Ubuntu(ウブントゥ)とは、コミュニティ により開発されているオペレーティングシステムのことを指します。Ubuntuを使用していることで、USBメモリが正常に認識しなくなる可能性があります。
この場合は、OSの問題かUSBメモリに原因があるかを正確に特定する必要があります。USBが故障した状態で、OSのトラブルを解決しようとすると、データが破損する可能性があります。
本記事では、UbuntuでUSBメモリが認識しない場合の対処法を解説します。場合によっては自力での対処が難しいこともあるため、重要なデータが保存されている方は専門業者に相談することをおすすめします。UbuntuOSにかかわらずUSBメモリが認識しなくなった場合の対処法は以下の記事を参考にしてください。

目次
ubuntuOSでUSBメモリが認識しないときの主な症状
ubuntuOSでUSBメモリが認識しないときの主な症状は次の通りです。
- USBメモリが「ファイル」や「ディスク」に表示されない
- lsblk や fdisk -l で検出されない
- 一時的に認識され、すぐに切断される
- マウントできず、エラーが表示される
- 「読み取り専用」や「不明なファイルシステム」と表示される
同じ症状でも、原因はさまざまです。USBメモリを使用するための適切な対処法を実行する必要があります。状況を見誤り、適切でない対処法を実行してしまうと状況が悪化し、最悪2度と解決できなくなる可能性があります。
USBメモリが認識しない原因は、見た目や使用感から判断できるようなもの(起動ランプ・異音など)だけではないため、自己判断では原因を見誤ってしまうケースが多いです。そのため正確な原因を把握し起動させるには知見を持った業者の診断を受ける必要があります。
当社では相談から初期診断・お見積りまで24時間365日体制で無料でご案内しています。ぜひ気軽にご相談ください。
【必見】対処が難しい物理障害とは

USBメモリが認識しない原因として、まず懸念すべきなのが、「物理障害」です。物理障害とは以下を指します。
- 落下などの衝撃(部品破損)
- パソコンに水をこぼした(水没)
- 電源のつけっぱなしや高負荷な処理による過熱(熱暴走)
- 経年劣化によるUSBメモリの寿命(~5年程度)
物理障害が発生すると、ソフトウェアツールや再起動などを試しても効果がなく、むしろ損傷が拡大することもあります。
物理障害からの復旧には専門的な知識と特殊な設備が必要なため、原則自力での対応は不可能です。USBメモリを正常に使うには、専門家に対処してもらう必要があります。
デジタルデータリカバリーは、国内最大級のデータ復旧ラボを有しており、通常の物理障害の復旧だけでなく、他社で復旧できないほど難易度の高い機器のご相談を7,300件以上(算出期間:2016年6月1日~)いただいております。お困りの際は是非ご相談ください。
UbuntuOSでUSBメモリが認識しない原因
UbuntuOSでUSBメモリが認識しない原因は以下が考えられます。
- USBメモリの挿入状態が適切ではない
- ドライバー不具合が発生している
- USBメモリがOSの環境に適していない
認識されない原因がUbuntuのOS環境にあるか、USBメモリにあるかを確認しましょう。USBメモリが故障していると、OS関連の対処法を実施することで故障が悪化し、保存しているデータが二度と取り出せなくなってしまう可能性があります。データが大切な場合は、データを復旧する必要があります。
正確に原因が特定できない状態で対処すると、保存しているデータを誤って削除したり上書きしてしまう可能性があります。デジタルデータリカバリーでは、USBメモリの診断を無料で対応していますので、ぜひご相談ください。
UbuntuOSでUSBメモリが認識しないときの対処法
UbuntuOSでUSBメモリが認識しない場合の対処法は以下のようなものがあります。
正常に接続されているか確認する
USBメモリが正しく挿入されているか確認します。USBポートにしっかりと差し込まれているか、他のUSBポートでも試してみてください。
dmesgコマンドを使用してデバイスを確認する
ターミナルを開き、コマンドを実行することで、USBメモリがシステムに認識されているかどうかを確認すことができます。
dmesgの出力に「USBストレージデバイスが接続されました」などのメッセージが表示されていれば、物理的には認識されています。
再セットアップを行う
最終手段としてWindows 11の再セットアップを検討してください。再セットアップすることで、システムを工場出荷時の状態に戻すことができます。再セットアップの手順は以下の通りです。
- 「設定」から「更新とセキュリティ」を選択
- 「回復」をクリック
- 「このPCを初期状態に戻す」のオプションを選択
- プロセスを完了
しかし、この手順を実行すると、パソコンやUSBを使用できるようになる可能性がありますが、保存されているデータはすべて削除されてしまいます。
保存しているデータを取り出したい場合は、データ復旧業者に相談してください。
USBメモリのデータが必要な場合はデータ復旧の専門業者に相談する
これまでの対処方法は、ごく「軽度の論理障害」しか対応できず、「中高度の論理障害」あるいは「経年劣化を含む物理障害」には対応できませんでした。
USBメモリの中に失いたくない大切なデータがあれば、データ復旧の専門業者に相談することを強くおすすめします。データ復旧業者では、USBメモリに発生している症状を元にエンジニアによる正確な初期診断を行い、復元ソフトでは対応できない物理障害や、重度の論理障害からのデータ復元・復旧が可能です。
ただし、USBメモリの復元でおこなう回路分析には数万パターンもあり、実績や経験値が少ないと膨大な期間とコストがかかります。一方、当社では41万件以上の復旧実績をもとにしたデータベースを参照し、他社では不可能な障害でも最短で復旧を実現できます。
デジタルデータリカバリーでは、相談から初期診断・お見積りまで、無料でご案内しています。まずは復旧専門のアドバイザーへ相談することをおすすめします。