WindowsでHDDに未割り当て領域が発生すると、ストレージ容量が無駄になることがあります。未割り当て領域を既存のパーティションに結合することで、容量を効率的に利用することが可能です。
この記事では、Windows標準機能およびサードパーティツールを用いた具体的な手順を説明します。
目次
未割り当て領域を結合する方法
以下の2つの方法を使えば、未割り当て領域を簡単に結合できます。
Windows標準機能「ディスクの管理」を使用する方法
Windowsの「ディスクの管理」を使えば、未割り当て領域を結合することができます。ただし、未割り当て領域が結合したいパーティションの隣接領域にある場合に限ります。
- 「ディスクの管理」を開く。
Windows 11/10では「Windows + X」キーを押し、「ディスク管理」を選択します。Windows 7では、「diskmgmt.msc」と入力しEnterキーを押します。 - 未割り当て領域を確認する。
結合したいパーティション(例: Cドライブ)の右側に未割り当て領域があることを確認します。 - ボリュームを拡張する。
結合したいパーティションを右クリックし、「ボリュームの拡張」を選択します。ウィザードに従って未割り当て領域を結合します。
この方法は、未割り当て領域が対象パーティションの右隣にない場合、使用できません。また、ファイルシステムがNTFSである必要があります。
サードパーティ製ソフトウェアを使用する方法
サードパーティ製ツールを使えば、隣接していない未割り当て領域も結合可能です。
サードパーティ製ソフトウェアを使用すると、以下のような利点があります。
- 隣接していない未割り当て領域を結合可能。
- 複数の未割り当て領域を同時に結合可能。
- FAT32などのNTFS以外のファイルシステムにも対応。
サードパーティ製ソフトウェアを使用する手順は下記の通りです。
- ソフトウェアをインストールする。
AOMEI Partition Assistantなどをダウンロードしてインストールします。 - 未割り当て領域を選択する。
ソフトウェアを起動し、結合したいパーティション(例: Cドライブ)を右クリックして「パーティションを結合」を選択します。 - 未割り当て領域を結合する。
結合したい未割り当て領域を選択し、「はい」または「OK」をクリックします。 - 操作を適用する。
メイン画面に戻り、「適用」ボタンをクリックして操作を実行します。
未割り当て領域結合時の注意点
未割り当て領域を結合する前に、以下の点に注意してください:
- バックアップを取る:
結合作業中にデータが失われる可能性があるため、重要なデータは事前にバックアップを取ることを強くお勧めします。 - システムパーティションを操作する場合の注意:
Cドライブなどシステムパーティションを操作する際は、慎重に行いましょう。 - 電源の確保:
作業中に停電などが起きるとデータが破損するリスクがあるため、UPSなどの使用を検討してください。
これらの方法を活用することで、未割り当て領域を効果的に結合し、ディスク容量を最大限に活用できます。状況に応じて適切な方法を選んでください。
自力で対応できない場合はデータ復旧の専門業者に相談する
官公庁、国立大学法人、上場企業
多くのお客様にご利用いただきました
※ 掲載の許可を得た法人様の一部を紹介させていただいております。
よくある質問
いえ、かかりません。当社では初期診断を無料で実施しています。お客様の機器に初期診断を行って初めて正確なデータ復旧の費用がわかりますので、故障状況を確認しお見積りをご提示するまで費用は頂いておりません。
※ご郵送で機器をお預けいただいたお客様のうち、チェック後にデータ復旧を実施しない場合のみ機器の返送費用をご負担頂いておりますのでご了承ください。
営業時間は以下の通りになっております。
土日祝日問わず、年中無休でお電話でのご相談・復旧作業・ご納品・アフターサービスを行っています。
電話受付:0:00~24:00 (24時間対応)
来社受付:9:30~21:00
復旧できる可能性がございます。
弊社では他社で復旧不可となった機器から、データ復旧に成功した実績が多数ございます。 他社大手パソコンメーカーや同業他社とのパートナー提携により、パートナー側で直せない案件を数多くご依頼いただいており、様々な症例に対する経験を積んでおりますのでまずはご相談ください。
この記事を書いた人
デジタルデータリカバリー データ復旧エンジニア
累計相談件数46万件以上のデータ復旧サービス「デジタルデータリカバリー」において20年以上データ復旧を行う専門チーム。
HDD、SSD、NAS、USBメモリ、SDカード、スマートフォンなど、あらゆる機器からデータを取り出す国内トップクラスのエンジニアが在籍。その技術力は各方面で高く評価されており、在京キー局による取材実績も多数。2021年に東京都から復旧技術に関する経営革新優秀賞を受賞。