RAIDに保存されたデータが突然消えた、アクセスできなくなった場合、適切な手順を踏むことで復旧できる可能性があります。誤った操作を行うとデータの損傷が進み、復旧が困難になるため注意が必要です。
本記事では、Non-RAID Disk(非RAID)のデータを安全に取り戻す方法を詳しく解説します。
目次
Non-RAID Disk(非RAID)が起こる原因
Non-RAID Disk(非RAID)が起こる原因はさまざまです。以下の要因が考えられます。
誤操作による削除
ユーザーが誤って重要なファイルを削除してしまうケースは少なくありません。特に、「Shift+Delete」で削除するとゴミ箱を経由せず完全削除となり、通常の方法では復元できなくなります。
ファイルシステムの破損
突然の電源断や不適切な取り外しが原因で、ディスクのファイルシステムが破損し、アクセスできなくなることがあります。Windowsの「ディスクの管理」でディスクが「RAW」と表示される場合は、ファイルシステムが破損している可能性が高いです。
ウイルス感染
マルウェアやランサムウェアに感染すると、ファイルが暗号化されたり、システムが正常に動作しなくなったりすることがあります。特に、「.locked」や「.encrypted」といった拡張子が付いている場合、ランサムウェアの影響を受けている可能性が高いため、慎重に対応する必要があります。
ディスクの物理障害
HDDやSSDが物理的に故障すると、データにアクセスできなくなることがあります。特に以下のような症状が見られた場合は、注意が必要です。
- 異音(カチカチ・カリカリ音)がする
- ディスクが認識されない
- ファイルが開けない、または頻繁にフリーズする
こうした物理障害が発生した場合、市販の修復ソフトでは回復できない可能性が高く、むやみに操作を続けるとデータの損傷が深刻化する恐れもあります。
物理障害はエンジニアの初期診断を受けることをおすすめします

初期診断とは、機器に発生した障害の原因を正確に特定し、復旧の可否や復旧方法を確認する工程です。デジタルデータリカバリーでは、経験豊富な技術者が「初期診断」を行い、内部の部品にダメージを与えることなく問題を見つけます。
データ障害のパターン15,000種類以上もありますが、「ご相談件数46万件超」(算出期間:2011年1月1日~)を持つ当社は、それぞれの障害原因をデータベースから即座に情報を引き出し、原因を正確に特定できる体制を整えています。
24時間365日、電話受付と無料診断を行っておりますので、いつでも安心してご相談ください。相談から初期診断・お見積りまで無料でご案内しておりますので、まずは復旧専門のアドバイザーへ相談することをおすすめします。
Non-RAID Disk(非RAID)のデータ復旧方法
データが消えてしまった場合、適切な方法で復旧を試みることが重要です。
ディスクを直接PCに接続する
軽度のトラブルであれば、PCに直接接続することでデータを取り戻せる可能性があります。
- SATA-USB変換アダプタや外付けケースを用意する。
- ディスクをPCに接続し、「エクスプローラー」でディスクが認識されているか確認する。
- 認識されている場合、データを別のストレージにバックアップする。
- 認識されない場合、「ディスクの管理」を開いてディスクの状態を確認する。
データ復旧ソフトを使用する
誤削除や論理障害が原因であれば、データ復旧ソフトを利用することで復旧できる場合があります。
- 信頼できるデータ復旧ソフト(例:R-Studio、EaseUS Data Recovery、Recuva)をダウンロードしインストールする。
- ソフトを起動し、復旧したいディスクを選択する。
- スキャンを実行し、復元可能なデータをリストアップする。
- 復元したいファイルを選び、別のストレージに保存する。
ただしデータ復元ソフトには復旧の不完全性があるため、文字化けや一部破損が生じる可能性があります。また物理的な故障には一切対応できないため、大事なデータが保存されている場合は専門業者に問い合わせることをおすすめします。
