Macの「ディスクユーティリティ」を使えば、外付けHDDのデータ復元やトラブルシューティングを行うことができます。
しかし、復元の過程でデータが消去されるリスクもあるため、事前にしっかりと手順や注意点を理解しておくことが大切です。
本記事では、ディスクユーティリティを使った復元手順と、復元ができない場合の代替手段について詳しく解説します。
目次
外付けHDDの復元が必要な主な症状
外付けHDDのデータ復元が必要になる症状には、以下のようなものがあります。
- 外付けHDDがMacに認識されない
- フォーマットや誤削除によるデータ消失
- 「ディスクの修復が必要」と表示される
- HDDにアクセスできず、データが取り出せない
これらの症状が発生すると、大切なデータが消えてしまう可能性があります。
特に、物理的な故障が原因の場合は、自己対応を行うと状況が悪化する恐れがあるため注意が必要です。
データを安全に復元するためには、適切な対処法を選ぶことが重要です。当社では、無料の初期診断・相談を行っていますので、まずはご相談ください。
外付けHDDのデータが消える主な原因
外付けHDDのデータが消失する原因はさまざまですが、主に以下のようなものが考えられます。
誤ってフォーマットしてしまった
外付けHDDを誤ってフォーマットすると、保存されていたデータがすべて消去されてしまいます。この場合、すぐに使用を中止し、データ復元ソフトや専門業者に相談することが重要です。
ディスクエラーやファイルシステムの破損
「ディスクの修復が必要」といったエラーメッセージが表示される場合、ディスクのエラーやファイルシステムの破損が考えられます。この場合、ディスクユーティリティの「First Aid」機能を使って修復を試みることができます。
外付けHDDが物理的に故障している
外付けHDDが異音を発している場合や、何度接続しても認識されない場合は、物理的な故障の可能性が高いです。この場合、無理に使用を続けるとデータが完全に失われるリスクがあります。
データ消失のリスクを最小限に抑え、確実にデータを取り出すためには、自己診断や修復を試みず、速やかに専門家に相談することが重要です。専門家は適切な診断ツールと経験を持っており、問題の根本原因を特定し、安全にデータを復旧する最善の方法を提案できます。
なお、データ障害のパターン15,000種類以上もありますが、当社では経験豊富な技術者が46万件以上の相談経験(算出期間:2011年1月1日~)をもとに初期診断を行っており、膨大な障害の原因をデータベースから素早く取り出し、正確に特定できる仕組みを整えています。お気軽にご相談ください。
ディスクユーティリティを使った外付けHDDの復元手順
Macのディスクユーティリティを使えば、外付けHDDの復元が可能です。以下の手順で操作を行いましょう。
ディスクユーティリティを起動する
Macのディスクユーティリティを開いて、復元の準備を行います。
- Macの「アプリケーション」→「ユーティリティ」→「ディスクユーティリティ」を開く。
- 左側のサイドバーから、復元したい外付けHDDを選択する。
外付けHDDを選択し、復元を実行する
ディスクユーティリティの「復元」機能を使って、外付けHDDを元の状態に戻します。
- ディスクユーティリティの上部メニューから「復元」をクリックする。
- 「復元」ポップアップメニューから、コピー元となるボリュームを選択する。
- 「復元」ボタンをクリックし、確認メッセージで「完了」をクリックする。
復元後の確認と追加の対処法
復元が完了したら、外付けHDDのデータを確認しましょう。もし復元がうまくいかない場合は、以下の代替手段を検討してください。
- Time Machineを使った復元
- データ復元ソフトの利用(Recoverit、4DDiGなど)
ただし、むやみに自力で復旧を行ってしまうと、最悪の場合データが消去されることもあります。自力での復旧は最小限に抑えるようにしましょう。
自力で対応できない場合はデータ復旧の専門業者に相談する
自力で対応できない場合や、機器が物理的に破損している場合、個人での修復は困難です。重要なデータが含まれている場合、データ復旧専門業者に依頼するのが最も安全です。
データ復旧業者では、問題の根本原因を特定し、安全にデータを回復する最善の方法を提案できます。デジタルデータリカバリーでは、相談から初期診断・お見積りまで24時間365日体制で無料でご案内しています。まずは復旧専門のアドバイザーへ相談することをおすすめします。
デジタルデータリカバリーの強み
デジタルデータリカバリーは、「データ復旧専門業者14年連続データ復旧国内売り上げNo.1」の実績を持つデータ復旧業者です。データ復旧の技術力として、「データ復旧率最高値95.2%」を誇っています。
また、データ復旧業者の最後の砦と言われる所以として、「他社で復旧できなかった機器のご相談件数7,300件超」の実績を信頼いただいています。他社で復旧してもらえなかった機器であっても、デジタルデータリカバリーの復旧技術であれば復旧できたという事例も多数ございます。是非ご相談ください。
初期診断・相談・見積まで無料で対応可能
初期診断とは、機器に発生した障害の原因を正確に特定し、復旧の可否や復旧方法を確認する工程です。デジタルデータリカバリーでは、経験豊富な技術者が「初期診断」を行い、内部の部品にダメージを与えることなく問題を見つけます。
データ障害のパターン15,000種類以上もありますが、「ご相談件数46万件超」(算出期間:2011年1月1日~)を持つ当社は、それぞれの障害原因をデータベースから即座に情報を引き出し、原因を正確に特定できる体制を整えています。
よくある質問
いえ、かかりません。当社では初期診断を無料で実施しています。お客様の機器に初期診断を行って初めて正確なデータ復旧の費用がわかりますので、故障状況を確認しお見積りをご提示するまで費用は頂いておりません。
※ご郵送で機器をお預けいただいたお客様のうち、チェック後にデータ復旧を実施しない場合のみ機器の返送費用をご負担頂いておりますのでご了承ください。
機器の状態によって故障の程度が異なりますので、復旧完了までにいただくお時間はお客様の機器お状態によって変動いたします。
弊社は、復旧完了までのスピードも強みの1つで、最短即日復旧・ご依頼の約8割を48時間以内に復旧完了などの実績が多数ございます。ご要望に合わせて柔軟に対応させていただきますので、ぜひご相談ください。
営業時間は以下の通りになっております。
365日24時間、年中無休でお電話でのご相談・復旧作業・ご納品・アフターサービスを行っています。お困りの際は是非ご相談ください。
電話受付:0:00~24:00 (24時間対応)
電話番号:0800-333-6302
来社受付:9:30~21:00
復旧できる可能性がございます。
弊社では他社で復旧不可となった機器から、データ復旧に成功した実績が多数ございます。 他社大手パソコンメーカーや同業他社とのパートナー提携により、パートナー側で直せない案件を数多くご依頼いただいており、様々な症例に対する経験を積んでおりますのでまずはご相談ください。
この記事を書いた人
デジタルデータリカバリー データ復旧エンジニア
累計相談件数46万件以上のデータ復旧サービス「デジタルデータリカバリー」において20年以上データ復旧を行う専門チーム。
HDD、SSD、NAS、USBメモリ、SDカード、スマートフォンなど、あらゆる機器からデータを取り出す国内トップクラスのエンジニアが在籍。その技術力は各方面で高く評価されており、在京キー局による取材実績も多数。2021年に東京都から復旧技術に関する経営革新優秀賞を受賞。