火災被害に対する初期対応
火災で被害を受けたNASやHDDは、初期対応の方法でその後のデータ復旧率が大きく変わります。火災発生後、データを守るために注意すべき初期対応について解説します。
電源を入れない
火災後のHDDやNASには絶対に電源を入れないでください。内部の電子部品が焼損している可能性があり、通電するとショートによってさらなる損傷が生じるリスクが高くなります。
冷却と安定化
火災後のHDDは急激な冷却を避け、常温でゆっくりと温度を戻してください。急冷すると、ディスク内部の金属部品が収縮して破損するリスクが高まります。
湿気対策
火災後にスプリンクラーが作動した場合、消火による水分がHDD内部に侵入している可能性があります。乾燥させず、湿らせた布で包むなどして、専門業者の指示を仰ぐまでそのまま保管してください。
自力で解決できない/確実にデータ復旧を行う場合は「データ復旧専門業者」に相談・依頼する
火災や災害で損傷を受けたNASサーバーのデータ復旧は、経験と技術力を持つ専門業者に依頼することが不可欠です。そのため、NASが火災で損傷した際には、無理に自力での復旧を試みず、速やかに専門業者に相談することを強く推奨します。
デジタルデータリカバリーは、火災復旧での独自技術と豊富な実績で、火災などの過酷な環境でもデータ復旧の成功率を最大限に引き上げることが可能です。また火災損傷特有の障害に対応するため、スクラッチ修復技術や超音波洗浄などの高度な技術を駆使し、火災被害時の復旧成功率を大幅に向上させています。
24時間365日対応の電話受付と無料診断を行っていますので、ぜひお気軽にご相談ください。
官公庁、国立大学法人、上場企業
多くのお客様にご利用いただきました
※ 掲載の許可を得た法人様の一部を紹介させていただいております。
よくある質問
いえ、かかりません。当社では初期診断を無料で実施しています。お客様の機器に初期診断を行って初めて正確なデータ復旧の費用がわかりますので、故障状況を確認しお見積りをご提示するまで費用は頂いておりません。
※ご郵送で機器をお預けいただいたお客様のうち、チェック後にデータ復旧を実施しない場合のみ機器の返送費用をご負担頂いておりますのでご了承ください。
営業時間は以下の通りになっております。
土日祝日問わず、年中無休でお電話でのご相談・復旧作業・ご納品・アフターサービスを行っています。
電話受付:0:00~24:00 (24時間対応)
来社受付:9:30~21:00
復旧できる可能性がございます。
弊社では他社で復旧不可となった機器から、データ復旧に成功した実績が多数ございます。 他社大手パソコンメーカーや同業他社とのパートナー提携により、パートナー側で直せない案件を数多くご依頼いただいており、様々な症例に対する経験を積んでおりますのでまずはご相談ください。
自然災害によるHDD損傷の対策と事前準備
日本は地震、台風など自然災害が多く、火災に限らず、NASやHDDが物理的に損傷するリスクがあります。これらの災害に備えるため、事前対策をしておくことが重要です。
対処方法
- 地震:HDDが転倒した場合、電源を切り、使用を控えます。
- 水害:水没したHDDは乾燥させず、湿らせた布で包むかそのまま保管。海水に浸かった場合は早急な対応が必要です。
- 停電:無理に電源を入れず、デバイスを保管します。
事前対策
データ消失リスクを軽減するため、定期的なバックアップやクラウドストレージの利用、データの分散が重要です。加えて、耐震・防水対策や無停電電源装置(UPS)の導入も有効です。
この記事を書いた人
デジタルデータリカバリー データ復旧エンジニア
累計相談件数46万件以上のデータ復旧サービス「デジタルデータリカバリー」において20年以上データ復旧を行う専門チーム。
HDD、SSD、NAS、USBメモリ、SDカード、スマートフォンなど、あらゆる機器からデータを取り出す国内トップクラスのエンジニアが在籍。その技術力は各方面で高く評価されており、在京キー局による取材実績も多数。2021年に東京都から復旧技術に関する経営革新優秀賞を受賞。