パソコンで右クリックして削除したファイルが、ゴミ箱に見当たらず困っていませんか?通常、削除したファイルはゴミ箱に入るはずですが、場合によっては直接消えてしまうことがあります。
このような状況では、データの復元が可能かどうかが重要になります。今回は、右クリックで削除したファイルがゴミ箱にない原因とその対処法について詳しく解説します。
目次
右クリックで削除したファイルがゴミ箱にない主な原因
右クリックで削除したファイルがゴミ箱に入らない原因はいくつか考えられます。誤った設定やストレージの影響など、さまざまな要因が関与するため、まずは原因を特定することが重要です。
Shiftキーを押しながらの削除
Shiftキーを押しながら削除すると、ファイルはゴミ箱を経由せずに完全削除されます。この操作を行った場合、通常の方法ではファイルを元に戻すことはできません。
ゴミ箱の容量不足
ゴミ箱の容量が上限に達していると、新しく削除されたファイルがゴミ箱に入らず、直接削除されることがあります。特に大きなファイルを削除した場合、ゴミ箱の設定によって即座に消去されることもあります。
ゴミ箱の設定変更
ゴミ箱の設定で「ごみ箱にファイルを移動しないで、削除と同時にファイルを消す」が有効になっていると、削除したファイルはゴミ箱を経由せずに消去されます。
外部ストレージからの削除
外付けHDDやUSBメモリなどの外部ストレージから削除したファイルは、ゴミ箱には移動せず、即座に削除されます。
ファイルシステムのエラー
ディスクのファイルシステムにエラーが発生すると、データの管理が正しく行われず、ゴミ箱を経由せずにファイルが直接削除されるケースがあります。特に、NTFSやFATなどのファイルシステムに異常が生じると、削除処理の挙動が変わり、通常とは異なる形でデータが消失することもあります。
このような状況では、削除されたファイルがディスク上に残っている可能性があるものの、上書きやシステムの動作によって完全に消えてしまうリスクも高まります。間違った対処をすると、復旧できるはずのデータが失われる危険性があるため、慎重な対応が必要です。
だからこそ、専門的な診断と適切な処置が求められます。当社では、ファイルシステムのエラー解析を含め、あらゆるデータ消失トラブルに対応しており、46万件以上の相談実績(期間:2011年1月以降)を誇ります。一部復旧を含む復旧件数割合91.5%(内、完全復旧57.8%。復旧件数割合=データ復旧件数/データ復旧ご依頼件数。2023年10月実績)という高い成果を維持しており、確かな技術でデータの復旧を支援しています。
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右クリックで削除したファイルがゴミ箱にない場合の対処法
ファイルがゴミ箱に入らず消えてしまった場合でも、適切な方法で復元できる可能性があります。以下の対処法を試してみてください。
ゴミ箱のプロパティを確認
ゴミ箱の設定が「削除と同時に完全削除」に変更されていると、削除したファイルがゴミ箱に入らないことがあります。設定を見直して適切な状態に戻しましょう。
- デスクトップ上の「ゴミ箱」を右クリックし、「プロパティ」を選択します。
- 「ごみ箱にファイルを移動しないで、削除と同時にファイルを消す」のチェックを外します。
- 「カスタムサイズ」を選択し、ゴミ箱の容量を適切なサイズに設定します。
- 「適用」→「OK」をクリックして設定を保存します。
以前のバージョンから復元
Windowsの「以前のバージョンの復元」機能を利用すれば、削除されたファイルを元に戻せる可能性があります。
- 削除したファイルがあったフォルダーを右クリックし、「以前のバージョンの復元」を選択します。
- 表示されるリストから、該当するバージョンを選び「復元」をクリックします。
- 復元されたフォルダー内に削除されたファイルがないか確認します。
ファイル履歴機能の利用
Windowsの「ファイル履歴」機能が有効になっている場合、過去のファイルのバックアップから復元できる可能性があります。
- 「設定」→「更新とセキュリティ」→「バックアップ」を開きます。
- 「ファイル履歴から復元」を選択し、バックアップが有効になっているか確認します。
- 復元したいファイルを選択し、「元に戻す」をクリックします。
データ復元ソフトを使用
削除されたファイルがゴミ箱にもなく、バックアップもない場合は、データ復元ソフトを使用すると復旧できる可能性があります。
- 信頼できるデータ復旧ソフト(例:EaseUS Data Recovery、Recuva など)をインストールします。
- ソフトを起動し、削除したファイルがあった場所をスキャンします。
- スキャン結果から目的のファイルを見つけ、「復元」をクリックして保存します。
システムの復元を試す
削除されたファイルがシステムに影響を与える重要なものであった場合、Windowsのシステム復元を使って、削除前の状態に戻せる可能性があります。
- 「コントロールパネル」を開き、「回復」→「システムの復元を開く」を選択します。
- 利用可能な復元ポイントの中から、削除前の日付のものを選択します。
- 「次へ」→「完了」をクリックし、システムの復元を開始します。
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この記事を書いた人
デジタルデータリカバリー データ復旧エンジニア
累計相談件数46万件以上のデータ復旧サービス「デジタルデータリカバリー」において20年以上データ復旧を行う専門チーム。
HDD、SSD、NAS、USBメモリ、SDカード、スマートフォンなど、あらゆる機器からデータを取り出す国内トップクラスのエンジニアが在籍。その技術力は各方面で高く評価されており、在京キー局による取材実績も多数。2021年に東京都から復旧技術に関する経営革新優秀賞を受賞。