マウスコンピューターが起動せず「画面が真っ暗で起動しない」、「英語の文字が表示され動かない」などの症状がある場合、致命的な不具合が生じている可能性もありますが、自宅で簡単に解決できる場合もあります。

マウスコンピューターに限らず、パソコンが起動しないトラブルは珍しいことではありません。ただし対処法を誤ってしまうと、データが消えてしまう可能性もあるため注意が必要です。ここで紹介している起動しない原因と対処法を確認して、参考にしてみてください。

パソコンが起動しない場合の全般的な原因と対処法を解説した記事はこちら

マウスコンピューターが起動しない場合の症状

マウスコンピューターが起動しない場合でも、現在現れている症状によってその対処法は異なります。

起動しないパソコンがどの症状に当てはまるのか、今一度確かめましょう。

画面が暗く起動しない

メーカーのロゴなどが表示されず画面が真っ暗の場合は、電源ランプの点灯や起動音の有無を確認してください。また、その際にケーブルやモニターなどの周辺機器が故障していないか、きちんと奥まで挿し込まれているかも併せて確認しましょう。

パソコンがつかない・立ち上がらない場合の対処法はこちら

黒や青の画面に英語が表示されている

黒い画面や青い画面などに白地で英語が表示されている場合は、その表示されている内容によって原因も異なります。

代表的な例は以下です。

 

BIOS画面が表示されている

BIOSとは、パソコンの初期設定や、入出力の制御を行う最重要プログラムのことです。

BIOSの画面が表示されている場合、windowsが起動できない状態です。この場合、OSを格納したHDDなどのストレージが破損している可能性が高く、通電を行うのは危険です。

個人での復旧作業で誤った操作を行った場合、完全にデータが消える恐れがあります。確実にデータを復旧させたい場合は、以下の記事を参考にしてください。

パソコンのデータ復旧・復元方法についてはこちら

マウスコンピューターが起動しない場合の原因

マウスコンピューターが壊れている場合の症状をこれまでご紹介しましたが、突然起動しなくなった理由は何でしょうか？

このような症状の再発防止のためにも、その原因について理解しておきましょう。

パソコンが起動しない原因は、大きく分けて下記2つに分けられます。

記憶媒体に障害が発生している場合

HDDやSDDに発生する障害は、大きく分けて「論理障害」と「物理障害」の2つです。

 

論理障害

 

 

論理障害とは、データやシステムの障害です。

「データの読み書き中に強制終了をした」、「ウイルスに感染した」などの理由で、パソコンが正常に起動しなくなった場合、論理障害の可能性が考えられます。

論理障害の症状としては、画面に英語で表示されていたり、ロゴか表示されてから進まないなどが挙げられます。しかし、これは後述する物理障害でも起こる症状の為、適切に切り分ける必要があります。

また5年以上使用しているパソコンの場合、物理障害が発生しやすいですが、検索で出てくるような対処法の多くは論理障害向けであるため、やみくもに自分で対処しようとすると症状が悪化する恐れがあります。

対処に不安がある方は、専門業者で無料診断を受けることをおすすめします。

 

物理障害

物理障害は、データを記録している装置が物理的に破損した状態です。

「移動中に何かにぶつかった」「水をこぼした」など、物理的なダメージが原因で故障してしまいます。HDDの場合、「カチカチ」と異音が発生したり、異臭がすることがあります。

パソコンが冷たくて起動しない場合の対処法はこちら

このような状態で操作し続けると、データを保存している部分に傷がつく恐れが高く、パソコン・保存データともに破損するリスクがあります。

また、修理業者でもデータを完全に復元することは難しい為、大切なデータを復旧させたい場合は、早めにデータ復旧の専門業者に相談しましょう。

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記憶媒体以外に障害が発生している場合

 

記憶媒体以外のハードウェア類に不具合が発生し、パソコンが起動できなくなるケースもあります。たとえば、モニターの故障や電源コードの劣化といった周辺機器の故障が主な原因として考えられます。

