MP4ファイルが破損すると、大切な動画が再生できなくなり、困ることがあります。破損の原因はさまざまで、ネットワークの問題や保存先のデバイスの故障などが影響することがあります。本記事では、MP4ファイルが破損する原因とその修復方法について解説します。
もし原因や対処法が当てはまらない場合やデータを無くしたくない場合、無理に操作せず、専門業者に相談を。デジタルデータリカバリーなら、24時間365日年中無休・最短即日復旧が可能です。
目次
MP4ファイルが破損する原因
MP4ファイルが破損する原因として、以下のような要因が考えられます。
シャットダウン、不完全なダウンロード
カメラやスマートフォンのバッテリー切れ、録画中の電源落ちなどで、MP4ファイルが正しく保存されず破損することがあります。また、インターネット接続の不安定さや中断が原因で、ファイルが途中でダウンロードされ、破損することもあります。録画中はバッテリーを確認し、安定したネット環境でダウンロードを行うことが重要です。
ファイル転送中の中断
MP4ファイルをPCや外部ストレージに転送中に、USBケーブルが抜けたり、ネットワークが切断されたりすると、転送が中断され、ファイルが破損する可能性があります。安定した接続を保つことが重要です。
ウイルスやマルウェアの感染
ウイルスやマルウェアに感染すると、MP4ファイルのヘッダ情報が改ざんされ、再生できなくなることがあります。感染を防ぐためには、信頼できるアンチウイルスソフトを使用し、定期的なスキャンを行うことが大切です。
論理障害(ファイル破損)

ビデオ編集ソフトのクラッシュやエンコード(特定のフォーマットに変換する処理)中のエラーが原因で発生します。ソフトウェアが正常に動作しない場合、ファイルが完全に保存されず、一部が欠損したり、読み込めなくなったりします。また、エンコード中の不具合や強制終了も、MP4ファイルを破損させることがあります。このような破損は自己修復が難しく、専門業者に依頼することをお勧めします。
物理障害
ストレージデバイスに不良セクタ(読み書きが正常にできない領域)が発生すると、データが正常に保存されず、MP4ファイルが破損することがあります。また、ストレージデバイスの故障や衝撃、電源断も原因となり、再生不可やファイル損失のリスクが高まります。物理障害の場合、復旧が難しく、重要なデータを失うリスクが高まります。専門的な技術が必要なため、専門業者に相談することをお勧めします。
デジタルデータリカバリーでは、46万件以上の相談実績(期間:2011年1月以降)を持ち、一部復旧を含む復旧件数割合91.5%(※)と高い成果を誇ります。相談から初期診断・お見積りまで24時間365日体制で無料でご案内しています。
※(内、完全復旧57.8%。復旧件数割合=データ復旧件数/データ復旧ご依頼件数。2023年10月実績)
MP4ファイルの修復方法
以下の方法を試すことで、破損したMP4ファイルを修復できる可能性があります。ソフトウェアでデータを修復できる可能性がありますが、操作ミスによるデータ損失のリスクも伴います。重要なデータがある場合、専門業者に依頼する方が確実です。
VLC Media Playerを使用する
VLCには、破損したMP4ファイルを修復できる機能が備わっています。
- VLC Media Playerを開く。
- 「メディア」→「変換/保存」を選択。
- 「追加」ボタンで破損したMP4ファイルを選択する。
- 出力形式をMP4に設定し、「開始」をクリックする。
- 変換が完了したら、修復されたMP4ファイルを確認する。
FFmpegを使用する
FFmpegを使用してMP4ファイルをコピーまたは再エンコードすることで、破損を修復できます。
- FFmpegをインストールする。
- コマンドプロンプト(Windows)またはターミナル(Mac/Linux)を開く。
- 以下のコマンドを入力し、Enterキーを押す。
ffmpeg -i corrupted_video.mp4 -c copy output.mp4
- 修復後のMP4ファイルを再生して確認する。
オンラインツールを使用する
MP4修復用のオンラインツールを使用することで、簡単にファイルを修復できます。
- Clever Online Video Repairにアクセスする。
- 破損したMP4ファイルをアップロードする。
- 修復プロセスを実行し、修復されたファイルをダウンロードする。
