Windows 10のアップデート中に「エラーコード 0x80240fff」が表示されて、更新が進まない…。このエラーは特にストレージを換装した後や、OSのクリーンインストール直後によく発生します。この記事では、具体的な原因と、今すぐ実践できるすべての対処法を詳しく解説します。
目次
「0x80240fff」エラーの主な症状
このエラーはWindows Update実行時に発生し、アップデートが完了できない状況に陥ります。以下のような症状が典型的です。
- Windows Updateを実行すると「0x80240fff」と表示される
- 更新プログラムの確認が延々と続くか、失敗する
- クリーンインストールやHDD→SSD換装後に発生することが多い
- アップデートが一切適用されず、セキュリティに不安が残る
このような状態を放置していると、セキュリティ更新が適用されずに脆弱性が放置されたままになったり、他のソフトウェアが正常に動作しなくなる可能性もあります。
特に環境が変わった直後に発生するケースが多く、自己流の対応では解決が難しい場面も少なくありません。症状が改善しない場合や不安を感じたら、早めに専門の業者に相談することを強くおすすめします。
「0x80240fff」エラーの主な原因
このエラーは、システム構成やネットワーク、アップデート環境に関する不具合が複合的に関与して発生します。以下に主な原因をまとめました。
ストレージ換装やクリーンインストール後の環境変化
HDDからSSDへの換装や、リカバリー直後のPCでは、Windows Updateが正しく動作しないことがあります。これは一部の必要ファイルやサービス設定が初期状態に戻ってしまっているためです。
インターネット接続やサーバーへのアクセス問題
一時的なネットワーク障害や、MicrosoftのUpdateサーバーにアクセスできない状態でもエラーが発生します。特にWi-Fi接続が不安定な環境では要注意です。
ファイアウォールやセキュリティソフトの影響
ウイルス対策ソフトやWindowsファイアウォールが、Windows Updateの通信をブロックしていると更新に失敗します。
システムファイルの破損やサービスの異常
「Background Intelligent Transfer Service」や「Windows Updateサービス」が停止または破損していると、更新が進みません。また、関連するシステムファイルの破損も原因になります。
次に、これらの原因に対して効果的な対処法を一つずつ解説していきます。
「0x80240fff」エラーの対処法
それぞれの原因に対応した対処法を順に試していくことで、ほとんどのケースで問題を解決できます。以下に、すべての対処法を手順付きで解説します。
Windows Updateトラブルシューティングツールの実行
Windowsが提供する自動修復機能で、基本的な問題の多くを解消できます。
- 「設定」→「更新とセキュリティ」→「トラブルシューティング」を開きます。
- 「追加のトラブルシューティングツール」を選択します。
- 「Windows Update」→「トラブルシューティングツールの実行」をクリックします。
Windowsファイアウォールやセキュリティソフトの一時無効化
セキュリティソフトが通信を妨げているケースでは、更新時に一時的に無効化することで改善されることがあります。
- 「コントロールパネル」→「システムとセキュリティ」→「Windows Defender ファイアウォール」を開きます。
- 「Windows Defender ファイアウォールの有効化または無効化」を選択。
- プライベート・パブリック両方の設定を一時的に「無効」にします(後で必ず戻してください)。
Windows UpdateサービスやBITSの再起動
アップデートに関係するサービスを再起動することで、通信や処理の不具合を改善できます。
- 「Windowsキー + R」で「services.msc」と入力してEnter。
- 「Windows Update」と「Background Intelligent Transfer Service(BITS)」を右クリックして「再起動」を選択。
- サービスの状態が「実行中」になっていることを確認します。
DISMとシステムファイルチェッカーの実行
システム内部の破損ファイルを修復するためのコマンドです。高度な修復に対応します。
- 「スタート」→「cmd」と入力し、右クリックして「管理者として実行」。
- 以下のコマンドを順に入力し、それぞれ実行します:
DISM.exe /Online /Cleanup-image /Restorehealth
sfc /scannow
- 完了後、PCを再起動してアップデートを再実行します。
手動でのWindows 10アップデート適用
自動更新ができない場合、手動ツールを使ってアップデートする方法があります。
- Microsoft公式サイトから「Windows 10 更新アシスタント」をダウンロード。
- インストール後、表示に従ってアップデートを実行します。
- アップデート完了後、再起動して問題が解決されたか確認します。
専門修復ソフトの利用
複数の原因が絡んでいる場合は、自動的に修復してくれるツールの使用も効果的です。ソフトでデータを修復できることもありますが、間違った操作でデータをさらに失うリスクがあります。大事なデータがあるなら、迷わず専門業者に相談するのが賢明です。
- 信頼できる修復ツールをダウンロードします。
- インストール後、ソフトを起動し「Windows Update修復」機能を選択。
- 修復完了後に再起動し、更新の再試行を行います。
自力で対応できない場合はデータ復旧の専門業者に相談する
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この記事を書いた人
デジタルデータリカバリー データ復旧エンジニア
累計相談件数46万件以上のデータ復旧サービス「デジタルデータリカバリー」において20年以上データ復旧を行う専門チーム。
HDD、SSD、NAS、USBメモリ、SDカード、スマートフォンなど、あらゆる機器からデータを取り出す国内トップクラスのエンジニアが在籍。その技術力は各方面で高く評価されており、在京キー局による取材実績も多数。2021年に東京都から復旧技術に関する経営革新優秀賞を受賞。