Macを使用している際にデータが突然消えてしまうこともありますよね。データが消えてしまったMacの場合、Time Machineを使用することでデータを復元できる可能性があります。
この記事ではTime Machineを使った、データの保存方法と、復元方法をお伝えします。
目次
Time Machineとは
Time Machine(タイムマシーン)は、MacOSに搭載されているバックアップ機能です。
TimeMachineを利用するには、外付けHDDや外付けSSDをストレージデバイスとすることで、ユーザーのファイル・フォルダに加えてシステムファイル・アプリケーション・環境設定など、コンピュータ全体を自動的にバックアップする事ができます。
Time Machineを使ってできること
データのバックアップを作成
Time Machineを使用するには、まず外付けHDD/SSDを接続しメニューバーからTime Machineの環境設定を開き「バックアップディスクを選択」をクリックします。
ディスクを選択し、「ディスクを使用」をクリックすると、Time Machineで定期的なバックアップの作成が自動で開始されます。
データの移行
パソコンを買い替える時など、Time Machineのバックアップを利用して、別のMacやWindows PCへデータを移行することができます。
①データ移行元のMacと移行先のMacを同じネットワークに接続します
➁「アプリケーション」フォルダの「ユーティリティ」から「移行アシスタント」を開きます
③データ移行先のMacで「Mac、Time Machine バックアップ、または起動ディスクから」を選択し、データ移行元のMacでは「別のMacへ」を選択します
④データ移行先のMacから、適切なTime Machine バックアップを選択します
⑤移行したい項目を選択して移行開始します
ファイルとOSの復元
Time Machineを使うことでファイルの復元もOSの復元も可能です。
Time MachineでのバックアップはMac全体のデータを対象にしてるため、バックアップした過去のデータにタイムスリップして、ファイル・OSを復元できます。
ただし、バックアップの取れていないデータは復元できませんので注意しましょう。
Time Machineからのデータ復元手順
Time Machineで特定のファイルを復元する
Time Machineでは、誤削除・上書きしてしまったファイルでも、保存場所がわかる場合は、ピンポイントに復元することができます。
①保存場所のフォルダを開きます(デスクトップの場合は不要)
➁Time Machineアイコンを右クリックして「Time Machineに入る」を選択します。
③右側に復元できるバックアップが表示されるので、希望の日時を選択して「復元」を押します。
Time Machineですべてのファイルを復元する方法
復元したいファイルの保存場所が分からないときは、ファイル全体を復元しましょう。
①「アプリケーション」フォルダの「ユーティリティ」から「移行アシスタント」を開きます
➁「Mac、Time Machineのバックアップ、または起動ディスクから」を選択して進みます
③Time Machine バックアップを選択して進みます
④リストから復元したいバックアップを選択して進みます
⑤転送する情報を選択すると復元が開始します
TimeMachineでシステム全体を復元する方法
Macが正常に立ち上がらない場合はデータも含め、システムごと復元すれば問題ありません。
①Mac の電源を入れた直後に「command + R」キーを押し、 macOS 復元から起動します
➁macOS ユーティリティのウインドウで「Time Machine バックアップから復元」を選択して進みます
③復元元を選択する画面から「Time Machine バックアップディスク」をクリックします(ディスクが暗号化されている場合は解除が必要)
④バックアップを選択して進みます
⑤復元先のディスクを選択し「復元」または「続ける」をクリックすることで復元が可能です
Macの故障でTime Machineが使用できない場合はこちら
Time Machineで復元できない場合
大きな要因としては2つ考えられます。
このような状況では操作を続けるとデータの上書きや機器の破損が進み、状態が悪化してしまう可能性があります。安全にデータを取り出したい場合は、まずは電源を落とした状態で作業は行わず、データ復旧業者への相談を検討してください。
上書きされてしまっている
Time Machine は過去 24 時間分の毎時間のバックアップ、過去 1 か月分の毎日のバックアップ、過去のすべての月の 1 週間ごとのバックアップを自動で作成されます。
バックアップディスクの容量がいっぱいになると一番古いバックアップが削除され、新しいバックアップが保存されます。
