RDBファイルはデータベース関連の情報を保存する重要なファイルであり、誤って削除したり破損した場合、大きな影響を及ぼす可能性があります。しかし、適切な復旧手順を踏めば、失われたデータを取り戻せる可能性があります。
本記事では、WindowsとMacでRDBファイルを復元するための確実な方法を解説します。また、万が一復元できない場合の最適な対策についても紹介します。
目次
RDBファイルとは?
RDBファイルは、Redis(レディス)というデータを管理する仕組み(データベース)が、データを保存するためのファイルです。Redisは基本的にパソコンのメモリの中にデータを置きますが、電源を切ると消えてしまいます。そこで、消えないように一定のタイミングでデータをRDBファイルに保存し、あとで元に戻せるようにしているのです。
WindowsでのRDBファイル復元方法
Windowsでは、以下の方法で削除されたRDBファイルを復元できます。
ごみ箱から復元(最も簡単な方法)
RDBファイルを削除した直後であれば、ごみ箱から簡単に復元できます。
- デスクトップの「ごみ箱」を開く
- 検索バーに「rdb」と入力し、削除したファイルを探す
- 復元したいファイルを右クリックし、「元に戻す」を選択
- 元の保存場所にファイルが戻ったことを確認
ファイル履歴を使用(バックアップがある場合)
Windowsの「ファイル履歴」機能が有効になっている場合、過去のバージョンからRDBファイルを復元できます。
- 「コントロールパネル」を開く
- 「ファイル履歴」セクションに移動
- 「個人用ファイルの復元」を選択
- 復元したいRDBファイルを選び、「復元」ボタンをクリック
- 元の保存場所に復元されたことを確認
データ復元ソフトウェアを使用(削除後も復旧可能)
ごみ箱からも削除され、バックアップがない場合は、データ復元ソフトを使用することで復元できる可能性があります。
- MiniTool Power Data Recovery、EaseUS Data Recovery Wizardなどの復元ソフトをダウンロード・インストール
- ソフトを起動し、削除されたRDBファイルがあったディスクを選択
- 「スキャン開始」をクリックし、削除されたデータを検索
- 表示されたリストから復元したいRDBファイルを選択し、「復元」ボタンをクリック
- 復元されたファイルが正しく開けるか確認
これらの方法を試しても復元できない場合は、専門のデータ復旧業者に依頼することをおすすめします。
MacでのRDBファイル復元方法
Macでは、以下の方法で削除されたRDBファイルを復元できます。
Time Machineを使用(簡単・確実な復元方法)
MacでTime Machineを有効にしている場合、削除されたRDBファイルを過去の状態に戻して復元できます。
- 「Time Machine」メニューから「Time Machineに入る」をクリック
- タイムラインをスクロールして、削除前の時点を選択
- 復元したいRDBファイルを探し、選択して「復元」ボタンをクリック
- Finderで復元されたファイルを確認
ターミナルを使用(上級者向けの復元手段)
削除したRDBファイルがまだゴミ箱にある場合、ターミナルを使って手動で復元することが可能です。
- 「アプリケーション」→「ユーティリティ」→「ターミナル」を開く
- 以下のコマンドを入力して、ゴミ箱のフォルダへ移動
cd ~/.Trash
- 以下のコマンドを入力し、削除されたRDBファイルを復元
mv example.rdb ~/Desktop
※「example.rdb」の部分を復元したいファイル名に変更
- Finderで復元されたファイルを確認
データ復元ソフトウェアを使用(削除後も高確率で復旧)
ゴミ箱から完全に削除された場合や、Time Machineのバックアップがない場合、データ復元ソフトを使用することで復元できる可能性があります。
- FonePaw Macデータ復元、EaseUS Data Recovery Wizard for Macなどのソフトをダウンロード・インストール
- ソフトを起動し、スキャン対象のディスクを選択
- 「スキャン開始」をクリックし、削除されたRDBファイルを検索
- リストに表示されたファイルの中から目的のRDBファイルを選択し、「復元」ボタンをクリック
- 復元されたファイルが正しく開けるか確認
これらの方法を試しても復元できない場合は、専門のデータ復旧業者に依頼することをおすすめします。
RDBファイル復元時の注意点
RDBファイルの復元を試みる際には、以下の点に注意しましょう。
- 復元作業を行う前に、データの上書きを防ぐためコンピュータの使用を最小限にする
- 定期的にバックアップを取ることで、将来的なデータ損失リスクを軽減する
- 重要なファイルは、クラウドや外付けHDDなど複数の場所にバックアップしておく
それでも復元できない場合は?
上記の方法を試してもRDBファイルが復元できない場合、専門のデータ復旧業者に依頼することを検討しましょう。
- 物理的に故障したHDD/SSDの復旧(クリーンルーム作業対応)
- RAID/NASのデータ復旧(RAID崩壊・NAS障害からの復旧実績多数)
- 高い復旧成功率(復旧件数割合91.5%・2023年10月実績)
- 初期診断・見積もり無料(まずはデータの復旧可能性をチェック)
- 24時間365日対応(緊急時の相談も可能)
RDBファイルが削除されてしまい、自力での復旧が難しい場合は、デジタルデータリカバリーの専門サービスをご活用ください。
自力で対応できない場合はデータ復旧の専門業者に相談する
自力で対応できない場合や、機器が物理的に破損している場合、個人での修復は困難です。重要なデータが含まれている場合、データ復旧専門業者に依頼するのが最も安全です。
データ復旧業者では、問題の根本原因を特定し、安全にデータを回復する最善の方法を提案できます。デジタルデータリカバリーでは、相談から初期診断・お見積りまで24時間365日体制で無料でご案内しています。まずは復旧専門のアドバイザーへ相談することをおすすめします。
デジタルデータリカバリーの強み
デジタルデータリカバリーは、「データ復旧専門業者14年連続データ復旧国内売り上げNo.1」の実績を持つデータ復旧業者です。データ復旧の技術力として、「データ復旧率最高値95.2%」を誇っています。
また、データ復旧業者の最後の砦と言われる所以として、「他社で復旧できなかった機器のご相談件数7,300件超」の実績を信頼いただいています。他社で復旧してもらえなかった機器であっても、デジタルデータリカバリーの復旧技術であれば復旧できたという事例も多数ございます。是非ご相談ください。
初期診断・相談・見積まで無料で対応可能
初期診断とは、機器に発生した障害の原因を正確に特定し、復旧の可否や復旧方法を確認する工程です。デジタルデータリカバリーでは、経験豊富な技術者が「初期診断」を行い、内部の部品にダメージを与えることなく問題を見つけます。
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よくある質問
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電話番号:0800-333-6302
来社受付:9:30~21:00
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弊社では他社で復旧不可となった機器から、データ復旧に成功した実績が多数ございます。 他社大手パソコンメーカーや同業他社とのパートナー提携により、パートナー側で直せない案件を数多くご依頼いただいており、様々な症例に対する経験を積んでおりますのでまずはご相談ください。
この記事を書いた人
デジタルデータリカバリー データ復旧エンジニア
累計相談件数46万件以上のデータ復旧サービス「デジタルデータリカバリー」において20年以上データ復旧を行う専門チーム。
HDD、SSD、NAS、USBメモリ、SDカード、スマートフォンなど、あらゆる機器からデータを取り出す国内トップクラスのエンジニアが在籍。その技術力は各方面で高く評価されており、在京キー局による取材実績も多数。2021年に東京都から復旧技術に関する経営革新優秀賞を受賞。