ブルースクリーンは、Windowsがシステムの深刻な問題を検出した際に表示される警告画面です。突然この画面が表示されると驚いてしまいますが、原因を調査し適切な対処をすることで、ほとんどの場合は解決可能です。
本記事では、Windows 11でブルースクリーンエラーが発生した際の具体的な対処方法を詳しく解説します。お役立てください。
目次
ブルースクリーンとは
ブルースクリーンは、WindowsOSが深刻なエラーを検出し、システムを停止して修復が必要な状態であることを通知するエラーメッセージです。
このブルースクリーンには、白い文字でエラーメッセージやエラーコードが表示されます。このエラーコードやメッセージを参考にすることで、問題の原因を特定し、適切な修正方法を見つけることが可能です。
ブルースクリーンが表示される主な原因は以下の通りです。
- ハードウェアの問題:メモリ、ハードディスク、マザーボードなどの故障や互換性の問題が含まれます。
- デバイスドライバの問題:不適切または古いドライバが原因でエラーが発生することがあります。
- ソフトウェアの問題:システムファイルの破損や特定のアプリケーションのバグが原因となります。
特に注意が必要なのは、内蔵ストレージ(HDD/SSD)の物理的な障害です。
ストレージは使用年数が経つにつれて劣化し、また落下や衝撃によって物理的に損傷することがあり、エラーが発生することが多いです。保証期間内であればメーカーや修理業者に依頼することができますが、これらの業者に依頼するとデータが失われるリスクがあります。
自力での復旧はさらに状況を悪化させる可能性があるため、専門のデータ復旧サービスを利用するのが最善です。
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データ復旧の鍵を握る「初期診断」とは
データ復旧は手術と同様、何度もできるものではありません。最初の対応が復旧率を握ります。このとき「初期診断」が重要です。
初期診断は、障害の原因や種別を特定し、適切な復旧方法を選ぶ工程ですが、豊富な経験と高い復旧率を持つ業者は、初期診断の精度が高く、適切な復旧作業を行うことが出来ます。
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Windows11のブルースクリーンの直し方
Windows11のブルースクリーンの直し方は次の通りです
①接続されているハードウェアをすべて取り外す
外部ハードウェアデバイスがWindows 11のブルースクリーンの原因となることがあります。これは、新しく接続されたデバイスがシステムに互換性のないドライバを持っている場合や、デバイスそのものに問題がある場合です。
したがって、まず最初にこれらのデバイスを取り外し、PCを再起動してブルースクリーンが発生しないか確認します。
- 最初に、PCの電源を切ります。
- 次に、外部に接続されているすべてのハードウェアデバイス(USBドライブ、プリンター、外付けハードドライブなど)を取り外します。
- その後、PCの電源を再度入れ、問題が解決されたかを確認します。
もしこれで問題が解決した場合、取り外したデバイスのドライバを更新するか、別のデバイスに交換することを検討してください。
②メモリ診断ツールを実行する
ブルースクリーンの原因がメモリの問題である場合があります。Windowsには内蔵のメモリ診断ツールがあり、これを使用してメモリの問題を特定することができます。
- Windowsキーを押して「Windowsメモリ診断」と入力し、表示された結果をクリックします。
- 「今すぐ再起動して問題を確認する(推奨)」を選択します。
- PCが再起動し、メモリ診断ツールが自動的に実行され、エラーが検出された場合はその内容が表示されます。
このツールはPCを再起動し、メモリのエラーをスキャンします。エラーが検出された場合、その内容に応じてメモリを交換するか、データの要不要に応じてデータ復旧の専門業者まで対応を依頼することを検討してください。
③マルウェアをスキャンする
マルウェアがシステムに侵入すると、システムファイルを破壊したり、重要な設定を変更したりしてブルースクリーンを引き起こすことがあります。
信頼性のあるウイルス対策ソフトウェアを使用してシステム全体をスキャンし、潜在的な脅威を検出し、削除または隔離することが重要です。
- 信頼できるウイルス対策ソフトウェアを起動します。
