Dell製品のパソコンを使用している際に「No Hard Drive detected」と、エラーが表示されることがあります。このエラーメッセージは「ハードドライブ(HDD)を検出できない」という意味で、ほとんどの場合はHDDの本体故障です。
HDDが故障していると、保存しているデータにもアクセスできず、最悪の場合データが2度と確認できなくなる可能性があります。
この記事ではHDD本体が故障しているか見極める方法から、自力でできる修復方法まで紹介しています。
なるべく早くHDDのデータを救出したい場合は、相談・見積を無料で対応しているデジタルデータリカバリーまでご相談ください。
目次
Dell製品で「No Hard Drive detected」とエラーが表示される原因
Dellで表示される「No Hard Drive detected」とエラーメッセージが表示される原因として、以下のことが考えられます。
HDDのケーブルが損傷している
HDDドライブが見つからない原因の一つは、ケーブルの緩みや損傷です。周辺ケーブルが損傷している場合は、新しいケーブルに交換してください。DellのノートPCの場合は、バックケースを開けてHDDを取り出し、ケーブルを再接続してみましょう。またデスクトップPCの場合、SATAケーブルの接続を確認してください。
ただし、パソコンの開封はリスクが高く知識が必要な作業になるため、無理に行わないようにしましょう。
BIOSの設定が間違っている
BIOSは、パソコンと周辺機器の入出力を制御している機能です。BIOSの設定に問題がある場合、コンピューターでHDDが認識されず「No Hard Drive detected」とエラーが表示されることがあります。この場合はBIOSのセットアップを確認する必要があります。
HDDが故障している
「No Hard Drive detected」と表示される原因は、ほとんどの場合がHDDの故障です。HDDの故障は大きく「物理障害」と「論理障害」の2つに分けられます。
論理障害
論理障害は、HDD自体は壊れていないものの、誤操作などが原因で保存しているデータが破損している状態を指します。論理障害が発生している場合、以下のような症状が表れます。
- データにアクセスできない
- エラーメッセージが表示される
- アイコンが表示されなくなる
- 頻繫にフリーズする
軽度の論理障害であれば、修復ツールなどを用いて対応できる可能性があります。しかし、現れる症状は物理障害と被る部分も多く、併発していることもあるため、障害を自己判断することは非常に難しいのが現状です。誤った対処法を行った場合、全てのデータを失う危険があります。
その他の理由でパソコンが起動しない場合、原因と対処法について以下の記事でも詳しく解説しています。
物理障害
- HDD購入から3年以上が過ぎた
- 強い衝撃や振動を与えてしまった
- 水をこぼしてしまった
このようなケースで「No Hard Drive detected」と表示される場合、HDDが物理的に破損している状態を指します。HDDに通電を行うと、内部の部品が摩耗・劣化・破損し、故障しやすくなり、完全にデータを失うリスクがあります。それ以上の作業は控え、データが必要な場合は、早急にデータ復旧専門業者まで相談しましょう。
物理障害が発生している場合、以下のような症状が表れます。
- 「カチカチ」「カタカタ」と異音や異臭がする
- エラーメッセージが表示される
- BIOSがHDDを認識しない
- 頻繁にフリーズ、再起動をする
HDDは精密機器であるため、分解を伴う修復作業には、高度な技術が必要です。したがって物理障害が発生しているHDDは、個人での修復が難しく、チェックディスクではエラーの修復ができません。
そのため、物理障害が発生した記憶メディアで「安全かつ最速でデータを復旧したい」場合、自力で対処せず、信頼できるデータ復旧サービスに相談することをおすすめします。データ復旧業者は、高度な技術と設備を用いて、外付け/内蔵HDDのデータを復旧することができます。
物理障害が発生した記憶メディアを自力で修復するのは困難
HDDやSSDなどのストレージデバイスが物理障害を起こすと、データが失われる可能性があります。物理障害とは、デバイスの機械的な故障のことで、落下や衝撃、水濡れなどによって発生することが多いものです。
物理障害が発生したドライブからデータを復旧するには、高度な専門設備や技術が必要です。個人で復旧を試みることは、デバイスの状態を悪化させ、データの復旧をさらに困難にする恐れがあります。
そのため、物理障害が発生したドライブからデータを復旧したい場合は、信頼できるデータ復旧サービスに相談することをおすすめします。データ復旧業者は、豊富な経験と知識、高度な技術を駆使して、デバイスの状態を慎重に診断し、最適な復旧方法を提案してくれます。
