万が一の備えとしてバックアップを取っていたのに、そのデータが壊れて使えなくなった…そんなショックな事態に直面したことはありませんか?バックアップは本来、トラブル発生時の保険ですが、そのバックアップが破損してしまうと、本来守るべきデータが失われる危険性があります。この記事では、バックアップが壊れる主な原因と、状況に応じた具体的な対処法を詳しく解説します。
目次
バックアップが壊れる主な原因
バックアップファイルは、保存方法や作業環境によって破損することがあります。下記に代表的な原因を詳しく説明します。
保存先の容量不足
バックアップ先の外付けHDDやクラウドストレージの容量が不足していると、バックアップデータが途中で切れてしまったり、正常に保存されないことがあります。この状態で保存されたデータは、復元時にエラーを起こす可能性が高くなります。
バックアップ元ファイルの破損
元のファイルにすでに破損がある場合、それをそのままバックアップしても意味がありません。例えばウイルスに感染したファイルや、不完全な状態で保存されたデータをバックアップしてしまうと、破損したまま複製されてしまいます。
バックアップ設定の不備
バックアップの保存先パスの誤り、除外フォルダの設定ミス、保存形式の不整合など、設定ミスによって正常にバックアップが作成されないことがあります。自動バックアップ設定に頼りきりで確認していない場合、失敗に気づかずデータが保護されていないケースもあります。
ネットワークやハードウェアの障害
ネットワーク越しにバックアップを取っている場合、途中で通信が切断されるとデータが不完全なまま保存されます。また、バックアップ中にHDDやNASの不具合が起きた場合も、書き込みエラーが発生しやすくなります。
バックアップソフトの不具合
iTunesやTime Machineなどのバックアップツール自体が古いバージョンだったり、不具合を含んでいると、バックアップファイルが壊れてしまうことがあります。特にmacOSやWindowsのバージョンアップ後は互換性に注意が必要です。
壊れたバックアップや上書きされたデータも、専門的な診断と復旧技術によって取り戻せる?

バックアップが壊れていた場合、データ復旧の難易度は大きく上がります。誤って上書きや削除をしてしまった場合も、復元のチャンスは限られてしまいます。そうした状況でも、正確な診断と適切な処置を行うことで、データを取り戻せる可能性は残されています。
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バックアップが壊れたときの対処法
バックアップファイルが破損してしまった場合でも、落ち着いて一つずつ手順を確認することで、問題の解決や再発防止が可能です。以下の対処法を参考に、状況に応じた対応を行ってください。
バックアップ設定を再確認する
まずはバックアップツールの設定を見直しましょう。保存先の指定や、バックアップ対象の範囲に誤りがないかを確認します。設定ミスが原因で一部しか保存されていないケースも少なくありません。
- 使用しているバックアップソフトを起動。
- 保存先、保存対象、スケジュール設定を確認。
- 誤りがあれば修正し、手動で再度バックアップを実行。
破損ファイルを特定・除去する
バックアップ元に破損ファイルがあると、正常なバックアップが作成されません。ファイルごとに動作確認を行い、破損しているものを除外してから再実行すると、正常なバックアップが可能です。
- バックアップ元のフォルダを確認。
- 開けない・動かないファイルを特定。
- 破損ファイルを削除または別の場所に退避してから再バックアップ。
保存先の容量を確認・増設する
ストレージ容量不足はバックアップ失敗の大きな原因です。不要なデータの削除や、外付けHDD・クラウド容量の増設を行い、十分な空き領域を確保しましょう。
- バックアップ先のストレージを右クリック → プロパティで空き容量を確認。
- 不要なデータを削除して整理。
- 必要に応じて大容量の外部ストレージを接続。
ネットワークや機器の状態を確認する
NASやクラウドを利用している場合は、ネットワークの安定性やデバイスの動作確認も重要です。転送中のエラーを防ぐため、通信環境の整備やケーブルの点検を行いましょう。
- Wi-Fiまたは有線接続が安定しているかを確認。
- ルーターやNASの再起動を実施。
- LANケーブルや電源ケーブルの接続状況を確認。
ソフトウェアを最新の状態に保つ
