「レコーダーが録画できない」とお困りではありませんか？配線やチャンネル設定のミス、HDDの容量不足など、原因はさまざまです。本記事では、録画できない原因を詳しく解説し、それぞれに適した解決方法をご紹介します。重要な番組を見逃さないために、正しい対処法をチェックしてトラブルを解消しましょう。
目次
ブルーレイレコーダーのメーカーと寿命の対応表
ブルーレイレコーダーを製造している代表的なメーカーは4社あり、それぞれ同時録画やスマートフォン接続対応など便利な機能を持っています。
代表的なブルーレイレコーダーの主要モデルは以下の通りです。
| メーカー | 主な機種 | 耐用年数の目安 |
| SONY | BFZ-FBT・BDZ-FBW・BDZ-ZT | 6年 |
| Panasonic | DIGA(ディーガ) | 6年 |
| SHARP | AQUOS (アクオス)・AQUOS 4K シリーズ | 5年 |
| TOSHIBA | REGZA (レグザ) | 5～6年 |
一方で内蔵HDDを筆頭に、振動や衝撃に弱い特徴があります。故障したブルーレイレコーダーは修理に出すと、内蔵HDDに保存した録画などは消去されてしまいます。
ブルーレイレコーダーのデータ復旧は自力で可能？
「自力でデータを復旧できないか」と考える方も多いでしょう。しかし、ブルーレイレコーダーのデータ復旧は、個人で行うのは非常に難しいのが実情です。
一般的なデータ復元ソフトは、主にPC用として設計されており、ブルーレイレコーダーの内蔵HDDのデータ復旧には対応していないことがほとんどです。その理由は以下の通りです。
- レコーダーのHDDは、メーカーごとに固有の暗号化技術が施されている
- 暗号化技術は非公開のため、一般的なソフトでは復元が不可能
- ブルーレイレコーダー特有のファイルシステムに対応したソフトが存在しない
データが必要な場合はデータ復旧業者に依頼するべき
大切な思い出や貴重なデータが詰まったブルーレイレコーダーにトラブルが起きたとき、自己解決を試みるのは危険です。
ブルーレイレコーダーの故障原因は、外見や使用感からだけでは特定が難しいことが多く、自己判断による対処はリスクを伴います。正確な診断と適切な対応を行うためには、専門知識を持つ業者に相談することをおすすめします。
当社では24時間365日体制で、相談から初期診断・お見積りまで無料で対応しております。お気軽にご相談ください。
レコーダーが録画できない原因
レコーダーが録画できない場合、以下のような原因が考えられます。それぞれの項目を確認し、問題を特定しましょう。
配線の問題
レコーダーとテレビの接続が正しく行われていない場合、録画が正常に機能しません。地デジとBSのアンテナケーブル、HDMIケーブルの接続が正しいか再確認しましょう。また、入力と出力が逆になっていることもトラブルの原因となります。
ケーブルの不良
使用しているケーブルが劣化していたり、不良品の場合、信号が正しく伝わらないことがあります。また、4K8K放送を録画する場合、適切な規格のケーブル（例：4K対応のHDMIケーブル）を使用する必要があります。
受信チャンネルの設定ミス
レコーダーの受信チャンネルが正しく設定されていないと、録画予約が機能しない場合があります。地デジやBSのチャンネルスキャンを再実行し、受信状態が正常か確認してください。
HDDの容量不足
HDDの空き容量が不足している場合、新しい録画ができません。「FULL中断」などのメッセージが表示されている場合は、不要な番組を削除して空き容量を確保する必要があります。
アンテナレベルの低下
アンテナの向きがずれている場合、信号強度が低下し、録画に失敗することがあります。テレビやレコーダーの設定メニューでアンテナレベルを確認し、必要に応じて調整してください。
レコーダーの不具合
一時的な不具合や保護回路が働いている場合、録画ができなくなることがあります。レコーダー本体をリセットすることで、トラブルが解消する場合があります。
USB接続の問題（外付けHDDの場合）
外付けHDDを使用している場合、USBケーブルの接続不良が原因となることがあります。USBケーブルを一度抜き差しして再接続することで、録画機能が復旧する可能性があります。
レコーダーが録画できない場合の対処法
録画ができない場合、以下の方法を試して問題を解決してください。
配線を正しく接続する
レコーダーとテレビの配線を再確認してください。地デジとBSのアンテナケーブル、HDMIケーブルが正しく接続されているか確認し、必要に応じて再接続してください。
新しいケーブルに交換する
ケーブルの不良が疑われる場合、新しいケーブルに交換してください。4K8K放送の場合は、対応する規格のケーブルを使用することで問題が解消する可能性があります。
チャンネルスキャンを実行する
レコーダーの設定メニューからチャンネルスキャンを実行し、地デジやBSの受信チャンネルを再設定してください。これにより、正しいチャンネル設定が確認できます。
HDDの不要なデータを削除する
HDDの空き容量を確認し、容量不足が原因の場合は不要な番組を削除してください。また、録画データを外付けHDDや他のストレージに移動することで、空き容量を増やすことも可能です。
アンテナを調整する
アンテナの向きを調整し、信号強度を確認してください。必要に応じてアンテナの設置位置を変更するか、増幅器を使用して信号強度を改善してください。
レコーダーをリセットする
レコーダー本体のリセットを試みてください。具体的には電源を切り、数分間待ってから再起動することで、録画機能が復旧する場合があります。
USB接続を確認する
外付けHDDを使用している場合、USBケーブルを一度抜き差しして再接続してください。また、別のUSBポートを試すことで正常に動作する可能性があります。
録画トラブルにおける注意点
レコーダーが録画できないトラブルを解消する際、以下の点に注意することでさらなる問題を防ぐことができます。
HDDデータを削除する前にバックアップを取る
HDDの容量不足が原因で不要な録画データを削除する場合、大切なデータを誤って削除しないように注意してください。削除を行う前に、外付けHDDやクラウドストレージにバックアップを取ることで安心です。
設定変更は慎重に行う
レコーダーやテレビの設定を変更する際、間違った操作を行うと新たなトラブルを招く可能性があります。設定変更を行う前に、取扱説明書をよく読み、正しい手順を確認してください。
録画予約の設定を事前に確認する
録画予約の設定を間違えると、予定していた番組を録画できない場合があります。特に、番組表の更新が正しく行われているか、予約時間やチャンネルが間違っていないかを事前に確認しましょう。
専門業者への相談を検討する
これらの対処法を試してもトラブルが解決しない場合、レコーダーやHDD自体に故障がある可能性があります。その場合は、無理に自力で修理せず、メーカーサポートや専門業者に相談してください。特に、重要なデータが保存されている場合は、プロの技術でデータ復旧を行うことで、大切な記録を守ることができます。
自力で対応できない場合はデータ復旧の専門業者に相談する
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よくある質問
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※ご郵送で機器をお預けいただいたお客様のうち、チェック後にデータ復旧を実施しない場合のみ機器の返送費用をご負担頂いておりますのでご了承ください。
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電話番号：0800-333-6302
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この記事を書いた人
デジタルデータリカバリー データ復旧エンジニア
累計相談件数46万件以上のデータ復旧サービス「デジタルデータリカバリー」において20年以上データ復旧を行う専門チーム。
HDD、SSD、NAS、USBメモリ、SDカード、スマートフォンなど、あらゆる機器からデータを取り出す国内トップクラスのエンジニアが在籍。その技術力は各方面で高く評価されており、在京キー局による取材実績も多数。2021年に東京都から復旧技術に関する経営革新優秀賞を受賞。