- ファイルを再生し、正常に動作するか確認する。
有料ソフトウェアを使用する
有料のソフトウェアを使用することで、より高度な修復が可能です。
- Stellar Repair for Videoをダウンロードする。
- ソフトを起動し、「ファイルを追加」ボタンで破損したMP4ファイルを選択する。
- 「修復」ボタンをクリックし、修復を開始する。
- 修復が完了したら、ファイルを保存して再生する。
ファイルの個人復旧にはリスクが伴い、誤った操作でデータがさらに損傷することがあります。デジタルデータリカバリーでは、MP4ファイル破損に対応しており、データ損失を避けるためには、まず無料で診断とお見積りを受けることをお勧めします。お気軽にご相談ください。
確実に原因究明したい場合はデータ復旧の専門業者に相談する
以上の対処法が効果の無い場合や、機器が物理的に破損している場合、個人での修復は困難です。重要なデータが含まれている場合、データ復旧専門業者に依頼するのが最も安全です。
データ復旧業者では、問題の根本原因を特定し、安全にデータを回復する最善の方法を提案できます。デジタルデータリカバリーでは、相談から初期診断・お見積りまで24時間365日体制で無料でご案内しています。まずは復旧専門のアドバイザーへ相談することをおすすめします。
デジタルデータリカバリーの強み
デジタルデータリカバリーは、「データ復旧専門業者として14年連続国内売上No.1」の実績を誇る信頼できる業者です。
一部復旧を含む復旧件数の割合は91.5%(内、完全復旧57.8%。復旧件数割合=データ復旧件数/データ復旧ご依頼件数。2023年10月実績)を誇り、これまでに他社で復旧が難しいとされた機器についても、これまでに7,300件以上のご相談をいただいています。諦める前に、大切なデータを取り戻すチャンスをぜひデジタルデータリカバリーにお任せください。
初期診断・相談・見積まで無料で対応可能
初期診断とは、機器に発生した障害の原因を正確に特定し、復旧の可否や復旧方法を確認する工程です。デジタルデータリカバリーでは、経験豊富な技術者が「初期診断」を行い、内部の部品にダメージを与えることなく問題を見つけます。
データ障害のパターン15,000種類以上もありますが、「ご相談件数46万件超」(算出期間:2011年1月1日~)を持つ当社は、それぞれの障害原因をデータベースから即座に情報を引き出し、原因を正確に特定できる体制を整えています。
よくある質問
いえ、かかりません。当社では初期診断を無料で実施しています。お客様の機器に初期診断を行って初めて正確なデータ復旧の費用がわかりますので、故障状況を確認しお見積りをご提示するまで費用は頂いておりません。
※ご郵送で機器をお預けいただいたお客様のうち、チェック後にデータ復旧を実施しない場合のみ機器の返送費用をご負担頂いておりますのでご了承ください。
機器の状態によって故障の程度が異なりますので、復旧完了までにいただくお時間はお客様の機器お状態によって変動いたします。
弊社は、復旧完了までのスピードも強みの1つで、最短即日復旧・ご依頼の約8割を48時間以内に復旧完了などの実績が多数ございます。ご要望に合わせて柔軟に対応させていただきますので、ぜひご相談ください。
営業時間は以下の通りになっております。
365日24時間、年中無休でお電話でのご相談・復旧作業・ご納品・アフターサービスを行っています。お困りの際は是非ご相談ください。
電話受付:0:00~24:00 (24時間対応)
電話番号:0800-333-6302
来社受付:9:30~21:00
復旧できる可能性がございます。
弊社では他社で復旧不可となった機器から、データ復旧に成功した実績が多数ございます。 他社大手パソコンメーカーや同業他社とのパートナー提携により、パートナー側で直せない案件を数多くご依頼いただいており、様々な症例に対する経験を積んでおりますのでまずはご相談ください。
この記事を書いた人
デジタルデータリカバリー データ復旧エンジニア
累計相談件数46万件以上のデータ復旧サービス「デジタルデータリカバリー」において20年以上データ復旧を行う専門チーム。
HDD、SSD、NAS、USBメモリ、SDカード、スマートフォンなど、あらゆる機器からデータを取り出す国内トップクラスのエンジニアが在籍。その技術力は各方面で高く評価されており、在京キー局による取材実績も多数。2021年に東京都から復旧技術に関する経営革新優秀賞を受賞。