ブルーレイレコーダーの寿命が近づくと、内部HDDの劣化によりデータの読み書きが困難になることがあります。特に暗号化されたデータの復旧には高度な技術が必要で、専門業者でなければ対応が難しいのが現実です。
この記事では、寿命を迎えたレコーダーからのデータ復旧が難しい理由と、データを守るための方法について解説します。
目次
一般的なブルーレイレコーダーの寿命の目安
一般的なブルーレイレコーダーの寿命の目安は、5~10年とされています。これは使用状況やモデルによって異なる場合がありますが、通常の使用条件下で期待される耐用年数です。
ブルーレイレコーダーの主要モデルは、以下の4メーカーから販売されており、おおよその寿命は以下を参考にしてください。
メーカー | 機種 | 寿命の目安 |
Panasonic | DIGA(ディーガ)シリーズ | 約6年 |
SONY | ZT/ZW・FBT・FBWシリーズ | 約6年 |
SHARP | AQUOS(アクオス)シリーズ | 約5年 |
東芝 | REGZA(レグザ)シリーズ | 約5~6年 |
なお、メーカーが部品を保有する期間は10年以下です。この期間を過ぎると、修理が難しくなり、貴重な録画データが失われる可能性もあります。万が一、ブルーレイレコーダーの故障やデータ消失が発生した場合、早急な対応が必要です。
ブルーレイレコーダーの寿命が近づいていると感じたら、ぜひ一度専門業者にご相談ください。ただし、ブルーレイレコーダーはその構造上、データ復旧を行える業者は世界的に見てもごく限られています。データ復旧を希望する場合は、ごく早い段階でレコーダー復旧にも対応した専門のデータ復旧業者に相談することをおすすめします。
ブルーレイレコーダーで寿命が近づいているサイン
ブルーレイレコーダーの故障のサインには、以下のようなものがあります。
- 電源が入らない: レコーダーが全く起動しない場合、電源関連の故障が考えられます。
- 再生できない: ディスクを挿入しても再生が始まらない場合、読み取り部分の問題があるかもしれません。
- 録画できない: 録画機能が正常に動作しない場合、内部の記録装置に問題がある可能性があります。
- ディスクトレーの不具合: ディスクトレーが開閉しない、またはスムーズに動かない場合、機械的な故障の兆候です。
- 異音がする: 動作中に異常な音がする場合、内部の部品が摩耗している可能性があります。
- 再生中の異音や映像の乱れ: 再生中に音や映像に問題がある場合、ディスクや再生機構に問題があるかもしれません。
これらの症状が現れた場合、修理や交換を検討する必要がありますが、修理や交換を行うとデータ消失のリスクがあります。そのため、修理を進める前に、重要なデータがある場合は、データを取りだしておくことを強くおすすめします。
ブルーレイレコーダーのデータ復旧が難しい理由
ブルーレイレコーダーのハードディスクは、PCとは異なる特殊なファイルシステムと暗号化方式が使用されており、一般的なデータ復旧ツールでは対応が困難です。
しかしデータ復旧は手術と同様、何度もできるものではありません。最初の対応が復旧率を握ります。このとき「初期診断」が重要です。
初期診断は、障害の原因や種別を特定し、適切な復旧方法を選ぶ工程ですが、豊富な経験と高い復旧率を持つ業者は、初期診断の精度が高く、適切な復旧作業を行うことが出来ます。
当社では、経験豊富な技術者が機器を開けずに「初期診断」を行い、内部の部品にダメージを与えることなく問題を見つけます。データ障害のパターン15,000種類以上もありますが、41万件以上の相談経験(算出期間:2011年1月1日~)を持つ当社は、それぞれの障害原因をデータベースから即座に情報を引き出し、原因を正確に特定できる体制を整えています。
機器別エンジニアによる、無料の初期診断も行っていますので、お気軽にご相談ください。365日24時間体制で電話受付を行っており、今後の対応方法を無料でご案内いたします。
