ブルーレイレコーダーがディスクを読み込まず、「ディスクが読み込みできません」とエラーメッセージが表示され、お気に入りの録画や写真が見れなくなってしまうことは珍しくありません。
このページではブルーレイレコーダーがディスクを読み込めなくなったときの対処法を紹介します。 原因によっては個人で対処可能なものもあるので、適切に対処し、ブルーレイレコーダーを復旧させましょう。
目次
ブルーレイレコーダーがディスクを読み込めない原因
ブルーレイレコーダーがディスクを読み込めない原因には、以下のような理由があります。
電圧不足
電源ケーブルの劣化やタコ足配線による電圧不足が原因で、レコーダーが十分な電力を得られず、ディスクを正しく読み込めないことがあります。こうした場合、電源ケーブルの交換や配線の見直しで改善する可能性があります。
互換性のないディスク
古いブルーレイレコーダーや海外製ディスクでは、規格やリージョンコードの違いにより互換性がなく、読み込めないことがあります。特に初期型のレコーダーでは、最新のディスク規格に対応していない場合があるため、互換性のあるディスクを使用することが重要です。
ディスクの汚れ
ディスクにホコリや指紋、傷がついていると、データの読み取りが妨げられることがあります。表面の汚れは柔らかい布でやさしく拭き取ることで改善できる場合があり、掃除機や専用クリーナーを使うとレコーダー側の差し込み口の汚れも除去できます。
内蔵HDDの障害
ブルーレイレコーダーの内蔵HDDが故障すると、再生や録画ができなくなる場合があります。特に物理障害では異音や異臭が発生し、専門業者の対応が必要です。
論理障害
ブルーレイレコーダーのHDDで発生する論理障害は、ファイルシステムの破損やデータへのアクセス不能が原因で、以下のような問題を引き起こします。
- 再生や録画ができない
- エラーコードが表示される
- 保存データが消える
- 内蔵HDDが認識されない
HDDは著作権保護のために特殊な暗号化が施されており、一般的なPCや復旧ソフトでは対応できません。そのため、データ復旧には専門技術と設備が不可欠です。通常の復旧業者では太刀打ちできない場合が多く、暗号化の仕組みを理解した専門業者への依頼が必須です。
難易度の高い復旧作業が必要な場合でも、専門業者なら解決の可能性を広げられます。大切なデータを守るためにも、早めの相談をおすすめします。
物理障害(経年劣化による障害)

HDDが落下や水濡れ、経年劣化で壊れると、次のような症状が出ることがあります。
- 異音や異臭
- レコーダーが起動しない
- エラーコードが表示される
HDDは3~5年ほどで劣化しやすく、特に部品交換やデータ取り出しには慎重な対応が求められます。物理障害の修理にはクリーンルームが必要で、個人での修理は難しいため、専門業者への相談が推奨されます。
特に、HDDの表面に傷がつく「スクラッチ障害」は、HDDトラブルの中でも特に深刻な物理障害です。この障害が発生すると、以下のような特徴があります。
- データ復旧が極めて難しい。
- 対応できる専門会社が世界的に見ても少ない。
- 一般的な復旧会社では傷が確認された段階で「復旧不可能」と判断されることが多い。
弊社では、他社で対応が難しいとされたケースにも専門知識と最新技術を駆使して取り組んでいます。24時間365日体制でお問い合わせを受け付けていますので、まずはお気軽にご相談ください。
ブルーレイレコーダーがディスクを読み込まない時の注意点

ブルーレイレコーダーがディスクを読み込まない時の注意点は以下の通りです。
繰り返し通電や再起動をしない
ブルーレイレコーダーがディスクを読み込まない、正しい手順で電源を切り、不用意な操作は控えましょう。再起動はレコーダーに負荷がかかるため、状態が悪化する可能性があります。
分解しない
ブルーレイレコーダー内部のHDDは、少しの衝撃が加わるだけで、データを保存している部品が破損し、保存したデータが正常に再生できなくなる可能性があります。
また、メーカー保証の期間中の場合、分解してしまうと保証の対象外となってしまうため、無暗に分解することはおすすめしません。
大事な保存データを取り出したい場合は、技術力の高いデータ復旧業者に相談しましょう。安全なデータ復旧が可能です。
ブルーレイレコーダーがディスクを読み込まない時の対処法
ブルーレイレコーダーがディスクを読み込まない時の対処法は以下の通りです。
ブルーレイディスクやレコーダーに汚れがないか確認する
ブルーレイディスクの記録面やレコーダーの差し込み口、背面に汚れやホコリ、キズがないか確認し、汚れがあれば柔らかい布でやさしく拭き取りましょう。レコーダー外側のホコリは掃除機で吸い取れます。頑固な汚れは、水やアルコールで軽く湿らせて拭くと効果的ですが、使用量は最小限にしてください。
HDMI端子の状態と接続を確認する
ブルーレイレコーダーの接続が正しいか、HDMI端子を確認し、接続が誤っていたならば再接続しましょう。HDMI端子が古く、断線している場合は、正しい規格のHDMI端子と取り換えます。
また、他の機器とタコ足配線となっている場合は、使用しない機器の配線をコンセントから取り外しましょう。

