NAS(ネットワーク接続ストレージ)は、家庭や企業でのデータ保存に広く使われている便利なストレージデバイスです。しかし、HDDやファン、基板などの故障によって突然アクセスできなくなることがあります。そこで重要になるのが「故障の前兆」をいち早く察知し、適切に対応することです。
本記事では、NASが故障する前に見られるサインとその原因、対処法や予防策を詳しく解説します。
目次
NASが故障する前兆とその原因
NASが不調を示す際には、いくつかの典型的な症状が現れます。これらの前兆を見逃さず、早めに対応することがデータ消失を防ぐ鍵となります。
異音の発生
NASから異常な音がする場合、HDDやファンの物理障害が疑われます。特に「カチカチ音」や「ブーン」という不規則な回転音は、HDD内部のヘッドやモーターに問題がある兆候です。ファンの埃詰まりや摩耗でも、異音の原因となることがあります。
ランプの異常点灯
通常と異なる点滅やランプの色が点灯している場合、システムやHDDの異常を示している可能性があります。特定のHDDスロットだけが赤く点灯している場合は、そのドライブに障害が発生している恐れがあります。
エラーメッセージの表示
NASの管理画面にエラーコードや警告が表示される場合、ファームウェアの不具合やHDDエラーが考えられます。S.M.A.R.T.情報に「Reallocated Sectors」や「Pending Sectors」が表示される場合、HDDの劣化が進んでいます。
データへのアクセスが困難
NAS内のフォルダやファイルにアクセスできない、あるいは読み書きが極端に遅いといった症状は、不良セクタやネットワーク障害、ファームウェア異常が背景にあることがあります。
電源が入らない
NASの電源が入らない場合、電源ユニットやACアダプタ、マザーボードの故障が原因となっている可能性があります。ユーザーができることは限られており、多くの場合はメーカーや復旧業者による対応が必要です。
温度上昇や再起動の繰り返し
異常な発熱や、NASが何度も再起動する場合、ファンの故障、電源不安定、メモリや基板の不具合が関係していることがあります。こうした症状はNAS全体の寿命が近いサインでもあります。
この状態で無理に再起動したり、自力で復旧を試みると、状態が悪化してデータが完全に消失するおそれがあります。大切なデータを守るためには、前兆の段階での冷静な対応が鍵となります。
そのため、異変に気づいた段階で専門業者に相談することが非常に重要です。NASは構造が複雑で、通常の外付けHDDと異なり、復旧にも高い技術力が求められます。
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NASの故障前兆に対する対処法
NASの故障前兆が見られた際には、焦らずに症状を整理し、段階的に対応していくことが大切です。以下では、主な症状ごとに有効な対処方法を紹介します。
異音がする場合の対処
異音が出た場合、HDDの物理故障である可能性が高いため、まず使用を中止します。
- NASの電源を安全にシャットダウンする
- ファン部分の埃詰まりを確認し、軽く清掃する
- 音の出所がHDDからであれば、以後の通電は避けて専門業者へ相談
ランプ異常の確認と対応
ランプの異常点灯は、システムエラーやHDD障害を示している可能性があります。
- NASの取扱説明書やメーカーサイトでランプの意味を確認
- 管理画面やログファイルからエラーの内容を特定
- 対象HDDやRAID構成の状態を確認し、異常があれば速やかにバックアップを取得
エラー表示への対処法
管理画面に表示されるエラーには、S.M.A.R.T.異常やシステム障害などさまざまな種類があります。
- 管理画面でエラーメッセージの全文を確認
- ログを保存し、発生時刻や対象HDDを確認
- 可能であれば、ファームウェアやNAS OSを最新版に更新
アクセス困難時の確認ポイント
ネットワーク機器やケーブルの異常もNASアクセス障害の原因になるため、NAS以外の要素も確認が必要です。
- LANケーブル、ルーター、スイッチの動作を確認
- 管理画面からS.M.A.R.T.情報を取得し、不良セクタの有無を確認
- アクセスが一時的に可能な場合は、すぐにバックアップを実施
電源が入らない場合の対処
電源が完全に入らない場合、内部基板や電源ユニットの故障が疑われます。
- ACアダプタやケーブルを別のコンセントで試す
- ACアダプタに異常がない場合は、NAS本体の故障が疑われる
- 通電状態を無理に保たず、早急に専門業者へ相談
温度異常・再起動を繰り返すとき
温度異常はハードウェアへの深刻なダメージにつながります。冷却対策とともに原因の切り分けが必要です。
- 管理画面の温度モニタリング機能で温度を確認
- ファンの回転状態や埃詰まりをチェック
- 再起動を繰り返す場合は、電源装置や基板の故障も視野に専門業者へ相談
NASは便利で高性能なストレージですが、完全に故障を避けることはできません。異常時には専門家の力を借りることが重要です。
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自力で対応できない場合はデータ復旧の専門業者に相談する
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よくある質問
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この記事を書いた人
デジタルデータリカバリー データ復旧エンジニア
累計相談件数46万件以上のデータ復旧サービス「デジタルデータリカバリー」において20年以上データ復旧を行う専門チーム。
HDD、SSD、NAS、USBメモリ、SDカード、スマートフォンなど、あらゆる機器からデータを取り出す国内トップクラスのエンジニアが在籍。その技術力は各方面で高く評価されており、在京キー局による取材実績も多数。2021年に東京都から復旧技術に関する経営革新優秀賞を受賞。