間違えて大事なファイルを削除してしまい、どうすればいいか困っていませんか?実は、削除した直後なら、簡単に復元できる可能性があります。本記事では、無料・有料の復元方法を含め、データを取り戻すための手順を詳しく解説します。
目次
無料の復元ソフトを使用する方法
無料のデータ復元ソフトを利用すれば、コストをかけずに削除したファイルを復元できる可能性があります。ただし、無料版には復元できるデータ量や機能に制限があることが多いです。
Recuva(Windows)
Recuvaは、Windows向けの無料データ復元ソフトで、シンプルな操作性が特徴です。初心者でも簡単に利用でき、削除したファイルを短時間でスキャンして復元可能か判断できます。
- Recuvaを公式サイトからダウンロードし、削除したデータとは別のドライブにインストールする。
- Recuvaを起動し、「復元したいファイルの種類」を選択(画像・動画・ドキュメントなど)。
- 削除したファイルがあった場所を指定する(例:Cドライブ、USBメモリ、SDカードなど)。
- 「ディープスキャン」を有効にし、スキャン開始。
- スキャン結果の一覧から復元したいファイルを選び、「復元」ボタンをクリック。
- 復元先の保存場所は元のドライブとは別の場所を指定する。
Disk Drill(Windows/macOS)
Disk Drillは、WindowsとmacOSの両方に対応したデータ復元ソフトです。無料版では最大500MBまでのデータを復元できます。
- Disk Drillを公式サイトからダウンロードし、PCにインストール。
- ソフトを起動し、「スキャンするドライブ(削除したデータがあるドライブ)」を選択。
- 「クイックスキャン」または「ディープスキャン」を選択し、スキャンを開始。
- スキャンが完了したら、一覧から復元したいファイルをプレビューで確認。
- 復元するファイルを選択し、「復元」ボタンをクリック。
- データを保存する場所を選び、元のドライブとは異なる場所に保存する。
Windows File Recovery(Microsoft公式)
Windows File Recoveryは、Microsoftが提供する公式の復元ツールです。コマンドラインを使用するため、他のツールより操作が難しいですが、復元できるデータ量に制限がありません。
- Windowsストアから「Windows File Recovery」をインストール。
- 「Windowsキー + R」を押し、「cmd」と入力してEnterキーを押し、コマンドプロンプトを開く。
- 以下のコマンドを入力し、削除されたファイルをスキャン:
- NTFS形式のドライブの場合:
winfr C: D: /regular /n \Users\あなたのユーザー名\Documents\*
- より詳細に検索したい場合:
winfr C: D: /extensive
- NTFS形式のドライブの場合:
- スキャンが完了したら、復元されたファイルが指定したフォルダに保存されているか確認する。
削除後の注意点
削除したファイルの復元を試みる際は、以下の点に気をつけましょう。
削除したファイルが入っていたドライブの利用を控える
削除後に同じドライブを使用し続けると、新しいデータが上書きされ、復元が難しくなります。上書きを防ぐために、以下の点に注意しましょう。
- 新しいデータの保存をしない。
- ソフトウェアのインストールを避ける。
- 復元作業が終わるまで、できるだけPCの使用を控える。
復元ソフトは別のドライブにインストールする
復元したいデータがあるドライブに復元ソフトをインストールすると、上書きによってデータが完全に消えてしまう可能性があります。
- 復元ソフトは、Cドライブ(システムドライブ)など、別のドライブにインストールする。
- 可能であれば、外付けHDDやUSBメモリにインストールするとより安全。
ゴミ箱を空にしない
削除したファイルがゴミ箱に残っている場合、そこから簡単に復元できます。ゴミ箱を確認する前に空にしないよう注意しましょう。
- デスクトップ上の「ゴミ箱」を開く。
- 削除したファイルがあるか確認する。
- 復元したいファイルを右クリックし、「元に戻す」を選択する。
削除したファイルの種類や場所、削除日時を把握する
ファイルの情報を把握しておくと、復元ソフトを使用する際に適切な設定を選択しやすくなります。
