外付けHDDからデータを移す作業は、バックアップやデータ整理の際にとても大切です。ただし、操作を誤るとデータを失う危険があります。
この記事では、データ移行の具体的な方法と、データを失わないための注意点をわかりやすく説明します。安全にデータ移行を行うために、以下の手順を参考にしてください。もし移行中にデータの不具合が起きた場合は、データ復旧業者に相談することを検討しましょう。
目次
外付けHDDのデータ移行の流れ
外付けHDDからPCや他のストレージにデータを移行する際の基本的な手順を説明します。これらの手順をしっかりと守ることで、データ消失のリスクを減らし、安全に移行を完了させることができます。
外付けHDDをPCに接続する
まず、外付けHDDをPCのUSBポートに接続しましょう。通常、数秒以内にPCがHDDを認識し、自動的にファイルエクスプローラーが開かれます。
- 外付けHDDをPCのUSBポートに接続します。
- PCが自動的にHDDを認識し、エクスプローラーが開かれます。認識されない場合は、HDDの電源や接続ケーブルを確認してください。
- 「マイコンピュータ」または「PC」から外付けHDDを開きます。
移行するデータを選択する
次に、外付けHDD内の移行したいデータを確認します。重要なファイルやフォルダを選択し、移行の準備を行います。
- HDD内のフォルダを開き、移行したいデータを確認します。
- 移行したいファイルやフォルダを右クリックし、「コピー」を選択します。
データをコピーする
次に、移行先のPCや別のストレージにデータをコピーします。このプロセスは、特に大容量のデータを移行する場合に時間がかかることがあるので、慎重に行ってください。
- 移行先のフォルダを開き、右クリックして「貼り付け」を選択します。
- データのコピーが開始され、移行が完了するまで待ちます。
- 移行完了後、ファイルの場所を確認し、正しくコピーされているか確認します。
データの整合性を確認する
コピーしたデータが正しく移行されているか、内容を確認することが重要です。移行中にエラーが発生することもあるため、重要なファイルを特に注意して確認しましょう。
- 移行したファイルを開き、内容が正しく表示されるか確認します。
- 特に重要なデータについては、複数のファイルをチェックし、問題がないか確認してください。
バックアップを作成する
データ移行後は、万が一に備えてバックアップを作成しておくことが推奨されます。重要なデータが失われるリスクを回避するためにも、複数の場所にデータを保管することが望ましいです。
- 移行先データを外付けHDD以外の別のストレージ(例:クラウド、NAS、別の外付けHDD)にコピーします。
- バックアップを完了したら、データの保存先を再確認し、同一データが複数の場所に保存されていることを確認します。
外付けHDDのデータ移行がうまくいかないときは要注意

外付けHDDのデータ移行に問題がある場合、データが壊れている可能性があります。まずはデータ復旧ソフトで取り出しを試みましょう。
ただし、HDDが物理的に壊れている場合、以下のような症状が現れることがあります。その場合は使用を中止し、適切な対処が必要です。
- 異音がする(カチカチ音、ジー音など)
- HDDが認識されない
- データにアクセスできない
- 動作が不安定になる
- 焦げた匂いがする
これらの症状が見られた場合は、自力での対応を避け、専門のデータ復旧業者に相談してください。無料診断を利用すれば、安全にデータを取り戻す方法が確認できます。
データ復旧で最も重要なのは「正確な診断」

PCやハードディスクが故障した際、最も重要なのは「原因の正確な診断」です。
最初にソフトウェアのエラーかハードウェアの物理障害かを見極めることで、適切な対処が可能になります。特に物理障害の場合、復旧のチャンスは一度きり。誤った操作はデータ消失の危険性が高まるため、早期の診断が鍵です。
当社では、46万件以上の相談実績(期間:2011年1月以降)をもとに、独自のデータベースを活用し、15,000件以上の障害事例から正確にトラブルの原因を診断・特定します。
また、一部復旧を含む復旧件数の割合は91.5%を誇り、最新設備を備えたクリーンルームを用いて、他社で復旧できなかった7,300件以上のケースにも成功しています。
初期診断・お見積りは無料、24時間365日体制で受付中です。「いつもと違う」と感じたら、すぐにご相談ください。最適な解決策をご提案いたします。
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データ移行中に問題が発生した場合の対処法

万が一、データ移行中にエラーが発生した場合、焦らずに対処することが重要です。以下に、一般的なトラブルとその対処法を紹介します。
HDDが認識されない場合
外付けHDDがPCに認識されない場合は、接続ケーブルやUSBポートを確認してください。また、他のPCに接続して確認することも効果的です。これでも認識されない場合、HDD自体の故障が疑われます。
コピー中にエラーが発生する場合
データのコピー中にエラーが発生した場合、ファイルが破損している可能性があります。この場合、ファイルの復元を試みるか、別の方法でコピーを行ってください。
データが途中で止まる場合
大容量データを移行している際にコピーが途中で止まる場合は、データの分割移行を検討しましょう。必要に応じて、コピー元とコピー先のディスクに十分な空き容量があるかも確認してください。
データ移行中の注意点
データ移行の際、以下の点に注意することでデータ消失のリスクを最小限に抑えることができます。
移行中は外付けHDDを取り外さない
データ移行中に外付けHDDを取り外すと、移行中のデータが破損する可能性があります。必ず移行が完了してから外付けHDDを取り外してください。
移行中にPCの電源を切らない
データ移行中にPCの電源が切れると、移行が中断され、ファイルが破損することがあります。移行中はPCの電源が切れないよう、十分なバッテリーや安定した電源環境を確保しましょう。
大容量データは分割して移行する
大容量データを一度に移行すると、時間がかかりエラーが発生するリスクがあります。数GB単位でファイルを分割し、段階的に移行することで安全に作業を進めることができます。
移行後にウイルススキャンを行う
移行後、データの安全性を確保するために、ウイルススキャンを実行することを推奨します。特にインターネットからダウンロードしたデータや、不明なファイルを含む場合は注意が必要です。
データが消失した場合はデータ復旧業者に依頼する

特に重要なデータが含まれている場合、データ復旧の専門家に相談することが最も安全で確実な方法です。業者では症状に基づいてエンジニアが正確な初期診断を行い、故障の原因を特定できます。プロが対応するため、データ復旧に失敗するリスクを抑えられます。
デジタルデータリカバリーでは、経験豊富な技術者が46万件以上の相談経験(算出期間:2011年1月1日~)をもとに「初期診断」を行い、障害原因をデータベースから即座に情報を引き出し、原因を正確に特定できる体制を整えています。
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よくある質問
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復旧できる可能性がございます。
弊社では他社で復旧不可となった機器から、データ復旧に成功した実績が多数ございます。 他社大手パソコンメーカーや同業他社とのパートナー提携により、パートナー側で直せない案件を数多くご依頼いただいており、様々な症例に対する経験を積んでおりますのでまずはご相談ください。
この記事を書いた人
デジタルデータリカバリー データ復旧エンジニア
累計相談件数46万件以上のデータ復旧サービス「デジタルデータリカバリー」において20年以上データ復旧を行う専門チーム。
HDD、SSD、NAS、USBメモリ、SDカード、スマートフォンなど、あらゆる機器からデータを取り出す国内トップクラスのエンジニアが在籍。その技術力は各方面で高く評価されており、在京キー局による取材実績も多数。2021年に東京都から復旧技術に関する経営革新優秀賞を受賞。