RARファイルが開けない、展開できない…。そんなトラブルに遭遇すると、大切なデータを取り出せずに困ってしまうものです。
特にMacでは対応ソフトが限られているため、どう対処すれば良いのかわからない方も多いのではないでしょうか。この記事では、RARファイルが壊れる原因を明確にしたうえで、Macで実践できる修復方法をわかりやすく解説します。
目次
RARファイルが壊れる原因
RARファイルの破損は、主に外部要因や操作ミスによって発生します。
以下に代表的な原因を整理しました。
ダウンロードエラー
インターネット接続が不安定な状態でRARファイルをダウンロードすると、一部のデータが欠損して不完全なファイルとなることがあります。この状態では、解凍時にエラーが発生し開くことができません。
不適切な圧縮と解凍
圧縮・解凍処理中にシステムのクラッシュや強制終了、電源の突然の停止が発生すると、RARファイルの内部構造が壊れてしまい、破損ファイルとなる可能性があります。
ウイルスやマルウェアの感染
悪意のあるソフトウェアに感染すると、RARファイルが書き換えられ、開けなくなることがあります。感染源となる怪しいダウンロードサイトには注意が必要です。
ストレージの問題
自力で修復ソフトを使用したり、何度も解凍を繰り返すと、破損が進行して復旧が難しくなる場合があります。そのため、無理に操作を続けず、専門業者に相談することが重要です。
デジタルデータリカバリーでは、RARファイルの破損トラブルにも対応しており、原因の特定から最適な復旧処置までを一貫して行っています。保存先ストレージの状態やファイル構造を専用ツールで解析し、可能な限り元の状態に近いデータを取り出すことを目指します。
これまでに46万件以上の相談実績(期間:2011年1月以降)を有し、一部復旧を含む復旧件数割合91.5%(内、完全復旧57.8%。2023年10月実績)という高い成果を達成しています。初期診断とお見積りは無料で、24時間365日対応しておりますので、お困りの際はいつでもご相談ください。
壊れたRARファイルの修復方法(Mac対応)
RARファイルの破損状況に応じて、修復手段も異なります。ここではMacで利用可能な方法を中心に、初心者でも実践しやすい手順を紹介します。
WinRARの修復機能を使う(仮想環境)
WinRARには破損したRARファイルを自動的に修復する機能があります。Mac単体では利用できませんが、ParallelsやBoot CampなどのWindows仮想環境を使えば利用可能です。
- 仮想環境またはBoot Camp上でWindowsを起動します。
- WinRARをインストールして起動します。
- 破損したRARファイルを選択し、ツールバーの「修復」ボタンをクリックします。
- 保存先を指定して修復処理を実行します。
- 修復後、生成された「rebuilt.○○.rar」ファイルを確認します。
RARファイルの再ダウンロード
ネットワークの不安定さが原因でファイルが破損している場合、再度のダウンロードが最も簡単かつ確実な対処法となります。
- ダウンロード元の公式サイトや信頼できる配布元にアクセスします。
- 元のRARファイルを削除し、新たにダウンロードを実行します。
- ダウンロード中はWi-Fiなど安定した回線を使用してください。
- 再度RAR解凍ソフトで展開を試みます。
Mac用データ復元ソフトを使う
削除や破損したRARファイルをMac内から復元したい場合には、データ復元ソフトを使う方法が有効です。Tenorshare 4DDiG MacやFonePawなどのツールが代表的です。
- 公式サイトから4DDiGやFonePawなどの復元ソフトをインストールします。
- アプリを起動し、RARファイルが保存されていたドライブを選択します。
- 「スキャン」をクリックして削除・破損ファイルを検索します。
- 目的のRARファイルを選択し、「復元」ボタンをクリックします。
- 元の場所と異なるディレクトリへ保存して安全を確保します。
破損の程度が大きく、上記の方法でも修復できない場合は、データ復旧の専門業者に相談するのが最も確実です。
