大切なファイルをうっかりゴミ箱から完全に削除してしまった──そんな経験はありませんか?
- 誤って「ゴミ箱を空にする」をクリックしてしまった
- 必要なデータを削除したことに後から気づいた
- 復旧ソフトを使ってもデータが出てこない
突然のデータ消失に焦りを感じるかもしれませんが、諦めるのはまだ早いです。ゴミ箱から削除したデータでも、正しい手順を踏めば復元できる可能性は十分にあります。
この記事では、ゴミ箱から消えたデータを取り戻すための具体的な方法と、復旧の成功率を高めるために注意すべきポイントを、初心者にもわかりやすく解説しています。
操作を誤ると復旧率が大幅に低下するケースもあるため、落ち着いて正しいステップを知ることが大切です。大切なデータを守るためにも、ぜひ本記事を参考にしてください。
目次
「ゴミ箱を空にした=完全削除」ではありません

「ゴミ箱を空にしてしまったら、もうデータは戻らないのでは?」と不安になる方も多いですが、実は削除直後のデータは、物理的にはディスク上にまだ残っている場合がほとんどです。
ただし、新しいデータがその領域に書き込まれると、上書きされてしまい復旧が困難になります。つまり、時間との勝負です。
以下の行動を取る前に、まずは現状を正しく把握し、適切な手順をとることが鍵です。
- ゴミ箱を空にした直後にPCを通常通り使用してしまう
- HDDやSSDを再フォーマット(初期化)してしまう
- 大容量のファイルを上書き保存してしまう
復旧ソフト使用には注意が必要

市販のデータ復旧ソフトを使うことも一つの手段ですが、誤った使い方をするとデータ構造が破損し、復旧不可能な状態に悪化するリスクもあります。
操作に自信がない場合や、業務・思い出など重要なデータを失った場合は、専門業者への相談が最も安全です。
当社「デジタルデータリカバリー」は、これまで46万件以上の復旧相談実績(2011年〜)を持ち、官公庁や大手法人1万社以上との取引を通じて、信頼性と技術力を高めてきました。
一部復旧を含む復旧件数割合は91.5%(完全復旧は57.8%/2023年10月実績)という高い成功率を誇ります。初期診断とお見積りは完全無料、24時間365日体制でご相談を受け付けています。「削除してしまったかも…」と気づいた瞬間が、データを救う最大のチャンスです。迷わず今すぐご相談ください。
ゴミ箱から削除されたデータを復元する方法

「ゴミ箱を空にする」で削除されたファイルは「通常の手段」で取り戻すことはできませんが、消失したデータを復旧する方法として、主に次のようなものがあります。
データ復元ソフトから復元する
データ復元ソフトは、ゴミ箱から削除されたファイルをスキャンして復元するツールです。これらのソフトは、簡単な操作で削除されたファイルを検索し、復元することができます。復元が不完全で、文字化けや一部データが欠損する場合がある点には注意が必要です。
重要なデータが対象の場合は専門業者に依頼することをおすすめします。
データ復元ソフトから復元する一般的な手順は次の通りです。
- まず、適切なデータ復元ソフトをインストールします。
- インストールが完了したら、ソフトを起動します。
- スキャン対象のドライブを選択:
削除されたファイルが保存されていたドライブやフォルダーを選択します。通常、ゴミ箱から削除されたファイルは元の保存場所に関係なく、選択したドライブ全体をスキャンすることを推奨します。 - スキャンの実行:
スキャンを開始します。ソフトは削除されたファイルを検索し、リストアップします。スキャンには時間がかかる場合がありますが、終了するまで待ちます。 - 復元したいファイルの選択:
スキャンが完了したら、削除されたファイルのリストが表示されます。復元したいファイルを選択し、チェックを入れます。 - データ復元の実行:
選択したファイルを復元するために、復元ボタンをクリックします。復元先のフォルダーを指定する際は、元の場所とは別の場所を選択することが重要です。これにより、データの上書きを防ぐことができます。 - 復元ファイルの確認:
復元が完了したら、指定したフォルダーに復元されたファイルが保存されていることを確認します。