つまり復元したいデータが古いデータだった場合、新しいバックアップを作成するために上書きされてしまっている可能性があります。
外付けHDDの故障
Time Machineを用いても復元できない場合は外付けHDD/SSDにトラブルが生じている可能性が高いです。
外付けHDDの故障する原因は大きく分けて3つあります。
- 物理的な障害が発生している(物理障害)
- ファイルシステム異常(論理障害)
- 筐体不良
①物理的な障害が発生している(物理障害)
HDDやSSDのデータを記憶している部分が傷ついたり、各部品が壊れてしまってデータが読み込めない状態です。
物理的に故障した機器からデータを取り出す場合は、塵やホコリのないクリーンルームでの部品交換・移植作業や、動作プログラム情報(ファームウェア)の修復が必要なケースが多くあります。
➁ファイルシステム異常(論理障害)
記憶媒体の管理情報であるファイルシステムに異常が発生しているケースです。 起動情報やデータ読み込み状況など、記憶媒体には常に何らかのデータ書き込みが行われています。
突然のシャットダウンや機器の抜き差しをした場合などにデータの書き込みが正常に終了しないことがあります。
これが原因で保存されたデータの位置情報(本でいう目次のデータ)が乱れ、ファイルシステム異常となります。
③筐体不良
外付けHDD/SSDの筐体そのものが破損しているケースです。コネクタの湾曲や折れ、ひび割れ、水没などがあります。
この場合、内部のHDD/SSDを取り出してデータを抽出する作業が必要になります。
故障したHDDに発生した障害ごとの適切な対処方法は下記でも詳しく解説しています。
故障した外付けHDDを自己復元するリスク
HDD/SSDは修理を前提に作られていません。故障している状態で誤った操作を行ったり通電し続けることで部品が通常動作せず、負荷をかけてしまい状態が悪化してしまうリスクがあります。
状態が悪化してしまうとデータの復元が困難になってしまう事や、最悪データが完全に失われてしまう可能性があるので手元での操作は控えましょう。
データ復旧業者は、ほぼ全ての機器・障害に対応が可能です。失敗やリスクが付き物のデータ復旧ソフトに比べると安定してデータ復旧を行うことができます。
失いたくない大切なデータであれば、データ復旧の専門業者に相談することをおすすめします。
自力で解決できない時はデータ復旧の専門業者に相談する
Macや外付けHDDに発生した障害の原因は、自力で切り分けるのが困難です。
論理障害・物理障害の症状は共通している内容も少なくなく、場合によっては2つの障害が併発していることもあります。たとえ論理障害で見られる症状であっても、安易に操作を行うことでデータを喪失してしまうケースも多くあります。
データ復旧業者では、復元ソフトでは対応できない中度~重度の障害が発生している場合もデータ復元・復旧が可能です。
デジタルデータリカバリーでは、相談から初期診断・お見積りまで無料でご案内しています。まずはデータ復旧専門のアドバイザーへ相談することをおすすめします。
復旧~納品までの流れ
最短当日復旧!まずはご相談ください
当社では、初期診断は最短5分、ご依頼いただいた機器の約8割が48時間以内に復旧完了しています。ご相談・初期診断・お見積りまで無料でご案内しています。
また、過去41万件以上のご相談実績から算出されるデータベースを基に、機器や症状ごとに配置された専門のエンジニアが最先端設備と技術力を駆使して正確な診断と復旧作業を行います。大切なデータ、業務にかかわる重要なデータを復旧させたい場合はご気軽にご相談ください。
対応メーカー
BUFFALOやI-O DATAをはじめ、各種メーカーに対応
様々なHDDから復旧できる可能性があります!
ハードディスク 復旧対応メーカー表
- IBM
- Western Digital
- Samsung
- Quantem
- MAXTOR
- seagate
- 東芝
- I-O DATA
- ASKA
- アドテックス
- BUFFALO(旧称:(株)メルコ)
- LaCie(ラシー)
- Logitec(ロジテック)
- エレコム
- Silicon Power
- ADATA
- HGST
- トランセンド
- FFF SMART LIFE CONNECTED
- Apricorn
- ハギワラソリューションズ
- プリンストン
- Lenovo
- FREECOM
- SONY
- メルコシンクレッツ
- IMATION
- ASUS
- Apple
- HP
※その他各種メーカーにも対応しております。現状弊社で対応できないメーカーはございません。お気軽にお問い合わせください。
画像・動画・Excelファイルなど、拡張子がつくものは全て対応しております。
その他メーカー・ファイルも対応可能です。詳しくはお電話でお問い合わせください。
データ復旧の料金について
データ復旧費用は4つの要素で決まります
-
1総ディスク容量
どれくらいの大きさか?
