Macを使用していて、動作が遅くなったり、突然フリーズしたりすることはありませんか?HDDにエラーが発生している可能性があります。Macには標準の診断ツールがいくつか用意されており、これらを使うことでHDDの健康状態を簡単にチェックできます。本記事では、MacのHDDエラーを確認する方法を詳しく解説します。エラーが見つかった場合、自力での対処が難しいこともあるため、重要なデータを保存している方はデータ復旧業者に相談することをおすすめします。
目次
MacのHDDエラーをチェックする方法
Macでは、HDDのエラーを確認する方法が複数あります。以下の方法を試すことで、HDDの状態を把握し、必要に応じて修復を行うことができます。
ディスクユーティリティでチェックする
Macに標準搭載されている「ディスクユーティリティ」を使用すると、HDDのエラーを簡単にチェックし、修復することができます。
SMART StatusでHDDの健康状態を確認する
SMART(Self-Monitoring, Analysis and Reporting Technology)機能を利用すると、HDDの健康状態を確認できます。異常がある場合、早めのバックアップと交換を検討しましょう。
ターミナルコマンドでエラーを調べる
ターミナルを使用することで、HDDの詳細なエラーチェックを行うことが可能です。専門的な操作ですが、より正確な診断ができます。
リカバリモードでFSCKを実行する
Macが正常に起動しない場合、リカバリモードに入りFSCK(ファイルシステムチェック)コマンドを実行してHDDのエラーを修復できます。
MacのHDDエラーの具体的なチェック手順
以下の手順を実行することで、MacのHDDエラーを確認できます。
ディスクユーティリティでFirst Aidを実行する
「ディスクユーティリティ」のFirst Aid機能を使うと、HDDのエラーを検出し、自動的に修復できます。
- 「Finder」→「移動」→「ユーティリティ」→「ディスクユーティリティ」を開く
- 左側のリストからチェックしたいHDDを選択する
- 「First Aid」タブをクリックし、「実行」を選択
- 「続ける」をクリックし、処理が完了するまで待つ
SMART Statusを確認する
SMART Statusを確認すると、HDDの寿命や健康状態を把握できます。
- Appleメニューから「このMacについて」を開く
- 「システムレポート」をクリック
- 左側の「ハードウェア」セクションで「SATA/SATA Express」を選択
- 右側のパネルで「SMART Status」を確認(「正常」なら問題なし、「要確認」や「故障間近」の場合はバックアップを取る)
ターミナルコマンドでディスクを診断する
ターミナルを使用して、ディスクのエラーチェックを行うこともできます。
- 「Finder」→「移動」→「ユーティリティ」→「ターミナル」を開く
- 以下のコマンドを入力してEnterを押す
diskutil verifyDisk /dev/disk4
(※「disk4」は自身のHDDのデバイス名に置き換える)- エラーが表示された場合は、「diskutil repairDisk /dev/disk4」を実行して修復
リカバリモードでFSCKを実行する
Macが起動しない場合、リカバリモードに入り、FSCKコマンドを実行してHDDのエラーを修正できます。
- Macを再起動し、「Command + R」キーを押し続けてリカバリモードに入る
- 「ユーティリティ」メニューから「ターミナル」を開く
- 以下のコマンドを入力し、Enterを押す
/sbin/fsck_hfs -fy /dev/disk0s2
(「disk0s2」は自分のHDDのパスに変更)- 「The volume appears to be OK」と表示されれば問題なし。「File system was modified」と表示された場合は再実行する
以上の方法でHDDの状態を確認し、問題を早期発見することができます。エラーが修正できない場合は、データ復旧業者に相談することをおすすめします。
自力で対応できない場合はデータ復旧の専門業者に相談する
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この記事を書いた人
デジタルデータリカバリー データ復旧エンジニア
累計相談件数46万件以上のデータ復旧サービス「デジタルデータリカバリー」において20年以上データ復旧を行う専門チーム。
HDD、SSD、NAS、USBメモリ、SDカード、スマートフォンなど、あらゆる機器からデータを取り出す国内トップクラスのエンジニアが在籍。その技術力は各方面で高く評価されており、在京キー局による取材実績も多数。2021年に東京都から復旧技術に関する経営革新優秀賞を受賞。