InDesignを使っている最中に突然クラッシュし、編集中のデータが消えてしまった…。そんな経験はありませんか?
InDesignには自動回復機能が備わっていますが、場合によってはデータが完全に失われる可能性もあります。本記事では、InDesignがクラッシュする原因と、失われたデータを復元する具体的な方法を解説します。
目次
InDesignがクラッシュする主な原因
InDesignが突然クラッシュしてしまうのは、いくつかの原因が考えられます。
ソフトウェアのバグや不具合
InDesignは定期的にアップデートされますが、特定のバージョンでクラッシュのバグが報告されることがあります。特に、大規模なドキュメントを扱う際にクラッシュしやすくなることがあります。
PCのメモリ不足やリソース負荷
高解像度の画像を多数含むドキュメントを扱うと、PCのRAMが不足し、InDesignがフリーズまたはクラッシュすることがあります。
破損したフォントやプラグインの影響
フォントが破損している場合や、互換性のないプラグインを使用していると、InDesignが強制終了することがあります。
突然の電源断やシステムのシャットダウン
作業中にPCがフリーズしたり、電源が落ちたりすると、未保存のデータが失われる可能性があります。
ファイル自体の破損
InDesignファイル(.indd)が破損すると、開けなくなったり、編集中にクラッシュすることがあります。
InDesignクラッシュ後のデータ復元方法
クラッシュによって消えてしまったデータを復元する方法を紹介します。
InDesignの自動回復機能を利用
InDesignはデフォルトで10分ごとに自動保存する仕組みを備えています。クラッシュ後にInDesignを再起動すると、復元ダイアログが表示される場合があります。
- InDesignを再起動します。
- 「自動回復ダイアログ」が表示されたら、「はい」をクリックします。
- 復元されたファイルを開き、「ファイル」→「名前を付けて保存」で保存します。
InDesign復元フォルダを確認
InDesignの復元フォルダには、作業中の一時データが保存されている場合があります。
- 以下のフォルダを開きます。
Windows:C:\Users\[ユーザー名]\AppData\Roaming\Adobe\InDesign\[バージョン]\[言語]\Recovered InDesign Files
- 「dbt」で始まる最新のファイルを探します。
- InDesignでファイルを開き、名前を付けて保存します。
データ復元ソフトを使用
削除されたInDesignファイルを復元するには、データ復元ソフトの利用が有効です。
- 「AOMEI Partition Assistant for Recovery」や「iMyFone D-Back for PC」をダウンロードします。
- ソフトをインストールし、削除されたファイルの保存場所をスキャンします。
- 復元したいInDesignファイルを選択し、「復元」ボタンをクリックします。
以前のバージョンから復元
WindowsやMacの「以前のバージョン」機能を利用して、過去のバージョンを復元できます。
- Windowsの場合、対象のフォルダを右クリックし、「プロパティ」を開きます。
- 「以前のバージョン」タブを選択し、復元したいバージョンを選択します。
- 「復元」ボタンをクリックし、ファイルを元に戻します。
- Macの場合、「タイムマシン」を開き、復元したい日時を選択して復元します。
これらの方法を試しても復元できない場合は、データ復旧の専門業者に相談することをおすすめします。
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自力で対応できない場合はデータ復旧の専門業者に相談する
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この記事を書いた人
デジタルデータリカバリー データ復旧エンジニア
累計相談件数46万件以上のデータ復旧サービス「デジタルデータリカバリー」において20年以上データ復旧を行う専門チーム。
HDD、SSD、NAS、USBメモリ、SDカード、スマートフォンなど、あらゆる機器からデータを取り出す国内トップクラスのエンジニアが在籍。その技術力は各方面で高く評価されており、在京キー局による取材実績も多数。2021年に東京都から復旧技術に関する経営革新優秀賞を受賞。