SDカードがRAWフォーマットになってしまうと、大切なデータにアクセスできなくなり、とても困ってしまいますよね。
この記事では、SDカードがRAW状態になる主な原因と、その対処法について詳しく解説します。データ消失のリスクに直面している方々にとって、役立つ情報を提供しますので、ぜひ参考にしてください。
目次
SDカード RAWの原因
SDカードがRAWフォーマットになる原因は様々です。以下では、主な原因について詳しく説明します。
不適切な取り外し
SDカードを使用中に、パソコンやカメラから「安全な取り外し」を行わずに抜くと、データが正しく保存されず、ファイルシステムが破損することがあります。これにより、SDカードがRAWフォーマットとして認識される可能性があります。
ウイルス感染
パソコンやカメラなどのデバイスがウイルスに感染すると、SDカード内のファイルが破損し、RAWフォーマットになることがあります。特に、不審なサイトからダウンロードしたファイルを開く際には注意が必要です。
ファイルシステムの破損
長期間使用していると、SDカードのファイルシステムが破損することがあります。これにより、カードがRAWフォーマットとして認識され、データにアクセスできなくなります。
デバイスの故障
SDカードを読み込むデバイス自体が故障している場合、カードが正しく認識されずRAWフォーマットとして扱われることがあります。他のデバイスで試してみることが重要です。
電源不足や突然のシャットダウン
SDカードを使用中に電源が突然切れたり、デバイスが強制的にシャットダウンしたりすると、データの保存が途中で中断され、ファイルシステムが破損することがあります。
物理的損傷
物理的損傷の場合、復元は困難です。自力での復元が難しい場合は、データ復旧業者に相談することが最善の方法です。専門業者であれば、物理障害や深刻な論理障害に対しても対応できるため、重要なデータを安全に復元できる可能性が高まります。
デジタルデータリカバリーでは、41万件以上(2011年1月1日〜)の豊富な相談実績を持ち、物理的な故障や重度のデータトラブルなど、さまざまなケースにおいて正確な初期診断を行い、問題の原因を迅速かつ的確に特定します。
安心してサービスを利用できるよう初期診断を無料で提供するなど、サポート体制を整えており、電話受付も365日24時間対応しているため、いつでも困ったときにご連絡いただけます。データトラブルにお悩みの際は、ぜひお気軽にご相談ください。
SDカード RAW の対処法
SDカードがRAWフォーマットになってしまった場合、以下の対処法を試してみてください。これらの方法でデータを復元できる可能性があります。
CHKDSKコマンドを使用する
CHKDSKコマンドは、Windowsに標準搭載されているディスクチェックツールです。以下の手順でSDカードのエラーを修復できます。
- SDカードをパソコンに挿入します。
- 「スタート」メニューを開き、「コマンドプロンプト」を検索して右クリックし、「管理者として実行」を選択します。
- コマンドプロンプトに「chkdsk X: /f /r」と入力します(XはSDカードのドライブレターです)。
- Enterキーを押してコマンドを実行します。
- プロセスが完了するまで待ちます。
CHKDSKコマンドはファイルシステムのエラーを修復することができますが、データの完全な復元を保証するものではありません。
データ復旧ソフトを利用する
専用のデータ復旧ソフトを使用することで、SDカードから失われたデータを復元できる場合があります。以下に、人気のあるデータ復旧ソフトを紹介します。
- Recuva: 使いやすく無料で利用可能。
- EaseUS Data Recovery Wizard: 高い復元率を誇る有料ソフト。
- Disk Drill: 多機能で幅広いフォーマットに対応。
これらのソフトを使用する際は、データが上書きされないよう注意が必要です。
ディスクのフォーマットを試みる
ファイルシステムが深刻に破損している場合、フォーマットを行うことでSDカードを再利用できるようになることがあります。ただし、フォーマットを行うとデータが完全に消去されるため、事前にデータ復旧ソフトでの復元を試みてください。
- SDカードをパソコンに挿入します。
- 「エクスプローラー」を開き、SDカードを右クリックします。
- 「フォーマット」を選択します。
- 「ファイルシステム」で「FAT32」または「exFAT」を選びます。
- 「開始」をクリックしてフォーマットを実行します。
フォーマット後は、新たにデータを保存することが可能になります。
プロフェッショナルなデータ復旧サービスを利用する
物理的な損傷や高度なファイルシステムの破損の場合、自力での復元が困難です。その際は、信頼できるデータ復旧業者に依頼することをおすすめします。専門業者は高度な技術と設備を持っており、高い成功率でデータを復元できます。
SDカードを別のデバイスで試す
SDカード自体に問題がないかを確認するために、別のデバイス(別のカメラやパソコン)でカードを試してみましょう。これにより、問題がSDカード自体にあるのか、使用しているデバイスにあるのかを判断できます。
ファイルシステムの修復ツールを使用する
専用のファイルシステム修復ツールを使用することで、SDカードのファイルシステムを修復できる場合があります。例えば、「TestDisk」や「PhotoRec」などのオープンソースツールを利用する方法があります。
- TestDiskを公式サイトからダウンロードしてインストールします。
- TestDiskを管理者権限で実行します。
- 対象のSDカードを選択し、「Analyze」を選びます。
- スキャンが完了したら、修復可能なパーティションを選択し、「Write」を選びます。
- パソコンを再起動し、SDカードを再度確認します。
この方法はコマンドラインツールを使用するため、操作に自信がない場合は専門家に依頼することをおすすめします。
確実にデータ復旧を行う場合はデータ復旧の専門家まで相談する
データ復旧のプロはファイル構造を解析し、バイナリデータを修復して復元します。データ消失のリスクを最小限に抑え、確実にデータを取り出すためにも、自己診断や修復を試みず、速やかに専門家に相談することが重要です。
私たちデジタルデータリカバリーでは破損したファイル構造を解析し、バイナリデータを修復して復元します。これにより、復元ソフトで対応できない物理障害や重度の論理障害からデータを復元でき、正確な初期診断で故障原因の特定が可能です
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機器別エンジニアによる、無料の初期診断も行っていますので、お気軽にご相談ください。365日24時間体制で電話受付を行っており、今後の対応方法を無料でご案内いたします。
よくある質問
いえ、かかりません。当社では初期診断を無料で実施しています。お客様の機器に初期診断を行って初めて正確なデータ復旧の費用がわかりますので、故障状況を確認しお見積りをご提示するまで費用は頂いておりません。
※ご郵送で機器をお預けいただいたお客様のうち、チェック後にデータ復旧を実施しない場合のみ機器の返送費用をご負担頂いておりますのでご了承ください。
営業時間は以下の通りになっております。
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電話受付:0:00~24:00 (24時間対応)
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復旧できる可能性がございます。
弊社では他社で復旧不可となった機器から、データ復旧に成功した実績が多数ございます。 他社大手パソコンメーカーや同業他社とのパートナー提携により、パートナー側で直せない案件を数多くご依頼いただいており、様々な症例に対する経験を積んでおりますのでまずはご相談ください。
この記事を書いた人
デジタルデータリカバリー データ復旧エンジニア
累計相談件数46万件以上のデータ復旧サービス「デジタルデータリカバリー」において20年以上データ復旧を行う専門チーム。
HDD、SSD、NAS、USBメモリ、SDカード、スマートフォンなど、あらゆる機器からデータを取り出す国内トップクラスのエンジニアが在籍。その技術力は各方面で高く評価されており、在京キー局による取材実績も多数。2021年に東京都から復旧技術に関する経営革新優秀賞を受賞。