ただし、お持ちの機器がデータ復旧できるか、料金はいくらかかるのか、すぐに復旧できるのかなどの判断はデータ復旧業者に相談しなければわかりません。データ復旧を検討しているのであれば、まずは相談してみることをおすすめします。デジタルデータリカバリーでは、24時間365日相談を受け付けています。お気軽にお問い合わせください。
論理障害と物理障害は、自力で判別できないことが多い
論理障害と物理障害では、多くの症状が共通しており、障害原因の見分けがつかないことがよくあります。たとえば、以下の症状は、論理障害と物理障害の両方で発生する可能性があります。
- パソコンの起動時に「No Hard Drive detected」と表示される
- パソコンの起動はできるが、HDDが認識されない
- パソコンの起動はできるが、HDDの容量が認識されない
- パソコンの起動はできるが、HDDのファイルやフォルダが表示されない
これらの症状が現れた場合は、まずはHDDの状態を診断する必要があります。診断には、以下の方法があります。
- BIOSでHDDを認識しているか確認する
- HDDを別のパソコンに接続して確認する
- データ復旧業者に診断を依頼する
BIOSでHDDを認識している場合は、論理障害の可能性が高いです。一方、BIOSでHDDを認識していない場合、あるいは外付けHDDを別のパソコンに接続して確認しても、症状が改善しない場合、物理障害の可能性が高いと考えられます。
もっとも、障害を特定できない状態で、修復ツールを不用意に使うのは控えましょう。安易に自力で対処すると、障害を併発し、より復旧が困難になってしまいます。
「故障を判別できない」「安全にデータを取り出したい」という場合は、データ復旧の専門会社まで無料初期診断を受けてみることをおすすめします。
Dell製品で「No Hard Drive detected」と表示される場合の注意点
Dellで「No Hard Drive detected」とエラーメッセージが表示された場合は、以下の点に注意してください。
HDDが認識しない・チェックディスクが終わらないときは過度な通電を避ける
障害が発生したHDDに通電を行うと、以下のリスクがあります。
- 故障が悪化し、データの読み取りがさらに困難になる
- 新たな障害が発生し、データが完全に失われる
通電を行うとHDDは駆動するため、状態の悪化だけでなく、新たに障害が発生する危険があります。また、通電を行っただけでもデータの読み書きは行われるため、データの上書きが起きてしまい、データの復旧難易度が高くなるリスクもあります。
また、チェックディスクが終わらない場合は、HDDに深刻な障害が発生している可能性があります。チェックディスクは、HDDの不良セクタを修復する機能です。通電を続けてしまうと、HDDの状態がさらに悪化する恐れがあるため、パソコンの電源を切って通電を避けましょう。
HDDの故障が疑われる場合に、データ復元の優先度が高い場合は通電を行わず、データ復旧業者に依頼することをおすすめします。
フォーマットしない
HDDが故障している場合「フォーマットが必要です」などのエラーメッセージが多くみられます。
フォーマットを実行してしまうと、データにアクセスできなくなってしまいます。データが必要な場合は、安易にフォーマットを実行しないようにしましょう。
HDDを個人で分解・開封しない
HDDは微細なほこりや指紋が付着するだけで、故障の原因となりデータを取り出せなくなります。
専門業者がHDDを分解・開封する際は、手術室同等クラスの清浄度である「クリーンルーム」で行います。
通常の環境下で開封してしまうと、HDDが故障し完全にデータを失うことがあるため、分解・開封は行わないようにしましょう。
メーカーの保証サービスには要注意
Dell製品のHDDが故障した場合、メーカー保証期間内であれば、修理・交換サービスを受けることができます。
ただし、メーカー保証には、原則として「データ復旧」は含まれません。保存されているデータは、原則、全て初期化されてしまいます。メーカーに修理に出す前に、必要なデータがある場合、データ復旧に実績がある専門業者まで依頼することを検討しておきましょう。
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はじめてのデータ復旧業者は【技術力の高さ】で選ぶ
データトラブルの際、一番頼りになるのがデータ復旧業者です。しかし、初めてデータ復旧業者に依頼するとなると、どこに依頼したらいいのか分からない方も多いのではないでしょうか。
データ復旧業者を選ぶときの最大のポイントは、【技術力の高さ】です。