バックアップソフトが古いバージョンのままだと、OSのアップデートに追従できず不具合が発生することがあります。常に最新版を使用することで、安定性と互換性が向上します。
- 公式サイトまたはApp Storeから最新版を確認。
- インストーラーを実行してアップデート。
- 更新後に再度バックアップを試行。
専門業者に復旧を依頼する
バックアップファイルそのものが破損し、開けない・復元できないといった場合は、無理に操作をせず、データ復旧の専門業者に相談するのが最も確実です。
- データ復旧業者のWebサイトから無料相談を申し込み。
- 破損したバックアップデータを業者に渡す(オンライン・郵送)
- 診断結果と見積もりを確認し、復旧作業を依頼。
一度バックアップが破損すると、その時点のデータを取り戻すのは困難になります。だからこそ、今後に向けての再発防止策が不可欠です。定期的な確認や、複数のバックアップ手段を併用するなど、信頼性の高いバックアップ体制を整えましょう。
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自力で対応できない場合はデータ復旧の専門業者に相談する
自力で対応できない場合や、機器が物理的に破損している場合、個人での修復は困難です。重要なデータが含まれている場合、データ復旧専門業者に依頼するのが最も安全です。
データ復旧業者では、問題の根本原因を特定し、安全にデータを回復する最善の方法を提案できます。デジタルデータリカバリーでは、相談から初期診断・お見積りまで24時間365日体制で無料でご案内しています。まずは復旧専門のアドバイザーへ相談することをおすすめします。
デジタルデータリカバリーの強み
デジタルデータリカバリーは、「データ復旧専門業者14年連続データ復旧国内売り上げNo.1」の実績を持つデータ復旧業者です。データ復旧の技術力として、「データ復旧率最高値95.2%」を誇っています。
また、データ復旧業者の最後の砦と言われる所以として、「他社で復旧できなかった機器のご相談件数7,300件超」の実績を信頼いただいています。他社で復旧してもらえなかった機器であっても、デジタルデータリカバリーの復旧技術であれば復旧できたという事例も多数ございます。是非ご相談ください。
初期診断・相談・見積まで無料で対応可能
初期診断とは、機器に発生した障害の原因を正確に特定し、復旧の可否や復旧方法を確認する工程です。デジタルデータリカバリーでは、経験豊富な技術者が「初期診断」を行い、内部の部品にダメージを与えることなく問題を見つけます。
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よくある質問
いえ、かかりません。当社では初期診断を無料で実施しています。お客様の機器に初期診断を行って初めて正確なデータ復旧の費用がわかりますので、故障状況を確認しお見積りをご提示するまで費用は頂いておりません。
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弊社は、復旧完了までのスピードも強みの1つで、最短即日復旧・ご依頼の約8割を48時間以内に復旧完了などの実績が多数ございます。ご要望に合わせて柔軟に対応させていただきますので、ぜひご相談ください。
営業時間は以下の通りになっております。
365日24時間、年中無休でお電話でのご相談・復旧作業・ご納品・アフターサービスを行っています。お困りの際は是非ご相談ください。
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電話番号:0800-333-6302
来社受付:9:30~21:00
復旧できる可能性がございます。
弊社では他社で復旧不可となった機器から、データ復旧に成功した実績が多数ございます。 他社大手パソコンメーカーや同業他社とのパートナー提携により、パートナー側で直せない案件を数多くご依頼いただいており、様々な症例に対する経験を積んでおりますのでまずはご相談ください。
この記事を書いた人
デジタルデータリカバリー データ復旧エンジニア
累計相談件数46万件以上のデータ復旧サービス「デジタルデータリカバリー」において20年以上データ復旧を行う専門チーム。
HDD、SSD、NAS、USBメモリ、SDカード、スマートフォンなど、あらゆる機器からデータを取り出す国内トップクラスのエンジニアが在籍。その技術力は各方面で高く評価されており、在京キー局による取材実績も多数。2021年に東京都から復旧技術に関する経営革新優秀賞を受賞。