「005-Real-Time Clock Power Loss」というエラーは、コンピュータ内のボタン電池が電力喪失し、パソコンの時計が狂っている際に表示されます。
このエラーが発生すると、システムの時刻設定がリセットされたり、起動に問題が発生するだけでなく、原因によってはデータの消失に繋がる恐れがあります。
この記事では、「005-Real-Time Clock Power Loss」エラーが発生する原因から対処法までを紹介しています。
目次
005-Real-Time Clock Power Lossの原因
このエラーの主な原因を以下に示します。
CMOSバッテリーの劣化
コンピュータのCMOSバッテリーが寿命を迎えると、パソコンが内蔵している時計「RTC(Real Time Clock)」が正常に機能せず、エラーが発生することがあります。特に古いPCでは、この問題が発生しやすいです。
電源の不具合
電源ケーブルの接続不良や、電源ユニットの故障によりRTCに安定した電力供給ができない場合、エラーが発生します。
BIOS設定の破損
何らかの理由でBIOSの設定が破損すると、RTCの設定がリセットされ、エラーが表示されることがあります。
マザーボードの障害
長期使用によってマザーボード自体が故障している場合、RTCが正常に機能せず、このエラーが表示されることがあります。
内部部品が故障している場合、電池の交換では対処できない場合がほとんどで、機器の解析作業を行う必要があるため、個人での復旧はほとんど不可能です。
故障状態が悪化すると最悪の場合、機器の故障やデータの完全消失に繋がる恐れがあります。内部部品の故障が疑われる場合は、専門業者に相談することをおすすめします。
005-Real-Time Clock Power Lossの対処法
このエラーに直面した場合、以下の対処法を試してください。
CMOSバッテリーの交換
CMOSバッテリーを交換することで、RTCが正しく機能するようになります。
しかし、機器を開封する必要があるため、難易度の高い対処法と言えます。開封してほこりや塵が侵入した場合、新たな不具合が発生したり機器が故障する可能性があるため、無理な実行は控えるようにしましょう。
- PCの電源を切り、バッテリーや電源ケーブルを取り外す。
- ケースを開け、マザーボード上のCMOSバッテリーを探す。
- 古いバッテリーを取り外し、新しいものに交換する。
- ケースを閉じ、電源を接続してPCを起動する。
BIOS設定の修正
BIOSの時刻設定を修正することでエラーが解決する場合があります。
- PCを起動し、BIOS設定画面に入る(通常はF2やDeleteキーを押す)。
- 「Date and Time」設定を確認し、正しい時刻を設定する。
- 変更を保存して、PCを再起動する。
BIOSのデフォルト復元
BIOS設定が破損している場合、デフォルトに戻すことでエラーが解決することがあります。
- BIOS設定画面を開く。
- 「Load Default Settings」または「Reset to Default」を選択。
- 変更を保存し、PCを再起動する。
電源ケーブルの確認
電源の接続が不安定な場合、エラーが発生することがあります。
- PCの電源を切り、電源ケーブルを取り外す。
- ケーブルやコンセントを確認し、問題があれば交換する。
- 電源を接続し、PCを起動する。
RTCリセットの実行
一部のデバイスでは、RTCリセットを行うことで問題を解決できる場合があります。
- PCの電源を切る。
- マザーボード上の「RTCリセット」ボタンを押す(または特定のジャンパピンをショートさせる)。
- PCを再起動し、エラーが解消されたか確認する。
上記の方法を試しても問題が解決しない場合は、マザーボードの故障が原因の可能性があります。
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この記事を書いた人
デジタルデータリカバリー データ復旧エンジニア
累計相談件数46万件以上のデータ復旧サービス「デジタルデータリカバリー」において20年以上データ復旧を行う専門チーム。
HDD、SSD、NAS、USBメモリ、SDカード、スマートフォンなど、あらゆる機器からデータを取り出す国内トップクラスのエンジニアが在籍。その技術力は各方面で高く評価されており、在京キー局による取材実績も多数。2021年に東京都から復旧技術に関する経営革新優秀賞を受賞。