以前のバージョンから復元する
「以前のバージョン」とは、ファイルやフォルダが以前に存在していた状態を復元するための機能です。たとえばファイルやフォルダが誤って削除されたり、変更されたりした場合に、これを用いることで以前のバージョンに戻すことができます。
「以前のバージョン」を使ってデータ復元する手順は次の通りです。
- 消えたデータの保存先を参照し、データ保存されていたフォルダ類を右クリックしてプロパティの中から「以前のバージョンの復元」を選択します
- 復元したい時間を選択し「復元」を押すことでデータが選択した時間時点の状態に保存されます
ファイルの履歴から復元する
windows10/11には「ファイル履歴」というバックアップツールが標準搭載されています。
この機能を有効化しておくことで、各フォルダに保存されているファイルを、外付けHDDやUSBメモリなどの外部ストレージに自動バックアップし、ファイルの紛失や破損・削除などのトラブルから身を守ることができます。
対象は「C:¥Users¥[ユーザー名]」フォルダ内にある下記データなどが対象です。
- OneDrive (バックアップには Microsoft アカウントでサインインしている必要がある)
- デスクトップに保存されているファイル
- ドキュメント
- ピクチャ
- ビデオ
- ミュージック
- リンク
- 検索
- カメラロール
- 保存済みの写真
ファイル履歴の設定画面では、バックアップ対象となるフォルダーを個別に選択できます。不要なフォルダーは除外して、必要なデータのみをバックアップしましょう。データが削除された日やファイル名が分からない場合でも、そのフォルダを「以前のバージョン」に戻すことで、ピンポイントで消えたデータの復元が可能です。
ファイル履歴を使ってデータ復元する手順は次の通りです。
- 設定から更新とセキュリティをクリックします
- バックアップから、その他のオプションをクリックします
- 「現在のバックアップからファイルを復元」をクリックしましょう。すると、過去にバックアップを行った日のファイルが表示されます
- 対象のフォルダ・ファイルを選択し、矢印ボタンをクリックすれば復元が開始します
ファイル履歴は便利なバックアップツールですが、万能ではありません。システムエラーやハードディスク破損でファイル自体が破損した場合は復元できない可能性があります。
シャドウ・コピー機能を利用する
Windowsには、バージョンによって「シャドウコピー」という自動バックアップ機能が搭載されており、特定の時点でファイルを自動で複製し、バックアップ領域に保存します。
ただ、シャドウコピーを利用する前に、あらかじめシャドウコピーの設定を行う必要があります。バックアップ領域の容量が不足すると、シャドウコピーが作成されず、データの復元が難しくなる可能性があります。
設定方法はWindowsのバージョンによって異なりますが、次のとおりです。
- デスクトップの「PC」を右クリックし、「プロパティ」をクリックします。
- 「システムのプロパティ」画面で、「システムの保護」タブをクリックします。
- 「保護設定」で、シャドウコピーを設定したいドライブを選択し、「構成」をクリックします。
- 「システム保護対象 ローカル ディスク (C:)」画面で、以下の設定を行います。
- 「シャドウコピーを有効にする」にチェックを入れます。
- 「最大保存数」で、保存しておきたいシャドウコピーの最大数を指定します。
- 「保存期間」で、シャドウコピーの保存期間を指定します。
- 「OK」をクリックして設定を保存します。
シャドウコピーの設定が完了したら、シャドウコピーを利用することができます。シャドウコピーを利用するには、以下の手順で行います。
- 復元したいファイルを右クリックし、「プロパティ」をクリックします。
- 「全般」タブで、「以前のバージョン」をクリックします。
- 復元したいシャドウコピーを選択し、「復元」をクリックします。
物理故障やファイルシステムの深刻な破損が原因でデータが読み込めない場合、一般的な方法では復元が難しくなります。誤った対処によって状況がさらに悪化し、データが完全に失われてしまう恐れもあります。
