Windows 7で外付けHDDが認識されないという問題は、突然発生することがあり、多くのユーザーがこの問題に直面しています。特に、大切なデータが保存されている場合、焦りと不安が募るものです。
本記事では、データ復旧の専門家として、外付けHDDが認識されない原因と、その対処法について詳しく解説します。問題の原因を特定し、適切な対処を行うことで、データの消失を防ぐことが可能です。
目次
Windows 7で外付けHDDが認識されない原因
外付けHDDがWindows 7で認識されない原因は次の通りです。
USB接続の問題
最も一般的な原因は、USB接続の問題です。
外付けHDDが正しく接続されていなかったり、USBケーブルが断線している可能性があります。また、USBポートが故障している場合も考えられます。
電源供給不足
外付けHDDが正常に認識されない場合、電源供給不足も一因です。
特に、バスパワーで動作する外付けHDDの場合、USBポートの電力が足りないと、正常に動作しないことがあります。
ドライバーの問題
Windows 7では、外付けHDDを認識するために必要なドライバーが適切にインストールされていない場合や、ドライバーが古い場合に、認識できないことがあります。この問題は、ドライバーを更新または再インストールすることで解決できることが多いです。
HDDの物理的故障
HDDの物理的故障は、落下や衝撃、経年劣化、電気的トラブルなどが原因で発生します。
主な症状として、異常なクリック音やガリガリ音、電源ランプが点灯しない、異常な過熱などが挙げられます。
これらの兆候が見られる場合、HDD内部の部品に深刻な損傷がある可能性が高いため、すぐに使用を中止し自己修理を試みず、データ復旧業者に相談することをおすすめします。
デジタルデータリカバリーでは、経験豊富な技術者が46万件以上の相談実績(算出期間:2011年1月1日~)をもとに「初期診断」を行い、障害原因をデータベースから即座に情報を引き出し、原因を正確に特定できる体制を整えています。
相談から初期診断・お見積りまで24時間365日体制で無料でご案内しています。 まずは復旧専門のアドバイザーへ相談することをおすすめします。
ファイルシステムの破損
ファイルシステムの破損により、外付けHDDが認識されない場合があります。
これは、外付けHDDを安全に取り外さずにケーブルを抜いたり、電源が突然切断された際に発生することが多いです。
このような操作により、HDD内のデータ構造が崩れ、システムが正しくファイルを認識できなくなります。対処法としては、Windowsのディスク修復ツール「CHKDSK」を使用して修復を試みる方法がありますが、状況によってはデータ復旧業者での対応が必要です。
システム設定の不具合
Windows 7のシステム設定が正しく構成されていない場合も、外付けHDDが認識されないことがあります。例えば、ディスクの管理においてHDDが表示されていない場合や、ドライブレターが割り当てられていない場合が原因です。
Windows 7で外付けHDDが認識されない場合の対処法
次に、外付けHDDが認識されない場合の具体的な対処法について解説します。それぞれの方法を試し、原因に応じた解決策を見つけてください。
USB接続の確認
まずは、USBケーブルの接続を確認しましょう。USBポートを変えて接続してみたり、別のケーブルを試してみてください。また、別のパソコンに接続してみることで、外付けHDDやケーブルに問題があるかどうかを確認できます。
- 外付けHDDを別のUSBポートに接続する
- 別のPCで外付けHDDが認識されるか確認する
- USBケーブルを交換して再接続する
電源供給の確認
電源供給が不足している場合は、外付けHDDの専用電源ケーブルを使用するか、USBポートの電力が十分か確認しましょう。USBポートに他のデバイスが多く接続されている場合は、一度それらを外して試してみることをおすすめします。
- 外付けHDDの専用電源ケーブルを接続する
- 他のUSBデバイスを外して電力を確保する
- USBハブを使わず、直接PCに接続する
ドライバーの再インストール
Windows 7で外付けHDDが認識されない場合、ドライバーの問題である可能性があります。この場合、デバイスマネージャーを使用して、ドライバーを再インストールまたは更新することで解決することが多いです。
- スタートメニューを開き、デバイスマネージャーを検索し起動する
- 「ディスクドライブ」を展開し、外付けHDDがリストにあるか確認する
- 外付けHDDを右クリックし、「ドライバーの更新」を選択する
- ドライバーを自動検索または手動でインストールする
ディスクの管理ツールを使用する
外付けHDDがディスクの管理ツールで認識されているかを確認しましょう。ここでドライブレターが割り当てられていない場合、ドライブレターを手動で設定することで解決できます。また、フォーマットが必要な場合は、データが上書きされないように注意してください。
- スタートメニューを右クリックし、「ディスクの管理」を選択する
- 外付けHDDが表示されているか確認する
- ドライブレターがない場合、「ドライブ文字とパスの変更」を選び割り当てる
- 必要に応じてフォーマットを行う
ファイルシステムを修復する
外付けHDDのファイルシステムが破損している場合は、CHKDSKコマンドを使用して修復を試みることができます。これはHDDに論理的な障害がある場合に有効です。
- コマンドプロンプトを管理者権限で開く
- 「chkdsk X: /f」を入力し、Enterキーを押す(Xは外付けHDDのドライブレター)
- 修復が完了するまで待つ
確実にデータ復旧を行う/自力で対応できない場合、「データ復旧の専門業者」に対応を依頼する
HDDが物理的に故障している場合、自力での修復は困難であるため、データ復旧業者に依頼することを強くお勧めします。物理障害によるHDDの故障は、専門の技術を持つ業者でなければ復旧が難しいため、早急に対応する必要があります。
データが重要な場合は、すぐにデータ復旧の専門業者にご相談ください。
ただし、ご自身の機器がデータ復旧可能かどうか、費用はどれくらいかかるのか、復旧にどれほどの時間が必要かなどの情報は、直接データ復旧業者に相談しないと分かりません。データ復旧を検討している場合は、一度相談してみることをおすすめします。
特にディスクに傷が入る「スクラッチ障害」が発生したHDDからデータを復旧できる会社は、世界でも限られています。一般的なデータ復旧会社では、ディスクに傷があると復旧不可能と判断されることが多いですが、デジタルデータリカバリーでは、長年の研究と多数の成功事例をもとに、傷のあるHDDからのデータ復旧に対応しています。
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また弊社では安心してサービスを利用できるよう初期診断を無料で提供し、電話受付は365日24時間対応しています。データトラブルにお悩みの際は、お気軽にご相談ください。
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よくある質問
いえ、かかりません。当社では初期診断を無料で実施しています。お客様の機器に初期診断を行って初めて正確なデータ復旧の費用がわかりますので、故障状況を確認しお見積りをご提示するまで費用は頂いておりません。
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この記事を書いた人
デジタルデータリカバリー データ復旧エンジニア
累計相談件数46万件以上のデータ復旧サービス「デジタルデータリカバリー」において20年以上データ復旧を行う専門チーム。
HDD、SSD、NAS、USBメモリ、SDカード、スマートフォンなど、あらゆる機器からデータを取り出す国内トップクラスのエンジニアが在籍。その技術力は各方面で高く評価されており、在京キー局による取材実績も多数。2021年に東京都から復旧技術に関する経営革新優秀賞を受賞。