SSD(Solid State Drive)は可動部品を持たないため通常は無音で動作します。それでも「異音がする」と感じた場合、SSDや周辺環境に何らかの問題がある可能性があります。
本記事では、SSDからの異音の原因と、その具体的な対処法を解説します。異音を放置するとデータ消失のリスクがあるため、早急な対応が重要です。
目次
SSDから異音がする原因
SSDから発生する異音にはいくつかの原因が考えられます。以下で詳細を説明します。
SSDではなく他の部品が原因
SSDから異音がするように聞こえても、実際には他の部品が音の原因になっているケースが多いです。
例えばPC全体の負荷が高まると、ファンが高速で回転し異音が発生することがあります。また高負荷時に電源ユニットから「キーン」という高周波の音が発生する場合があります(これは電源ユニットの「コイル鳴き」と呼ばれる現象です)。
システムのエラーメッセージによる通知音
SSDの劣化や接続不良によって、BIOSやOSが異常を検知し、エラーメッセージと共に音を鳴らす場合があります。
SSD内部の物理的な問題
SSDがまれに物理的な損傷を受けた場合、異常音が発生する可能性があります。これは内部コンデンサやコントローラの故障が考えられます。
もし、SSDが物理的に損傷している場合や、解決できないエラーがある場合は、データ復旧業者に相談することを強くおすすめします。
弊社では安心してサービスを利用できるよう初期診断を無料で提供するなど、サポート体制を整えており、電話受付も365日24時間対応しているため、いつでも困ったときにご連絡いただけます。データトラブルにお悩みの際は、ぜひお気軽にご
ノートPCの電源管理が原因の音
電源モードの切り替え時、あるいはバッテリーの劣化によって、ノイズが発生することがあります。
データの遅延や断片化による誤解
SSDの応答遅延やシステムフリーズを異常な動作と誤解する場合があります。これにより、音が発生していると錯覚することも。
SSDから異音がする場合の対処法
異音の原因が判明したら、以下の対処法を試してください。
音源を正確に特定する
まず、PCケースを開けて音の発生源を確認しましょう。
- PCの電源を切ります。
- PCケースを開け、異音の発生場所を確認します。
- ファンや電源ユニットからの音であれば、それらを掃除または交換します。
BIOSやOSのエラーチェック
BIOSやOSからのビープ音やエラーメッセージが発生している場合、それを確認しましょう。
- PCを再起動し、エラーメッセージを確認します。
- S.M.A.R.T.情報を使用してSSDの状態をチェックします。
- 必要に応じてデータをバックアップします。
別のPCで動作確認を行う
SSDに異常がある場合、他のPCでテストすることで問題の切り分けが可能です。
- SSDを取り外し、別のPCに接続します。
- 異音が再現されるか確認します。
- 再現されない場合、PC本体の問題と判断します。
ファームウェアの更新
メーカーサイトから最新のファームウェアをインストールし、問題を解決します。
- SSDのメーカーサイトにアクセスします。
- 最新のファームウェアをダウンロードします。
- ファームウェアを適用し、PCを再起動します。
電源プランの調整
電源モードが原因の場合、「高パフォーマンス」モードに設定することで改善することがあります。
- コントロールパネルを開きます。
- 「電源オプション」から「高パフォーマンス」を選択します。
- 設定を保存し、PCを再起動します。
もし異音が解消されず、データが重要な場合は専門業者に相談しましょう。
信頼できる業者を選ぶためには、以下の点を重視しましょう。
- 豊富な実績を持ち、さまざまなトラブルに対応可能
- 論理障害と物理障害の両方に対応できる
- 最新の解析ツールと設備を使いこなしている
- 厳重なセキュリティ体制を整えている
なお、弊社では安心してサービスを利用できるよう初期診断を無料で提供するなど、サポート体制を整えており、電話受付も365日24時間対応しているため、いつでも困ったときにご連絡いただけます。データトラブルにお悩みの際は、ぜひお気軽にご相談ください。