-
2故障箇所
どこが壊れているか?
-
3難易度
どれくらい壊れている?
-
4工程数
復旧にかかる期間は?
-
1総ディスク容量
どれくらいの大きさか?
-
2故障箇所
どこが壊れているか?
-
3難易度
どれくらい壊れている?
-
4工程数
復旧にかかる期間は?
お電話いただければ、専門のアドバイザーがお客様の状況を伺い、概算のお見積もりと復旧期間をお電話にてお伝えいたします。その後、無料初期診断(お見積もり)のご案内を差し上げることもできますので、金額面についてもお電話にてご相談ください。
データ復旧料金の目安
500GB未満 | 5,000円〜 |
---|---|
500GB以上 | 10,000円〜 |
1TB以上 | 20,000円〜 |
2TB以上 | 30,000円〜 |
※こちらに掲載されている金額は、あくまで総ディスク容量を元にした目安の金額です。 障害内容により、金額が異なりますので、まずはお電話にてご確認ください。
当社復旧費用のおすすめポイント
復旧料金は、診断結果に基づいたプラン(成功報酬制あり)をご提示いたします
当社では、機器の障害状況を診断させていただき、プランをご提示いたします。
成功報酬制プランにおける「復旧成功の定義データ」は、お客様の希望に合わせて設定が可能です。
ご相談・初期診断・見積まで無料で承りますので、お気軽に無料診断・見積サービスをご活用ください。
※症状により、復旧の可否にかかわらず作業費を頂戴する場合がございます。作業費が発生する可能性がある障害に関しては、事前にお客様に状況をお伝えした上で、作業費を発生させて復旧作業に着手するか、そのまま復旧作業に着手せず機器をご返却するかをご判断いただきます。
弊社の独断で復旧作業を遂行し、作業費を請求する事はございませんのでご安心ください。
ご不明な点に関してはお手数ですが、都度担当までお問合せください。
復旧できたデータは全て納品
成功定義データだけでなく、復旧できたデータは追加料金無しで全てご納品いたします。
お見積もり後に追加で作業料を請求することはありません
お見積もり後に追加で作業料金を請求することはありません。復旧の度合いにより、お見積もりから減額される事はあっても高くなる事はございませんのでご安心ください。
※納品用メディアのご購入やその他追加サービスへのご加入については別途料金が発生いたします。
お客様に合った支払い方法が選択可能
クレジットカード・銀行振込・現金支払いに加え、請求書支払い・保険支払い・公費でのお支払い・商社を介してのお支払い等、対応が可能です。ご成約時にお申し出下さい。
官公庁、国立大学法人、上場企業
多くのお客様にご利用いただきました
※ 掲載の許可を得た法人様の一部を紹介させていただいております。
よくある質問
いえ、かかりません。当社では初期診断を無料で実施しています。お客様の機器に初期診断を行って初めて正確なデータ復旧の費用がわかりますので、故障状況を確認しお見積りをご提示するまで費用は頂いておりません。
※ご郵送で機器をお預けいただいたお客様のうち、チェック後にデータ復旧を実施しない場合のみ機器の返送費用をご負担頂いておりますのでご了承ください。
営業時間は以下の通りになっております。
土日祝日問わず、年中無休でお電話でのご相談・復旧作業・ご納品・アフターサービスを行っています。
電話受付:0:00~24:00 (24時間対応)
来社受付:9:30~21:00
復旧できる可能性がございます。
弊社では他社で復旧不可となった機器から、データ復旧に成功した実績が多数ございます。 他社大手パソコンメーカーや同業他社とのパートナー提携により、パートナー側で直せない案件を数多くご依頼いただいており、様々な症例に対する経験を積んでおりますのでまずはご相談ください。