まずは、電源ランプが正常に点灯しているか、奥まできちんとアダプタなどが挿入されているかを確認するようにしましょう。

前述にもあるように、この場合においてもパソコンの修理業者に修理を依頼しても「修理」がメインで行われます。それでは、パソコンが使えるようになっても、中身のデータは完全に消失してしまう恐れがあるので、大切なデータが保存されえている場合は、データ復旧の専門業者に対応を依頼しましょう。

 

マウスコンピューターが起動しない場合の注意点

マウスコンピューターが起動しない場合、さらに状態を悪化させないためにも、下記の注意点を確認してください。

通電は避ける

PCを強制終了しない

 

マウスコンピューターが起動しない場合、スタートアップ修復を行っている際に、PCを強制終了させるのは控えましょう。

HDDは常にデータの読み書きを行っています。データを更新するためには複数のデータ情報を更新しなければなりませんが、その更新が上手く行えない状態で強制的に終了してしまうとデータ消失につながります。

過度な強制終了はデータを失う危険性が高いため、控えましょう。

 

再起動を繰り返さない

原因が不明確なまま、再起動を繰り返してしまうと、障害箇所が無理に稼働してしまいます。症状を悪化させてしまうだけではなく、重度の障害に発展してしまうリスクも伴います。

 

マウスコンピューターが起動しない場合の対処法

マウスコンピューターが起動しないからと、焦って再起動を繰り返す行為はかえって症状を悪化させてしまいます。以下の対処法を参考に、適切な処理を行うようにしましょう。

まずは、以下の対処法を行う前に周辺機器を全て取り外してください。

 

放電する

パソコン内部に電気が溜まる帯電よって、Windowsの起動に影響が発生している可能性があります。この場合は、電源やバッテリーを取り外してパソコンを完全にシャットダウンし、数分放置してから再起動してみましょう。

 

セーフモードで起動する

セーフモードとは最低限の必要ディスクのみを使用して起動させることを言います。そのため、セーフモードでWindowsを再起動することで改善される可能性があります。

セーフモードで起動することができた場合は、プログラムやデバイスが原因となっている可能性が考えられます。その場合は、「チェックディスク」を実施し、ハードディスク上で破損しているファイルを修復することで解決することができます。（物理障害を除く）

 

セーフモード起動手順

スタートアップ修復を行う

Windowsには、起動に連続で失敗した場合に自動で動く「スタートアップ修復」という機能があります。本来これは自動的に行われ、スタートアップ修復を進めることにより改善する可能性もあります。

しかし、スタートアップ修復は、パソコン上の不具合を全体的にチェックし修復するため、パソコンにとても負荷がかかります。何度も繰り返すと、PCの障害を悪化させてしまうリスクがあるので、繰り返し行う動作は控えてください。

※スタートアップ修復は状況によって数時間かかる場合もあります。修復している間は再起動などを繰り返さず様子を見ることをおすすめします。

専門業者へ依頼する

ここまでで紹介した方法を試しても、マウスコンピューターが起動しない場合、専門業者へ依頼することをオススメします。復旧には専門的な知識を必要とする場合が多く、自力で対処することが難しいばかりでなく、下手に対処してしまうことでデータを消失してしまうリスクもあります。

 

パソコンの起動・使用を優先する場合

データよりもPCの起動や使用を優先したい場合はメーカーや修理業者に依頼しましょう。

メーカーや修理業者は破損部品を交換、修理することでパソコンを正常に起動出来るようにします。 しかし、データの初期化やマザーボードやHDDなどの部品交換が行われるため、データは保証されない点には注意して依頼しましょう。

 

パソコン内のデータを優先する場合

PC内に大切なデータが保存されている場合などPCの使用よりも「データ」を優先したい場合はデータ復旧業者に相談しましょう。 データ復旧業者では、まず故障原因を特定し、故障原因に即した対処を行います。

そのため、より安全かつ高い確率でデータを復旧させることが可能です。 デジタルデータリカバリーは、お電話またはメールでお問合せいただくと、弊社のデータ復旧アドバイザーが簡易的な診断と今後の対応方法について無料でご案内いたします。機器別の専門のエンジニアによる無料初期診断も行っていますので、お気軽にご相談ください。