「このブルーレイディスクだけ再生できない!」「最近買い替えたばかりなのに!」なんて場面に遭遇したことはありませんか?再生できないディスクに重要・必要なデータが入っていたら、より不安になると思います。
こういった特定のディスクだけ再生できない原因はレコーダーかディスクのどちらか、もしくはどちらにも問題が発生している可能性があります。本記事では、「レコーダーとディスク」に問題を分割して原因と対処法を詳しく解説しているので、本文を読んで問題を一緒に解決しましょう。
「自分では解決ができなそう…」「大事なデータが入っているから、リスクは犯したくない」という方は、データ復旧のプロに任せしましょう。
目次
特定のブルーレイディスクだけで再生できない場合に確認すべきこと
他のディスクでは再生できる場合、再生できないディスクに問題がある可能性が高いです。ディスクに問題がある場合に、確認するべきことは以下の2つです。
使用できるディスク(対応しているディスク)か
同じブルーレイでも、レコーダーによって再生できるディスクの種類は異なります。その為、対応していないディスクを挿入している場合は、再生ができないことがあります。
一度、自分のブルーレイレコーダーで再生できるディスクの種類、挿入するディスクの種類を確認してみましょう。
ブルーレイディスクには、読み出し専用(BD-ROM)、追記型(BD-R)、書き換え型(BD-RE)の主に3種類があります。種類の理解を深めることで、問題解決の糸口になる可能性があります。
BD-ROM | 読み出し専用。事前に記録されたデータが格納されている。
例)映画、ゲームソフトなど |
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BD-R | 追記型。1度だけ書き込み、記録ができる。容量があれば、追記も可能。
メリット)長期間の保存に適する |
BD-RE | 書き換え型。繰り返し書き込みできる。データの上書きが可能。
例)一時的にしか保存しないデータの保持に適する。 |
もっと詳しく知りたい場合は、以下の記事でディスクの種類について詳しく説明しているので、参考にしてみてください。
ディスクにホコリ・汚れはついていないか
ディスクの記録面(鏡面側)にホコリ・汚れがある場合、その部分のデータを読み込みができなくなってしまいます。特にブルーレイディスクはDVDと比べ、傷つきやすく繊細であるため、取り扱う際は細心の注意が必要です。
また、ホコリや汚れを原因としてディスクに傷がが入ってしまっている場合は修復作業が必要になります。少量の傷であれば、市販のディスク専用クリーナーで修復することが可能です。
ただし、失敗すると傷を広げたり、最悪の場合修復できない状態まで悪化することがあるので、重要なデータが入っている場合は専門の復旧業者に依頼しましょう。
ディスクのクリーニングのやり方に関しては以下の記事に詳しくまとめているので、参考にしてみてください。
特定のレコーダーで再生できない場合に確認すべきこと
他のレコーダーで再生できる場合、再生できないレコーダーに問題がある可能性が高いです。レコーダーに問題がある場合に、確認するべきことは以下の3つです。
BD/DVDモードに切り替えているか
ブルーレイレコーダーでは、DVDとBD(ブルーレイディスク)の両方を再生できる機器がほとんどです。DVDとDBでは記録方式が違うため、再生するときにはBDを再生する設定にしなければいけません。
機器によっても異なりますが、今どちらを再生する設定になっているかわかるようにランプが光るものもあるので、確認して見ましょう。
レコーダーのソフトウェアアップデートはしてるか
ブルーレイレコーダーにもソフトウェアアップデートがあります。不正コピー防止の最新型のコピーガードや、新しく開発された機能を使用するために、不定期に実施されています。アップデートをしていない・正常に完了されていない場合、動作不良につながる可能性もあるため、確認が必要です。
レコーダーのアップデートのやり方については、以下の記事で詳しくまとめているので、参考にしてみてください。
レコーダーのピックアップレンズの経年劣化
レコーダーの寿命は平均5年~10年と言われています。最新ものでは、もう少し使えるかもしれませんが、使用環境によって約1年~3年と早く劣化していきます。
劣化の過程で、ディスクの情報を読み取るピックアップレンズが劣化すると、再生できない原因になります。このピックアップレンズに傷や汚れがついていたり、劣化によって変形したりするとレーザー光を正しく照射できないためです。
もし確認が可能な場合は、一度確認してみましょう。
ピックアップレンズの状態確認のための解体などは、行わないようにしましょう。分解後の組み立ては難しく、レコーダー機器は他の機器と比べて繊細なため、新たに問題が発生する可能性があります。最悪の結果、データの取り出しが不可能になります。
自力でレコーダー・ディスクの復旧は難しい?
ブルーレイ機器に関しては、他の電子機器にくらべても非常に繊細に扱わなくてはいけません。特にブルーレイディスクに関しては、記録されている層がDVDやCDなどに比べて非常に近く、少しの傷でも重要な問題になる可能性があります。
ディスクのクリーニングなどは比較的簡単にできますが、一歩間違えれば、データが消える・破損することは覚えておきましょう。
重要・緊急のデータ復旧は専門業者に依頼する
ブルーレイレコーダー・ブルーレイディスク・DVDの中に失いたくない大切なデータがあれば、データ復旧の専門業者に相談することを強くおすすめします。データ復旧業者では、応急処置では対応できない物理障害や、重度の論理障害からのデータ復元・復旧が可能です。
これまでの対処方法は、ごく「軽度の物理障害」しか対応できず、「中高度の物理障害障害」あるいは「復旧ツールが必要な論理障害」には対応できませんでした。
データ復旧業者では、ブルーレイレコーダー・ブルーレイディスク・DVDに発生している症状を元にエンジニアによる正確な初期診断を行い、故障原因の特定が可能です。プロが対応するため、データ復旧に失敗するリスクを抑えることができます。
デジタルデータリカバリーでは、相談から初期診断・お見積りまで、無料でご案内しています。まずは復旧専門のアドバイザーへ相談することをおすすめします。
よくある質問
いえ、かかりません。当社では初期診断を無料で実施しています。お客様の機器に初期診断を行って初めて正確なデータ復旧の費用がわかりますので、故障状況を確認しお見積りをご提示するまで費用は頂いておりません。
※ご郵送で機器をお預けいただいたお客様のうち、チェック後にデータ復旧を実施しない場合のみ機器の返送費用をご負担頂いておりますのでご了承ください。
営業時間は以下の通りになっております。
土日祝日問わず、年中無休でお電話でのご相談・復旧作業・ご納品・アフターサービスを行っています。
電話受付:0:00~24:00 (24時間対応)
来社受付:9:30~21:00
復旧できる可能性がございます。
弊社では他社で復旧不可となった機器から、データ復旧に成功した実績が多数ございます。 他社大手パソコンメーカーや同業他社とのパートナー提携により、パートナー側で直せない案件を数多くご依頼いただいており、様々な症例に対する経験を積んでおりますのでまずはご相談ください。
この記事を書いた人
デジタルデータリカバリー データ復旧エンジニア
累計相談件数46万件以上のデータ復旧サービス「デジタルデータリカバリー」において20年以上データ復旧を行う専門チーム。
HDD、SSD、NAS、USBメモリ、SDカード、スマートフォンなど、あらゆる機器からデータを取り出す国内トップクラスのエンジニアが在籍。その技術力は各方面で高く評価されており、在京キー局による取材実績も多数。2021年に東京都から復旧技術に関する経営革新優秀賞を受賞。