- フルシステムスキャンを選択し、スキャンを開始します。
- スキャンが完了したら、検出された脅威を削除または隔離します。
PCのウイルスやマルウェアが原因の場合、これによりシステムの安全性が確保され、ブルースクリーンの発生を防ぐことができます。
④システムドライバを更新する
古いまたは互換性のないドライバはブルースクリーンの原因となることがあります。デバイスマネージャーを使用してドライバを更新することで、問題を解決することができます。
- Windowsキーを押し、「デバイスマネージャー」と入力して起動します。
- 問題のあるデバイスを右クリックし、「ドライバーの更新」を選択します。
- 「ドライバーソフトウェアの最新版を自動検索」を選択し、更新が完了するのを待ちます。
最新のドライバをインストールすることで、システムの安定性が向上し、ブルースクリーンの発生を防ぐことができます。
また、特定のデバイスに問題がある場合は、そのデバイスの製造元の公式サイトから最新のドライバをダウンロードしてインストールすることも検討してください。
⑤SFCスキャンを実行する
システムファイルチェッカー(SFC)は、Windowsのシステムファイルをスキャンし、破損または欠落しているファイルを修復するツールです。このツールを使用することで、システムファイルの問題が原因で発生するブルースクリーンを修正することができます。
- Windowsキーを押し、「cmd」と入力し、表示された「コマンドプロンプト」を右クリックして「管理者として実行」を選択します。
- コマンドプロンプトで「sfc /scannow」と入力し、Enterキーを押します。
- スキャンが完了するまで待ち、エラーが修正されたか確認します。
スキャンが完了すると、破損したファイルが自動的に修復され、システムの安定性が向上します。
⑥システムの復元を実行する
システムの復元は、PCを以前の正常な状態に戻す機能です。ブルースクリーンが発生する前の復元ポイントを選択してシステムを復元することで、最近の変更によって引き起こされた問題を解決することができます。
- Windowsキーを押し、「システムの復元」と入力して起動します。
- 「システムファイルと設定の復元」を選択し、「次へ」をクリックします。
- 適切な復元ポイントを選択し、「完了」をクリックして復元を開始します。
システムの復元を実行するには、システムの復元ツールを起動し、指示に従って適切な復元ポイントを選択します。
復元が完了すると、PCは選択した復元ポイントの時点の状態に戻り、ブルースクリーンの問題が解決される可能性があります。
⑦Windowsを再インストールする
上記の解決策がどれも機能しない場合は、Windows 11 を再インストールする必要がある可能性があります。これによりすべてのデータと設定が消去されるため、続行する前に重要なファイルを必ずバックアップしてください。再インストール後、システムは新しい状態に戻り、BSODの問題が解決される可能性があります。
- 重要なファイルをバックアップします。
- Windows 11 のインストールメディアを用意します。
- インストールメディアからPCを再起動します。
- Windowsのインストールプロセスを開始し、設定を選択します。
- Windowsをインストールするドライブを選択し、インストールを開始します。
- インストールが完了したら、初期設定を行います。
- 必要なドライバやソフトウェアをインストールします。
再インストール後は、最新の更新プログラムを適用し、システムが正常に動作するか確認します。ただしWindows 11 の再インストールを行うと、すべての個人用ファイル、アプリ設定が削除されます。再インストール前に必ずバックアップを取り、バックアップを取ることが難しい場合はデータ復旧の専門業者まで対応を依頼されることをおすすめします。
これまでの対処法で問題が解決しない場合は、専門の技術者に相談することをおすすめします。
デジタルデータリカバリーでは、相談から初期診断・お見積りまで、無料でご案内しています。まずは復旧専門のアドバイザーへ相談することをおすすめします。
データが必要な場合は、データ復旧の専門業者に相談する
データを確実に取り戻したい場合、技術力の高い専門のデータ復旧業者に依頼することを推奨します。ただし、ご自身の機器がデータ復旧可能かどうか、費用はどれくらいかかるのか、復旧にどれほどの時間が必要かなどの情報は、直接データ復旧業者に相談しないと分かりません。データ復旧を検討している場合は、一度相談してみることをおすすめします。
