SSDのアクセスランプが点きっぱなしになる現象は、ハードウェアやソフトウェアに起因する複数の問題が考えられます。このような状態が続くと、PCのパフォーマンスが低下し、データへのアクセスに支障をきたす可能性があります。
本記事では、SSDのアクセスランプが点灯し続ける原因と解決方法を詳しく解説します。
目次
SSDのアクセスランプが点きっぱなしになる主な原因
以下は、SSDのアクセスランプが消えない原因の代表的な例です。
重いアプリケーションによる過剰なアクセス
大容量のデータを扱うアプリケーション(動画編集ソフト、ゲーム、バックアップツールなど)は、SSDに大量の読み書き要求を送ります。このため、アクセスランプが点きっぱなしになることがあります。
ウイルスやマルウェア感染
ウイルスやマルウェアがバックグラウンドで活動している場合、SSDに頻繁にアクセスし、アクセスランプが点灯し続けることがあります。
Windows Updateの実行中
Windows Updateが実行されている間、システムがSSDに多くのデータを読み書きするため、アクセスランプが長時間点灯することがあります。
デバイスドライバの不具合
古い、または不適切なドライバがインストールされていると、SSDに過剰なアクセスが発生する可能性があります。
SSD自体の故障や劣化
SSDが物理的に劣化している場合、セルの損傷により正確なデータの読み書きができず、システムが繰り返しアクセスしようとすることがあります。
SDが物理的に損傷している場合、ユーザー側の操作で解決できる可能性は非常に低いため、SSDを交換するか、データが必要な場合は専門業者に相談しましょう。
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メモリ不足による仮想メモリの使用
RAMが不足すると、システムはSSDを仮想メモリとして使用するため、頻繁なアクセスが発生します。
SSDのアクセスランプが点きっぱなしの場合の対処法
原因に応じて、以下の対処法を順番に試してください。
不要なアプリケーションを終了する
不要なアプリケーションがSSDにアクセスし続けている場合、終了することで負荷を減らします。
- 「Ctrl + Shift + Esc」を押してタスクマネージャーを開きます。
- 「プロセス」タブでSSDに負荷をかけているアプリケーションを確認します。
- 不要なアプリケーションを選択し、「タスクの終了」をクリックします。
ウイルススキャンを実行する
ウイルスやマルウェアが原因である場合、セキュリティソフトでスキャンを実行し、脅威を駆除します。
- セキュリティソフトを起動し、「フルスキャン」を選択します。
- スキャンが完了したら、見つかった脅威を削除します。
- PCを再起動し、問題が解消されたか確認します。
Windows Updateの完了を待つ
Windows Updateが原因の場合、更新が完了するまで待機します。
デバイスドライバを更新する
デバイスマネージャーからドライバを最新版に更新します。
- 「Windows + X」を押し、「デバイスマネージャー」を選択します。
- 「ディスクドライブ」を展開し、使用中のSSDを右クリックします。
- 「ドライバーの更新」をクリックし、最新版をインストールします。
SSDの診断ツールを使用する
メーカー提供の診断ツールを使用して、SSDの健康状態をチェックします。
- SSDメーカーの公式サイトから診断ツールをダウンロードします。
- ツールをインストールし、SSDのチェックを実行します。
- 異常が見つかった場合は、バックアップを取った上で交換を検討します。
RAMの増設を検討する
仮想メモリの使用頻度を減らすため、RAMの増設が有効です。
- PCの対応メモリ容量を確認します。
- 対応するRAMを購入し、PCに増設します。
- メモリ増設後、PCを再起動し、問題が解決したか確認します。
上記の対処法で問題が解決しない場合、より深刻なトラブルが発生している可能性があります。弊社では安心してサービスを利用できるよう初期診断を無料で提供するなど、サポート体制を整えており、電話受付も365日24時間対応しているため、いつでも困ったときにご連絡いただけます。データトラブルにお悩みの際は、ぜひお気軽にご相談ください。