ディスクイメージを作成して復旧する
ディスクに物理的な異常がある場合、直接操作せず、イメージを作成してから復旧を試みることが推奨されます。
- 「ddrescue」や「Macrium Reflect」などのツールをインストールする。
- 対象のディスクを選択し、別のストレージにディスクイメージを保存する。
- 作成したイメージを復旧ソフトでスキャンし、データを抽出する。
自力で対応できない場合はデータ復旧の専門業者に相談する
自力で対応できない場合や、機器が物理的に破損している場合、個人での修復は困難です。重要なデータが含まれている場合、データ復旧専門業者に依頼するのが最も安全です。
データ復旧業者では、問題の根本原因を特定し、安全にデータを回復する最善の方法を提案できます。デジタルデータリカバリーでは、相談から初期診断・お見積りまで24時間365日体制で無料でご案内しています。まずは復旧専門のアドバイザーへ相談することをおすすめします。
デジタルデータリカバリーの強み
デジタルデータリカバリーは、「データ復旧専門業者14年連続データ復旧国内売り上げNo.1」の実績を持つデータ復旧業者です。データ復旧の技術力として、「データ復旧率最高値95.2%」を誇っています。
また、データ復旧業者の最後の砦と言われる所以として、「他社で復旧できなかった機器のご相談件数7,300件超」の実績を信頼いただいています。他社で復旧してもらえなかった機器であっても、デジタルデータリカバリーの復旧技術であれば復旧できたという事例も多数ございます。是非ご相談ください。
初期診断・相談・見積まで無料で対応可能
初期診断とは、機器に発生した障害の原因を正確に特定し、復旧の可否や復旧方法を確認する工程です。デジタルデータリカバリーでは、経験豊富な技術者が「初期診断」を行い、内部の部品にダメージを与えることなく問題を見つけます。
データ障害のパターン15,000種類以上もありますが、「ご相談件数46万件超」(算出期間:2011年1月1日~)を持つ当社は、それぞれの障害原因をデータベースから即座に情報を引き出し、原因を正確に特定できる体制を整えています。
よくある質問
いえ、かかりません。当社では初期診断を無料で実施しています。お客様の機器に初期診断を行って初めて正確なデータ復旧の費用がわかりますので、故障状況を確認しお見積りをご提示するまで費用は頂いておりません。
※ご郵送で機器をお預けいただいたお客様のうち、チェック後にデータ復旧を実施しない場合のみ機器の返送費用をご負担頂いておりますのでご了承ください。
機器の状態によって故障の程度が異なりますので、復旧完了までにいただくお時間はお客様の機器お状態によって変動いたします。
弊社は、復旧完了までのスピードも強みの1つで、最短即日復旧・ご依頼の約8割を48時間以内に復旧完了などの実績が多数ございます。ご要望に合わせて柔軟に対応させていただきますので、ぜひご相談ください。
営業時間は以下の通りになっております。
365日24時間、年中無休でお電話でのご相談・復旧作業・ご納品・アフターサービスを行っています。お困りの際は是非ご相談ください。
電話受付:0:00~24:00 (24時間対応)
電話番号:0800-333-6302
来社受付:9:30~21:00
復旧できる可能性がございます。
弊社では他社で復旧不可となった機器から、データ復旧に成功した実績が多数ございます。 他社大手パソコンメーカーや同業他社とのパートナー提携により、パートナー側で直せない案件を数多くご依頼いただいており、様々な症例に対する経験を積んでおりますのでまずはご相談ください。
この記事を書いた人
デジタルデータリカバリー データ復旧エンジニア
累計相談件数46万件以上のデータ復旧サービス「デジタルデータリカバリー」において20年以上データ復旧を行う専門チーム。
HDD、SSD、NAS、USBメモリ、SDカード、スマートフォンなど、あらゆる機器からデータを取り出す国内トップクラスのエンジニアが在籍。その技術力は各方面で高く評価されており、在京キー局による取材実績も多数。2021年に東京都から復旧技術に関する経営革新優秀賞を受賞。