データ復旧は手術と同様、何度もできるものではありません。失敗してもやり直しがきくものではなく、繰り返すたびに復旧率が下がっていくので、最初の対応が復旧率を握るカギとなります。もし絶対に取り戻したい大切なデータがあれば、確かな技術力を持つ業者に依頼すべきでしょう。
技術力が高いデータ復旧業者を選ぶ3つのポイント
全国100社以上あるといわれるデータ復旧業者の中で技術力が高く、信頼できる業者を選ぶ3つのポイントを解説します。おさえておくべきポイントはこちらです。
- POINT:1 復旧実績や復旧率が数字で明記されている
- POINT:2 他社で復旧できなかった機器からも復旧実績がある
- POINT:3 復旧ラボを公開し、自社内に復旧設備を揃えている
POINT:1 復旧実績や復旧率が数字で明記されている
復旧実績や復旧率は、多くの場合、公式Webサイトで確認できます。特に実績が誰が見ても客観的に判断できる「数字」で明記されている企業は、信頼性が高いと言えます。
データ復旧業者の中には、明確な根拠数字を記載していないケースもあります。そのような業者は技術力を有していない可能性があるため、信頼できる業者とは言い難いです。
「国内最高レベル」など、曖昧な言葉のみで具体的な復旧実績について公開していない業者もあるため、過去の実績についてしっかり確認するようにしましょう。
POINT:2 他社で復旧できなかった機器からも復旧実績がある
「メーカーや他のデータ復旧業者で復旧できなかった機器から復旧実績がある業者」は技術力が高いと言えます。官公庁、国立大学法人、上場企業の復旧件数が多い業者も、信頼がおけます。
データ復旧は、機器の種類や障害の程度によって難易度が異なります。業者によって対応できる障害レベルにも差があるため、技術力の低い業者に依頼すると、復旧に失敗するリスクがあります。
他社で復旧できなかった機器でも復旧実績のある業者は、高難度の障害に対応している、技術レベルの高い業者と言えます。
POINT:3 復旧ラボを公開し、自社内に復旧設備を揃えている
データ復旧の業者の中には、自社で復旧作業を行なわず外注したり、自社内に専用設備を持たない業者も存在します。
そのような業者に依頼してしまうと、誤った処置が行われ、大切なデータを失う可能性があります。
復旧ラボを公開し、見学を受け付けている業者であれば、自社内できちんと復旧作業を行なっていることがわかるので安心です。
国内で復旧ラボを構えている業者は限られています。Webサイトの情報だけではわからないことも多く、実態を知るには直接ラボの様子を確認するのが一番安心です。
データ復旧は「デジタルデータリカバリー」にお任せください
当社はデータ復旧専門業者 14年連続データ復旧国内売上No.1(※)として多くのお客様に選ばれ続けています。そして技術力が高く、信頼できる業者を選ぶ3つのポイントをすべて満たしており、自信を持ってデータ復旧の作業をさせていただきます。
※データ復旧専門業者とは、自社及び関連会社の製品以外の製品のみを対象に保守及び修理等サービスのうちデータ復旧サービスを専門としてサービス提供している企業のこと
※第三者機関による、データ復旧サービスでの売上の調査結果に基づく(集計期間:2007年~2020年)
- POINT:1 復旧実績や復旧率を数字で公開しています
- POINT:2 他社で復旧不可からも多数復旧に成功しています
- POINT:3 復旧ラボをすべて公開・自社内設備で復旧しています
POINT:1 復旧実績や復旧率を数字で公開しています
当社はデータ復旧国内トップクラスの実績を誇っており、復旧率最高値 95.2%(※1)の技術力をもって、あらゆるメディアからのデータ復旧に対応しています。また、官公庁や国立大学法人・上場企業を含めた、日本中のお客様のデータの復旧に対応しており、累計41万件以上のご相談実績(※2)があります。
しかし残念ながら、データ復旧業者の中には技術力が低いにも関わらず、「我々は高い技術力を持っています」など、明確な数字を出さずに曖昧な表現をしている復旧業者が多数あります。そのような復旧業者は、実績が少なかったり、社内に専用設備を持っていない可能性が高いため、注意しましょう。
当社では、「本当に技術力の高い会社であれば、復旧率で明確な根拠を示すべき」と考え、つちかった技術力に自信があるからこそ、復旧実績や復旧率を公開しています。
POINT:2 他社で復旧不可からも多数復旧に成功しています
当社では、同業他社では復旧不可能とされた機器のご相談も7,000件以上(※3)対応しており、重度障害からのデータ復旧に多数成功しています。
技術力の高い業者ほど、他社で復旧不可能と判断された機器の復旧実績が高くなる傾向にあります。