- 削除したファイルの種類(画像・動画・ドキュメントなど)を確認する。
- 削除前に保存されていたフォルダの場所をメモしておく。
- 削除した日時を把握し、復元の際の検索範囲を絞る。
上記のポイントを守ることで、復元の成功率を高めることができます。
無料の復元ソフトを試してもデータが見つからない場合や、ストレージ自体が故障している場合は、データ復旧の専門業者に相談しましょう。
大切なデータを失わないためにも、復元できる可能性があるうちに、迅速な対応を行いましょう。無料診断を希望される方は、お気軽にご相談ください。
自力で対応できない場合はデータ復旧の専門業者に相談する
自力で対応できない場合や、機器が物理的に破損している場合、個人での修復は困難です。重要なデータが含まれている場合、データ復旧専門業者に依頼するのが最も安全です。
データ復旧業者では、問題の根本原因を特定し、安全にデータを回復する最善の方法を提案できます。デジタルデータリカバリーでは、相談から初期診断・お見積りまで24時間365日体制で無料でご案内しています。まずは復旧専門のアドバイザーへ相談することをおすすめします。
デジタルデータリカバリーの強み
デジタルデータリカバリーは、「データ復旧専門業者14年連続データ復旧国内売り上げNo.1」の実績を持つデータ復旧業者です。データ復旧の技術力として、「データ復旧率最高値95.2%」を誇っています。
また、データ復旧業者の最後の砦と言われる所以として、「他社で復旧できなかった機器のご相談件数7,300件超」の実績を信頼いただいています。他社で復旧してもらえなかった機器であっても、デジタルデータリカバリーの復旧技術であれば復旧できたという事例も多数ございます。是非ご相談ください。
初期診断・相談・見積まで無料で対応可能
初期診断とは、機器に発生した障害の原因を正確に特定し、復旧の可否や復旧方法を確認する工程です。デジタルデータリカバリーでは、経験豊富な技術者が「初期診断」を行い、内部の部品にダメージを与えることなく問題を見つけます。
データ障害のパターン15,000種類以上もありますが、「ご相談件数46万件超」(算出期間:2011年1月1日~)を持つ当社は、それぞれの障害原因をデータベースから即座に情報を引き出し、原因を正確に特定できる体制を整えています。
よくある質問
いえ、かかりません。当社では初期診断を無料で実施しています。お客様の機器に初期診断を行って初めて正確なデータ復旧の費用がわかりますので、故障状況を確認しお見積りをご提示するまで費用は頂いておりません。
※ご郵送で機器をお預けいただいたお客様のうち、チェック後にデータ復旧を実施しない場合のみ機器の返送費用をご負担頂いておりますのでご了承ください。
機器の状態によって故障の程度が異なりますので、復旧完了までにいただくお時間はお客様の機器お状態によって変動いたします。
弊社は、復旧完了までのスピードも強みの1つで、最短即日復旧・ご依頼の約8割を48時間以内に復旧完了などの実績が多数ございます。ご要望に合わせて柔軟に対応させていただきますので、ぜひご相談ください。
営業時間は以下の通りになっております。
365日24時間、年中無休でお電話でのご相談・復旧作業・ご納品・アフターサービスを行っています。お困りの際は是非ご相談ください。
電話受付:0:00~24:00 (24時間対応)
電話番号:0800-333-6302
来社受付:9:30~21:00
復旧できる可能性がございます。
弊社では他社で復旧不可となった機器から、データ復旧に成功した実績が多数ございます。 他社大手パソコンメーカーや同業他社とのパートナー提携により、パートナー側で直せない案件を数多くご依頼いただいており、様々な症例に対する経験を積んでおりますのでまずはご相談ください。
この記事を書いた人
デジタルデータリカバリー データ復旧エンジニア
累計相談件数46万件以上のデータ復旧サービス「デジタルデータリカバリー」において20年以上データ復旧を行う専門チーム。
HDD、SSD、NAS、USBメモリ、SDカード、スマートフォンなど、あらゆる機器からデータを取り出す国内トップクラスのエンジニアが在籍。その技術力は各方面で高く評価されており、在京キー局による取材実績も多数。2021年に東京都から復旧技術に関する経営革新優秀賞を受賞。