ブルーレイレコーダーのレグザ（REGZA）は、豊富な録画機能と優れた機能を備えており、高いシェア率を誇っています。

耐久性も高いレグザですが、長年使用しているなど、何らかの原因で突然HDDが認識されなくなることがあります。

HDDが認識しない場合、内部のシステムや部品そのものに問題が発生している可能性があり、放置すると最悪の場合はデータを完全消失する可能性があります。

この記事では、レグザのHDDが認識しない原因から、すぐに試せる対処法、データを取り出す方法について解説しています。

レグザ（REGZA）のHDDが認識しない原因

レグザでHDDが認識しない場合、原因として以下の4つが考えられます。

• 接続不良が起きている
• システムに問題が発生している
• HDDに論理障害が発生している
• HDDに物理障害が発生している

接続不良が起きている

ケーブルが正常に接続できておらず、電源供給に問題が発生している場合、HDDが認識しない不具合が発生することがあります。

HDDとレコーダーを繋いでいるケーブルや、ACアダプタがしっかりと接続できているか確認してください。

システムに問題が発生している

レグザがHDDを認識しない場合、システム内部に問題が発生している可能性があります。

システムに異常が発生する原因の一例として、以下のことが挙げられます。

• ファイルシステムが破損している
• ファームウェアが古い
• HDDとファームウェアに互換性が無い

ファームウェアを最新バージョンにアップデートすることで、認識しない症状が改善する場合があります。

システムの不具合の対処法として、パソコンに接続してフォーマットする方法がありますが、実行すると全てのデータにアクセス出来なくなるため、注意してください。

HDDに論理障害が発生している

HDDにシステム異常が発生している状態を「論理障害」と言います。

論理障害が発生する原因として「読み書き中に強制終了した」「誤操作によってデータを削除した」が挙げられます。

論理障害を放置すると、以下のような症状が発生します。

• 録画と再生ができない
• エラーコードが表示される
• データが勝手に消えている
• HDDが認識しない

レコーダーのHDDは著作権の都合上、データは全て暗号化されています。高難易度な復旧作業になるため、実力が乏しい業者に依頼すると、復旧できない可能性があります。

レコーダーの復旧実績が豊富な業者に依頼することで、より多くのデータを復旧させることが可能です。

外付けHDDが認識されない・起動しない場合の具体的な原因と対処法を紹介外付けHDD(ハードディスク)が認識しない原因は以下です。①パソコン側の問題②電源やケーブルの接続不良③外付けHDDの論理障害④外付けHDDの物理障害本記事では、外付けHDDが認識しない原因から対処法までを解説しています。...

