突然HDDが動かなくなったら、どうしますか?HDDはデータ保存の要ですが、寿命があるため、その限界を超えると大切なデータを失うリスクが急増します。
本記事では、HDDの寿命を延ばすためのポイント、故障の原因、そして問題が発生した場合の具体的な対処法を詳しく解説します。初心者でも分かりやすい手順で解説しているので、安心して参考にしてください。
目次
HDD寿命に影響する原因
HDDの寿命に影響する原因として、以下のことが考えられます。
使用頻度と稼働時間
HDDは稼働時間に応じて摩耗する部品を持っています。特に、サーバーや常時動作しているPCでは、稼働時間が長いため故障しやすくなります。
一般的な家庭用HDDの寿命は約4年程度が目安ですが、頻繁な使用や過剰な負荷が寿命を縮める可能性があります。
動作環境(温度・湿度・振動)
HDDは動作環境の影響を大きく受けます。動作中の温度が55℃を超えるとディスクや部品が劣化しやすくなり、湿度が高すぎる場合には内部が腐食するリスクがあります。
また、設置場所が振動しやすい場合、HDD内部のヘッドとディスクが接触し、深刻な損傷を引き起こします。
物理的な衝撃
HDDを落としたり、強い衝撃を与えると、ディスク表面が傷つき、データが読み取れなくなる可能性があります。特に、外付けHDDは持ち運び時の扱いに注意が必要です。
電源の頻繁なオン/オフ
HDDは起動時にスピンアップという動作を行います。この動作には大きなエネルギーが必要で、頻繁なオン・オフを繰り返すと部品の劣化が進みます。これがHDDの寿命を縮める大きな要因となります。
HDDの寿命の兆候
以下の兆候が見られたら、HDDの寿命が近い可能性があります。
- 動作速度が極端に遅くなる
- 頻繁なデータ破損やエラー
- 異音(カチカチ音やブーン音)
- 異常な発熱
これらの兆候を発見したら、すぐにバックアップを取り、交換の準備を進めましょう。
HDD寿命が来たときの対処法
機器の不具合が頻発する、HDDを認識しないなど寿命が来た場合、下記の対処法を実行することで、データを保護することができます。
バックアップの実施
HDDが完全に故障する前に、データを安全な場所にバックアップすることが最優先です。定期的なバックアップを習慣化すれば、予期せぬ故障にも備えることができます。
- 外付けHDDまたはクラウドストレージを準備します。
- パソコンの「エクスプローラー」を開き、バックアップしたいデータを選択します。
- コピー&ペーストでデータを移動するか、クラウドサービスの場合は同期を設定します。
- 大容量のデータがある場合は、複数回に分けてバックアップを行いましょう。
HDDの診断ツールを使用
HDDの状態をチェックすることで、寿命や故障の兆候を早期に発見できます。インターネットからツールをダウンロードし、手軽に管理することができます。
しかし、全ての不具合の状況を把握し、復旧できるとは限りません。重度のエラーが発生している場合、ツールを使用してもデータ復元することはほとんど不可能です。確実に復元したいデータがある場合は、専門業者への依頼をおすすめします。
エラーチェックと修復
軽度の論理エラーなら、Windowsのエラーチェック機能で修復可能な場合があります。
- 「エクスプローラー」で対象のHDDを右クリックし、「プロパティ」を選択します。
- 「ツール」タブを開き、「エラーチェック」をクリックします。
- 「ドライブのスキャン」を選択し、修復が必要な場合は「修復」を実行します。
- 修復後、HDDの動作を再確認してください。
物理的損傷への対応
物理的損傷が疑われる場合は、HDD内部の部品を分解する必要があり、これは専用のクリーンルーム環境で行う作業です。自力での修復はリスクが高いため、データ復旧業者に依頼することをお勧めします。
データ復旧業者への相談
HDDが故障しデータが読み取れなくなった場合は、専門のデータ復旧業者に相談するのが最も確実な方法です。自力での修復はリスクが高く、状況を悪化させる恐れがあります。
業者はクリーンルームと専門技術を活用して、様々な症状からデータを取り出します。多くの業者が無料の初期診断を提供しており、原因や復旧の可能性を事前に確認できます。
重要なデータを守るためには、迅速に信頼できる業者へ相談し、適切な対応を依頼することが最善です。早期に対応するほど復旧の成功率が高まりますので、異常を感じたらすぐに相談しましょう。
自力で対応できない場合はデータ復旧の専門業者に相談する
自力で対応できない場合や、機器が物理的に破損している場合、個人での修復は困難です。重要なデータが含まれている場合、データ復旧専門業者に依頼するのが最も安全です。
データ復旧業者では、問題の根本原因を特定し、安全にデータを回復する最善の方法を提案できます。デジタルデータリカバリーでは、相談から初期診断・お見積りまで24時間365日体制で無料でご案内しています。まずは復旧専門のアドバイザーへ相談することをおすすめします。
デジタルデータリカバリーの強み
デジタルデータリカバリーは、「データ復旧専門業者14年連続データ復旧国内売り上げNo.1」の実績を持つデータ復旧業者です。データ復旧の技術力として、「データ復旧率最高値95.2%」を誇っています。
また、データ復旧業者の最後の砦と言われる所以として、「他社で復旧できなかった機器のご相談件数7,300件超」の実績を信頼いただいています。他社で復旧してもらえなかった機器であっても、デジタルデータリカバリーの復旧技術であれば復旧できたという事例も多数ございます。是非ご相談ください。
初期診断・相談・見積まで無料で対応可能
初期診断とは、機器に発生した障害の原因を正確に特定し、復旧の可否や復旧方法を確認する工程です。デジタルデータリカバリーでは、経験豊富な技術者が「初期診断」を行い、内部の部品にダメージを与えることなく問題を見つけます。
データ障害のパターン15,000種類以上もありますが、「ご相談件数46万件超」(算出期間:2011年1月1日~)を持つ当社は、それぞれの障害原因をデータベースから即座に情報を引き出し、原因を正確に特定できる体制を整えています。
よくある質問
いえ、かかりません。当社では初期診断を無料で実施しています。お客様の機器に初期診断を行って初めて正確なデータ復旧の費用がわかりますので、故障状況を確認しお見積りをご提示するまで費用は頂いておりません。
※ご郵送で機器をお預けいただいたお客様のうち、チェック後にデータ復旧を実施しない場合のみ機器の返送費用をご負担頂いておりますのでご了承ください。
機器の状態によって故障の程度が異なりますので、復旧完了までにいただくお時間はお客様の機器お状態によって変動いたします。
弊社は、復旧完了までのスピードも強みの1つで、最短即日復旧・ご依頼の約8割を48時間以内に復旧完了などの実績が多数ございます。ご要望に合わせて柔軟に対応させていただきますので、ぜひご相談ください。
営業時間は以下の通りになっております。
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この記事を書いた人
デジタルデータリカバリー データ復旧エンジニア
累計相談件数46万件以上のデータ復旧サービス「デジタルデータリカバリー」において20年以上データ復旧を行う専門チーム。
HDD、SSD、NAS、USBメモリ、SDカード、スマートフォンなど、あらゆる機器からデータを取り出す国内トップクラスのエンジニアが在籍。その技術力は各方面で高く評価されており、在京キー局による取材実績も多数。2021年に東京都から復旧技術に関する経営革新優秀賞を受賞。