デジタルデータリカバリーでは、経験豊富なエンジニアと、累計41万件以上のご相談実績(*期間:2011年11月1日以降)から算出されたデータをもとに、他社様でデータ復旧不可能とされた機器でも、経験豊富なエンジニアが、高い精度での復旧を実現しています。
データ復旧ラボへ直接機器をお持込みいただければ、ご希望のお客様には実際に復旧作業している現場をご案内いたします。まずはお気軽にお問い合わせください。年中無休で365日24時間の電話受付・無料診断を行っているため、突然の故障でもすぐに受付可能です。
はじめてのデータ復旧業者は【技術力の高さ】で選ぶ
データトラブルの際、一番頼りになるのがデータ復旧業者です。しかし、初めてデータ復旧業者に依頼するとなると、どこに依頼したらいいのか分からない方も多いのではないでしょうか。
データ復旧業者を選ぶときの最大のポイントは、【技術力の高さ】です。
データ復旧は手術と同様、何度もできるものではありません。失敗してもやり直しがきくものではなく、繰り返すたびに復旧率が下がっていくので、最初の対応が復旧率を握るカギとなります。もし絶対に取り戻したい大切なデータがあれば、確かな技術力を持つ業者に依頼すべきでしょう。
技術力が高いデータ復旧業者を選ぶ3つのポイント
全国100社以上あるといわれるデータ復旧業者の中で技術力が高く、信頼できる業者を選ぶ3つのポイントを解説します。おさえておくべきポイントはこちらです。
- POINT:1 復旧実績や復旧率が数字で明記されている
- POINT:2 他社で復旧できなかった機器からも復旧実績がある
- POINT:3 復旧ラボを公開し、自社内に復旧設備を揃えている
POINT:1 復旧実績や復旧率が数字で明記されている
復旧実績や復旧率は、多くの場合、公式Webサイトで確認できます。特に実績が誰が見ても客観的に判断できる「数字」で明記されている企業は、信頼性が高いと言えます。
データ復旧業者の中には、明確な根拠数字を記載していないケースもあります。そのような業者は技術力を有していない可能性があるため、信頼できる業者とは言い難いです。
「国内最高レベル」など、曖昧な言葉のみで具体的な復旧実績について公開していない業者もあるため、過去の実績についてしっかり確認するようにしましょう。
POINT:2 他社で復旧できなかった機器からも復旧実績がある
「メーカーや他のデータ復旧業者で復旧できなかった機器から復旧実績がある業者」は技術力が高いと言えます。官公庁、国立大学法人、上場企業の復旧件数が多い業者も、信頼がおけます。
データ復旧は、機器の種類や障害の程度によって難易度が異なります。業者によって対応できる障害レベルにも差があるため、技術力の低い業者に依頼すると、復旧に失敗するリスクがあります。
他社で復旧できなかった機器でも復旧実績のある業者は、高難度の障害に対応している、技術レベルの高い業者と言えます。
POINT:3 復旧ラボを公開し、自社内に復旧設備を揃えている
データ復旧の業者の中には、自社で復旧作業を行なわず外注したり、自社内に専用設備を持たない業者も存在します。
そのような業者に依頼してしまうと、誤った処置が行われ、大切なデータを失う可能性があります。
復旧ラボを公開し、見学を受け付けている業者であれば、自社内できちんと復旧作業を行なっていることがわかるので安心です。
国内で復旧ラボを構えている業者は限られています。Webサイトの情報だけではわからないことも多く、実態を知るには直接ラボの様子を確認するのが一番安心です。
データ復旧は「デジタルデータリカバリー」にお任せください
当社はデータ復旧専門業者 14年連続データ復旧国内売上No.1(※)として多くのお客様に選ばれ続けています。そして技術力が高く、信頼できる業者を選ぶ3つのポイントをすべて満たしており、自信を持ってデータ復旧の作業をさせていただきます。
※データ復旧専門業者とは、自社及び関連会社の製品以外の製品のみを対象に保守及び修理等サービスのうちデータ復旧サービスを専門としてサービス提供している企業のこと
※第三者機関による、データ復旧サービスでの売上の調査結果に基づく(集計期間:2007年~2020年)
- POINT:1 復旧実績や復旧率を数字で公開しています
- POINT:2 他社で復旧不可からも多数復旧に成功しています
