HDDレコーダーで録画したデータが消えてしまった場合、いくつかの原因が考えられます。HDDの故障や接続の問題、レコーダーの認識エラー、誤って初期化されてしまったことなどが主な原因です。この記事では、これらの問題に対する対処法を順を追って説明します。場合によっては自力での対処が難しいこともあるため、重要なデータが保存されている方は専門業者に問い合わせることをおすすめします。
目次
HDDレコーダーの録画が消えた原因
録画データが消えた場合、HDDの状態や接続に関する問題が原因となることがあります。以下に主な原因を説明し、それぞれに対応する対処法を紹介します。
HDDの故障
HDDが物理的に故障していると、録画データが消失することがあります。この場合、録画データの復旧は非常に困難です。故障の兆候としては、異音がする、HDDが全く認識されない、アクセスできないなどがあります。
物理的な故障は衝撃や加熱のほかに経年劣化によっても生じます。寿命は3~5年といわれていますがあくまで目安であり、たとえ心当たりがなくとも故障が生じている可能性は十二分にあるということを理解しておく必要があります。加えて、物理的な故障からの復旧には専門的な知識と特殊な設備を要するため、原則個人での対応は不可能です。大事なデータが保存されている場合は専門業者に問い合わせることをおすすめします。
デジタルデータリカバリーでは、経験豊富な技術者が46万件以上の相談実績(算出期間:2011年1月1日~)をもとに「初期診断」を行い、障害原因をデータベースから即座に情報を引き出し、原因を正確に特定できる体制を整えています。
また、相談から初期診断・お見積りまで24時間365日体制で無料でご案内しています。 まずは復旧専門のアドバイザーへ相談することをおすすめします。
接続の問題
USBケーブルやHDMIケーブルが不完全に接続されている場合、録画データが正しく保存されないことがあります。ケーブルが正しく接続されているか確認し、必要に応じて抜き差しを行ってください。また、USBハブを使用している場合は、直接レコーダーに接続してみてください。
レコーダー側の認識エラー
レコーダーがHDDを正しく認識しない場合、録画データが消えたように見えることがあります。この場合、レコーダーとHDDの電源を入れ直してみてください。また、レコーダーのソフトウェアを最新版にアップデートすることで解決することがあります。
HDDの初期化
誤ってHDDが初期化されてしまうと、録画データは完全に消去されます。初期化された場合、録画データの復旧は法律上不可能な場合があります。
入力切り替えの問題
テレビの入力ソースが誤って設定されている場合、録画データが表示されないことがあります。リモコンの「入力切替」ボタンを押して、正しい入力ソースに切り替えてください。
HDDレコーダーの録画が消えた場合の対処法
以下の対処法を順番に試してみましょう。これらの方法で、問題が解決することがあります。故障が疑われる場合は速やかに専門業者に問い合わせることを検討してください。
HDDの接続を確認する
まず、HDDとレコーダーが正しく接続されているか確認してください。ケーブルを確認し、接続不良がないかチェックしてください。USBハブを使っている場合は、直接レコーダーに接続してみてください。
- USBケーブルやHDMIケーブルが正しく接続されているか確認します。
- 必要に応じて、ケーブルを差し直します。
- USBハブを使用している場合は、直接レコーダーに接続します。
レコーダーをリセットする
レコーダーがHDDを正しく認識しない場合、一度レコーダーとHDDの電源を入れ直してみましょう。これで認識エラーが解決することがあります。
- レコーダーの電源を切ります。
- HDDの電源も切り、数秒後に再度電源を入れます。
- 再度レコーダーの電源を入れ、問題が解決されているか確認します。
ソフトウェアを更新する
レコーダーのソフトウェアが古い場合、録画データが正しく保存されないことがあります。ソフトウェアを最新のバージョンにアップデートすることで問題が解決することがあります。
- レコーダーのソフトウェアアップデートを確認します。
- 最新のソフトウェアにアップデートします。
- アップデート後、再度録画データが表示されるか確認します。
初期化された場合の対処
誤ってHDDが初期化された場合、録画データは復旧できない可能性が高いですが、まだ試す価値がある場合は、データ復旧ソフトを使用することもできます。ただし、録画データがコピーガードで保護されている場合は復旧不可能です。
- データ復旧ソフトを使用して試みます。
- 復旧が不可能な場合、専門業者に相談します。
入力切り替えを確認する
テレビの入力切り替えが正しいか確認してください。リモコンの「入力切替」ボタンを押して、正しい入力ソースに切り替えてください。
- リモコンの「入力切替」ボタンを押します。
- 正しい入力ソースに切り替えます。
自力で対応できない場合はデータ復旧の専門業者に相談する
自力で対応できない場合や、機器が物理的に破損している場合、個人での修復は困難です。重要なデータが含まれている場合、データ復旧専門業者に依頼するのが最も安全です。
データ復旧業者では、問題の根本原因を特定し、安全にデータを回復する最善の方法を提案できます。デジタルデータリカバリーでは、相談から初期診断・お見積りまで24時間365日体制で無料でご案内しています。まずは復旧専門のアドバイザーへ相談することをおすすめします。
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一部復旧を含む復旧件数の割合は91.5%(内、完全復旧57.8%。復旧件数割合=データ復旧件数/データ復旧ご依頼件数。2023年10月実績)を誇り、これまでに他社で復旧が難しいとされた機器についても、これまでに7,300件以上のご相談をいただいています。諦める前に、大切なデータを取り戻すチャンスをぜひデジタルデータリカバリーにお任せください。
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初期診断とは、機器に発生した障害の原因を正確に特定し、復旧の可否や復旧方法を確認する工程です。デジタルデータリカバリーでは、経験豊富な技術者が「初期診断」を行い、内部の部品にダメージを与えることなく問題を見つけます。
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よくある質問
いえ、かかりません。当社では初期診断を無料で実施しています。お客様の機器に初期診断を行って初めて正確なデータ復旧の費用がわかりますので、故障状況を確認しお見積りをご提示するまで費用は頂いておりません。
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弊社では他社で復旧不可となった機器から、データ復旧に成功した実績が多数ございます。 他社大手パソコンメーカーや同業他社とのパートナー提携により、パートナー側で直せない案件を数多くご依頼いただいており、様々な症例に対する経験を積んでおりますのでまずはご相談ください。
この記事を書いた人
デジタルデータリカバリー データ復旧エンジニア
累計相談件数46万件以上のデータ復旧サービス「デジタルデータリカバリー」において20年以上データ復旧を行う専門チーム。
HDD、SSD、NAS、USBメモリ、SDカード、スマートフォンなど、あらゆる機器からデータを取り出す国内トップクラスのエンジニアが在籍。その技術力は各方面で高く評価されており、在京キー局による取材実績も多数。2021年に東京都から復旧技術に関する経営革新優秀賞を受賞。