当社は、他社様を上回る症例数を復旧しているからこそ、同業他社で復旧不可能な障害でも、当社で復旧が可能となっています。諦める前に、まずはご相談ください。
POINT:3 復旧ラボをすべて公開・自社内設備で復旧しています
当社は復旧ラボを公開し、見学を受け付けており、直接ラボの様子を確認していただけます。クリーンルームを含め、国内最大級の自社内復旧ラボで復旧作業を行っており、エンジニアの作業風景をWebサイトやSNSで発信しています。
大切なデータを預ける上で、その業者の実態が分からないと信用できませんよね?社内風景や、実際に復旧に携わるエンジニアの顔が見えることは、非常に重要な点と言えます。
データ復旧業者の中には、復旧ラボを社内に保有していなかったり、外注や、個人でも試せる復旧ソフトを使用するだけで、作業を行わない業者も存在します。Webサイト上に掲載している社内風景と、実態が異なる怪しい業者も少なくありません。セキュリティなどを理由に、実態を明かさない復旧業者は、怪しいと判断した方が良いでしょう。
※1:2018年2月実績 復旧率=データ復旧件数/データ復旧ご依頼件数 (2017年12月~2024年6月の各月復旧率の最高値)
※2:期間:2011年1月1日~
※3:期間:2016年6月1日〜
デジタルデータリカバリーが選ばれる理由について、詳しくはこちらで紹介しています。
↓まずはお気軽にご相談ください↓
Dell製品で「No Hard Drive detected」と表示された場合の対処法
Dellで「No Hard Drive detected」と表示された場合、以下の対処法を実行することで改善する場合があります。
周辺機器を取り外す
マウスやキーボード、USBやSDカードなどの周辺機器(外部デバイス)がエラーメッセージが表示される原因になっている可能性があります。
パソコンに接続されている、全ての周辺機器を取り外して再起動してみてください。
パソコンが問題なく起動できた場合は、周辺機器に問題があるため、順番に接続し特定するようにしましょう。
不良セクタの代替処理を行う
HDDに不良セクタが発生していると、「No Hard Drive detected」と表示されることがあります。不良セクタの代替処理を行うことで、HDDの認識が改善される可能性があります。
不良セクタとは、データの読み書きができないセクタのことです。HDDには、不良セクタが発生した場合に備えて、代替セクタが用意されています。
不良セクタの代替処理を行うには、以下の手順を実行します。
- パソコンの電源を切ります。
- HDDをパソコンから取り外します。
- HDDを外付けHDDケースに接続します。
- Windowsパソコンに接続します。
- エクスプローラーでHDDを右クリックし、「プロパティ」を選択します。
- 「ツール」タブをクリックし、「チェックディスク」をクリックします。
- 「ディスクをスキャンしてエラーを修正する」にチェックを入れ、「開始」をクリックします。
チェックディスクは、ファイルシステム上の不良セクタをスキャンし、読み込みエラーを「回避」する機能があります。ただ、これはHDDの物理的な不良セクタを「修復」するものではないため、故障したHDDにツールを実行すると、状態が悪化する恐れがあります。
Dell製PCのBIOS設定を確認する
HDDが認識しないときの対処法として、Dell製PCのBIOS設定を確認しましょう。BIOS設定が適切でない場合は、システムのトラブルシューティングや性能に問題が発生する可能性があります。
- Dellのロゴが表示された直後に、F2キーを押すことで直接BIOS設定画面にアクセス
- F12キーを利用して起動メニューから「BIOS Setup」を選択する
以上の方法でDell製PCのBIOS設定へのアクセスが可能です。ここからブートオプションを変更することができます。しかし、Dell製PCのBIOS設定において、日付と時刻の正確性はシステムの健全性とパフォーマンスに大きく影響します。まずは日付と時刻が正しいかどうか確認しましょう。日付・時刻は「setting」メニューから、①「General」②「Date/Time」を選択して確認できます。BIOSの設定変更は以下の手順です。
- ブート順序の設定
「Boot Sequence」オプションを利用して、システムが起動する際のデバイスの順序を設定します。現在の設定でシステムが起動しない場合、このセクションでブートオプションを変更することをおすすめします。 - UEFIからレガシーブートへの変更
セキュアブートを無効にし、レガシーオプションROMを有効化した後、ブートリストオプションで「Legacy」を選択することにより、UEFIからレガシーブートモードへ変更できます。 - レガシーからUEFIブートへの変更
