Windows 11を使用している際に、外付けHDDが認識しない問題に直面することがあります。これは、USBポートの不具合、ドライバの問題、設定ミスなど、さまざまな原因が考えられます。この記事では、この問題の原因を特定し、順を追って解決方法を紹介します。経年劣化など場合によっては自力での対処が難しいこともあるため、重要なデータが保存されている方は専門業者に問い合わせることをおすすめします。
目次
Windows 11で外付けHDDが認識しない原因
外付けHDDが認識されない原因は複数考えられます。主な原因として、USBポートの不具合、ドライバの問題、システム設定の誤りが挙げられます。それぞれの原因に対する対処法を順番に試していきましょう。
USBポートの不具合
外付けHDDが認識しない場合、USBポートに問題がある可能性があります。別のUSBポートに接続してみることで、問題が解消することがあります。
ドライバの問題
ドライバが正常にインストールされていない、または破損している場合、外付けHDDが認識されないことがあります。この場合、ドライバの更新または再インストールを試みる必要があります。
ドライブレターの設定不良
ディスクの管理でドライブレターが割り当てられていない場合、HDDが認識されないことがあります。新しいドライブレターを割り当てることで解決することがあります。
ディスクの物理的な故障
HDDが物理的に故障することで正常に認識できなくなることがあります。物理的な故障は衝撃や加熱のほかに経年劣化によっても生じます。寿命は3～5年といわれていますがあくまで目安であり、たとえ心当たりがなくとも故障が生じている可能性は十二分にあるということを理解しておく必要があります。加えて、物理的な故障からの復旧には専門的な知識と特殊な設備を要するため、原則個人での対応は不可能です。大事なデータが保存されている場合は専門業者に問い合わせることをおすすめします。
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システム更新プログラムの問題
Windows 11の更新プログラムが原因で、外付けHDDが認識されないこともあります。最新の更新プログラムをインストールすることで解決する場合や、問題のある更新プログラムをアンインストールすることで解決する場合があります。
Windows 11で外付けHDDが認識しないときの対処法
外付けHDDが認識しない場合に試すべき解決策を順番に紹介します。これらの方法を順番に試すことで、問題が解決する可能性があります。
USBポートの変更
USBポートに不具合がある場合、他のUSBポートに接続してみましょう。また、USB 3.0ポートを使用している場合は、USB 2.0ポートに接続する、またはその逆を試してみるのも有効です。
- 外付けHDDを別のUSBポートに接続してみます。
- USB 3.0ポートから2.0ポートに、またはその逆を試します。
- 他のコンピュータに接続して、認識されるか確認します。
ドライバの更新または再インストール
外付けHDDのドライバが正しくインストールされていない場合、デバイスマネージャーを使ってドライバの更新または再インストールを行います。
- 「デバイスマネージャー」を開きます。
- [ディスクドライブ]を展開し、外付けHDDを右クリックします。
- [ドライバーの更新]を選択するか、[デバイスのアンインストール]後に再起動します。
ドライブレターの割り当て
外付けHDDにドライブレターが割り当てられていない場合、ディスクの管理を使って新しいドライブレターを割り当てます。
- 「ディスクの管理」を開きます。
- 認識されないHDDを右クリックし、「ドライブレターとパスの変更」を選択します。
- 新しいドライブレターを割り当てます。
ディスクのフォーマット
ディスクのフォーマットに問題がある場合、ディスクを再フォーマットすることで解決できます。ただし、データが消去されるため、注意が必要です。
- 「ディスクの管理」を開き、外付けHDDを右クリックします。
- [フォーマット]を選択し、ファイルシステムを指定します（通常はNTFS）。
システムの更新プログラムの確認
最新のWindows更新プログラムをインストールすることで、問題が解決する場合があります。また、問題を引き起こす可能性のある更新プログラムがある場合は、それをアンインストールすることも検討しましょう。
- 「設定」→「更新とセキュリティ」→「Windows Update」から、最新の更新プログラムをインストールします。
- 更新後、外付けHDDが認識されるか確認します。
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この記事を書いた人
デジタルデータリカバリー データ復旧エンジニア
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