HPE(Hewlett Packard Enterprise )社製ProLiant サーバーは、製品によって3年~7年間の保守サービスを受けることができます。保証期間を過ぎたサーバーには追加で2年間の保守サービスを受けられますが、延長サービスも終了した場合は、公式のサービスは受けられなくなります。
放置すると故障やサイバー攻撃など様々なリスクが発生します。本記事では保守・保証が切れたHPE ProLiant サーバーの対処法や相談先について解説します。
目次
保守・保証が切れたHPE ProLiantサーバーを利用するリスク
保守・保証が切れたHPE ProLiantサーバーを利用するリスクは以下の通りです。
サイバー攻撃と情報漏えい被害のリスク
HPEの保守・保証期間が終了したサーバーは、セキュリティの更新やソフトウェアの最新版を受け取れなくなります。このため、セキュリティ上の弱点を悪用され、ネットワークへ侵入されやすくなります。侵入されると、サイバー犯罪者に機密情報の漏えいや、マルウェアを拡散されてしまいます。
サイバー攻撃による情報漏えいが発覚した場合、企業はお客様からの信頼を失うだけではなく、被害者への対応や個人情報保護法に基づく調査・報告を行う必要があります。隠蔽すると罰金が科されることもあるため、保守・保証期間が終了したサーバーは速やかにデータ移行を行うことをおすすめします。
データが消失するリスク
保守・保証が切れたサーバーの稼働を続けると、システム上の問題やHDD/SSDの経年劣化によるデータ障害が発生しやすくなります。
データ障害が発生すると、サーバーに保存したデータにアクセスできない、またはデータが消失する恐れがあります。
データが消える原因はサーバーのHDD/SSDの破損ですが、保守業者やメーカーは修理対応が中心のため、消えたデータは取り戻せません。また、自力で復旧ソフトを使うとサーバーのデータが上書きされる可能性があるため、おすすめできません。
したがって、ProLiantサーバーのデータを復旧したい場合は、データ復旧会社のサービスを利用しましょう。データ復旧を専門とするエンジニアが、サーバーの破損データを直接修復してデータにアクセスできるようにします。
診断・見積もりまで無料のところもあるので、保守・保証が切れたHPE ProLiant サーバーのデータを取り出したい場合は、相談してみましょう。
HPE ProLiant サーバーの保守・保証が切れた時の対処法
HPE ProLiant サーバーの保守・保証が切れた場合、HPEのポストワランティサービスを受けることで最長2年間のサポートが受けられます。ただし、このサービスが終了するとメーカーサポートは受けられません。
保守・保証が切れたサーバーを放置すると経年劣化やシステムエラーが発生する確率が極めて高くなるため、自力でサーバー移行を行うか、専門の業者に相談しましょう。
NAS・サーバーのデータ復旧・復元方法はこちら
サーバー保守が切れたときのリスクと対処法の詳しい解説はこちら
自力でサーバー移行を行う
5年以上稼働を続けているProLiantサーバーを使用している場合、データを保存するHDD/SSDが経年劣化しているため、新しいサーバーやクラウド環境にデータ移行するのをおすすめします。
データ移行の際は、全ファイル、アプリケーション、設定の整合性を保つ必要があります。しかし、停電やシステムエラーなどが発生すると、移行に失敗してデータが破損するため、必ずデータのバックアップを取得しておきましょう。
バックアップが取れない、移行に失敗してデータにアクセスできない場合は自力で操作を続けてもデータの破損が進行してしまうため、データ復旧業者まで相談しましょう。
保守業者に相談する
HPE ProLiantサーバーの保守・保証が切れた場合、「第三者保守」に対応している保守業者に相談しましょう。
メーカー保証対象外のサーバーは修理費用が高額となりやすいので、保守業者と提携して、運用の続行や費用を抑制しましょう。
データ復旧業者に相談する
保守・保証期間が終了するほど長期間サーバーを運用していると、サーバーに保存されたデータが突然消失することや、フリーズなどのトラブルが頻発することがあります。
もしもサーバーに重要なデータが保存されてアクセスできなくなった場合、メーカーや保守業者ではデータを復旧できません。
一般的にサーバーは特殊なファイルシステムやRAID構成によって、復旧作業の難易度が高いとされています。データ復旧ソフトで自力解決することが困難なだけでなく、データ復旧を専門としない業者では重度の障害に対応できないことがあります。
そこで、サーバーのデータ復旧が必要な時の相談先が、データ復旧業者です。データ復旧業者であれば、独自にデータ復旧の研究を重ねているため、あらゆるデータ障害が発生したサーバーから高い確率でデータを取り出すことができます。