逆にレガシーモードからUEFIブートへ戻すには、セキュアブートを有効にし、レガシーオプションROMのチェックを外した後、「Boot Sequence」で「UEFI」を選択します。 - システム構成の変更
[SATA Operation]セクションで「AHCI」を選択し、システム構成を変更します。これにより、ストレージデバイスのパフォーマンスが向上する可能性があります。
BIOSの初期化・アップデートを行う
BIOSの設定が間違っており、エラーメッセージが表示されている場合は、BIOSの初期化を行いましょう。
- コンピュータの電源を入れる
- 「Entering Setup」が表示されるまでF2キーを数回タップ
- BIOSを工場出荷時のデフォルト設定にリセット
- 「Load defaults」「F9」「Alt+F」キーをいずれかを押してデフォルト設定をロード
- 「Esc」キーを押して「Save and exit」または「Exit」を選択
- 「Enter」キーを押してすべての変更を保存し、BIOSセットアップ画面を終了
- コンピューターを再起動させる
BIOSの初期化なので、データが消えることはありません。この方法で解決しなかった場合は、次の手順に進んでください。
BIOSの初期化で問題が解決しなかった場合は、BIOSのアップデートを行ってください。アップデートする際は、必ずデータをバックアップしてから実行してください。実行途中でエラーが発生すると、データを失う可能性があります。
- 「https://www.dell.com/support/home/ja-jp/?app=drivers」にアクセス
- お使いのDell製パソコンを指定する
- お使いのDellパソコンにインストールされているオペレーティングシステムを選択
- 「カテゴリー」で「BIOS」を選択
- 最新のシステムBIOSを見つける
- 「ダウンロード」をクリックし、ファイルをコンピューターに保存
- エクスプローラ(Windowsエクスプローラ)を使用して、ダウンロードしたファイルを保存した場所をブラウズする
- ダウンロードしたBIOSセットアップファイルをダブルクリック
- 画面の指示に従ってインストール処理を完了
以上でパソコンが再起動し、BIOSアップデートが完了します。
「NTFS_FILE_SYSTEM」と表示された時の対処法はこちら
Dell製PCの自動診断機能を実行する
Dell製のパソコンでBIOS設定が問題を起こす場合、内蔵されたePSA診断ツールを利用してHDDやその他のハードウェアコンポーネントのエラーをチェックすることができます。手順は以下の通りです。
- コンピュータをシャットダウン後、電源ボタンを押して再起動
- DELLのロゴが表示されたら、F12キーを連続で押す
- ブートメニューが表示されたら、[Diagnostics]を選択して診断を開始
- 診断画面では、イベントログを通じて過去の診断結果や現在のハードウェアの状態を詳しく確認
- F2キーを押してアドバンスオプションに入り、特定のハードウェアテストを選択して実行
- 問題が見つかった場合、エラーコードとメッセージが表示される
- エラーメッセージが表示された場合は、メッセージ内容に合わせて対処
ハードドライブのエラーだけでなく、他のハードウェアコンポーネントに関する問題も同様に診断できます。診断結果が難しい場合は、専門業者に相談して適切な対処を行ってください。
Dell製PCのドライバーを更新する
Dell製PCでHDDを正しく検出させるためには、最新のドライバをインストールすることが重要になります。Dell製PCでドライバーを更新する手順は以下の通りです。
- Dell Drivers & Downloads Webサイトにアクセスして、使用しているデル製品を特定する
- 利用可能なドライバの更新をスキャン
- スキャン結果から、インストールする必要があるドライバの更新を選択し、指示に従ってインストールを完了
ハードドライブを含むデバイスの検出問題を解決することができる可能性があります。
フリーソフトの「TestDisk」で状態確認・修復する
TestDiskは、HDDの状態を確認・修復することができるフリーソフトです。
TestDiskは、検出した異常を修復する機能を備えていますが、不用意に操作すると、データの消失につながる可能性があるため、あくまで異常検知ツールとして利用しましょう。データが重要な場合は、データ復旧サービスを利用することをおすすめします。
「TestDisk」の実行手順は次のとおりです。
- まず、公式ウェブサイトから「TestDisk」をダウンロードしてインストールします。
- インストール後、起動して、使用したいデバイス(HDD)を選択します。