当社は、一部復旧を含む復旧件数割合91.5%(内、完全復旧57.8%。復旧件数割合=データ復旧件数/データ復旧ご依頼件数。2023年10月実績)を誇ります。46万件以上の相談実績(期間:2011年1月以降)を持ち、官公庁や大手法人1万社以上との取引実績があるため、安心してご依頼いただけます。
初期診断とお見積りは無料。24時間365日対応のサポート体制を整えておりますので、急ぎの場合もすぐにご相談いただけます。まずはお気軽にお問い合わせください。
自力で対応できない場合はデータ復旧の専門業者に相談する
自力で対応できない場合や、機器が物理的に破損している場合、個人での修復は困難です。重要なデータが含まれている場合、データ復旧専門業者に依頼するのが最も安全です。
データ復旧業者では、問題の根本原因を特定し、安全にデータを回復する最善の方法を提案できます。デジタルデータリカバリーでは、相談から初期診断・お見積りまで24時間365日体制で無料でご案内しています。まずは復旧専門のアドバイザーへ相談することをおすすめします。
デジタルデータリカバリーの強み
デジタルデータリカバリーは、「データ復旧専門業者14年連続データ復旧国内売り上げNo.1」の実績を持つデータ復旧業者です。データ復旧の技術力として、「データ復旧率最高値95.2%」を誇っています。
また、データ復旧業者の最後の砦と言われる所以として、「他社で復旧できなかった機器のご相談件数7,300件超」の実績を信頼いただいています。他社で復旧してもらえなかった機器であっても、デジタルデータリカバリーの復旧技術であれば復旧できたという事例も多数ございます。是非ご相談ください。
初期診断・相談・見積まで無料で対応可能
初期診断とは、機器に発生した障害の原因を正確に特定し、復旧の可否や復旧方法を確認する工程です。デジタルデータリカバリーでは、経験豊富な技術者が「初期診断」を行い、内部の部品にダメージを与えることなく問題を見つけます。
データ障害のパターン15,000種類以上もありますが、「ご相談件数46万件超」(算出期間:2011年1月1日~)を持つ当社は、それぞれの障害原因をデータベースから即座に情報を引き出し、原因を正確に特定できる体制を整えています。
よくある質問
いえ、かかりません。当社では初期診断を無料で実施しています。お客様の機器に初期診断を行って初めて正確なデータ復旧の費用がわかりますので、故障状況を確認しお見積りをご提示するまで費用は頂いておりません。
※ご郵送で機器をお預けいただいたお客様のうち、チェック後にデータ復旧を実施しない場合のみ機器の返送費用をご負担頂いておりますのでご了承ください。
機器の状態によって故障の程度が異なりますので、復旧完了までにいただくお時間はお客様の機器お状態によって変動いたします。
弊社は、復旧完了までのスピードも強みの1つで、最短即日復旧・ご依頼の約8割を48時間以内に復旧完了などの実績が多数ございます。ご要望に合わせて柔軟に対応させていただきますので、ぜひご相談ください。
営業時間は以下の通りになっております。
365日24時間、年中無休でお電話でのご相談・復旧作業・ご納品・アフターサービスを行っています。お困りの際は是非ご相談ください。
電話受付:0:00~24:00 (24時間対応)
電話番号:0800-333-6302
来社受付:9:30~21:00
復旧できる可能性がございます。
弊社では他社で復旧不可となった機器から、データ復旧に成功した実績が多数ございます。 他社大手パソコンメーカーや同業他社とのパートナー提携により、パートナー側で直せない案件を数多くご依頼いただいており、様々な症例に対する経験を積んでおりますのでまずはご相談ください。
この記事を書いた人
デジタルデータリカバリー データ復旧エンジニア
累計相談件数46万件以上のデータ復旧サービス「デジタルデータリカバリー」において20年以上データ復旧を行う専門チーム。
HDD、SSD、NAS、USBメモリ、SDカード、スマートフォンなど、あらゆる機器からデータを取り出す国内トップクラスのエンジニアが在籍。その技術力は各方面で高く評価されており、在京キー局による取材実績も多数。2021年に東京都から復旧技術に関する経営革新優秀賞を受賞。