイザーがお客様の状況を伺い、概算のお見積もりと復旧期間をお電話にてお伝えいたします。その後、無料初期診断(お見積もり)のご案内を差し上げることもできますので、金額面についてもお電話にてご相談ください。
データ復旧料金の目安
500GB未満 | 5,000円〜 |
---|---|
500GB以上 | 10,000円〜 |
1TB以上 | 20,000円〜 |
2TB以上 | 30,000円〜 |
※こちらに掲載されている金額は、あくまで総ディスク容量を元にした目安の金額です。 障害内容により、金額が異なりますので、まずはお電話にてご確認ください。
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復旧料金は、診断結果に基づいたプラン(成功報酬制あり)をご提示いたします
当社では、機器の障害状況を診断させていただき、プランをご提示いたします。
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この記事を書いた人
デジタルデータリカバリー データ復旧エンジニア
累計相談件数46万件以上のデータ復旧サービス「デジタルデータリカバリー」において20年以上データ復旧を行う専門チーム。
HDD、SSD、NAS、USBメモリ、SDカード、スマートフォンなど、あらゆる機器からデータを取り出す国内トップクラスのエンジニアが在籍。その技術力は各方面で高く評価されており、在京キー局による取材実績も多数。2021年に東京都から復旧技術に関する経営革新優秀賞を受賞。