パソコンを起動しようとしたときに突然英語のエラーメッセージが表示され、Windowsが立ち上がらない──そんな経験をしたことはありませんか?
「No bootable device」や「Operating System Not Found」など、英語のメッセージが表示されると、焦ってしまいがちです。この記事では、こうしたエラーメッセージの意味を理解し、それぞれの原因と対処法を丁寧に解説します。
目次
代表的な英語エラーメッセージとその意味
エラーメッセージにはそれぞれ意味があり、原因も異なります。以下で代表的なメッセージを取り上げ、その背景を確認しておきましょう。
No bootable device
このメッセージは、パソコンが起動に必要なOSを含むドライブを見つけられなかった場合に表示されます。
- HDDやSSDが物理的に接続されていない
- BIOSの起動設定に問題がある
- OSがインストールされたディスクが破損している
Boot Device Not Found
「起動デバイスが見つかりません」といった内容で、起動順序やハードウェアの故障が疑われます。
- BIOSの起動順序が正しくない
- 起動デバイスの故障や認識不良
- BIOSの設定が誤って保存されている
Operating System Not Found
パソコンがドライブを認識しても、そこにOSが見つからない場合に表示されます。
- OS自体が破損している
- パーティション情報やブート領域に損傷がある
- HDD/SSDの認識不良やフォーマットミス
こうしたトラブルは、データを安全に保つためにも安易な再インストールや初期化を行う前に、慎重な対応が求められます。誤った操作を行うと、残されたデータまでもが消失する可能性があるため、自己判断での対処は避けたほうが安心です。
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英語エラーが出るときの具体的な対処法
以下に、各エラーメッセージに共通する対処法を紹介します。実際の状況に応じて順に試してください。
BIOS(UEFI)設定の確認と変更
起動優先順位の誤りや不要なデバイスの接続が原因で、OSにたどり着けないことがあります。
- PCの電源を入れた直後に、F2・DEL・ESCなどのキーでBIOS/UEFI画面に入ります。
- 「Boot」や「Startup」タブで起動優先順位を確認し、HDD/SSDを最上位に設定します。
- USBメモリや外付けHDDなどの外部デバイスはすべて取り外してください。
- 設定を保存し、再起動します(「Save and Exit」などを選択)。
スタートアップ修復の実行
Windowsの自動修復機能を活用することで、ブート関連の問題を自動で修正できることがあります。
- 起動に何度か失敗すると自動的に「回復モード」へ移行します。
- 「詳細オプション」>「トラブルシューティング」>「スタートアップ修復」を選択します。
- または、WindowsインストールUSB/DVDから起動し、「コンピューターを修復する」→「スタートアップ修復」を選びます。
セーフモードでの起動
セーフモードでは最低限のドライバーと設定で起動するため、問題の切り分けに有効です。
- 起動失敗を繰り返すと、「自動修復」>「詳細オプション」に移動できます。
- 「トラブルシューティング」>「詳細オプション」>「スタートアップ設定」>「再起動」を選択。
- 表示される選択肢から「セーフモードで起動(4番)」を選びます。
システムの復元
システムの復元を使えば、PCを以前の正常な状態に戻すことができます。
- 「詳細オプション」>「システムの復元」を選択します。
- 表示される復元ポイントから、正常に動作していた日付を選びます。
- 復元処理が完了するまで待ち、再起動後に動作確認を行います。
ハードウェアの確認
OSや設定の問題でない場合、HDD/SSDやメモリなどのハードウェアに異常がある可能性も考えられます。
- ACアダプターや電源ケーブルが正しく接続されているかを確認。
- メモリがしっかりスロットに挿さっているか、HDD/SSDのケーブルが緩んでいないかをチェック。
- 可能であれば、CrystalDiskInfoなどでSMART情報を確認し、劣化や物理障害がないか確認します。
自力で解決できない場合は専門業者に相談を
すべての対処法を試しても起動できない、またはHDD/SSDから異音がする、SMARTエラーが頻発している場合は、物理障害の可能性があります。
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この記事を書いた人
デジタルデータリカバリー データ復旧エンジニア
累計相談件数46万件以上のデータ復旧サービス「デジタルデータリカバリー」において20年以上データ復旧を行う専門チーム。
HDD、SSD、NAS、USBメモリ、SDカード、スマートフォンなど、あらゆる機器からデータを取り出す国内トップクラスのエンジニアが在籍。その技術力は各方面で高く評価されており、在京キー局による取材実績も多数。2021年に東京都から復旧技術に関する経営革新優秀賞を受賞。