レコーダーで再生可能なディスクの種類を確認をする
海外仕様のディスクを日本向け製品で再生しようとしている、保存した動画ファイルの形式が対応していないなどの場合にレコードがディスクを読み込めない場合があります。
そもそも、古いレコーダーや他社のレコーダーなど、規格が異なるものを使用することで再生できない場合があります。取り扱い説明書をチェックし、同じ機器で他のブルーレイディスクやDVDが再生できるか確認しておきましょう。
レコーダーのソフトウェアバージョンを確認する
ブルーレイレコーダー本体のソフトウェアバージョンが更新されることで、再生できなかっディスクが再生可能になる場合もあります。
ソフトウェアバージョンを確認する一般的な手順は以下の通りです。
- ブルーレイレコーダーの電源を入れ、ディスクの読み込み、再生中でないことを確認する
- ブルーレイレコーダーのリモコンの「システムメニュー」または「セットアップ」ボタンを押す
- リモコンの矢印キーを使用して、「システム情報」 または 「システム ステータス」 メニューに移動
- メニューから「ソフトウェア バージョン」または「ファームウェア バージョン」オプションを選択
- ソフトウェアのバージョン番号が画面に表示されるので、番号を確認する
- リモコンの「終了」または「戻る」ボタンを押して、メニューを終了する
ソフトウェアの確認方法やアップデートの方法などはメーカーによって異なるため、詳しくは取り扱い説明書や公式サイトを参照してください。
クリーニングディスクを使用する
クリーニングディスクはレコーダーのレンズ表面の汚れをきれいに除去し、ディスクを認識しないエラーを解消できます。ブルーレイレコーダーに対応しているクリーニングディスクを購入し、レコーダーのディスク挿入口に読み込ませてシステムエラーを解消しましょう。
レコーダーを再起動する
一度電源を切り、少し時間をおいて再起動することでブルーレイレコーダーのシステムエラーが改善する場合もあります。もし再起動しても変化がない場合は、ブルーレイレコーダーに異常が発生しているおそれがあるため、続けて操作することを控えましょう。
そもそも、再起動はレコーダーに負荷がかかる操作ですので、繰り返し行うことでレコーダーの状態が悪化し、取り返しのつかない状態になる恐れがあります。
一度再起動しても復旧しなかった場合は操作をやめ、データの必要性に合わせて、メーカー・修理業者かデータ復旧業者に依頼しましょう。
自力で対応できない場合はデータ復旧の専門業者に相談する
自力で対応できない場合や、機器が物理的に破損している場合、個人での修復は困難です。重要なデータが含まれている場合、データ復旧専門業者に依頼するのが最も安全です。
データ復旧業者では、問題の根本原因を特定し、安全にデータを回復する最善の方法を提案できます。デジタルデータリカバリーでは、相談から初期診断・お見積りまで24時間365日体制で無料でご案内しています。まずは復旧専門のアドバイザーへ相談することをおすすめします。
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初期診断・相談・見積まで無料で対応可能
初期診断とは、機器に発生した障害の原因を正確に特定し、復旧の可否や復旧方法を確認する工程です。デジタルデータリカバリーでは、経験豊富な技術者が「初期診断」を行い、内部の部品にダメージを与えることなく問題を見つけます。
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※1(2023年10月実績。一部復旧:完全復旧に至らなかったが、一部復旧できた場合。完全復旧:復旧希望データを100%復旧できた場合。)
よくある質問
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※ご郵送で機器をお預けいただいたお客様のうち、チェック後にデータ復旧を実施しない場合のみ機器の返送費用をご負担頂いておりますのでご了承ください。
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営業時間は以下の通りになっております。
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この記事を書いた人
デジタルデータリカバリー データ復旧エンジニア
累計相談件数46万件以上のデータ復旧サービス「デジタルデータリカバリー」において20年以上データ復旧を行う専門チーム。
HDD、SSD、NAS、USBメモリ、SDカード、スマートフォンなど、あらゆる機器からデータを取り出す国内トップクラスのエンジニアが在籍。その技術力は各方面で高く評価されており、在京キー局による取材実績も多数。2021年に東京都から復旧技術に関する経営革新優秀賞を受賞。