- POINT:3 復旧ラボをすべて公開・自社内設備で復旧しています
POINT:1 復旧実績や復旧率を数字で公開しています
当社はデータ復旧国内トップクラスの実績を誇っており、復旧率最高値 95.2%(※1)の技術力をもって、あらゆるメディアからのデータ復旧に対応しています。また、官公庁や国立大学法人・上場企業を含めた、日本中のお客様のデータの復旧に対応しており、累計41万件以上のご相談実績(※2)があります。
しかし残念ながら、データ復旧業者の中には技術力が低いにも関わらず、「我々は高い技術力を持っています」など、明確な数字を出さずに曖昧な表現をしている復旧業者が多数あります。そのような復旧業者は、実績が少なかったり、社内に専用設備を持っていない可能性が高いため、注意しましょう。
当社では、「本当に技術力の高い会社であれば、復旧率で明確な根拠を示すべき」と考え、つちかった技術力に自信があるからこそ、復旧実績や復旧率を公開しています。
POINT:2 他社で復旧不可からも多数復旧に成功しています
当社では、同業他社では復旧不可能とされた機器のご相談も7,000件以上(※3)対応しており、重度障害からのデータ復旧に多数成功しています。
技術力の高い業者ほど、他社で復旧不可能と判断された機器の復旧実績が高くなる傾向にあります。
当社は、他社様を上回る症例数を復旧しているからこそ、同業他社で復旧不可能な障害でも、当社で復旧が可能となっています。諦める前に、まずはご相談ください。
POINT:3 復旧ラボをすべて公開・自社内設備で復旧しています
当社は復旧ラボを公開し、見学を受け付けており、直接ラボの様子を確認していただけます。クリーンルームを含め、国内最大級の自社内復旧ラボで復旧作業を行っており、エンジニアの作業風景をWebサイトやSNSで発信しています。
大切なデータを預ける上で、その業者の実態が分からないと信用できませんよね?社内風景や、実際に復旧に携わるエンジニアの顔が見えることは、非常に重要な点と言えます。
データ復旧業者の中には、復旧ラボを社内に保有していなかったり、外注や、個人でも試せる復旧ソフトを使用するだけで、作業を行わない業者も存在します。Webサイト上に掲載している社内風景と、実態が異なる怪しい業者も少なくありません。セキュリティなどを理由に、実態を明かさない復旧業者は、怪しいと判断した方が良いでしょう。
※1:2018年2月実績 復旧率=データ復旧件数/データ復旧ご依頼件数 (2017年12月~2024年6月の各月復旧率の最高値)
※2:期間:2011年1月1日~
※3:期間:2016年6月1日〜
デジタルデータリカバリーが選ばれる理由について、詳しくはこちらで紹介しています。
↓まずはお気軽にご相談ください↓
官公庁、国立大学法人、上場企業
多くのお客様にご利用いただきました
※ 掲載の許可を得た法人様の一部を紹介させていただいております。
よくある質問
いえ、かかりません。当社では初期診断を無料で実施しています。お客様の機器に初期診断を行って初めて正確なデータ復旧の費用がわかりますので、故障状況を確認しお見積りをご提示するまで費用は頂いておりません。
※ご郵送で機器をお預けいただいたお客様のうち、チェック後にデータ復旧を実施しない場合のみ機器の返送費用をご負担頂いておりますのでご了承ください。
営業時間は以下の通りになっております。
土日祝日問わず、年中無休でお電話でのご相談・復旧作業・ご納品・アフターサービスを行っています。
電話受付:0:00~24:00 (24時間対応)
来社受付:9:30~21:00
復旧できる可能性がございます。
弊社では他社で復旧不可となった機器から、データ復旧に成功した実績が多数ございます。 他社大手パソコンメーカーや同業他社とのパートナー提携により、パートナー側で直せない案件を数多くご依頼いただいており、様々な症例に対する経験を積んでおりますのでまずはご相談ください。
この記事を書いた人
デジタルデータリカバリー データ復旧エンジニア
累計相談件数41万件以上のデータ復旧サービス「デジタルデータリカバリー」において20年以上データ復旧を行う専門チーム。
HDD、SSD、NAS、USBメモリ、SDカード、スマートフォンなど、あらゆる機器からデータを取り出す国内トップクラスのエンジニアが在籍。その技術力は各方面で高く評価されており、在京キー局による取材実績も多数。2021年に東京都から復旧技術に関する経営革新優秀賞を受賞。