24時間365日対応してくれるところや、機密保持契約書を用意しているところもあるため、まずはデータ復旧業者に相談しましょう。
保守・保証が切れたHPE ProLiantサーバーのデータ復旧はデジタルデータリカバリーに相談
デジタルデータリカバリーでは、13,263件以上のサーバー機器のご相談実績をもとに、熟練の技術を持つエンジニアが対応することで、高確率でサーバーのデータ復旧に成功させています。
また常時7,000台以上のドナーHDDや300以上の復旧ツールを保有しているため、期限までにサーバー復旧が必要な場合でもお客様をお待たせすることなく復旧作業に取り掛かることが可能です。
必ず機密保持誓約書を締結してから診断を開始しておりますので、大企業や官公庁からも多数相談やご依頼を頂いております。
HPE ProLiant サーバーに限らず、全メーカーのNAS・サーバーでも相談を受け付けておりますので、まずはお気軽にご相談ください。
はじめてのデータ復旧業者は【技術力の高さ】で選ぶ
データトラブルの際、一番頼りになるのがデータ復旧業者です。しかし、初めてデータ復旧業者に依頼するとなると、どこに依頼したらいいのか分からない方も多いのではないでしょうか。
データ復旧業者を選ぶときの最大のポイントは、【技術力の高さ】です。
データ復旧は手術と同様、何度もできるものではありません。失敗してもやり直しがきくものではなく、繰り返すたびに復旧率が下がっていくので、最初の対応が復旧率を握るカギとなります。もし絶対に取り戻したい大切なデータがあれば、確かな技術力を持つ業者に依頼すべきでしょう。
技術力が高いデータ復旧業者を選ぶ3つのポイント
全国100社以上あるといわれるデータ復旧業者の中で技術力が高く、信頼できる業者を選ぶ3つのポイントを解説します。おさえておくべきポイントはこちらです。
- POINT:1 復旧実績や復旧率が数字で明記されている
- POINT:2 他社で復旧できなかった機器からも復旧実績がある
- POINT:3 復旧ラボを公開し、自社内に復旧設備を揃えている
POINT:1 復旧実績や復旧率が数字で明記されている
復旧実績や復旧率は、多くの場合、公式Webサイトで確認できます。特に実績が誰が見ても客観的に判断できる「数字」で明記されている企業は、信頼性が高いと言えます。
データ復旧業者の中には、明確な根拠数字を記載していないケースもあります。そのような業者は技術力を有していない可能性があるため、信頼できる業者とは言い難いです。
「国内最高レベル」など、曖昧な言葉のみで具体的な復旧実績について公開していない業者もあるため、過去の実績についてしっかり確認するようにしましょう。
POINT:2 他社で復旧できなかった機器からも復旧実績がある
「メーカーや他のデータ復旧業者で復旧できなかった機器から復旧実績がある業者」は技術力が高いと言えます。官公庁、国立大学法人、上場企業の復旧件数が多い業者も、信頼がおけます。
データ復旧は、機器の種類や障害の程度によって難易度が異なります。業者によって対応できる障害レベルにも差があるため、技術力の低い業者に依頼すると、復旧に失敗するリスクがあります。
他社で復旧できなかった機器でも復旧実績のある業者は、高難度の障害に対応している、技術レベルの高い業者と言えます。
POINT:3 復旧ラボを公開し、自社内に復旧設備を揃えている
データ復旧の業者の中には、自社で復旧作業を行なわず外注したり、自社内に専用設備を持たない業者も存在します。
そのような業者に依頼してしまうと、誤った処置が行われ、大切なデータを失う可能性があります。
復旧ラボを公開し、見学を受け付けている業者であれば、自社内できちんと復旧作業を行なっていることがわかるので安心です。
国内で復旧ラボを構えている業者は限られています。Webサイトの情報だけではわからないことも多く、実態を知るには直接ラボの様子を確認するのが一番安心です。
データ復旧は「デジタルデータリカバリー」にお任せください
当社はデータ復旧専門業者 14年連続データ復旧国内売上No.1(※)として多くのお客様に選ばれ続けています。そして技術力が高く、信頼できる業者を選ぶ3つのポイントをすべて満たしており、自信を持ってデータ復旧の作業をさせていただきます。
※データ復旧専門業者とは、自社及び関連会社の製品以外の製品のみを対象に保守及び修理等サービスのうちデータ復旧サービスを専門としてサービス提供している企業のこと
※第三者機関による、データ復旧サービスでの売上の調査結果に基づく(集計期間:2007年~2020年)
- POINT:1 復旧実績や復旧率を数字で公開しています
- POINT:2 他社で復旧不可からも多数復旧に成功しています