こうしたトラブルに直面したときは、できるだけ早くデータ復旧の専門業者に相談することが重要です。正しい診断と安全な作業環境が、データを守る鍵になります。
デジタルデータリカバリーでは、24時間365日、電話でのご相談と無料診断を受け付けております。初期診断とお見積りはすべて無料でご案内していますので、大切なデータが消える前に、まずは復旧専門のアドバイザーへお気軽にご相談ください。
自力で対応できない場合はデータ復旧の専門業者に相談する
自力で対応できない場合や、機器が物理的に破損している場合、個人での修復は困難です。重要なデータが含まれている場合、データ復旧専門業者に依頼するのが最も安全です。
データ復旧業者では、問題の根本原因を特定し、安全にデータを回復する最善の方法を提案できます。デジタルデータリカバリーでは、相談から初期診断・お見積りまで24時間365日体制で無料でご案内しています。まずは復旧専門のアドバイザーへ相談することをおすすめします。
デジタルデータリカバリーの強み
デジタルデータリカバリーは、「データ復旧専門業者14年連続データ復旧国内売り上げNo.1」の実績を持つデータ復旧業者です。データ復旧の技術力として、「データ復旧率最高値95.2%」を誇っています。
また、データ復旧業者の最後の砦と言われる所以として、「他社で復旧できなかった機器のご相談件数7,300件超」の実績を信頼いただいています。他社で復旧してもらえなかった機器であっても、デジタルデータリカバリーの復旧技術であれば復旧できたという事例も多数ございます。是非ご相談ください。
初期診断・相談・見積まで無料で対応可能
初期診断とは、機器に発生した障害の原因を正確に特定し、復旧の可否や復旧方法を確認する工程です。デジタルデータリカバリーでは、経験豊富な技術者が「初期診断」を行い、内部の部品にダメージを与えることなく問題を見つけます。
データ障害のパターン15,000種類以上もありますが、「ご相談件数46万件超」(算出期間:2011年1月1日~)を持つ当社は、それぞれの障害原因をデータベースから即座に情報を引き出し、原因を正確に特定できる体制を整えています。
よくある質問
いえ、かかりません。当社では初期診断を無料で実施しています。お客様の機器に初期診断を行って初めて正確なデータ復旧の費用がわかりますので、故障状況を確認しお見積りをご提示するまで費用は頂いておりません。
※ご郵送で機器をお預けいただいたお客様のうち、チェック後にデータ復旧を実施しない場合のみ機器の返送費用をご負担頂いておりますのでご了承ください。
機器の状態によって故障の程度が異なりますので、復旧完了までにいただくお時間はお客様の機器お状態によって変動いたします。
弊社は、復旧完了までのスピードも強みの1つで、最短即日復旧・ご依頼の約8割を48時間以内に復旧完了などの実績が多数ございます。ご要望に合わせて柔軟に対応させていただきますので、ぜひご相談ください。
営業時間は以下の通りになっております。
365日24時間、年中無休でお電話でのご相談・復旧作業・ご納品・アフターサービスを行っています。お困りの際は是非ご相談ください。
電話受付:0:00~24:00 (24時間対応)
電話番号:0800-333-6302
来社受付:9:30~21:00
復旧できる可能性がございます。
弊社では他社で復旧不可となった機器から、データ復旧に成功した実績が多数ございます。 他社大手パソコンメーカーや同業他社とのパートナー提携により、パートナー側で直せない案件を数多くご依頼いただいており、様々な症例に対する経験を積んでおりますのでまずはご相談ください。
この記事を書いた人
デジタルデータリカバリー データ復旧エンジニア
累計相談件数46万件以上のデータ復旧サービス「デジタルデータリカバリー」において20年以上データ復旧を行う専門チーム。
HDD、SSD、NAS、USBメモリ、SDカード、スマートフォンなど、あらゆる機器からデータを取り出す国内トップクラスのエンジニアが在籍。その技術力は各方面で高く評価されており、在京キー局による取材実績も多数。2021年に東京都から復旧技術に関する経営革新優秀賞を受賞。