HDDに物理障害が発生している

HDDが物理的に故障している状態を「物理障害」と言います。

経年劣化や落下などの衝撃、水をこぼしたなどが原因として挙げられ、物理障害が発生すると以下の症状が発生します。

• 異音や異臭がする
• レコーダーが起動しない
• 再生、録画ができない
• エラーが表示される

物理障害が起きている機器からデータを救出するには、HDDを開封する必要があるため、自己修復はほとんど不可能です。

レコーダーは精密な機器であるため、わずかなホコリやチリが内部に付着すると、損傷が拡大し、データの復旧ができなくなることがあります。

無理な修復作業を行うと、状態が悪化し、機器が完全に故障する恐れがあるため、一度、専門業者の無料相談を利用することをおすすめします。

レグザ（REGZA）のHDDが認識しない場合に最初に確認すること

レグザのHDDが認識しない場合、最初に以下の3つを実行し、症状が改善しないか確認しましょう

• テレビやレコーダーの電源を入れ直す
• ケーブルが正常に接続されているか確認する
• レコーダーのソフトウェアを最新の状態にする

テレビやレコーダーの電源を入れ直す

レコーダーやテレビ本体の電源を切り、再び電源を入れ直してください。

再起動を行うだけで、HDDが認識しない症状が改善する可能性があります。

しかし、何度も再起動すると、原因によっては症状が悪化する恐れがあるため、むやみに何度も実行することは避けましょう。

ケーブルが正常に接続されているか確認する

ケーブルがしっかりと刺さっているか、確認してください。

正常に接続できているにもかかわらず、症状が改善しない場合は、ケーブルが内部で断線している可能性があります。

必要に応じて、新しいケーブルと交換しましょう。

レコーダーのソフトウェアを最新の状態にする

レコーダーのソフトウェアが古いまま放置されており、不具合の原因になっている可能性があります。

ソフトウェアを最新の状態に更新することで、症状が改善することがあるため、アップデートを行いましょう。

レグザのモデルによって、アップデート情報や操作方法が異なるため、公式サイトで検索してください。

レグザ（REGZA）の不具合が改善しない場合の対処法

前述の確認事項を行っても不具合が解消されない場合、個人での修復はほとんど不可能な状態です。

以下の3つの対処法を検討するようにしましょう。

• データ復旧ソフトを使用する
• メーカーに依頼する
• データ復旧業者に依頼する

データ復旧ソフトを使用する

ソフトを使用することで、個人でもデータ復旧できる場合がありますが、全てのデータを復旧できるとは限りません。

レコーダーのHDDは著作権の関係上、そのレコーダーでしか読み書きできないように「固有の暗号化」がされています。

この暗号化はメーカー非公開のため、復旧には高度な解析技術が必要となり、ソフトでは対応できない可能性があります。

物理障害の場合にソフトのを使用すると、機器に負担がかかり、症状が悪化する恐れがあります。自力でデータを取り出すことは難しいと考えましょう。

メーカーに依頼する

メーカーに依頼するのも手ですが、あくまで「機器の正常な動作」を目的に復旧するため、データの復元は専門外になります。

機器を修理したい場合はメーカーへの依頼がおすすめですが、パーツが交換されることがほとんどのため、データは消えてしまします。

データを復旧したい、残したい場合は、データ復旧業者に依頼しましょう。

データ復旧業者に依頼する

データを復元したい場合は、データ復旧業者に依頼しましょう。

しかし、レコーダーのHDDは暗号化されているため、通常のHDDよりも復旧が困難とされています。

そのため、業者選びは慎重に行う必要があり、技術力が乏しい業者に依頼すると、復旧できないケースがあります。

復旧実績が豊富な業者では、独自開発の技術と高度な設備が整っているため、レコーダーのHDDでも復旧できる可能性があります。

レコーダー復旧について、より詳しく知りたい方はこちらの記事も参考にしてください。

データを確実に取り戻したい場合、データ復旧業者に相談する

データを確実に取り戻したい場合、技術力の高い専門のデータ復旧業者に依頼することを推奨します。ただし、ご自身の機器がデータ復旧可能かどうか、費用はどれくらいかかるのか、復旧にどれほどの時間が必要かなどの情報は、直接データ復旧業者に相談しないと分かりません。データ復旧を検討している場合は、一度相談してみることをおすすめします。

デジタルデータリカバリーでは、経験豊富なエンジニアと、累計41万件以上のご相談実績（*期間：2011年1月1日以降）から算出されたデータをもとに、他社様でデータ復旧不可能とされた機器でも、経験豊富なエンジニアが、高い精度での復旧を実現しています。

データ復旧ラボへ直接機器をお持込みいただければ、ご希望のお客様には実際に復旧作業している現場をご案内いたします。まずはお気軽にお問い合わせください。年中無休で365日24時間の電話受付・無料診断を行っているため、突然の故障でもすぐに受付可能です。

最短5分で無料診断！41万件超の相談実績をもとに専門家が対応します。

 

 

データ復旧サービスを初めて申し込む方はこちらもご覧ください

データ復旧サービスの流れについて詳しくはこちら

レコーダーのHDDが認識しない場合の注意点

レコーダーのHDDが認識しない場合、以下の操作を実行しないように注意してください。

• 電源のオン・オフを繰り返さない
• 機器を解体しない
• 初期化しない

電源のオン・オフを繰り返さない

何度も電源のオン・オフを実行しないでください。

起動はレコーダーの動作の中で、最も負荷が高い動作になります。

HDDに物理障害が発生している場合、起動を何度も行うことで症状が悪化し、最悪の場合は機器が故障する可能性があります。

機器を解体しない

機器の解体を行わないようにしてください。

内部に指紋やほこりが付着するだけで状態が悪化する恐れがあるため、専門業者では、クリーンルームと呼ばれる専門設備の中で行います。

自己修復の場合、解体することによって故障する可能性があるため、むやみな解体作業は行わないでください。

初期化しない

初期化することによって、不具合が解消することがあります。

しかし、一度初期化した機器からのデータを復旧は高難易度の復旧となり、専門業者でも難しい場合があります。

取り出したいデータが入っている場合、初期化は控えるようにしましょう。