- POINT:3 復旧ラボをすべて公開・自社内設備で復旧しています
POINT:1 復旧実績や復旧率を数字で公開しています
当社はデータ復旧国内トップクラスの実績を誇っており、復旧率最高値 95.2%(※1)の技術力をもって、あらゆるメディアからのデータ復旧に対応しています。また、官公庁や国立大学法人・上場企業を含めた、日本中のお客様のデータの復旧に対応しており、累計41万件以上のご相談実績(※2)があります。
しかし残念ながら、データ復旧業者の中には技術力が低いにも関わらず、「我々は高い技術力を持っています」など、明確な数字を出さずに曖昧な表現をしている復旧業者が多数あります。そのような復旧業者は、実績が少なかったり、社内に専用設備を持っていない可能性が高いため、注意しましょう。
当社では、「本当に技術力の高い会社であれば、復旧率で明確な根拠を示すべき」と考え、つちかった技術力に自信があるからこそ、復旧実績や復旧率を公開しています。
POINT:2 他社で復旧不可からも多数復旧に成功しています
当社では、同業他社では復旧不可能とされた機器のご相談も7,000件以上(※3)対応しており、重度障害からのデータ復旧に多数成功しています。
技術力の高い業者ほど、他社で復旧不可能と判断された機器の復旧実績が高くなる傾向にあります。
当社は、他社様を上回る症例数を復旧しているからこそ、同業他社で復旧不可能な障害でも、当社で復旧が可能となっています。諦める前に、まずはご相談ください。
POINT:3 復旧ラボをすべて公開・自社内設備で復旧しています
当社は復旧ラボを公開し、見学を受け付けており、直接ラボの様子を確認していただけます。クリーンルームを含め、国内最大級の自社内復旧ラボで復旧作業を行っており、エンジニアの作業風景をWebサイトやSNSで発信しています。
大切なデータを預ける上で、その業者の実態が分からないと信用できませんよね?社内風景や、実際に復旧に携わるエンジニアの顔が見えることは、非常に重要な点と言えます。
データ復旧業者の中には、復旧ラボを社内に保有していなかったり、外注や、個人でも試せる復旧ソフトを使用するだけで、作業を行わない業者も存在します。Webサイト上に掲載している社内風景と、実態が異なる怪しい業者も少なくありません。セキュリティなどを理由に、実態を明かさない復旧業者は、怪しいと判断した方が良いでしょう。
※1:2018年2月実績 復旧率=データ復旧件数/データ復旧ご依頼件数 (2017年12月~2024年6月の各月復旧率の最高値)
※2:期間:2011年1月1日~
※3:期間:2016年6月1日〜
デジタルデータリカバリーが選ばれる理由について、詳しくはこちらで紹介しています。
↓まずはお気軽にご相談ください↓
官公庁、国立大学法人、上場企業
多くのお客様にご利用いただきました
※ 掲載の許可を得た法人様の一部を紹介させていただいております。
復旧~納品までの流れ
最短当日復旧!まずはご相談ください
当社では、初期診断は最短5分、ご依頼いただいた機器の約8割が48時間以内に復旧完了しています。ご相談・初期診断・お見積りまで無料でご案内しています。
また、過去41万件以上のご相談実績から算出されるデータベースを基に、機器や症状ごとに配置された専門のエンジニアが最先端設備と技術力を駆使して正確な診断と復旧作業を行います。大切なデータ、業務にかかわる重要なデータを復旧させたい場合はご気軽にご相談ください。
対応メーカー例
NAS/サーバー 復元対応メーカー表
- Buffalo
- I-O Data
- DELL
- hp
- IBM
- NEC
- FUJITSU
- Logitec
- QNAP
- HITACHI
- Lacie
- TOSHIBA
- Western Digital
- Seagate
- Apple
- corega
- Sony
- NETGEAR
- COMPAQ
- Epson Direct
- SAMSUNG
- CENTURY
- Thecus
- PROMISE
- ASUS
- Lenovo
- センチュリー
- Acer
- Epson
- CineRAID (シネレイド)
- D-RINK
- DATA TALE
- プリンストン
- asi
- G-Technology
- iomega
※その他各種メーカーにも対応しております。現状弊社で対応できないメーカーはございません。お気軽にお問い合わせください。
画像・動画・Excelファイルなど、拡張子がつくものは全て対応しております。
※その他メーカー・ファイルも対応可能です。詳しくはお電話でお問い合わせください。
データ復旧の料金について
データ復旧費用は4つの要素で決まります
-
1総ディスク容量
どれくらいの大きさか?
