外付けHDDの調子が悪いと感じたら、無料の診断ソフトを使って健康状態を確認しましょう。
本記事では、HDDのS.M.A.R.T.情報や不良セクタをチェックできるフリーソフトを紹介し、それぞれの特徴や使い方を詳しく解説します。異常が計測された場合、自力での対処は難しいため、重要なデータを保存している方は専門業者に問い合わせることをおすすめします。
目次
外付けHDDの診断が必要なケース
以下のような症状が出ている場合、HDDの健康状態をチェックすることをおすすめします。
HDDの動作が遅くなった
データの読み書きが遅くなった場合、HDDの劣化や不良セクタの発生が疑われます。
ファイルの読み書きエラーが発生する
「ファイルが開けない」「データが破損している」などのエラーが頻発する場合、HDDの診断を行いましょう。
HDDから異音がする
HDDから「カチカチ」「ガリガリ」といった異音がする場合、内部の部品が故障している可能性があります。これは、磁気ヘッドの損傷やプラッタ(データを記録する円盤)の不具合が原因となることが多く、そのまま使用を続けるとデータが完全に失われるリスクがあります。
異音が発生したHDDに対して、何度も再起動を試みたり、市販のソフトで修復を試したりすると、状況が悪化する可能性があります。特に、ヘッドがプラッタに接触している状態で無理に動かすと、データが記録された部分が傷つき、復旧が困難になることもあります。
こうした場合、適切な診断と慎重な対応が不可欠です。当社では、HDDの物理障害に対応するため、クリーンルーム環境での精密作業を行い、高度な技術を駆使してデータの救出を試みます。異音が発生したら、すぐに電源を切り、専門業者にご相談ください。
初期診断は無料で実施し、データの状態を詳しく分析したうえで最適な復旧プランをご提案いたします。24時間365日対応でご相談を受け付けておりますので、少しでも不安を感じたら、お気軽にお問い合わせください。
HDDが認識されない
外付けHDDがPCに接続しても表示されない場合、論理障害や物理障害の可能性があります。
外付けHDDを診断できるフリーソフト
以下の無料ツールを使えば、HDDの状態を簡単にチェックできます。
CrystalDiskInfo
HDDやSSDのS.M.A.R.T.情報を確認し、健康状態を「正常」「注意」「異常」の3段階で表示するフリーソフトです。
- 公式サイトから「CrystalDiskInfo」をダウンロード
- インストール後、ソフトを起動
- 診断したいHDDを選択し、S.M.A.R.T.情報を確認
- 「注意」や「異常」と表示された場合は、すぐにデータのバックアップを取る
HDDScan
HDDの不良セクタをチェックできるフリーソフトで、SATA、SCSI、USB接続のHDDにも対応しています。
- HDDScanの公式サイトからソフトをダウンロード
- インストール不要で、ダウンロードしたEXEファイルを実行
- 「Surface Test」を選択し、HDDのチェックを開始
- 診断結果を確認し、不良セクタが多い場合はHDDの交換を検討
診断ミレル for HDD
I-O DATA社が提供するWindows専用HDD診断ツールで、外付けHDDの使用時間や健康状態を確認できます。
- I-O DATAの公式サイトから「診断ミレル for HDD」をダウンロード
- ソフトをインストールし、起動
- 診断したい外付けHDDを選択
- 使用時間、温度、エラーレートを確認
外付けHDDの健康状態を定期的に診断することで、故障のリスクを減らし、大切なデータを守ることができます。もし診断結果が「異常」だった場合は、すぐにバックアップを取り、必要に応じて専門業者に問い合わせることをおすすめします。
自力で対応できない場合はデータ復旧の専門業者に相談する
自力で対応できない場合や、機器が物理的に破損している場合、個人での修復は困難です。重要なデータが含まれている場合、データ復旧専門業者に依頼するのが最も安全です。
データ復旧業者では、問題の根本原因を特定し、安全にデータを回復する最善の方法を提案できます。デジタルデータリカバリーでは、相談から初期診断・お見積りまで24時間365日体制で無料でご案内しています。まずは復旧専門のアドバイザーへ相談することをおすすめします。
デジタルデータリカバリーの強み
デジタルデータリカバリーは、「データ復旧専門業者として14年連続国内売上No.1」の実績を誇る信頼できる業者です。
一部復旧を含む復旧件数の割合は91.5%(内、完全復旧57.8%。復旧件数割合=データ復旧件数/データ復旧ご依頼件数。2023年10月実績)を誇り、これまでに他社で復旧が難しいとされた機器についても、これまでに7,300件以上のご相談をいただいています。諦める前に、大切なデータを取り戻すチャンスをぜひデジタルデータリカバリーにお任せください。
初期診断・相談・見積まで無料で対応可能
初期診断とは、機器に発生した障害の原因を正確に特定し、復旧の可否や復旧方法を確認する工程です。デジタルデータリカバリーでは、経験豊富な技術者が「初期診断」を行い、内部の部品にダメージを与えることなく問題を見つけます。
データ障害のパターン15,000種類以上もありますが、「ご相談件数46万件超」(算出期間:2011年1月1日~)を持つ当社は、それぞれの障害原因をデータベースから即座に情報を引き出し、原因を正確に特定できる体制を整えています。
よくある質問
いえ、かかりません。当社では初期診断を無料で実施しています。お客様の機器に初期診断を行って初めて正確なデータ復旧の費用がわかりますので、故障状況を確認しお見積りをご提示するまで費用は頂いておりません。
※ご郵送で機器をお預けいただいたお客様のうち、チェック後にデータ復旧を実施しない場合のみ機器の返送費用をご負担頂いておりますのでご了承ください。
機器の状態によって故障の程度が異なりますので、復旧完了までにいただくお時間はお客様の機器お状態によって変動いたします。
弊社は、復旧完了までのスピードも強みの1つで、最短即日復旧・ご依頼の約8割を48時間以内に復旧完了などの実績が多数ございます。ご要望に合わせて柔軟に対応させていただきますので、ぜひご相談ください。
営業時間は以下の通りになっております。
365日24時間、年中無休でお電話でのご相談・復旧作業・ご納品・アフターサービスを行っています。お困りの際は是非ご相談ください。
電話受付:0:00~24:00 (24時間対応)
電話番号:0800-333-6302
来社受付:9:30~21:00
復旧できる可能性がございます。
弊社では他社で復旧不可となった機器から、データ復旧に成功した実績が多数ございます。 他社大手パソコンメーカーや同業他社とのパートナー提携により、パートナー側で直せない案件を数多くご依頼いただいており、様々な症例に対する経験を積んでおりますのでまずはご相談ください。
この記事を書いた人
デジタルデータリカバリー データ復旧エンジニア
累計相談件数46万件以上のデータ復旧サービス「デジタルデータリカバリー」において20年以上データ復旧を行う専門チーム。
HDD、SSD、NAS、USBメモリ、SDカード、スマートフォンなど、あらゆる機器からデータを取り出す国内トップクラスのエンジニアが在籍。その技術力は各方面で高く評価されており、在京キー局による取材実績も多数。2021年に東京都から復旧技術に関する経営革新優秀賞を受賞。