- パーティションタイプを選択します(通常は「Intel/PC」が選択されます)。
- ディスクの状態に応じて、アクションを選択します。以下は一般的なアクションです。
- 「Analyse」: HDDをスキャンし、問題のあるパーティションを探します。
- 「Quick Search」: 迅速にパーティションを探し、一般的な問題を修復しようとします。
- 「Deeper Search」: より詳細な検索を実行し、深刻な問題を修復しようとします。
- スキャンが完了したら、該当のパーティションを選択します。
- 選択したパーティションのパーティションテーブルを修復するオプションを選択します。
フリーソフトの「TestDisk」が異常を検知した場合、以下のいずれかが発生している可能性があります。
- 不良セクタの検出:HDDの一部のセクタが読み書きできない状態になっていることを検出している
- パーティションの破損:HDDのデータを論理的に分割した「パーティション構造」が破損している
- ファイルシステムの破損:ファイルとディレクトリの情報を管理しているファイルシステムしてが破損してファイルが見つからない・開けない
ハードリセットを実行する
ハードリセットを実行し、コンピューターのメモリーから全ての情報を消去することで、ハードウェアとBIOSの間の接続を再構築することができます。
- 電源ボタンを10秒間押しコンピューターの電源を切る
- ACアダプターまたは電源ケーブルをPCから外し、、バッテリーを取り外す
- マウスとキーボード以外の全ての周辺機器を取り外す
- 電源ボタンを15~20秒間押して余分な電力を放電する
- 電源ケーブル(Dell製デスクトップの場合)、ACアダプター、およびバッテリー(Dell製ノートパソコンの場合)を接続
- コンピュータの電源を入れる
以上で、ハードリセットが完了します。問題が改善しない場合は次の手順に進んでください。
ハードウェア診断テストを実行する
Dell製のパソコンには、ハードウェアに問題が無いか判断する「ハードウェア診断テスト」機能が搭載されています。
オンラインでも診断できますが、ここでは内蔵されている診断方法を紹介します。
- コンピュータの電源を入れ「One Time Boot Menu(ワンタイムブートメニュー)」が表示されるまで「F12」キーを数回タップ
- 「Diagnostics(診断)」を選択し「Enter」キーを押す
- 画面の指示に従って起動前診断テストを実行
問題が検出された場合は、エラーコードと検証コードを控えておき、必要に応じて「Dellテクニカルサポート」に問い合わせてください。
「Non System Disk」と表示された時の対処法はこちら
スタートアップ修復を実行する
Windowsのインストールに問題があり、エラーメッセージが表示されることがあります。この場合は、スタートアップ修復を実行し、トラブルを解消することで修復できる可能性があります。
- 設定アプリを開く
- 「更新」→セキュリティ
- Recoveryタブを選択
- 「PCの起動をカスタマイズする」で「今すぐ再起動」をクリック
- 再起動後「Troubleshoot(トラブルシューティング)」→「Advanced Options(詳細オプション)」→「Startup Repair(スタートアップ修復)」に進む
- 起動修復プロセスが完了
以上の作業が完了したら、再起動が行われ、スタートアップ修復が完了します。ただし、スタートアップ修復はHDDに負荷をかける作業です。もし修復に失敗すると、HDDの状態が悪化し、最悪の場合データが二度と取り出せなくなる可能性があります。
確実にデータを取り出したい場合は、専門業者に相談してデータを復旧してもらうのが一番です。デジタルデータリカバリーでは、認識しなくなったHDDのデータを復旧した実績が多数ございます。お困りの場合はっ是非ご相談ください。
データ復旧業者に相談する
上記の方法で解決しなかった場合は、内部で深刻な問題が発生している可能性が非常に高く、個人で修復することはほとんど不可能です。
データ復旧業者に依頼する方法が、最も安全で確実な方法になります。
HDDが故障している場合、専門的な知識と技術が必要になります。
データを完全に失う前に、高い技術力を備えた専門業者に依頼するようにしましょう。
データが必要な場合は、データ復旧の専門業者に相談する
HDDの中に失いたくない大切なデータがあれば、データ復旧の専門業者に相談することを強くおすすめします。データ復旧業者では、復元ソフトでは対応できない物理障害や、重度の論理障害からのデータ復元・復旧が可能です。
これまでの対処方法は、ごく「軽度の論理障害」しか対応できず、「中高度の論理障害」あるいは「経年劣化を含む物理障害」には対応できませんでした。
