パナソニック製のレッツノート（Let’s note）は、軽量で頑丈なことからビジネスシーンでも多く使われ、根強い人気を誇っており、「壊れない」ということで人気を博しています。

しかし、完全に壊れないことは無く、誤操作によるフォーマットや、持ち運びの際に衝撃が加わったことが原因で、データや機器が破損することがあります。

社用のパソコンが故障してデータにアクセス出来なくなり、業務がストップしてしまう事例も多く見受けられます。ご自身でいろいろ試す前に、まずはデータ復旧のプロにご相談ください。

パナソニック製機器のよくあるトラブル事例

パナソニック製機器は、有名な国内メーカーであり信頼性もかなり高いですが、確実に故障しないとは言い切れません。

不具合の症状によっては、データの消失や機器が完全に故障する手前の可能性があります。下記のような症状が発生している場合は、むやみな作業は避け、専門業者に相談しましょう。

症状：冷却ファンの故障

機種/モデル：レッツノート

レッツノートのシリーズは堅牢な作りであることで有名ですが、弱点として冷却ファンが挙げられます。カラカラ異音がする場合、早めに修理に出すことをおすすめします。放置するとファンが回転しなくなり、熱暴走を起こし、機器が完全に故障する可能性があります。

症状：「自動修復でPCを修復できませんでした」と、エラーが表示される

機種/モデル：LV1 CF-LV1UDLAS

青い画面と共に「自動修復でPCを修復できませんでした」と、エラーが表示され、先に進めない症状があります。原因としては、OSに問題があることが多く、起動不良が起きている状態です。

このように、起動できず重要なデータにアクセスできない場合は、専門業者にて解析作業を行う必要があります。

症状：液晶に何も表示されない

機種/モデル：SR4 CF-SR4DDNCR

電源ランプは点いているにも関わらず、液晶に何も表示されず黒い画面のまま動かない症状が発生することがあります。この場合、液晶自体が壊れている可能性があり、操作ができず、データにアクセスすることができません。

パナソニック製機器のデータ復旧事例

事例「BIOS画面から立ち上がらなくなりOSが起動しない」

お客様の声

Panasonic製Let’s Note CF-SZ6がBIOS画面から立ち上がらなくなり、Windowsが起動しない状態です。ドキュメントフォルダ内のExcelやPowerPointなどのデータが必要です。具体的な納期は指定されていませんが、早いに越したことはありません。

診断の結果

専用機器にてハードディスクの初期診断を行いました。BIOS画面から立ち上がらないため、ファームウェアまたはメモリの破損が疑われました。

ファームウェアは、基本的なハードウェアの動作を管理するソフトウェアです。ファームウェアが破損すると、BIOSが正しく動作しなくなり、システムが起動しなくなります。

またメモリが破損していると、BIOSがメモリのテストに失敗し、システムの起動プロセスが停止します。これにより、BIOS画面でエラーメッセージが表示されるか、システムが完全に起動しなくなることがあります。このように、ファームウェアまたはメモリの破損があると、BIOSがシステムを正常に初期化できず、OSの起動ができなくなるのです。

復旧作業の結果

専用機器を使用してディスククローン作業を実施しました。論理障害と物理障害の両方に対応しながら、クローン作業を行い、データ領域の確認を進め、無事にデータを復旧することができました。

ファームウェアやメモリの破損が疑われる場合、早急に対応することが重要です。最善を尽くしてデータを守りますので、何かお困りのことがあればぜひご相談ください。