Macを起動したら、画面が真っ白のまま動かない…そんな状況に直面すると、誰でも不安になるものです。作業中のファイルや、大切なデータにアクセスできなくなる可能性もあるこのトラブル。原因はソフトウェアの問題だけでなく、ハードウェアの不具合や温度・湿度などの環境要因まで多岐にわたります。
本記事では、Macが白い画面で停止する原因と、それに応じた具体的な対処法を順を追って丁寧に解説します。
目次
Macが真っ白な画面で起動しない原因
Macが白い画面のまま動かなくなる原因には、ソフトウェア的なトラブルだけでなく、物理的な損傷や周辺機器の影響など、さまざまな要因が関係しています。
まずは代表的な原因を把握し、適切な対処を行うことが重要です。
温度や結露などの環境要因
寒暖差の激しい場所での使用や、室内外の移動によって生じた結露が内部に残っていると、誤作動や表示不良につながる場合があります。特に冬場の起動直後は注意が必要です。
これらの要因は複雑に絡み合うこともあるため、次に紹介する対処法を順番に試して、原因を切り分けながら対応していきましょう。
ソフトウェアの問題
macOSのシステムやドライバー、起動ディスクの設定に不具合があると、正常にOSが読み込まれず、白画面のまま停止してしまうことがあります。NVRAMやSMCの不整合も影響します。
ハードウェアの問題
ディスプレイやマザーボード、メモリ、SSDといった内部部品の故障が原因で、映像出力が正常に行われず、白い画面のままになるケースも見られます。また、外部モニターやUSB機器などの周辺機器が影響し、パソコンの起動に失敗する場合もあるため注意が必要です。
こうした原因が複雑に絡み合う場合、正確な診断と専門的な対処が欠かせません。
その点、デジタルデータリカバリーでは、内部パーツやストレージに関する豊富な知識と経験を活かし、最適な復旧方法をご提案しています。
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白い画面で起動しないMacの対処法
ここからは、白い画面で起動しないMacに対して有効な対処法を順に解説します。ソフト面からハードウェア面まで、すべての可能性に対応できるよう手順を詳しくご紹介します。
再起動を試す
一時的なバグや処理の詰まりが原因で表示不良になっている可能性があります。最初にシンプルな再起動を試してみましょう。
- 画面に操作が可能な場合は「Appleメニュー」→「再起動」を選択。
- フリーズしている場合は、command + control + 電源ボタンを同時に押す。
- 起動プロセスが進行するか確認する。
NVRAM/PRAMのリセット
NVRAMには起動ディスクや画面解像度などの情報が保存されています。このリセットにより、起動不良が解消される場合があります。
- Macの電源を完全にオフにする。
- 電源を入れた直後に、option + command + P + R を同時に押し続ける。
- 約20秒ほど押し続け、Appleロゴが表示されたらキーを放す。
- 古いMacでは2回目の起動音が鳴るまで押し続けるとよい。
セーフモードで起動する
macOSの一部機能のみを使って起動する「セーフモード」では、不要なドライバや起動項目を無効化してトラブルの切り分けができます。
- Macをシャットダウンし、電源を入れる。
- すぐに shift キーを押し続ける。
- Appleロゴが表示されたらキーを放す。
- ログイン後、デスクトップ画面が表示されるか確認する。
SMCリセットを実施
電源や冷却ファン、LEDライトの制御などを担うSMC(システム管理コントローラ)のリセットは、電源周りの問題解決に効果的です。
- Macをシャットダウンする。
- バッテリー非着脱型MacBookの場合:shift + control + option + 電源ボタンを10秒間同時押し。
- 10秒後、すべてのキーを放す。
- 再度電源を入れて通常起動する。
リカバリーモードで起動
macOSのシステム修復や再インストールを行うには、リカバリーモードが便利です。ディスクユーティリティでストレージのエラーチェックも可能です。
- Macを電源オフにする。
- Intel Mac:command + R キーを押しながら電源を入れる。
- Appleロゴが表示されたらキーを放す。
- 「macOSユーティリティ」画面が表示されるので、必要な操作を行う(例:ディスクユーティリティ、OS再インストール)。
- M1/M2チップ搭載Mac:電源ボタンを長押し→「オプション」からリカバリーモードに入る。
周辺機器の取り外し
USB機器や外部ディスプレイなど、周辺機器の不具合が起動トラブルを招くこともあります。まずはすべて取り外してから起動を試してください。
- Macの電源を切る。
- すべての外部機器(USB、外付けHDD、モニターなど)を取り外す。
- 何も接続しない状態でMacを起動する。
- 起動後に1つずつ接続して、原因を特定する。
Apple Diagnosticsでハードウェアチェック
Apple Diagnosticsを使えば、Mac内部のハードウェアに異常があるかをチェックできます。表示されるエラーコードで、メモリやストレージの状態を確認可能です。
- Macをシャットダウン。
- Intel Mac:電源を入れてすぐに D キーを押し続ける。
- Appleシリコン Mac:電源長押しで「オプション」画面→command + D で診断開始。
- 診断結果とエラーコードをメモしておく。
Appleサポートや専門業者に相談
ここまでの手順をすべて試しても改善しない場合は、ハードウェアの重大な故障やmacOSの深刻な破損が疑われます。自力での作業は避け、速やかに専門業者またはApple正規サービスプロバイダに相談しましょう。
- Macの型番・症状・起動できた場合はOSバージョンを控える。
- Appleサポートまたはデータ復旧業者に相談予約を行う。
- 初期診断や見積もりを受ける(無料の業者も多い)。
- 必要に応じて修理・データ復旧を依頼する。
Macが真っ白な画面から動かないトラブルは、放置や誤った対処で状態が悪化することもあります。作業ファイルや大切な思い出のデータを守るためにも、早めの対応が重要です。
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この記事を書いた人
デジタルデータリカバリー データ復旧エンジニア
累計相談件数46万件以上のデータ復旧サービス「デジタルデータリカバリー」において20年以上データ復旧を行う専門チーム。
HDD、SSD、NAS、USBメモリ、SDカード、スマートフォンなど、あらゆる機器からデータを取り出す国内トップクラスのエンジニアが在籍。その技術力は各方面で高く評価されており、在京キー局による取材実績も多数。2021年に東京都から復旧技術に関する経営革新優秀賞を受賞。