ブルーレイディスクに、大切な映画や家族の思い出を保存している人は多いのではないでしょうか。しかし、いざ再生しようとした時にディスクを読み込んでくれないというトラブルに見舞われた経験はありませんか?
シャープのブルーレイディスクレコーダーでこうした問題が発生した場合、その原因と対処法を知っておくことは非常に重要です。
本記事では、シャープのブルーレイディスクレコーダーがディスクを読み込まない主な原因と、その対処法について詳しく解説します。また、ブルーレイレコーダー・ブルーレイディスクは非常に繊細な機器の為、貴重なデータがディスクに保存されている場合は、自己判断での対処を避け、専門のデータ復旧会社に相談することをおすすめします。
目次
シャープのブルーレイが読み込めない原因
シャープのブルーレイレコーダーがブルーレイディスクを読み込まない原因は主に以下の3つです。
シャープで使用可能なブルーレイディスクではない
再生しようとしているブルーレイディスクが、シャープのブルーレイレコーダーに対応していない場合、ディスクは読み込みされません。ブルーレイディスクには、BD-ROM・BD-R・BD-RE・BD-R BDXL・BD-RE BDXLなどの種類があり、それぞれにバージョンなどのタイプもあります。以下のシャープ公式の使用可能なブルーレイディスクを確認しましょう。
ブルーレイディスクの種類
種類 | 特徴 | 書き換え | 用途 |
BD-ROM | 読みだし専用 | × | 映画、ゲームソフト |
BD-R | 追記型 | × | データ保存、バックアップ |
BD-R BDXL | 追記型 (3-4層) | × | 大容量データ保存 |
BD-RE | 書き換え型 | 約1000~1万回 | データ保存、バックアップ |
BD-RE BDXL | 書き換え型 (3層) | 約1000~1万回 | 大容量データの繰り返し保存 |
レコーダーの読み取り部にホコリが溜まっている
レコーダーの読み取り部にホコリが溜まっていると、ディスクをうまく回転させることができず、再生できない・読み込まないことがあります。
また、ブルーレイディスクのデータの読み込みにはレーザー光が使われています。レーザー光を一点に集めるためのレンズが汚れている場合、正しくレーザー光が当たりません。その為、音飛びが発生したり画像が乱れることもあります。
長期間レコーダーのお手入れをしていない、使用していないなどに当てはまる場合には、確認が必要です。
もし、ブルーレイレコーダーが故障していると分かった場合は、以下の記事に故障原因や対処法を詳しく解説してるのでぜひ参考にしてみてください。
ブルーレイディスクに傷・汚れがある
ディスクの記録面(鏡面側)に傷・汚れがある場合、その部分のデータを読み取ることができないため、再生できない・認識しない原因になります。
ブルーレイディスクは劣化しにくく、長期間データを保持できますが、その分傷がつきやすく、扱い方を間違えるとすぐに劣化する繊細な機器になっています。
もしもディスクの記録面に大きな傷・取れない汚れがある場合は、自分で対処せず、専門家に依頼して、大事なデータを取り出しましょう。
シャープ製ブルーレイのカンタンにできるの対処法
シャープ製ブルーレイのカンタンにできる対処法は、以下の2つです。
シャープ製ブルーレイレコーダーをクリーニング
ブルーレイレコーダーの読み取り部は、自分で簡単にクリーニングをすることができます。市販されているブルーレイ専用のレンズクリーナーを使用することで、症状が改善が期待できます。
ネットや家電量販店でも簡単に入手できるため、レコーダーの不具合が考えられる場合は一度試してみましょう。
シャープ製ブルーレイディスクのクリーニング
ブルーレイディスクのホコリは、メガネ拭きマイクロファイバー製のやわらかい布を使って、効果的に取り除くことができます。拭き方としては、強くこすらず、軽く表面だけを拭きましょう。円状に拭くのではなく、中央から外側に向けて直線状に拭くのがポイントです。
専用のディスククリーナーも販売されています。水やアルコールでも代用できますが、しっかり対処したい場合はディスククリーナーを使用しましょう。検索して出てくるクリーナーにはレコーダー用のものもあるため、購入の際には確認を行いましょう。
また、ブルーレイディスクは繊細な機器のため、間違った使い方や少しのミスで、ブルーレイディスクが故障・データが消失することがあるため、注意が必要です。
シャープ製ブルーレイの対処法を行うときの注意点
シャープ製ブルーレイの対処法を行う上で、注意すべき点は以下の通りです。
- 復旧作業は難易度が高い
- 対処法を行うことで状態が悪化することもある
- 復旧の専門家に任せることが一番安全
覚えておかないといけないことは、復旧作業は難易度が高く対処法を行うことで状態が悪化する可能性があるということです。
今回はあくまで簡単な対処法をご紹介しましたが、復旧できるのはごく軽度の障害のみです。よくわからないまま対処法を行ってしまうと傷をつけたり、最悪の場合復旧不可能の状態に陥る可能性もあります。
専門的な知識や技術を必要とする特殊なケースも存在するため、大事なデータが含まれている場合は自分で対処しないことをおすすめします。
大事なデータの復旧は専門業者に依頼する
ブルーレイディスク・DVDの中に失いたくない大切なデータがあれば、データ復旧の専門業者に相談することを強くおすすめします。データ復旧業者では、応急処置では対応できない物理障害や、重度の論理障害からのデータ復元・復旧が可能です。
これまでの対処方法は、ごく「軽度の物理障害」しか対応できず、「中高度の物理障害障害」あるいは「復旧ツールが必要な論理障害」には対応できませんでした。
データ復旧業者では、ブルーレイディスク・DVDに発生している症状を元にエンジニアによる正確な初期診断を行い、故障原因の特定が可能です。プロが対応するため、データ復旧に失敗するリスクを抑えることができます。
デジタルデータリカバリーでは、相談から初期診断・お見積りまで、無料でご案内しています。まずは復旧専門のアドバイザーへ相談することをおすすめします。
よくある質問
いえ、かかりません。当社では初期診断を無料で実施しています。お客様の機器に初期診断を行って初めて正確なデータ復旧の費用がわかりますので、故障状況を確認しお見積りをご提示するまで費用は頂いておりません。
※ご郵送で機器をお預けいただいたお客様のうち、チェック後にデータ復旧を実施しない場合のみ機器の返送費用をご負担頂いておりますのでご了承ください。
営業時間は以下の通りになっております。
土日祝日問わず、年中無休でお電話でのご相談・復旧作業・ご納品・アフターサービスを行っています。
電話受付:0:00~24:00 (24時間対応)
来社受付:9:30~21:00
復旧できる可能性がございます。
弊社では他社で復旧不可となった機器から、データ復旧に成功した実績が多数ございます。 他社大手パソコンメーカーや同業他社とのパートナー提携により、パートナー側で直せない案件を数多くご依頼いただいており、様々な症例に対する経験を積んでおりますのでまずはご相談ください。
この記事を書いた人
デジタルデータリカバリー データ復旧エンジニア
累計相談件数46万件以上のデータ復旧サービス「デジタルデータリカバリー」において20年以上データ復旧を行う専門チーム。
HDD、SSD、NAS、USBメモリ、SDカード、スマートフォンなど、あらゆる機器からデータを取り出す国内トップクラスのエンジニアが在籍。その技術力は各方面で高く評価されており、在京キー局による取材実績も多数。2021年に東京都から復旧技術に関する経営革新優秀賞を受賞。