HDDの不調をチェックする際に便利なツール「HDDScan」。
しかし、その使用中にエラーが発生することもあり、不良セクタの有無や物理障害の兆候などが表示されて不安になる方も多いでしょう。
本記事では、HDDScanでエラーが表示される主な原因と、それに対する正しい対処法について詳しく解説します。あわせて、HDDScanの特徴や安全な使い方も紹介します。
目次
HDD-Scanとは?
HDD-Scanは、ハードディスクの不良セクタ検出や状態確認ができる無料ソフトウェアです。インストール不要で手軽に使える上、専門知識がなくても操作が簡単なため、個人ユーザーからも支持されています。
HDD-Scanの主な特徴
HDD-Scanは、以下のような機能や特徴を備えています。
不良セクタの検出機能
HDD-Scanは、ハードディスクの中で読み書きが正常に行えない「不良セクタ」の有無を検出することができます。スキャン結果は視覚的に色分け表示され、正常なセクタと異常セクタがひと目で判別できるため、ディスクの健康状態が直感的に把握できます。
インストール不要で手軽に使える
HDD-Scanはexe形式の実行ファイルで提供されており、インストール作業が不要です。ダウンロード後にファイルをダブルクリックするだけで即座に起動できるため、USBメモリなどに入れて持ち運び、他のPCで診断することも可能です。
幅広いWindows環境で使用可能
公式にはWindows Vistaまでの対応とされていますが、実際にはWindows 10や11でも問題なく動作したという報告も多くあります。最新OSでも動作する互換性の高さは、ユーザーにとって大きな安心材料です。
HDD-Scanの使い方
HDD-Scanの使用方法はシンプルで、初心者でも安心して使うことができます。以下に、具体的な使用手順を解説します。
ソフトのダウンロードと起動
まずはHDD-Scanを公式サイトや信頼できる配布サイト(例:ベクターなど)からダウンロードします。
- 「HDD-Scan」の公式配布ページにアクセスします。
- zipファイルをダウンロードし、任意の場所に解凍します。
- 解凍フォルダ内にある
HDDScan.exe
をダブルクリックして起動します。
不良セクタ検査の実施
ソフトを起動すると、ディスクの一覧が表示されます。対象ディスクを選んで、不良セクタチェックを開始します。
- 画面上のプルダウンから検査対象のディスクを選択します。
- 「Tests」メニューから「Read test」や「Verify test」を選択します。
- スキャンを開始し、終了するまで待ちます(完了までに数十分かかる場合もあります)。
検査結果の確認
HDDScanなどの診断ツールでは、スキャンが完了すると各セクタの状態が色分けされたグリッド形式で表示されます。この色分けは、HDDの健康状態を把握するための重要な手がかりとなります。正しく理解することで、HDDにどのような問題が起きているかを見極めやすくなります。
スキャン結果の色の見方は次の通りです。
- 緑色:正常なセクタで、読み取りに問題はありません。
- 黄色:応答に時間がかかっており、セクタの劣化が進行している可能性があります。
- 赤色:読み込みエラーが発生している不良セクタで、すでにデータが失われているか、アクセス不能となっています。
黄色や赤色のセクタが多く見られる場合は、HDDの劣化や障害が進行しているサインです。そのまま使用を続けると、さらに多くのデータにアクセスできなくなるリスクが高まります。特に赤色の不良セクタがある状態で無理に通電や再スキャンを繰り返すと、正常なセクタまで巻き込んで障害が広がる可能性もあります。
だからこそ、異常なスキャン結果を確認した時点で、速やかに専門業者へ相談することが大切です。当社では、46万件以上の相談実績(2011年1月以降)をもとにHDD内部の状態を正確に診断し、最適な復旧方法をご案内しています。
初期診断とお見積りは無料で、24時間365日いつでもご相談いただけます。スキャン結果に不安を感じたら、早めのご相談が大切です。
HDDScanでエラーが出る原因とは
HDDScanは、HDDやSSDの状態を診断できる便利なツールですが、スキャン時にエラーが表示されると不安になります。ここでは、エラー発生の代表的な原因を整理し、それぞれが持つリスクや背景を詳しく解説します。
不良セクタの発生
HDD内部の一部セクタに読み書きができない箇所があると、HDDScanではエラーが表示されます。不良セクタには主に以下の2種類があります。
