SSDは、高速なデータアクセスを提供する一方で、エラーが発生することもあります。不良セクタやファイルシステムのエラーを早期に発見することで、データの損失を防ぐことができます。
この記事では、Windows 10/11でSSDのエラーチェックを行う3つの方法を解説します。
目次
エクスプローラーを使用したSSDのエラーチェック
エクスプローラーには、エラーをチェックするための内蔵機能が用意されています。これにより、ファイルの破損や不整合、ドライブの異常を手軽に診断・修復することができます。
まずは、Windowsのエクスプローラーを使ったエラーチェックの方法を紹介します。
- ファイルエクスプローラーを開き、チェックしたいSSDドライブを右クリックします。
- 表示されたメニューから「プロパティ」を選択します。
- 「ツール」タブをクリックし、「エラーチェック」セクションで「チェック」ボタンを押します。
- 「ドライブのスキャン」をクリックして、エラーチェックを開始します。
- スキャン終了後、エラーの有無が表示されます。エラーがない場合は、「エラーは検出されませんでした」というメッセージが表示されます。
もし、SSDが物理的に損傷している場合や、チェックで解決できないエラーがある場合は、データ復旧業者に相談することを強くおすすめします。業者は専用のツールでデータを安全に復旧するため、誤った対応でデータを失うリスクを回避できます。
弊社では安心してサービスを利用できるよう初期診断を無料で提供するなど、サポート体制を整えており、電話受付も365日24時間対応しているため、いつでも困ったときにご連絡いただけます。データトラブルにお悩みの際は、ぜひお気軽にご相談ください。
コマンドプロンプトでのエラーチェック(CHKDSKコマンド)
より詳細なエラーチェックを行いたい場合、コマンドプロンプトを使用するのが有効です。CHKDSKコマンドでSSDの不良セクタやファイルシステムエラーを確認できます。
- Windowsの検索ボックスに「cmd」と入力し、「管理者として実行」を選択します。
- コマンドプロンプトで、以下のコマンドを入力します:
chkdsk C: /f /r /x
(Cドライブの場合)。 - システム再起動時にチェックが実行されるメッセージが表示されます。
- PCを再起動し、チェックディスクが実行されます。
- 結果はイベントビューアで確認できます。
注意: チェックディスクの実行には時間がかかることがあります。特に不良セクタが見つかった場合、長時間を要することがあります。
サードパーティ製ツールを使用したエラーチェック
初心者には、サードパーティ製ツールを使った方法がおすすめです。一部のサードパーティ製ツールは、SSDのSMARTステータスの確認や、バッドセクタの検出、ファイルシステムのエラーチェックが可能です。
- サードパーティ製ツールをインストールし、起動します。
- 「ディスクの健全性」を選択し、対象のSSDを指定します。
- 「更新」ボタンを押して、ディスクの健康状態を確認します。
- 不良セクタがある場合、「サーフェステスト」でチェックを行い、不良セクタが赤で表示されます。
- ファイルシステムエラーのチェックでは、「詳細設定」から「ファイルシステムのチェック」を選択し、「エラーが見つかった場合は修正を試みる」にチェックを入れます。