メモリを増設したものの、パソコンが新しいメモリを認識しないというトラブルに遭遇したことはありませんか?この問題は、さまざまな原因が考えられます。この記事では、メモリが認識されない原因と対処法について詳しく解説し、データ消失リスクに直面しているユーザー向けに安全に対応する方法を紹介します。特に、ハードウェアに関わる問題では、データ復旧業者への相談を推奨しています。
目次
メモリが認識されない原因
メモリが正しく認識されない原因には、さまざまな要因があります。ここでは、代表的な原因を挙げ、それぞれの解決方法を詳しく解説していきます。
メモリの装着不良
メモリが正しく挿入されていない場合、パソコンがメモリを認識しないことがあります。特に、デスクトップ型パソコンではメモリスロットにメモリが奥までしっかり挿入されているか確認する必要があります。
互換性の問題
新しいメモリがパソコンのマザーボードやチップセットと互換性がない場合、正しく認識されません。パソコンが対応するメモリの規格や容量を確認し、適切なものを選んでいるかを見直しましょう。
BIOSの設定ミス
メモリが増設された後、BIOSが適切に設定されていないと、システムがメモリを認識しないことがあります。BIOSを確認し、メモリが正しく認識されているか確認する必要があります。
メモリ自体の不良
増設したメモリが不良品である場合、パソコンがそのメモリを認識しないことがあります。別のスロットで動作確認を行うか、1枚ずつ検証することで不具合を特定します。
OSやドライバの問題
OSやメモリ管理に関わるドライバの問題も考えられます。特に32bit版のWindowsでは4GB以上のメモリを認識しないため、64bit版へのアップデートやドライバの更新が必要です。
ハードウェアの故障
ハードウェアの故障のデータ復旧には開封作業が必要となるため、自力でのデータ復旧は原則として不可能です。データを取り戻す場合は高度な防塵設備を備えた専門業者で、高度な技術力を持つエンジニアが開封・部品交換を行う必要があります。
復旧は一度限りのチャンスです。異音などの症状が見られるとき、データを取り出したいなら、操作を控えて上記環境を揃えたデータ復旧の専門家まで対応を依頼しましょう。クリーンルームのない業者や外注中心の業者では、データ損傷のさらなるリスクがあります。
デジタルデータリカバリ―では、手術室レベルに清潔な防塵設備「クリーンルーム」と7,000台以上のHDDドナーを備え、迅速な復旧を可能にしています。まずはお気軽にご相談ください。24時間365日体制で経験豊富な専門のアドバイザーがご対応します。
メモリが認識されない場合の対処法
メモリが認識されない場合の具体的な対処法について説明します。以下の方法を試し、問題の解決に役立ててください。
メモリの装着確認
まずはメモリが正しく挿入されているか確認しましょう。特に、メモリがスロットの端にしっかりとはまっているかを確認し、不十分な装着がないかをチェックします。
- パソコンの電源を切り、コンセントを抜く。
- メモリスロットのロックを解除し、メモリがしっかりとスロットに装着されているか確認する。
- 再度メモリを奥まで挿入し、ロックがしっかり掛かるまで押し込む。
- パソコンを再起動して、メモリが認識されているか確認する。
互換性の確認
メモリの規格や容量がパソコンに適合していない場合、メモリを認識しません。パソコンのマザーボードが対応している規格を確認し、それに合ったメモリを使用しているかを再度チェックしましょう。
- パソコンのマニュアルやメーカーの公式サイトで対応するメモリ規格を確認する。
- 使用しているメモリが規格や容量に合致しているか確認する。
- 不適合の場合、正しいメモリに交換する。
BIOSの設定を確認・更新
メモリを増設した際に、BIOSが自動的にメモリを認識しないことがあります。BIOS画面でメモリの認識状況を確認し、設定を適切に行いましょう。
- パソコンを再起動し、起動中に「F2」キーを押してBIOS画面を開く。
- 「Memory Information」または「Memory Configuration」の項目で増設メモリが認識されているか確認する。
- 認識されていない場合は、BIOSのアップデートが必要かもしれないので、メーカーの公式サイトから最新バージョンをダウンロードしてインストールする。
メモリの不良をチェック
メモリ自体に問題がある可能性がある場合、1枚ずつ動作確認を行うか、別のスロットでテストすることで問題を特定できます。
- メモリを1枚ずつ挿入し、動作確認を行う。
- 異なるスロットでメモリを試してみる。
- 不良が疑われる場合は、メモリを交換する。
OSやドライバの更新
OSやメモリに関連するドライバの不具合が原因でメモリが認識されないことがあります。特に32bit OSを使用している場合は、4GB以上のメモリを認識しないため、64bit版へのアップデートが必要です。
- OSのバージョンが32bitか64bitか確認する。
- 32bitの場合、64bit OSへアップデートを検討する。
- メモリ関連のドライバが最新かどうか確認し、必要に応じてアップデートする。
ハードウェアの故障を確認
メモリスロットやマザーボードの不具合が疑われる場合、ユーザーが自力で修復するのは非常に困難です。このような場合、専門業者に診断を依頼し、データ消失リスクを最小限に抑えることが重要です。
データ復旧業者への相談する
メモリの認識トラブルは、シンプルな装着ミスから、深刻なハードウェア故障までさまざまです。特に、データ消失リスクが高い場合やハードウェアの故障が疑われる場合は、専門業者に相談することを強く推奨します。
デジタルデータリカバリーなら他社で復旧不可と診断された機器の相談を7,300件以上(※1)いただいております。データ復旧は失敗を重ねるごとに完全復旧への難易度があがるため、最新の設備と、復旧率最高値95.2%(※2)を実現させる技術力を持つ当社までご相談ください。
※1:算出期間:2016年6月1日~
※2:2018年2月実績 復旧率=データ復旧件数/データ復旧ご依頼件数 ・2017年12月~2024年8月の各月復旧率の最高値
官公庁、国立大学法人、上場企業
多くのお客様にご利用いただきました
※ 掲載の許可を得た法人様の一部を紹介させていただいております。
よくある質問
いえ、かかりません。当社では初期診断を無料で実施しています。お客様の機器に初期診断を行って初めて正確なデータ復旧の費用がわかりますので、故障状況を確認しお見積りをご提示するまで費用は頂いておりません。
※ご郵送で機器をお預けいただいたお客様のうち、チェック後にデータ復旧を実施しない場合のみ機器の返送費用をご負担頂いておりますのでご了承ください。
営業時間は以下の通りになっております。
土日祝日問わず、年中無休でお電話でのご相談・復旧作業・ご納品・アフターサービスを行っています。
電話受付:0:00~24:00 (24時間対応)
来社受付:9:30~21:00
復旧できる可能性がございます。
弊社では他社で復旧不可となった機器から、データ復旧に成功した実績が多数ございます。 他社大手パソコンメーカーや同業他社とのパートナー提携により、パートナー側で直せない案件を数多くご依頼いただいており、様々な症例に対する経験を積んでおりますのでまずはご相談ください。
この記事を書いた人
デジタルデータリカバリー データ復旧エンジニア
累計相談件数46万件以上のデータ復旧サービス「デジタルデータリカバリー」において20年以上データ復旧を行う専門チーム。
HDD、SSD、NAS、USBメモリ、SDカード、スマートフォンなど、あらゆる機器からデータを取り出す国内トップクラスのエンジニアが在籍。その技術力は各方面で高く評価されており、在京キー局による取材実績も多数。2021年に東京都から復旧技術に関する経営革新優秀賞を受賞。