物理的な不良セクタは、経年劣化や衝撃により磁気面が損傷したもので、修復は困難です。一方、論理的な不良セクタはファイルシステムの不整合によってOSが正常にアクセスできない場合で、ツールでの修復が可能な場合もあります。
ファイルシステムの破損
突然の強制終了や停電、誤操作などが原因で、HDD内のファイルシステムが破損することがあります。こうした場合、HDD自体に物理的問題がなくても、読み込みエラーや整合性の不一致が検出され、不良セクタと誤認されることがあります。
ウイルス感染
ウイルスやマルウェアにより、システムファイルやセクタに不正な書き換えが行われると、正常な読み書きができなくなり、HDDScanでエラーが表示される場合があります。特に、ディスクへの直接アクセスを伴うウイルスに感染していると、深刻な破損を引き起こす可能性があります。
これらの原因を放置すると、以下のような深刻な問題に発展する可能性があります。
- 大切なファイルの消失
- HDD全体の故障によるPCの起動不能
- 他のストレージへ感染・損傷が波及
HDDの物理的な故障
HDDは非常に繊細な精密機器であり、ちょっとした衝撃や経年劣化でも深刻なダメージを受けるリスクがあります。特に落下や衝撃によって内部のヘッドやプラッタが破損すると、正常な読み書きができなくなり、HDDScanなどのツールを使った際にエラーとして現れることがあります。
こうした物理的な損傷は、放置すればするほど状態が悪化し、最終的にはデータが完全に読み取れなくなる可能性もあるため注意が必要です。自己判断での通電や再接続はさらなる悪化を招く恐れがあるため、慎重な対応が求められます。
異常を感じた段階で専門的な診断を受けることが重要

そのため、異常を感じた段階で専門的な診断を受けることが重要です。当社では、クリーンルームを完備した専用施設でHDDの内部状態を詳細に診断し、最適な復旧手段をご提案しています。これまでに46万件以上のご相談実績(期間:2011年1月以降)を持ち、一部復旧を含む復旧件数割合91.5%(内、完全復旧57.8%。復旧件数割合=データ復旧件数/データ復旧ご依頼件数。2023年10月実績)という高い成果を達成してきました。
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HDDScanでエラーが出たときの対処法
HDDScanでエラーが確認された場合、状況に応じて適切な対処が必要です。以下に、HDDScanのエラーに対して自力でできる修復方法と、専門業者への相談が必要なケースを整理します。
Windowsのエラーチェック機能を使う
HDDScanで論理的な不良セクタが検出された場合は、Windows標準の「chkdsk」コマンドを使って修復を試みることができます。
- 「スタート」ボタンを右クリックし、「Windowsターミナル(管理者)」を選択します。
- 表示された画面で、次のコマンドを入力します:
chkdsk C: /f /r
(Cドライブ以外を修復したい場合はドライブ文字を変更) - 再起動後に自動でスキャンと修復が開始されます。完了するまでPCの操作は避けてください。
ウイルススキャンと駆除を行う
ウイルスやマルウェアの影響でHDDScanに異常が表示されることがあります。信頼性の高いウイルス対策ソフトでシステムをスキャンし、異常を除去することで改善する可能性があります。
- 最新のウイルス定義ファイルに更新されたウイルス対策ソフトを起動します。
- 「完全スキャン」を選択し、システム全体をスキャンします。
- 脅威が検出されたら、削除または隔離を実行してください。
物理障害が疑われる場合は専門業者に相談する
HDDScanの結果に「赤」が多く表示される、もしくはアクセス音が異常な場合は、物理的な破損の可能性があります。個人での修復は難しいため、早急に専門業者への相談が必要です。
- HDDから「カチカチ」「ギーギー」といった異音がする
- HDDScanで大量の赤いセクタが検出された
- chkdskでも修復できないエラーが繰り返される
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この記事を書いた人
デジタルデータリカバリー データ復旧エンジニア
累計相談件数46万件以上のデータ復旧サービス「デジタルデータリカバリー」において20年以上データ復旧を行う専門チーム。
HDD、SSD、NAS、USBメモリ、SDカード、スマートフォンなど、あらゆる機器からデータを取り出す国内トップクラスのエンジニアが在籍。その技術力は各方面で高く評価されており、在京キー局による取材実績も多数。2021年に東京都から復旧技術に関する経営革新優秀賞を受賞。