パソコンに水をこぼしてしまい、電源が入らなくなった…そんなトラブルに遭遇すると、誰でも焦ってしまいます。しかし、誤った対処をすると、パソコンが完全に故障し、大切なデータも取り出せなくなる恐れがあります。

この記事では、パソコンが水没して電源がつかない原因と、適切な対処法を詳しく解説します。早急な対応が復旧の可能性を高めるため、状況に応じた対処を試してください。

パソコンが水没して電源が入らない原因

パソコンが水没した場合、以下のような原因で電源が入らなくなる可能性があります。

水分によるショート

水は電気を通すため、通電状態で水が内部に入り込むと、ショート（短絡）が発生し、部品が故障することがあります。

電子回路の腐食

水分が残ったまま放置すると、電子回路が腐食し、長時間経過すると修復が困難になります。

電源ユニットの故障

電源ユニットが故障すると、パソコン全体に電力が供給されなくなり、電源が入らない状態になります。

電源回路の保護機能

水没による異常を検知し、安全のために電源投入を阻止する仕組みが働くことがあります。

次に、パソコンが水没して電源が入らない場合の具体的な対処法を解説します。

内部部品の故障

水が内部の基板や電子部品に浸透すると、ショートや腐食が発生し、正常に動作しなくなる可能性があります。特にマザーボードや電源回路に影響が及ぶと、電源が入らなくなることもあります。

水没後に無理に電源を入れると、基板上の回路がショートし、HDDやSSDなどのストレージ自体にも深刻なダメージが及ぶリスクがあります。さらに、時間が経つと内部の金属部分が腐食し、復旧の難易度が上がるため、迅速な対応が必要です。

そのため、水濡れによるトラブルが発生した際は、電源を入れずに適切な処置を行うことが重要です。当社では、水没した機器の状態を詳細に診断し、データ復旧の可能性を最大限に引き上げるための対応を行っています。これまでに46万件以上の相談実績（2011年1月以降）を持ち、一部復旧を含む復旧件数割合91.5%（内、完全復旧57.8%。2023年10月実績）という高い復旧率を維持しています。

水没によるデータトラブルは、時間との勝負です。初期診断とお見積りは無料、24時間365日対応でご相談を受け付けていますので、できるだけ早めにお問い合わせください。

パソコンが水没して電源がつかない場合の対処法

以下の方法を試すことで、復旧の可能性を高めることができます。

電源を切り、周辺機器を外す

水没した状態で電源を入れると、ショートして故障のリスクが高まります。

水分を拭き取る

外部の水分を取り除き、内部への浸透を防ぎます。

十分に乾燥させる

完全に乾燥させることで、内部の水分を除去します。

内部の乾燥を試みる

分解できる場合は内部の水分も取り除きます。

専門業者に相談する

時間が経過すると腐食が進むため、できるだけ早く専門業者に相談することをおすすめします。

デジタルデータリカバリーでは、水没したパソコンのデータ復旧に対応しています。初期診断は無料で、24時間365日対応しておりますので、安心してご相談ください。