データ復旧業者では、HDDに発生している症状を元にエンジニアによる正確な初期診断を行い、故障原因の特定が可能です。プロが対応するため、データ復旧に失敗するリスクを抑えることができます。
デジタルデータリカバリーでは、相談から初期診断・お見積りまで、無料でご案内しています。まずは復旧専門のアドバイザーへ相談することをおすすめします。
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対応メーカー
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ハードディスク 復旧対応メーカー表
- IBM
- Western Digital
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- MAXTOR
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※その他各種メーカーにも対応しております。現状弊社で対応できないメーカーはございません。お気軽にお問い合わせください。
画像・動画・Excelファイルなど、拡張子がつくものは全て対応しております。
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データ復旧の料金について
データ復旧費用は4つの要素で決まります
-
1総ディスク容量
どれくらいの大きさか?
-
2故障箇所
どこが壊れているか?
-
3難易度
どれくらい壊れている?
-
4工程数
復旧にかかる期間は?
-
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どれくらいの大きさか?
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どこが壊れているか?
-
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復旧にかかる期間は?
お電話いただければ、専門のアドバイザーがお客様の状況を伺い、概算のお見積もりと復旧期間をお電話にてお伝えいたします。その後、無料初期診断(お見積もり)のご案内を差し上げることもできますので、金額面についてもお電話にてご相談ください。
データ復旧料金の目安
500GB未満 | 5,000円〜 |
---|---|
500GB以上 | 10,000円〜 |
1TB以上 | 20,000円〜 |
2TB以上 | 30,000円〜 |
※こちらに掲載されている金額は、あくまで総ディスク容量を元にした目安の金額です。 障害内容により、金額が異なりますので、まずはお電話にてご確認ください。
当社復旧費用のおすすめポイント
復旧料金は、診断結果に基づいたプラン(成功報酬制あり)をご提示いたします
当社では、機器の障害状況を診断させていただき、プランをご提示いたします。
成功報酬制プランにおける「復旧成功の定義データ」は、お客様の希望に合わせて設定が可能です。
ご相談・初期診断・見積まで無料で承りますので、お気軽に無料診断・見積サービスをご活用ください。
※症状により、復旧の可否にかかわらず作業費を頂戴する場合がございます。作業費が発生する可能性がある障害に関しては、事前にお客様に状況をお伝えした上で、作業費を発生させて復旧作業に着手するか、そのまま復旧作業に着手せず機器をご返却するかをご判断いただきます。
弊社の独断で復旧作業を遂行し、作業費を請求する事はございませんのでご安心ください。
ご不明な点に関してはお手数ですが、都度担当までお問合せください。
復旧できたデータは全て納品
成功定義データだけでなく、復旧できたデータは追加料金無しで全てご納品いたします。
お見積もり後に追加で作業料を請求することはありません
お見積もり後に追加で作業料金を請求することはありません。復旧の度合いにより、お見積もりから減額される事はあっても高くなる事はございませんのでご安心ください。
※納品用メディアのご購入やその他追加サービスへのご加入については別途料金が発生いたします。
お客様に合った支払い方法が選択可能
クレジットカード・銀行振込・現金支払いに加え、請求書支払い・保険支払い・公費でのお支払い・商社を介してのお支払い等、対応が可能です。ご成約時にお申し出下さい。
官公庁、国立大学法人、上場企業
多くのお客様にご利用いただきました
※ 掲載の許可を得た法人様の一部を紹介させていただいております。
Dell製品で表示される「No Hard Drive detected」に類似したエラーメッセージ一覧