-
2故障箇所
どこが壊れているか?
-
3難易度
どれくらい壊れている?
-
4工程数
復旧にかかる期間は?
-
1総ディスク容量
どれくらいの大きさか?
-
2故障箇所
どこが壊れているか?
-
3難易度
どれくらい壊れている?
-
4工程数
復旧にかかる期間は?
お電話いただければ、専門のアドバイザーがお客様の状況を伺い、概算のお見積もりと復旧期間をお電話にてお伝えいたします。その後、無料初期診断(お見積もり)のご案内を差し上げることもできますので、金額面についてもお電話にてご相談ください。
データ復旧料金の目安
500GB未満 | 5,000円〜 |
---|---|
500GB以上 | 10,000円〜 |
1TB以上 | 20,000円〜 |
2TB以上 | 30,000円〜 |
※こちらに掲載されている金額は、あくまで総ディスク容量を元にした目安の金額です。 障害内容により、金額が異なりますので、まずはお電話にてご確認ください。
当社復旧費用のおすすめポイント
復旧料金は、診断結果に基づいたプラン(成功報酬制あり)をご提示いたします
当社では、機器の障害状況を診断させていただき、プランをご提示いたします。
成功報酬制プランにおける「復旧成功の定義データ」は、お客様の希望に合わせて設定が可能です。
ご相談・初期診断・見積まで無料で承りますので、お気軽に無料診断・見積サービスをご活用ください。
※症状により、復旧の可否にかかわらず作業費を頂戴する場合がございます。作業費が発生する可能性がある障害に関しては、事前にお客様に状況をお伝えした上で、作業費を発生させて復旧作業に着手するか、そのまま復旧作業に着手せず機器をご返却するかをご判断いただきます。
弊社の独断で復旧作業を遂行し、作業費を請求する事はございませんのでご安心ください。
ご不明な点に関してはお手数ですが、都度担当までお問合せください。
復旧できたデータは全て納品
成功定義データだけでなく、復旧できたデータは追加料金無しで全てご納品いたします。
お見積もり後に追加で作業料を請求することはありません
お見積もり後に追加で作業料金を請求することはありません。復旧の度合いにより、お見積もりから減額される事はあっても高くなる事はございませんのでご安心ください。
※納品用メディアのご購入やその他追加サービスへのご加入については別途料金が発生いたします。
お客様に合った支払い方法が選択可能
クレジットカード・銀行振込・現金支払いに加え、請求書支払い・保険支払い・公費でのお支払い・商社を介してのお支払い等、対応が可能です。ご成約時にお申し出下さい。
よくある質問
いえ、かかりません。当社では初期診断を無料で実施しています。お客様の機器に初期診断を行って初めて正確なデータ復旧の費用がわかりますので、故障状況を確認しお見積りをご提示するまで費用は頂いておりません。
※ご郵送で機器をお預けいただいたお客様のうち、チェック後にデータ復旧を実施しない場合のみ機器の返送費用をご負担頂いておりますのでご了承ください。
営業時間は以下の通りになっております。
土日祝日問わず、年中無休でお電話でのご相談・復旧作業・ご納品・アフターサービスを行っています。
電話受付:0:00~24:00 (24時間対応)
来社受付:9:30~21:00
復旧できる可能性がございます。
弊社では他社で復旧不可となった機器から、データ復旧に成功した実績が多数ございます。 他社大手パソコンメーカーや同業他社とのパートナー提携により、パートナー側で直せない案件を数多くご依頼いただいており、様々な症例に対する経験を積んでおりますのでまずはご相談ください。
この記事を書いた人
デジタルデータリカバリー データ復旧エンジニア
累計相談件数46万件以上のデータ復旧サービス「デジタルデータリカバリー」において20年以上データ復旧を行う専門チーム。
HDD、SSD、NAS、USBメモリ、SDカード、スマートフォンなど、あらゆる機器からデータを取り出す国内トップクラスのエンジニアが在籍。その技術力は各方面で高く評価されており、在京キー局による取材実績も多数。2021年に東京都から復旧技術に関する経営革新優秀賞を受賞。