最短5分で無料診断!41万件超の相談実績をもとに専門家が対応します。
なぜデジタルデータリカバリーでは復旧困難なレコーダーの復旧事例が多いのか
データ復旧には、デバイスの構造やデータの暗号化についての深い理解が必要です。特にブルーレイレコーダーは特殊なフォーマットや暗号化を使用していることが多く、これを扱うには専門的な技術が求められます。
この点において、デジタルデータリカバリーは、累計41万件以上の相談実績を持ち、様々な症例を扱ってきた経験を活かして、他社で復旧が不可能とされた障害でも対応可能です。
私たちデジタルデータリカバリーは、累計41万件の相談実績をもとに、データ復旧率最高95.2%(*)という業界トップクラスの成果を実現し、様々なデバイスや障害タイプに対応するために、専門チームを編成し、高い復旧率を実現しています。
* 2018年2月実績 復旧率=データ復旧件数/データ復旧ご依頼件数 (2017年12月~2024年6月の各月復旧率の最高値)
データ復旧の精度は、取り扱った症例数に比例します。他社を上回る症例数を手掛けているからこそ、他社で復旧が不可能とされた障害でも、当社では復旧が可能となっています。
「他社では対応できない」とされた場合でも、お気軽にお問い合わせください。24時間365日体制で経験豊富な専門のアドバイザーがご対応します。
実際の復旧事例
以下の事例は、デジタルデータリカバリーで実際にご相談があり、復旧作業に成功した事例です。
復旧事例①他社復旧不可とされたレコーダーの復旧事例
症状
Sonyのブルーレイレコーダーの容量が一杯だと表示された後、画面が動かなくなった。試しに自分で電源コードを外して再起動したら、容量が0になった。
保存していたホームビデオの動画がどうしても必要なので、国内外のデータ復旧会社3社に復旧をお願いしたが、2か月待っても一社も復旧することはできなかった。
診断結果
ブルーレイレコーダー内蔵HDDの論理障害によるデータの消失
復旧作業結果
ブルーレイレコーダー内蔵HDDの部品交換作業の後、ファイルシステムを修復を行い、ホームビデオを含むデータの復旧作業が完了しました。過去に類似の症例があったため、作業は1日で完了しています。
官公庁、国立大学法人、上場企業
多くのお客様にご利用いただきました
※ 掲載の許可を得た法人様の一部を紹介させていただいております。
よくある質問
いえ、かかりません。当社では初期診断を無料で実施しています。お客様の機器に初期診断を行って初めて正確なデータ復旧の費用がわかりますので、故障状況を確認しお見積りをご提示するまで費用は頂いておりません。
※ご郵送で機器をお預けいただいたお客様のうち、チェック後にデータ復旧を実施しない場合のみ機器の返送費用をご負担頂いておりますのでご了承ください。
営業時間は以下の通りになっております。
土日祝日問わず、年中無休でお電話でのご相談・復旧作業・ご納品・アフターサービスを行っています。
電話受付:0:00~24:00 (24時間対応)
来社受付:9:30~21:00
復旧できる可能性がございます。
弊社では他社で復旧不可となった機器から、データ復旧に成功した実績が多数ございます。 他社大手パソコンメーカーや同業他社とのパートナー提携により、パートナー側で直せない案件を数多くご依頼いただいており、様々な症例に対する経験を積んでおりますのでまずはご相談ください。
この記事を書いた人
デジタルデータリカバリー データ復旧エンジニア
累計相談件数46万件以上のデータ復旧サービス「デジタルデータリカバリー」において20年以上データ復旧を行う専門チーム。
HDD、SSD、NAS、USBメモリ、SDカード、スマートフォンなど、あらゆる機器からデータを取り出す国内トップクラスのエンジニアが在籍。その技術力は各方面で高く評価されており、在京キー局による取材実績も多数。2021年に東京都から復旧技術に関する経営革新優秀賞を受賞。