「No Hard Drive detected」はDellのコンピューターが起動時にハードドライブ(HDD)を検出できないときに表示されるエラーメッセージです。エラーメッセージが表示されたときは、何らかの原因でHDDを検出できず、保存しているデータを確認することができなくなります。
「No Hard Drive detected」のほかにも、以下のようなエラーメッセージが表示される可能性があります。
- 「dell computer no hard drive detected」
- 「hard drive no hard drive detected dell」
- 「no hard drive detected dell desktop」
- 「dell support assist no hard drive detected」
- 「dell precision 5820 no hard drive detected 」
- 「Hard Drive not found」
- 「Boot device not found」
- 「No bootable devices」
- 「Hard Disk Error」
- 「SATA not detected」
- 「HDD not recognized」
- 「Please install an operating system on your hard disk」
- 「Disk Boot Failure」
- 「No Boot Device Available」
- 「Hard Drive Failure」
- 「Primary Hard Disk Fail」
- 「Error loading operating system」
- 「Hard Disk not Exist」
- 「No Bootable Device — insert boot disk and press any key」
- 「S.M.A.R.T. Status Bad, Backup and Replace」
- 「Hard Disk Drive Failure」
- 「Check cable connection! PXE-M0F: Exiting Intel PXE ROM.」
- 「No Fixed Disks Present」
- 「Operating System Not Found」
- 「Hard Drive not Detected」
これらのエラーメッセージは同じようにハードドライブ(HDD)を検出できないときに表示されるエラーメッセージです。本記事で紹介している原因や対処法が当てはまる可能性がありますので、是非参考にしてください。
よくある質問
いえ、かかりません。当社では初期診断を無料で実施しています。お客様の機器に初期診断を行って初めて正確なデータ復旧の費用がわかりますので、故障状況を確認しお見積りをご提示するまで費用は頂いておりません。
※ご郵送で機器をお預けいただいたお客様のうち、チェック後にデータ復旧を実施しない場合のみ機器の返送費用をご負担頂いておりますのでご了承ください。
機器の状態によって故障の程度が異なりますので、復旧完了までにいただくお時間はお客様の機器お状態によって変動いたします。
弊社は、復旧完了までのスピードも強みの1つで、最短即日復旧・ご依頼の約8割を48時間以内に復旧完了などの実績が多数ございます。ご要望に合わせて柔軟に対応させていただきますので、ぜひご相談ください。
営業時間は以下の通りになっております。
365日24時間、年中無休でお電話でのご相談・復旧作業・ご納品・アフターサービスを行っています。お困りの際は是非ご相談ください。
電話受付:0:00~24:00 (24時間対応)
電話番号:0800-333-6302
来社受付:9:30~21:00
復旧できる可能性がございます。
弊社では他社で復旧不可となった機器から、データ復旧に成功した実績が多数ございます。 他社大手パソコンメーカーや同業他社とのパートナー提携により、パートナー側で直せない案件を数多くご依頼いただいており、様々な症例に対する経験を積んでおりますのでまずはご相談ください。
この記事を書いた人
デジタルデータリカバリー データ復旧エンジニア
累計相談件数46万件以上のデータ復旧サービス「デジタルデータリカバリー」において20年以上データ復旧を行う専門チーム。
HDD、SSD、NAS、USBメモリ、SDカード、スマートフォンなど、あらゆる機器からデータを取り出す国内トップクラスのエンジニアが在籍。その技術力は各方面で高く評価されており、在京キー局による取材実績も多数。2021年に東京都から復旧技術に関する経営革新優秀賞を受賞。
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