外付けHDDが故障したとき、「修理にいくらかかるの？」「データは取り戻せる？」と不安になる方も多いでしょう。

実際の修理費用は、障害の種類や復旧の難易度によって大きく変動します。この記事では、障害タイプごとの費用目安と、失敗しないための正しい対処法を解説します。

外付けHDD修理の費用相場

外付けHDDの障害は主に「論理障害」「物理障害」「ケースやコネクタの破損」の3つに分類され、それぞれ修理・復旧の費用が異なります。

論理障害（データ誤削除・フォーマットなど）

ハードディスク自体は正常で、内部のデータ構造に問題がある状態です。

• 費用の目安：約30,000円～50,000円
• 主な症状：削除・フォーマット・ファイルシステムの破損
• 対処法：データ復旧ソフト（Recuva、Disk Drill等）でも対応可能。ただし過剰な操作は避けるべきです。

物理障害（異音・通電不可・ヘッド損傷など）

HDDの内部部品が物理的に故障している状態で、素人の修理は困難です。

• 費用の目安：約50,000円～100,000円以上
• 主な症状：「カチカチ音」「認識しない」「通電しても反応がない」
• 対処法：ヘッド交換や基板修理など、クリーンルームでの作業が必要

コネクタ破損・外装の損傷

HDDのケースや接続部分に破損があるケース。データ領域に影響がない場合は軽度です。

• 費用の目安：約19,800円程度
• 対処法：コネクタ部品の修理や基板交換が中心。物理障害扱いとされることも。

代表的なデータ復旧業者の料金比較

業者名	料金目安	成功報酬	備考
PCエコサービス	一律39,800円（定額）	〇	論理・物理問わず定額。重度障害は対象外
データレスキューセンター	19,800円～248,000円	〇	障害レベルで価格が変動
WinDiskRescue	70,000円～350,000円	〇	重度物理障害の対応力が高い
デジタルデータリカバリー	5,000円～（論理） 10,000円～（物理）	△（復旧不可なら作業費のみ）	全国対応・24時間受付、復旧率91.5%

自分で対処できるケースとその方法

軽度の接続トラブルや論理障害であれば、自力での対応が可能なこともあります。ただし、誤操作によるデータ上書きや物理劣化の悪化には注意が必要です。

接続やドライバーの確認

• USBケーブルを交換してみる
• 別のポートで接続を試す
• デバイスマネージャーでHDDを確認し、ドライバーを更新

データ復旧ソフトの使用

• Recuva、Disk Drill、EaseUSなどを利用して削除データをスキャン
• 重要データがある場合は、無理なスキャン・書き込み操作は控える

chkdskコマンドの活用

• コマンドプロンプトで「chkdsk X: /f」（X:はドライブ名）を実行
• ファイルシステムのエラー修復に有効（ただし物理障害には非対応）

大切なデータがあるなら、まずは専門相談を

外付けHDDの修理は、障害の種類によっては高額になることもあります。ですが、無理な自己対応でデータを失うリスクを考えると、初期診断無料の復旧業者へ相談するのが安全かつ確実な選択肢です。

当社「デジタルデータリカバリー」は、46万件以上のご相談実績（2011年1月以降）と、復旧件数割合91.5%（完全復旧57.8%。2023年10月実績）という高い技術力で対応しています。初期診断・見積りは完全無料、24時間365日受付で対応中。

「データだけはどうしても取り戻したい」という方は、今すぐお気軽にご相談ください。